雨傘運動とは、
「一国二制度」下で約束された香港の「高度の自治」権体制の現状維持及び民主的選挙の実現を標榜した、「高度の自治」を危殆化させる方向へと現状変革を試みる香港特別行政区政府に対する香港市民による一連の抗議デモ活動である。英国放送協会(BBC)が「雨傘運動」と名付けた2014年9月26日のデモ活動以来、度々行われている。BBC等のイギリスのメディアは、これらを「自由の戦い」と称して報道した。尤も、香港がイギリスの植民地だった時代、宗主国イギリスはその「自由の戦い」なるものを弾圧していた訳だが…[1]。
2014年の抗議運動は内紛と香港政府の強制排除により同年中に終焉した。
2019年4月に香港政府が、犯罪容疑者の中国本土への引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改定案を提出、6月以降改定案に反対する香港市民のデモ。
警察はゴム弾や催涙ガスを使用、8月には警告として実弾射撃も実施、デモ参加者に扮装した警察官の動員も行っている。[2]
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/chowtingagnes/status/1163252935507058688
同年8月20日の日中外相会談で、河野太郎外相は、大規模な抗議デモが続く香港の情勢に関し「大変憂慮している。早期に問題が沈静化することを強く期待する」と伝えた[3]。又、同年8月26日のG7サミットで、フランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、日本、イタリア、及びカナダの7箇国の首脳は、香港情勢について意見交換し、中国当局に対して、1984年に締結した「中英共同宣言」で定めた香港に於ける「高度の自治」権を保障するよう呼び掛けた[4]。
同年8月30日、2014年雨傘運動のリーダーだった黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏と周庭(アグネス・チョウ)氏の2人が逮捕された[5]。ジョシュア・ウォン氏は英語が、アグネス・チョウ氏は日本語が堪能ということで、外国へのスポークスパーソン的な役割を担っているという(上記に引用した日本語ツイートも、アグネス・チョウ氏によるツイートである)。
「2014年の時のリーダー」という表現の理由は、2019年のデモはそれまでの運動と異なり「明確なリーダーが不在」と言われているため。デモ参加者らはリーダーの呼びかけに答えるのではなく、暗号化SNSの「Telegram」などで話し合って次のデモの場所や時間などを決定しているのだという[6]。
香港政府の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は2019年9月に逃亡犯条例改定案の撤回を表明、10月23日に正式に撤回した。改定案の正式撤回はデモ隊が掲げる5つの要求のうちの1つで、残りの4つは以下の通り。
逃亡犯条例撤回後もデモは続いたが中国政府は「香港国家安全維持法」を制定しデモの押さえつけに動く。
暴力的で香港独立運動を掲げるなど民族主義色を強めていた抗議運動は本土からの移住者や商店から反発を買っていた事もあり運動は狭まっていった。
活動家の逮捕、香港議会からの民主派排除、メディアの締め付けにより激しい逃亡犯条例の撤回以外は果たせず雨傘運動は終わった。
中国政府が香港の自治を犯しているということで香港には同情的な意見が見られたが、当然暴動を伴うこともしばしばであったことなどから「暴動を起こしている」「活動家じみている」「かつての日本の学生運動のようだ」と香港を批判する意見も多く見られた。
香港で容疑者移送巡り大規模デモ、一部が警察と衝突(2019年8月10日 ロイター通信)
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/Reuters_co_jp/status/1138030547131871233
激しさを増す香港の抗議活動、警官隊がデモ隊を殴打(ロイター通信)
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/Reuters_co_jp/status/1161233434926174215
香港デモ隊、中国本土系企業に怒りの矛先 落書きなど被害(2019年10月2日 ロイター通信)
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/Reuters_co_jp/status/1180709266472210432
香港デモで警察が実弾発砲、18歳男性撃たれ搬送(2019年10月2日 ロイター通信)
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/Reuters_co_jp/status/1179324200005390336
香港で警官発砲、1人負傷 全土に混乱広がる(2019年11月11日 ロイター通信)
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/Reuters_co_jp/status/1193811852385341440
香港の当局者、社会は「完全な崩壊寸前」との認識示す(2019年11月12日 ロイター通信)
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/Reuters_co_jp/status/1194461130640502785
弓矢、投げやり――武装化する香港デモ隊、まるで「戦場」(2019年11月13日 ロイター通信)
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/Reuters_co_jp/status/1194823518589833222
香港警察の車両、デモ隊の火炎瓶当たり炎上(2019年11月17日 ロイター通信)
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/Reuters_co_jp/status/1196263003752058880
香港の大学はまるで戦場、警官の包囲からバイクで脱出も(2019年11月19日 ロイター通信)
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/Reuters_co_jp/status/1196676981288423424
掲示板
47 ななしのよっしん
2021/09/20(月) 05:59:12 ID: BfRU42Uuz1
>>38
どうもガチのネトウヨです
雨傘運動はどちらかと言えば中国共産党に楯突くという観点から本邦のリベラル層が否定的な見解(控えめな表現)を投げかけていたのを散見していた次第であります
まぁ今の香港情勢は今更あの運動について語るのがどうでもいいぐらい変化しているので、総論としてほぼ無意味(むしろ締め付けを強化してので逆効果)という評価を下すべきだと愚考します
48 ななしのよっしん
2022/06/09(木) 13:10:01 ID: vrG0NPYfei
49 ななしのよっしん
2024/04/28(日) 07:36:30 ID: X21iEX4xbC
五毛党からすれば「香港は中国人なのだから勝手に西側に加えるな」だろうけど
西側としては、わざわざ中共の勢力を強化するメリットはないんだよなあ
急上昇ワード改
最終更新:2024/12/22(日) 01:00
最終更新:2024/12/22(日) 01:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。