福永洋一記念とは、5月下旬にに高知競馬場で行われる地方競馬の重賞競走である。1着賞金は1200万円(2022年)。
2010年に、高知県出身の元中央競馬所属騎手・福永洋一の功績を称える競走として創設された。
創設のきっかけは、2009年に赤岡修次騎手(高知)との縁で高知競馬場のイベントに出席した福永祐一騎手(JRA。洋一氏の実子)の「高知競馬場で『福永洋一記念』を創設できれば」というコメント。そこから、結果的に発起人となった祐一騎手が副賞品やトロフィーなどを提供し、他にも中央競馬関係者からの多くのバックアップを受け、開催されることになった。
第1回は平日開催、しかも雨という有様であったが、洋一氏の現役時代を知る50代以上のファンを中心に多くの来場者を集め、2010年の高知競馬最多来場者数を記録した。レース後の表彰式ではプレゼンターとして洋一氏自身が車椅子に乗って登場し、1979年の落馬事故以来、初めてファンの前に姿を見せ、温かい拍手で迎えられた。
第2回以降は開催に合わせて様々なイベントが一緒に催されるようになり、福永親子も可能な限りプレゼンターとして来場している。第6回は祐一騎手自らが騎手として出走した。
賞金とイベントの規模は年々拡大しており、現在では高知競馬所属の騎手達にとって「特に勝ちたい競走」として定着しているとの事。1着賞金も第1回は僅か50万円だったが、第13回では1200万円まで増額されている。
2025年より地方交流重賞に昇格予定。この時期に手薄となる地方馬向けマイル重賞の役割を果たす事が期待されている。
回数 | 開催日 | 競馬場 | 距離 | 優勝馬 | 性齢 | 所属 | 勝利騎手 | 勝ち時計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第15回 | 2024年5月26日 | 高知 | ダ1600m | グッドヒューマー | 騸10 | 高知 | 永森大智 | 1:44.1 |
第14回 | 2023年5月30日 | 高知 | ダ1600m | アポロティアモ | 牡6 | 高知 | 多田羅誠也 | R1:41.4 |
第13回 | 2022年5月31日 | 高知 | ダ1600m | ララメダイユドール | 牡8 | 高知 | 宮川実 | 1:43.7 |
第12回 | 2021年5月3日 | 高知 | ダ1600m | スペルマロン | 騸7 | 高知 | 倉兼育康 | 1:42.8 |
第11回 | 2020年5月4日 | 高知 | ダ1600m | ツクバクロオー | 牡5 | 高知 | 宮川実 | 1:43.6 |
第10回 | 2019年5月2日 | 高知 | ダ1600m | コスタアレグレ | 牡9 | 高知 | 倉兼育康 | 1:43.3 |
第9回 | 2018年5月3日 | 高知 | ダ1600m | ティアップリバティ | 牝5 | 高知 | 宮川実 | 1:44.1 |
第8回 | 2017年4月26日 | 高知 | ダ1600m | カイロス | 牡7 | 高知 | 佐原秀泰 | 1:42.1 |
第7回 | 2016年5月4日 | 高知 | ダ1600m | ニシノファイター | 牡7 | 高知 | 中西達也 | 1:43.6 |
第6回 | 2015年4月29日 | 高知 | ダ1600m | サクラシャイニー | 牡9 | 高知 | 赤岡修次 | 1:44.1 |
第5回 | 2014年4月28日 | 高知 | ダ1600m | エプソムアーロン | 牡10 | 高知 | 永森大智 | 1:43.0 |
第4回 | 2013年4月29日 | 高知 | ダ1600m | エプソムアーロン | 牡9 | 高知 | 永森大智 | 1:44.5 |
第3回 | 2012年5月7日 | 高知 | ダ1600m | コスモワッチミー | 牡4 | 高知 | 宮川実 | 1:45.5 |
第2回 | 2011年5月9日 | 高知 | ダ1600m | イーグルビスティー | 牡7 | 高知 | 郷間勇太 | 1:45.7 |
第1回 | 2010年5月10日 | 高知 | ダ1600m | フサイチバルドル | 騸9 | 高知 | 赤岡修次 | 1:45.1 |
掲示板
掲示板に書き込みがありません。
急上昇ワード改
最終更新:2024/09/07(土) 21:00
最終更新:2024/09/07(土) 20:00
スマホで作られた新規記事
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。