戸川大輔とは (トガワダイスケとは) [単語記事]

戸川大輔（とがわ　だいすけ、1996年 4月29日-）とは、北海道出身の元プロ野球選手（外野手）である。

概要

小学校2年生の時に投手として野球を始め、北海高等学校では1年生時の秋に背番号「1」でベンチ入り、2年生時の秋に投手から外野手に転向した。
3年生時の南北海道大会札幌予選では2回戦で北海道札幌南高等学校に敗れている。高校通算13本塁打。

2015年は二軍で50試合に出場。オフの11月11日に、2016年の支配下選手契約が締結、背番号が71に変更された。

2016年は二軍で76試合に出場し、打率.185、1本塁打、8打点、4盗塁。

2017年も一軍昇格は無し。春先に右有鈎骨の骨折が発覚し手術を行った影響で出遅れたものの、二軍での成績は52試合出場、打率.271、2本塁打、20打点、6盗塁を記録。
怪我の影響で前年より出場試合数は減らしたが、復帰してからはチームトップの5三塁打を放つなど存在感をアピールし、成長を伺わせた。

2018年も一軍昇格無し。二軍での出場試合数は117と大幅に増やし、打率こそ.219と大きく下げたものの、7本塁打、49打点、2盗塁をマークした。

2019年は4月5日にプロ初昇格するも4月10日に一軍登録抹消。5月24日に一軍再昇格すると、5月25日の北海道日本ハムファイターズ戦でプロ初安打を記録。31日の千葉ロッテマリーンズ戦ではプロ初本塁打（ちなみに球団育成出身初本塁打）を放ち、初のお立ち台に上がった。10試合の出場で打率.174、1本塁打、1打点だった。オフに背番号を65に変更した。

2020年は4試合の出場に留まった。二軍では55試合に出場し、打率.300、3本塁打、26打点を記録した。

2021年は開幕前に椎間板ヘルニアの手術を受けた。一軍では8試合の出場に留まった。

2022年は6試合の出場で無安打に終わり、10月23日に戦力外通告を受けた。

パンチ力のある打撃と50メートル5秒8の俊足が持ち味。戸川を担当したスカウトも「将来はソフトバンクの柳田のようになれる」とポテンシャルを高く評価していた。

柳田悠岐を師として崇めており、自ら弟子入り志願。オフには柳田の他にもの吉田正尚や阪神の糸井嘉男らと共に自主トレに励んだ。初昇格時に柳田よりLINEで「きたな！こっからやぞ」と激励された。

初本塁打の前に、自らの後逸で失点、そのミスを取り返す形でのソロ本塁打を放ち「絶対に取り返そうと思った。完璧でした。凄いうれしい」とコメントを残した。

卓球が得意なようで、チーム内では2018年時点で無敗と語り、チームメイトの齊藤誠人との勝負では5点1ゲーム20セット行って自身が全セット取ったとも。

実家が競走馬の育成牧場を行っている「戸川牧場」を営んでおり、海外 G1含むG1を6勝の名馬「モーリス」を生産しており、戸川自身もモーリスが生まれた瞬間に立ち会っているなど競馬とは切っても切れない関係。

プロ入り一年目の春、モーリスの初G1制覇となった安田記念の応援に駆けつけ「本当にうちの馬かなと思ったけど、すごく感動した」と振り返っている。

育成時代、心無いファンから「モーリスのほうが稼いでるぞ！」(モーリスの生涯獲得賞金は約11億)と野次られたり、取材内容が生産牧場の息子・戸川としてインタビューされるなど「比べられて嫌だった」と当時を振り返りコメントしている。現在は「モーリスについて聞かれても全然嫌ではない」とのこと。

初出場初打席	2019年 4月6日	対北海道日本ハムファイターズ2回戦吉田侑樹から二ゴロ	東京ドーム
初安打	2019年 5月25日	対北海道日本ハムファイターズ11回戦ジョニー・バーベイトから	メットライフドーム
初打点初本塁打	2019年 5月31日	対千葉ロッテマリーンズ9回戦二木康太から	ZOZOマリンスタジアム