天刑王 ブラック・ハイランダー 単語

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テンケイオウブラックハイランダー

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頂にく死のよ!!地上に舞い降り生者を裁け!!
シンクロ召喚!!天刑王 ブラック・ハイランダー!

天刑王 ブラック・ハイランダーとは、漫画遊☆戯☆王5D's」に登場するシンクロモンスターである。

概要

漫画5D'sジャック・アトラスが使用するエースモンスター漫画版では以下の効果を持つ。

  1. 相手のシンクロ召喚効化する
  2. 相手モンスターの装備カードを破壊し1枚につき400のダメージを相手ライフに与える

セクトを病院に連れて行く途中の遊星を襲撃した際に使用されたのが初登場。このときは「ジャンク・ブレーダー」によって防がれた。この時点で名前や効果はわからない(そもそもデュエル外)。
直後に行われた遊星とのデュエルでは、「奇術ムーン・スター」と「アッシュガッシュ」(漫画版はチューナー)をシンクロ素材としてシンクロ召喚された。遊星の「スカー・ウォリアー」に「デーモンの枷」を装備して攻撃力を下げ、攻撃してダメージを与えたが、「スカー・ウォリアー」は1度だけ戦闘破壊されない効果を持っていたため、破壊はできなかった。
遊星ターン遊星は「デーモンの枷」でレベルの下がった「スカー・ウォリアー」と「クイックスパナイト」をシンクロ素材として「ライトニング・ウォリアー」のシンクロ召喚を狙うが、ブラックハイランダーの一つの効果でそれを効とし、逆転の手立てを封じる。
そして再びジャックターン、「スカー・ウォリアー」に「呪われたカース・シールド」を装備。さらにブラックハイランダーの2つの効果を発動、カース・シールドの効果を合わせて1600ポイントダメージを与え、さらに「スカー・ウォリアー」を攻撃し、戦闘ダメージで勝負を決めた。


このとき、遊星は「シンクロンリフレクト」(シンクロモンスターが攻撃対になったとき、攻撃を効にして相手モンスター1体を破壊する)をセットしており、シンクロモンスターである「スカー・ウォリアー」が攻撃を受けたときに発動していればその効果でブラックハイランダーを破壊し、返しのターンで反撃も可であったため、まだ勝負はわからなかった。
しかし、このカードの1回の攻撃のとき、ジャックフィールによってDホイールダメージを受けていたために前輪部分が破損し、バランスを崩してセクトがDホイールから落ちてしまう。落ちたセクトを救出に向かったために「シンクロンリフレクト」を発動することができず、遊星は破れてしまった。
フィールも当然ルールの一部なので、文句なしでジャック勝利ではあるのだが、なんだが釈然としないものがある。


その後、闇落ちセクトとのデュエルでは、墓地フィールド1体ずつでのシンクロを行うカードシンクロコール」によって、VS遊星戦と同じシンクロ素材シンクロ召喚された。
天狼王 ブルー・セイリオス」の効果で攻撃力が600となった「魔王龍 ベエルゼ」を攻撃し大ダメージを与えるものの、ベエルゼの効果により破壊はできず、攻撃力を上昇させてしまった。
このデュエルはその直後に骸騎士によって中断されている。


VSレクス・ゴドウィン戦で久々に再登場。
燼王 アッシュガッシュ」と「ハイド・ライド」をシンクロ素材としてシンクロ召喚され、ゴドウィンの「輪の調士」を攻撃して破壊した。そのターン中に、「暴走連星レベル2」によるコンボに対抗するため、速攻魔法インスタント・チューン」によって、「琰魔竜 レッド・デーモン」(えん魔 レッドデーモン)のシンクロ素材となった。

その後、ジャックは「天穹覇龍ドラゴアセンション」の自らの破壊を回避して墓地素材を展開する効果に苦しんでいたが、それを逆手にとって「クリンチ・リボーン」を発動させ、このカード復活シンクロ召喚を封じる効果によってドラゴアセンションの再臨を封じた。
装備魔法ブラック・ブローチ」をゴドウィンの「輪の双士」に装備することで、その攻撃力を0にして攻撃を行い、さらにこのカードの効果で装備魔法を破壊してダメージを与えようとしたが、「輪護封」によって破壊を回避され、ダメージを与えられなかった。

