柳田悠岐単語

ヤナギタユウキ

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柳田悠岐やなぎゆうき1988年10月9日-)とは、広島県出身のプロ野球選手外野手)である。現在福岡ソフトバンクホークスに所属しているヘル戦士である。

やなぎ」ではなく、やなぎ」である。称は「ギータ」。

概要

広島商業高校から広島経済大学に進み、広島大学リーグで4度の首位打者くなど活躍。2010年ドラフト会議で、福岡ソフトバンクホークス2位名され入団。背番号44。

ドラフト時、ホークス2位秋山翔吾西武3位名)の名を予定していたが、王貞治会長が一番飛ばすんだ?」というの一柳田名となった。

ソフトバンク時代

2011年(1年)はキャンプで王会長に「新人王を獲れる」と絶賛されたが、当時チームの外野の層が厚かったため専ら二軍暮らしだった。代走や代打で6試合に出場したがヒットし。一方二軍ではそのポテンシャルを発揮し、打率.291、13本塁打マークしてウエスタンリーグ本塁打王を獲得した。オフにはオーストラリアウィンターリーグ派遣される。


2012年も開幕からしばらくは二軍で、5月に一度昇格するがすぐに降格。二軍では相変わらずよく打ち、6月22日に再び昇格してからは長谷川勇也ライトに回して下位打線センターレギュラーとして起用、8月5日埼玉西武ライオンズ戦でプロ1号本塁打を放った。9月以降は多村仁志と併用され、最終的に68試合に出場して打率.246、5本塁打18打点、6盗塁マークした。


2013年は7番・センターで開幕スタメン入り。化膿性リンパ節炎で5月に一度抹消されたり、中村晃の台頭で指名打者のない交流戦セ・リーグ催試合ではスタメンを外されたりしたが、前半戦はほぼ中堅レギュラーとして起用された。6月25日北海道日本ハムファイターズ戦でダイビングキャッチした際に右肩を痛めて戦線離脱。7月に復帰したが、肩は治していなかったため閉幕直前まで代打指名打者で出場することになった。8月29日千葉ロッテマリーンズ戦で初めて4番に抜、10試合で4番を打った。最終的に105試合で打率.295、11本塁打、41打点を挙げたが、怪に苦しむシーズンとなった。


2014年は全144試合にセンターとしてスタメン出場、不動のレギュラーの地位を確保した。オールスターにも初めて選出され、打率.317、15本塁打、70打点、33盗塁の好成績を残し、優勝日本一に貢献。ベストナインゴールデングラブに初選出される。日本シリーズ第2戦(阪神甲子園球場)では4安打(1本塁打)2打点の活躍を見せ、優秀選手賞を受賞した。オフには日米野球日本代表に選出。日米野球MVPを受賞し、ジャスティン・モルノーから「アメリカに連れて帰りたい」と賞賛される。


2015年からは、小久保裕紀がつけていた背番号9を背負う。工藤公康監督のもと、開幕から3番打者に固定され、驚異的なペースで打ちまくり、打線の中核としてチームを牽引。西武秋山翔吾と、.380前後というハイレベル首位打者争いを繰り広げながら、本塁打盗塁とも快調に積み重ね、チームの独走優勝の原動となった。9月8日に30本塁打9月15日に30盗塁クリア。史上4人首位打者盗塁王の同時達成も見えていたが、9月26日ロッテ戦でイ・デウンから膝裏死球を受け、残りの試合をほぼ欠場することになってしまい、盗塁王100打点は逃した。とはいえ最終的に打率.363歴代19位、34本塁打リーグ3位)、99打点リーグ3位)、32盗塁リーグ2位出塁率.4691985年以降歴代6位182安打リーグ2位OPS1.101リーグ1位、1.1えはパ・リーグでは2004年松中信彦以来)という人的な成績を残し、ヤクルト山田哲人と共にトリプルスリーを達成、首位打者最高出塁率タイトルを獲得し(トリプルスリーを達成しての首位打者史上初)、MVPベストナインゴールデングラブいた。CSでは第1戦で同点2ランを放ったが、日本シリーズではチーム日本一いたが、前述の死球もあり振るわなかった。オフに行われたWBSCプレミア12はその怪のため辞退した。


2016年は前年トリプルスリーを達成した底的なマークに遭い、成績が伸び悩む。さらにシーズン終盤に負傷したことで120試合の出場で打率306、18本塁打、23盗塁に終わった。なおそのマークの副産物として18試合連続四球パ・リーグ記録NPBタイ記録を達成している。


2017年交流戦調子を上げ、打率.338、7本塁打、23打点で自身2度交流戦MVPを受賞。二度の獲得は史上初だった。前半戦を81試合の出場で打率.3271位)、23本塁打1位)、75打点1位)と三冠王を期待させる成績で締めた。オールスターにも選出され、ホームラン競争筒香嘉智アレックス・ゲレーロと対戦。決勝戦では後攻でゲレーロに並ぶ4本塁打記録したため優勝した。シーズン終盤に右わきを負傷したため130試合に留まり、打撃3タイトルはいずれも逃したが、3年連続の最高出塁率を獲得。クライマックスシリーズ第5戦で復帰し、日本シリーズでは優秀選手賞を受賞した。


