それが、ロンド・ロンド・ロンド――わかります
『少女☆歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド』とは、スタァライトプロジェクトの劇場アニメ第1弾である。2020年8月7日に公開予定。
タイトルとは別に『再生産総集編』との呼称も公式で使われており、その呼び名の通り2018年夏に放送されたテレビシリーズの総集編にあたる。
2019年11月3日に行われた3rdスタァライブ『Starry Diamond』にて、本作を含む劇場版二作の製作が発表され、翌年1月21日のスタァライトプロジェクト発表会にて本作の劇場公開が5月29日と発表された。
しかしその後の新型コロナウィルスの感染拡大を受け公開延期が決定し、7月12日に有料配信主体で行われた『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE ONLINE-』にて、改めて上述の8月7日に公開予定と発表された。
テレビアニメの放送終了後は舞台やアプリを中心に展開されていたスタァライトプロジェクトにおいて、2年ぶりとなったアニメの新展開の先鋒。こちらに続く形で完全新作劇場版の公開も予定されている。
テレビシリーズの総集編という、深夜アニメの映画化としては比較的ありふれた体裁ではあるが、スタァライトという作品自体が「レヴューオーディションの合格者が手にした運命の舞台によって延々と“再演”され続けた1年間の果てに生じた物語」という仕掛けを内包していたため、「テレビアニメの再演」とも言える本作にはやや特殊なニュアンスが含まれる。
そのためか、再演を象徴するキーキャラクターである大場ななは主人公愛城華恋と共に(というかわりと主人公を差し置いて)本作のプロモーションの中心に据えられている。
また『ロンド・ロンド・ロンド』というタイトルも、元はテレビシリーズで象徴的に使われた劇伴(本作の特報・予告編第1弾にも使用されている)の曲名であり、『輪舞』とは大場なながレヴューで奮う二刀の武器名でもある。
下記はテレビアニメでは中盤まで隠されていた物語の真の始まりであるが、本作ではある種の前提知識として紹介されている。
中学時代、1人きりの演劇部で孤独の中にいた彼女は、この学園で初めて舞台を創る本当の喜びを知る。
同じ舞台を目指し、手を取り合った99期生という同志。幕が下りた瞬間の沸き立つ拍手と、身を震わせる充実。
燃える宝石のような煌めき。輝く虹のような幸福な日々をもう一度――
あの眩しさに囚われたななは、キリンが主催する謎のオーディションに参加。合格者となった彼女は、運命の舞台に「第99回聖翔祭、あの一年間の再演」を望む。「いいでしょう」
そして再び始まる、「あの一年」。
ななは開花させた才能の全てを、眩しい日々の「再演」に注ぎ込む。
だが、彼女は未だ知らない。全く同じ舞台は無いということを。終わらない舞台はないということを。
繰り返す再演の先に、廻る輪舞の幕が上がる。
「それが、ロンド・ロンド・ロンド――わかります」
映画に合わせて書き下ろされた新曲。当初はスタァライトの楽曲としては初めてMVが撮影され、限定版CD特典として収録される予定だったが、こちらも新型コロナウィルスの感染拡大の影響で撮影中止となり、CD特典はブックレットに差し替えられた。悲しい。
| 原作 | ブシロード/ネルケプランニング/キネマシトラス |
|---|---|
| 監督 | 古川知宏 |
| 構成・脚本原作 | 樋口達人 |
| キャラクターデザイン | 齊田博之 |
| 副監督・衣裳武器デザイン | 小出卓史 |
| 作画監督 | 齊田博之/伊藤晋之/ 安田祥子/佐藤友子 |
| プロップデザイン | 高倉武史/谷紫織 |
| グラフィックデザイン | 濱祐斗/山口真生 |
| 色彩設計 | 吉村智恵 |
| 美術監督 | 秋山健太郎/福田健二(studio Pablo) |
| 3D監督 | 秋元央(T2studio) |
| 3D舞台照明 | カミヤヒサヤス |
| 撮影監督 | 出水田和人(T2studio) |
| 編集 | 黒澤雅之 |
| 音響監督 | 山田陽 |
| 音楽 | 藤澤慶昌/加藤達也 |
| 戯曲脚本・劇中歌作詞 | 中村彼方 |
| アニメーション制作 | キネマシトラス |
| 製作 | レヴュースタァライト製作委員会 |
先述した通り当初の予定から2か月以上遅れた形で公開予定となったわけだが、改められた公開日は8月7日(バナナの日)であり、その情報が解禁された7月12日はテレビアニメの初回放送日、そして大場ななの誕生日でもあった。
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最終更新:2025/12/18(木) 13:00
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