真紅の少年伝説とは、聖闘士星矢劇場版第3作目のサブタイトル。正式名称は『聖闘士星矢 真紅の少年伝説』である。
『週刊少年ジャンプ20周年記念企画』であり、それまでの2作品が『東映まんがまつり』の一環として東映系で全国公開されたのに対し、洋画系で1988年7月23日に全国公開された(当時は今と違って配給会社によって公開館が決まっており、東映まんがまつりを公開する館ではない館で上映された)。1988年夏の東映まんがまつりは本作品とは別に7月9日に公開されている。分数もまんがまつり内では45分なのに対し、72分と長い。
オリジナル画面サイズは4:3(スタンダードサイズ)だがDVD化の際に上下が切られて16:9(ビスタサイズ)になっている(いわゆる貧乏ビスタ)。ニコニコで配信されているのもこのサイズである。オリジナルサイズで鑑賞したければ当時のテレビ録画、販売されたVHSビデオ、フランス語版のDVDを入手するしかない。
旧アニメ放送当時、劇場版は4作品作成されているが、唯一この作品だけが敵の首魁が全くのオリジナルである(アベルという名前自体は聖書から取られていると思われるが)。設定上「他の神の怒りを買い歴史の中に抹殺された男」なので我々が知らないのは当然、ということにはなるが。
星矢のみならず紫龍、氷河までも黄金聖衣を纏ったり、サガ、シュラ、カミュ、アフロディーテ、デスマスクが敵の手によって生き返ったりとその後のポセイドン編、ハーデス編の展開を先取りした作品。サガの死にざまもハーデス編でのカノンの死にざまとほぼ同じだったりする。
ちなみに、VHSのパッケージの裏側およびフィルムコミックの裏表紙に黄金聖闘士5人の集合絵が掲載されているが、本編でほぼ同じ構図の絵があるがそれとは別の絵である(髪の色も違う。特にサガ)。
人気の高い黄金聖闘士が劇場版の神作画で見られるという事もあって劇場に行った女性ファンの「キャアア!サガ様!」「キャアアア!カミュ様!」という悲鳴がうるさかったらしい。当時応援上映は無い時代である。フィルムコミックのピンナップもサガ、シュラ、カミュである。
城戸沙織(アテナ)の前にアベルと名乗る男が現れる。彼はアテナの兄であり、地上を滅ぼそうとしていた。星矢たちはアベルと対面するが、アテナはアベルの元に行くという。コロナの聖闘士と名乗るりゅうこつ座カリナのアトラス、やまねこ座リンクスのジャオウ、かみのけ座コーマのベレニケおよびアベルの手によって生き返ったサガ、シュラ、カミュ、アフロディーテ、デスマスクも星矢たちにアテナから手を引けという。星矢はアトラスにボコボコにされ、アテナはアベルと共にその場を去っていった。
実はアテナはアベルを殺そうとしていたがアベルにそれを見破られ返り討ちに合う。アテナの死を知ったカミュ、シュラはコロナの聖闘士3人の技を受けて一撃で倒される。アテナの死を知った星矢は自暴自棄になってアベルの神殿のあるディグニティーヒルに向かうがアトラスにボコボコにされる。紫龍はデスマスクを倒すがベレニケに一撃で倒される。瞬はアフロディーテに倒されるが一輝がアフロディーテを倒す。一輝はアトラスに一撃で倒される。氷河はベレニケを倒すが重傷を負う。星矢はサガのギャラクシアンエクスプロージョンを打ち破るがサガはジャオウと相打ちになる。
重傷を負った青銅聖闘士5人はアベルとアテナがいるコロナ神殿の入り口にたどり着くが全員アトラスによって倒される。星矢の諦めない心に応えたのか、そこに射手座の黄金聖衣が現れる。また、天秤座の黄金聖衣や水瓶座の黄金聖衣も現れ、星矢、紫龍、氷河は黄金聖衣を纏い、アトラスを一撃で倒す。アベルの元にたどり着くが、紫龍、氷河は一撃で倒される。星矢はアベルと対峙するが、アベルになすすべもない。そこに星矢の小宇宙が黄泉平坂に落ちようとするアテナの魂を救い、アテナはよみがえった。だが世界を洪水が襲い、高層ビルは倒壊し、火山が噴火した。そして星矢の黄金の矢がアベルの胸を射抜き、アベルは死んだ。火山の噴火は収まり、ディグニティーヒルは星矢たちがいる場所を除いて崩壊し、地上に平和がよみがえった。
ジャオウ(声:森功至) 技:シャイニング・ヘル・クロー 一人だけ初登場時と戦闘時で衣装が同じ(他2人は初登場時は布が多い)。出番が少ない。
ベレニケ(声:古川登志夫) 技:ゴールデン・デス・ヘアー 3人のうち一人だけ技を放つときに技名を叫ばない。
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最終更新:2024/04/26(金) 05:00
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