Factorio とは、2D見下ろし視点のサンドボックス型の工場づくりゲームである。未知の星に不時着したプレイヤーは、資源を採掘して様々なアイテムを生産・研究してゆき、最終的にはロケットで人工衛星を打ち上げることが目的となる。
開発チーム
はチェコ共和国のWube Software。開発資金をクラウドファンディング(Indiegogo
)で調達したインディーゲームである。有志の手により公式に日本語対応済み。
鉄・銅・石炭・木・石・石油などを採掘し、クラフトすることで様々な設置物や装備品を作ることができる。
採掘やクラフトはプレイヤーの手でも行えるが、それでは効率が悪い。そこで登場するのが採掘機や組立機などの設置物。うまく配置し、インサーター(工業用アームのようなもの)で出し入れし、搬送ベルト(ベルトコンベア)で流通させることで採掘・クラフトの自動化をすることができる。
この自動化こそがこのゲームのキモ。どこから採掘し、どのように生産物を組み立て、どのように流通させるかをその都度考えることになる。とはいえ、設置物の再設置は簡単なため、行き当たりばったりで作っても詰むことはないだろう。
最初はクラフトできるものが少ないが、研究所を作り、各種素材から生産したサイエンスパックを投入して研究を進めていくことで製作できるものが増えてゆく。サイエンスパックは自動化・物流・化学・軍事・製造・ユーティリティ・スペースの計7種類があり、これらを必要数揃えるには充実した採掘・加工設備が必要となる。
初めてのプレイでは、物流サイエンスパックができる頃には流通ラインがスパゲッティのように絡みあうことになるだろう。搬送ベルトの特性や工場の動作効率など、経験で効率化できる部分は多いので、色々と試してみるとよい。
採掘場や工場を拡大してゆくと汚染が広がり、この汚染が原住生物を刺激するため、凶暴化した原住生物が襲ってくる。原住生物は設置物やプレイヤーを攻撃するため、これに対処する必要がある。そこで登場するのが銃器やアーマー、タレットなどの軍事技術。
壁を張ってタレットを完備し、守りを固めることもできるが、原住生物は巣から無限に発生するため、問題の根本を叩きに攻める必要も出てくる。時間経過などでより強力な原住生物が発生するため、こちらも軍事研究を進めて対処してゆこう。
なお、このゲームにおいては、太陽光発電や原子力発電などによって汚染の発生を減らすことはできるが、植樹など汚染を直接減らす設置物はない。そう、このゲームにおいてはプレイヤーは自然の破壊者なのだ・・・。
複雑なクラフトを自動化していく流れがMinecraftの工業化MODに近い。というより、工業化MODのエッセンスを凝縮したようなゲームである。工業化MODが好きならば、この作品もきっと気にいるだろう。
デモ版(体験版)がSteamや公式サイトでDLできるので、気になった場合はまずデモ版をプレイしてみるとよい。オンラインのマルチプレイにも対応しているので、友人と手分けしてゲームを進めることもできる(要ポート開放)。また公式によるModサポートが充実しており、ゲーム内UIからユーザの作成したModをインストール・更新できるほか、毎リリースごとにModAPIが強化されている。
プレイ開始時のマップの生成条件を変えたり、自主的な縛りプレイなど、やりこみプレイも考えられている。動画もYoutubeやニコニコ動画に投稿されている。
Factorio自体に実績システムが搭載されており、まずはそちらを目標にするのもよいだろう。
2024年10月21日にリリースされた大型拡張DLC。
本DLC導入後は、従来の最終目標であったロケットの打ち上げ後に、新たなプレイ要素が追加される。
なお残念なことに、Switch版ではこのDLCは配信されない予定であることがアナウンス
されている。
PC (Windows / Mac / Linux) 版は Steam
、HumbleStore
、公式サイト
の3箇所で購入することが可能。買い方がわからない場合はWikiを見るとよい。
購入方法 - factorio@jp Wiki*

Switch版はニンテンドーeショップから購入可能。パッケージ版は存在しない。
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最終更新:2025/12/13(土) 11:00
最終更新:2025/12/13(土) 11:00
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