香風タカヒロとは (カフウタカヒロとは) [単語記事]

香風タカヒロ（かふうたかひろ）とは、4コマ漫画、アニメ「ご注文はうさぎですか？」に登場するキャラクターである。一般にチノの父、タカヒロと呼ばれる事が多い。
アニメでのCVは速水奨が担当している。

概要

喫茶店ラビットハウスの看板娘チノの父親にして現経営者。ダンディな雰囲気を有する男性で、冷静沈着でクールな性格。夜のラビットハウスではティッピーを連れてバーのマスターをしているが、昼間でもチノがいない時はカウンターに立っている模様。妻に早くに先立たれており、男手一つでチノを育てている。

シブくてかっこいい（メグ談）外見に反してチノに可愛い弁当を作ったり、チノ手製のウサギ柄のネクタイを気に入り着用する一面もある。飲食業を経営しているだけあって料理の腕前は相当のもので、作ったスイーツの味は千夜も認めるほどであり、チノたちがラビットハウスでパーティーをするときには豪華な料理の数々を振る舞っている。夜バータイムでカウンターに立っているにも関わらず、娘たち（ココアを含む）の朝食を作ったり、前述したようにチノたちが学校に行ってる間は店番をしたりと、いつ寝てるのかが気になるところである。

昔、軍で務めていたことがあるらしく、軍人であるリゼの父とは古い友人で、ティッピー秘蔵のワインを勝手に譲ったこともある。リゼの父は頻繁にラビットハウスのバータイムに訪れる常連客であるが、ラビットハウスが忙しいときは店を手伝ってもらっている。リゼの父が言うには、軍時代は交渉術が得意だったらしい。

青山ブルーマウンテンの書いた、ラビットハウスをモデルにした小説『うさぎになったバリスタ』によると、過去にジャズをやってラビットハウスの経営難を救ったことがあるらしい。実際、チノが幼少の頃は、妻のサキとリゼの父の3人でラビットハウスのバータイムでジャズの演奏をしていた。

口数が少ないこともあって、チノに対して作中であれこれうるさく言うシーンは見られず、暖かく娘の成長を見守りながら、困ったときにはそっと助け船を出している。居候としてやって来たココアに対しては信頼を寄せており、「チノを笑顔にさせるのは君の仕事さ」という言葉をかけるなど、チノのことを任せている。

テレビアニメでは、1期からティッピーと2人で次回予告コーナーを担当しており、短気なティッピー（中身は父親）に対して冷静にツッコミを入れるタカヒロという構図がもはや名物となっている。ニコニコ生放送、ニコニコ動画では「またくるよ、マスター」というコメントが定着している。ちなみに、ごちうさの男性キャラでキャラソンが発表されているのも彼だけである。

なお同じ名前の企業で、業務用厨房用品を取り扱う株式会社タカヒロ（新潟県燕市）がある。