木曜日のフルットとは (モクヨウビノフルットとは) [単語記事]

この漫画は野良猫の餌付け、放し飼いを推奨するものではありません。

木曜日のフルットとは、石黒正数による漫画作品である。『週刊少年チャンピオン』にて2009年6号より連載中。また、『別冊少年チャンピオン』でも「別冊木曜日のフルット」が2012年 7月号（創刊号）より2018年 12月号まで並行して連載された。単行本は、2023年 1月現在既刊10巻。見開き2ページ漫画。人間は全てデフォルメされて描かれている。

登場人物（動物含む）

フルット: 鯨井先輩からエサを貰って生活している半野良猫。自由を求めてペットショップから脱走したが行き倒れている所を鯨井先輩に拾われる。半野良の状態を野良猫仲間からは馬か人間でいうとケンタウロス、馬か鹿かでいうと馬鹿だと言われた。名前の由来は拾われた子猫の時、震えていたから。
鯨井先輩: 本名は「鯨井早菜」（くじらいさな）。定職に就かず、ボロアパートに住み、ペット禁止のアパートで野良猫のフルットに餌付けし、小銭が入ったらギャンブルに使ってしまうダメな女性。本当に金がない時は白川先生の漫画のアシスタントで口に糊する。頭の回転は早く、定職につかなくてもなんとか生活できている。たまに画期的な貧乏料理を開発する。
高見沢頼子: 整体師として働く女性。鯨井先輩に定職に就くよう説教するが、鯨井先輩はその気にならない。
白川先生: 鯨井先輩と同じアパートの住人。週刊少年チャンピオン（と思われる雑誌）で「狂闘先生！」という漫画を連載している。鯨井先輩から度々タカられる。絵は下手。
富竹さん: 鯨井先輩と同じアパートの住人。ラーメン屋の店主。
森田さん: 鯨井先輩と同じアパートの住人。ミュージシャンだが、歌は下手。
管理人さん: 鯨井先輩の住むアパートの管理人兼大家さん。
ブロン: フルットの野良猫仲間。となり町の野良猫一派と戦う時はナイフ二刀流。
ウッドロウ: フルットの野良猫仲間。糸目の野良猫。
タマ: フルットの仲間。唯一の飼い猫。フルットにイヤミを飛ばすことがある。
ダニー: フルットの体に住み着いている誇り高きノミ。
デン: となり町の野良猫一派のボス。でかい。野良犬を一撃で倒すほどの力を持つ。
クロ: となり町の野良猫一派の一匹。その名の通り全身真っ黒。
トラ: となり町の野良猫一派の一匹。右目に傷がある。
闇の商人: はんぺんと引き換えにフルットに不思議な道具をくれる。しかし、フルットは上手く使いこなせない。
マリア: フルットのごはんを狙っているカラス。
間先輩: 鯨井先輩の大学時代の先輩で、現在は輸入雑貨チェーンの社長。鯨井先輩のことを「さーちゃん」と呼ぶ。

余談

ページ下段にある、「○○なのは○○ですが、この作品はフィクションであり、実在の個人、団体等には一切関係ありません。」という～ションという言葉にかけた注意書きも見所の1つなので隅々まで読んでいただきたい所である。
タイトルロゴは毎回変わり、その回の内容にちなんだデザインになっている場合もある。特別企画として作者以外の漫画家がタイトルロゴを手がけたことも。