2018年チームが不調の中、開幕からひとり絶好調。4月21日北海道日本ハムファイターズ戦でサイクルヒットを達成した。8月半ばからは4番に入り、打線の中核としてチームを牽引した。しかしもはや毎年恒例の感もある9月アクシデントは今年も健在で、9月16日埼玉西武ライオンズ戦の試合前、栗山巧の打撃練習中に打球が左側頭頭部に直撃し、病院に搬送。幸い診断は打撲と軽傷だったが、負傷箇所が頭だったこともあり、震盪特例処置で一軍登録を抹消された。特例のため10日も待たずに済み、9月23日に一軍に復帰(栗山からは3回謝罪され、3回で対面した時は笑みで返した)。130試合の出場で打率.352首位打者(2回)、出塁率.431最高出塁率(4年連続4度)のタイトルを獲得した。また、4年連続OPSリーグ1位は史上4人、4年連続長打率出塁率リーグ1位王貞治以来史上2人

西武とのCSファイナルステージでは2本塁打8打点の活躍でMVPを獲得し、チームを初の下克上日本シリーズに導く。プロ入り以来のだった広島東洋カープとの対決となった日本シリーズでは、広島バッテリーの執拗なインロー攻めに苦しんだが、第5戦の延長10回裏に中崎翔太からサヨナラホームランを放ち、日本一に貢献。地元広島胴上げされ、2年連続で優秀選手賞を受賞した。
日米野球2018にも侍ジャパンの一員として出場。第1戦では逆転サヨナラ2ランを放った。


2019年は開幕9試合で打率.355、4本塁打と絶好調だったが、4月7日ロッテ戦で三盗の際に左足離れを起こし戦線離脱。当初は全治3週間という話だったが回復まで長引いてしまい、一軍復帰は8月下旬になってしまった。復帰後も打撃は本調子とは言えず、チーム優勝争いの起爆剤にはなれなかった。最終的に38試合の出場で打率.289、7本塁打レギュラー定着後最低数字に終わった。
もともと2020年海外FA権を取得してのメジャー挑戦を視野に入れていたが、この長期離脱で来季の海外FA権取得が不可能となり、「そういう運命だったのかな」と新たに7年契約を結び、生涯ホークスを宣言した。ただMLB挑戦には「ワンチャンある」と全には諦めてはいない様子。


2020年は6年ぶりに離脱することなくフルシーズン一軍でプレーときどき2番を打ったりしつつに3番を打ち、打線の中核を担った。7月28日埼玉西武ライオンズ戦で通算1000安打を達成、同間32得点NPBタイ記録マークオリックス・バファローズ吉田正尚日本ハム近藤健介ハイレベル首位打者最高出塁率争いを繰り広げ、最終的に打率.342出塁率.449をマークしながらどちらのタイトルも逃したが、146安打で初の最多安打タイトルを獲得し、2015年以来2度パ・リーグMVPを受賞した。日本シリーズでは第4戦で決勝の逆転2ランを放つなどして、4度の優秀選手賞を受賞。


2021年東京五輪侍ジャパンに選出、全試合に6番センターで出場し、際だった活躍こそなかったがノックアウトステージ初戦のアメリカ戦では9回に同点のセカンドゴロでサヨナラ勝ちに繋げた。
シーズンでは前年に続いて離脱なく、2014年以来の140試合となる141試合に出場。に3番、チーム状況に応じて2番や4番も打った。3月28日に通算1000試合出場、6月12日に通算200本塁打を達成。9月には打率.358で自身8度MVPを受賞。杉本裕太郎ブランドン・レアードレオネス・マーティン本塁打王争いを繰り広げ、最終的に打率.300(4位)、28本塁打(3位)、80打点(4位)、155安打2位)、95得点1位)と例年通り打線の中核を担った。ただこの年は例年にべて四球が少なく三振が多めで、規定打席に到達したシーズンでは初めて出塁率が4割を切った。また守備ではゴールデングラブ賞は受賞したがリーグ最多の7失策シーズン半ばからはライトでの起用が中心となった。


2022年4月5日オリックス戦で左肩を負傷し、数週間離脱。117試合の出場で打率.275、24本塁打、75打点に留まった。


2023年6月28日楽天戦で通算250本塁打8月18日西武戦で通算1500本安打を達成した。全143試合の出場(パ・リーグ一の全試合スタメン出場)で、打率.299リーグ1位163安打、22本塁打、85打点記録し、最多安打タイトルを獲得。オフベストナインを受賞した。

プレースタイル

最大の魅はそのズバ抜けた長打。引っれば福岡ドーム上段まで叩き込み、ナゴヤドーム天井に当てるバックスクリーン方向へ飛ばせば横浜スタジアムビジョンを破壊する。逆方向に打てばどう考えても普通レフトフライにしか見えない当たりがスタンドどころか大阪ドームの5階席まで届く。見る者を然とさせるその規格外のパワーは、二軍時代から井端弘和が「すぽると!」で行われた「100分の1」企画にて、その潜在を絶賛していた。

