社畜が異世界に飛ばされたと思ったらホワイト企業だったとは (シャチクガイセカイニトバサレタトオモッタラホワイトキギョウダッタとは) [単語記事]

『社畜が異世界に飛ばされたと思ったらホワイト企業だった』とは、原作：結城鹿介、作画：髭野慎士による漫画作品である。略称は『しゃちホワ』。

概要

　連載はTwitterの電撃ツイッターマガジンの公式ツイッターアカウントにおいて毎月16日～30日または31日まで毎日1篇4コマを更新されており、ニコニコ漫画やComicWalkerに掲載されるときに15篇・16篇をまとめて1話としてまとめている。レーベルは電撃コミックスネクスト（KADOKAWA・アスキー・メディアワークスブランド）。2023年 11月現在既刊9巻。

　コミックス単行本には原作者が書いたと思われた特典としておまけページが何ページか用意されている。

登場人物

粕森美日月（かすもりみかづき）: 鳥取県はわい町出身。高卒後上京しブラック企業のブラックシステムに就職したため激務に激務を重ねていたが、ある時屋上で流れ星に有給休暇を願ったところ、気づくとホワイト企業の「ホワイト製作所ぐんま支店」に転職していた。ブラックシステム時代はゴミカス呼ばわりされていたが、ホワイト製作所に就職した際にあだ名を「カスミ」にした。事務能力はブラック企業時代で鍛えられたため優秀であるが、社畜精神は徐々に抜けつつあるが抜けきれていない。高卒後3年後は少なくとも経過している。家族は鳥取に住んでおり、父親は長距離トラックドライバー、母親は福祉施設職員、弟はコンビニバイトをしているがホワイトとは言いがたい生活をしている。
清川いずみ（きよかわ　いずみ）: ホワイト製作所ぐんま支店営業第一課の事務主任。転職してきたカスミの直接の上司にあたり面倒を見る。
白井優男（しらい　やさお）: ホワイト製作所ぐんま支店営業第一課の課長。怒鳴ることはせず見守り、部下が悩んできて相談をもってきたときはそれに答えている。
浦田美咲（うらだみさき）: ホワイト製作所ぐんま支店営業第二課の事務主任。メガネを掛けている。ネコ好き。
榎山夢叶（えのきやま　ゆかな）: ホワイト製作所ぐんま支店営業第二課の副事務主任。上司の悪野課長の大声に怖がって反応してすぐ涙目になってしまう。上司の美咲を慕っている。ライブ好きの一面もある。8時間眠らないとダメなので会社近郊に住んでいる。
悪野権太（あくのごんた）: ホワイト製作所ぐんま支店営業第二課課長。中途採用でホワイト製作所に入社したという男性。怒声に似た大声で話すほか強面なので誤解されやすいが、人情家かつ面倒見があり悪人ではない。
菅井柳子（すがいやなこ）: ホワイト製作所ぐんま支店営業三課に配属された中途採用でカスミの後輩。ホワイト製作所を上回る超ホワイト企業『エレガント電工』に所属していたが、あまりにもコンプライアンスを重視するために人との付き合いが薄かったことに耐えきれず転職したようである。休憩室で昼寝したり、重度の花粉症持ちのためテレワークやフレックスを活用している。カスミの社畜根性を敵視しているがこれはカスミを心配していることの現れ。一～三課の事務員で女子会をするのがこの上なく嬉しいらしい。三課の事務主任の水田が課長に昇任するのに伴い事務主任に打診されるが悩んだ末引き受ける。
水田定時（みずたていじ）: 三課の事務主任だったが、課長に昇進する。喋りがうまくお調子者の一面がああり、資格はもっているがビジネス面からすると関係が薄いものが多いようである。名前の通り定時に帰宅する。
遊部暦（あそべこよみ）: 三課の事務員。カスミと同じくブラック企業に務めていたが（会社はダークネスサービス）転職しホワイト製作所ぐんま支店にやってきた。なのでカスミとは意気投合する面もあるが、カスミがいた企業よりは待遇は良かったようである。容姿は目隠れしているが好きなコスプレをしている際には目が髪からを除いて見える。アニメ・漫画ファンらしい。第6巻では小川が副主任となるため副主任補佐に就いた。
小川知子（おがわともこ）: 営業三課の事務員。育休で休んでいたが復帰しテレワークや半休、スーパーフレックスを駆使して会社に勤めている。子供は小学生。第6巻で事務副主任となった。
御子部沙耶子（みこべさやこ）: カスミの中学校の同級生かつ友人で現在は関東に住んでおり公務員となっている。ときたまカスミと会っている。
内木健太（うちきけんた）: 一課の事務員。カスミの初めての部下で新入社員としてぐんま支店の営業第一課の事務員に配属された。当初カスミちゃんが仕事を与えなかったためショックで1日休んでしまうが、カスミが気付いてからは徐々に打ち解けるようになる。
伊桐勝気（いきりかつき）: 営業第二課の営業。悪野課長がなぜ大声を出すのかを分析して、解決する。
大船乗（おおふねじょう）: ホワイト製作所ぐんま支店の支店長。ホワイト施策を打つ。バブル期入社で就職は苦労しなかったという。