最終的に、ドラゴアセンションのシンクロ召喚効化しようとしたことをトリガーに「法」を発動され、破壊された。

攻撃名は「死兆星デスポーラスレイ)」、シンクロ召喚効にする効果の効果名は「死回帰線(デストロピクス)」。


 カード名の「天」は天罰のこと。

また、「ハイランダー」はスコットランド高地地方の住民をさす言葉だが、TCGにおいてはデッキに1種類のカードを1枚しか入れないデッキタイプをさす言葉としても用いられる。
1986年に英合作製作された「Highlander」という映画がある(邦題:ハイランダー 悪魔戦士)。この映画ストーリーは、簡単に言えば首をはねられない限り死なない不死の一族が最後の一人となるまで殺しあうというものであり、副題には「There can be only one」とあった。
1人だけというところから1枚だけという発想になり、MTGデッキに同名カードを1枚しか入れないデッキタイプの事をしてこう呼ばれるようになった。
このカードもほかのシンクロモンスターの召喚を封じる(シンクロモンスターはこのカード1枚だけ)効果から、上記映画名前を取ったのだろう。本来の「ハイランダー」は古くから勇猛な傭兵としても知られ、そちらの意味も持つのかもしれない。
ちなみに、現在遊戯王OCGにおいても同名カード1枚のみのデッキハイランダーと呼ぶことがある(非公式用語)。


3巻のおまけ漫画によれば、作者デザインしたモンスターの中で一番のお気に入りとのこと。悪魔族中心で「刑王ブラックハイランダーを何とか召喚したい」デッキで関係者の大会に挑んだが1勝4敗で惨敗した、というエピソードもかかれている。「敗乱堕ー」なる当て字まで登場した。

OCGの能力

ブラックハイランダーが初登場した回が収録されている「遊☆戯☆王5D's 第1巻」の付録カードとしてOCGにもこのカードが登場した。テキストは以下の通り。

シンクロ・効果モンスター 7/闇属性/悪魔族/攻2800/守2300
悪魔チューナーチューナー以外の悪魔モンスター1体以上
このカーがフィールド上に表側表示で存在する限り、
お互いにシンクロ召喚をする事ができない。
1ターンに1度、装備カードを装備した相手モンスター1体を選択して発動する事ができる。
選択したモンスターに装備された装備カードを全て破壊し、
破壊した数×400ポイントダメージを相手ライフに与える。
遊戯王カードWikiexit より引用 

漫画版と較すると、シンクロ封じの範囲が自分にも及んでしまっている点で弱体化している。
また、あいまいだった漫画テキストべはっきり書かれており、「相手のシンクロ召喚効化する」、とシンクロ限定「昇天」のようにも取れなくもないテキストだったのが(VS遊星戦で使用されたとき、素材が戻っているので違う)、OCGでは生ける「不協和音」ともいえるテキストになった。

レベル7シンクロモンスターとしては「ニトロ・ウォリアー」と並び最高攻撃力。素材縛りがあるので、悪魔デッキで使用されることになる。

不協和音」のようなシンクロ封じ効果を持っている。
シンクロ中心のデッキ相手には絶大な効果を発揮できるが、デッキによってはシンクロ召喚をあまり行わないデッキもあるため、相手によって活用できるかどうかが大きく変わってくる。

自分のシンクロも封じてしまうため、相手がエクシーズなどを中心としたデッキであった場合、こちらのシンクロを封じるだけになってしまう。チューナーの数を減らせば一応問題はなくなるが、肝心のこのカードを出せなくなっては本末転倒である。
このカードのほかにも「スクラップ・デスデーモン」などのレベル7シンクロモンスターを入れ、相手の出方を見て使い分けるのがよいだろう。
融合シンクロエクシーズなどを満遍なく行え、なおかつ素材となる悪魔族を理なく採用できる【DD】であれば、このカードを活かす機会もある。

近年では、このカードより素材縛りが緩く、なおかつ大半のシンクロモンスターだけでなく、融合儀式モンスターなどもバウンスという形でメタることができる「月華竜 ブラック・ローズ」というカードが登場し、少々厳しい状況にある。こちらの利点としては戦闘破壊されない打点であること、「クリアウィング・シンクロ・ドラゴン」をはじめとする強固な耐性や効効果を持つカードの特殊召喚を未然に防げること、「の宣告者」や「アームズ・エイド」といった、レベル4以下のシンクロモンスターにもメタれることなど。

後半の装備破壊はあって損はない。「団結の力」などで強化したモンスター弱体化させてやることはもちろん、サイバー・ダークヴァイロンなどの装備カード軸となるデッキ相手には強力な効果となる。ある意味で「モリンフェン」などのモンスターを強化して戦うファンデッキにとっての天敵かもしれない。
ビッグバンシュート」など破壊された際にデメリットが発動するカードを敢えて相手に装備させ、このカードデメリットを押し付ける手もある。

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