特に逆方向のホームラン明らかカットした当たりがホームラン、片膝を突きながらホームランなど、何故それがホームランになるのか常人には理解できない当たりが多く、パ・リーグTVYouTube開する動画でも人気を集めている。

快なフルスイングをするため打球が速く、常にBABIPが高い[1]。その上バットコントロールに優れており、常時フルスイングで高打率を維持するという常識外れのバッティングを見せる。さらに選球眼も球界トップクラスというチートぶりで、強打者ゆえに勝負を避けられやすいことも相まって、最高出塁率タイトルはもはや定位置セイバーメトリクスの各種標でも驚異的な傑出度を誇る。フルスイングをするようになったきっかけは週刊少年マガジンで連載中の『ダイヤのA』の轟雷を見て憧れてこの選手になりたいと雑誌や対談、果てにはニュース番組の生放送インタビューで喋っていた。近年はフルスイングを控えめにして、(柳田としては)較的コンパクトスイングで強い当たりを飛ばす技術を見せている。

的な身体お化けで、足も速く、肩も非常に強い(送球コントロールはやや怪しい)。そのためゴールデングラブ賞も常連だが、UZRなどの守備標の数値はそれほど高くない。

人物

応援歌

球団 レス No プレイヤー
ソフトバンク 応援歌のピコカキコ一覧#175 8794
8794

成績

年度別打撃成績









































2011年 ソフトバンク 6 5 5 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 0 .000 .000
2012年 68 212 195 17 48 10 1 5 18 6 2 0 10 5 56 2 .246 .300
2013年 104 337 298 48 88 19 2 11 41 10 0 0 32 7 96 3 .295 .377
2014年 144 615 524 91 166 18 4 15 70 33 0 3 72 16 131 8 .317 .413
2015年 138 605 502 110 182 31 1 34 99 32 0 1 88 14 101 9 .363 .469
2016年 120 536 428 82 131 31 4 18 73 23 0 0 100 8 97 8 .306 .446
2017年 130 551 448 95 139 30 1 31 99 14 0 7 89 7 123 6 .310 .426
2018年 130 550 475 95 167 29 5 36 102 21 0 5 62 8 105 8 .352 .431
2019年 38 157 128 17 37 6 1 7 23 4 0 0 28 1 28 4 .289 .420
2020年 119 515 427 90 146 23 5 29 86 7 0 3 84 1 103 2 .342 .449
2021年 141 593 516 95 155 36 2 28 80 6 0 2 69 6 122 6 .300 .388
2022年 117 491 437 63 120 18 1 24 79 2 0 5 43 6 106 6 .275 .344
2023年 143 625 546 57 163 29 3 22 85 1 0 6 64 9 97 9 .299 .378
NPB:13年 1398 5792 4929 861 1542 280 30 260 855 159 2 32 741 88 1168 71 .313 .409

国際大会での打撃成績











































2021年 日本 五輪 5 21 20 2 5 1 0 0 2 0 0 0 1 0 5 0 .250 .286

年度別守備成績



















2011年 ソフトバンク 外野手 2 0 0 0 0 .---
2012年 62 113 0 1 0 .991
2013年 57 107 3 0 1 1.000
2014年 144 273 6 6 1 .979
2015年 132 272 7 4 1 .986
2016年 120 247 6 4 0 .984
2017年 130 233 6 1 1 .996
2018年 127 248 8 3 3 .988
2019年 33 60 3 4 1 .940
2020年 102 192 2 5 1 .975
2021年 128 183 7 7 2 .964
2022年 84 123 4 4 1 .969
2023年 76 121 7 1 2 .992
通算 外野手 1197 2172 59 40 14 .982

タイトル・表彰・記録

タイトル
首位打者 2回 2015年2018年
最高出塁率 4回 2015年-2018年
最多安打 2回 2020年2023年
MVP 2回 2015年2020年
MVP 8回 2014年5月2015年8月2015年9月2017年6月2018年5月
2020年6・7月2020年10・11月2021年9月
ベストナイン 8回 2014年2015年2017年2018年2020年-2023年
ゴールデングラブ賞 6回 2014年2015年2017年2018年2020年2021年
セ・パ交流戦MVP 2回 2015年2017年
日本シリーズ優秀選手賞 4回 2014年2017年2018年2020年
その他
トリプルスリー 1回 2015年
サイクルヒット 1回 2018年4月21日
オールスターゲーム出場 6回 2014年-2018年2021年

関連動画

関連コミュニティ

関連項目

脚注

  1. *BABIPはフェアゾーンに飛んだ打球がヒットになる確率のこと。均して3割前後に収束するものとされているが、柳田通算BABIPが.380をえている。参考として、その俊足で内野安打を量産したイチローでも通算BABIPは.346である。
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    最終更新:2024/02/26(月) 11:00

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