MLB2020

MLB2020とは、2020年のメジャーリーグベースボールにおける動向である。

概要

この年は2月下旬から流行した新型コロナウイルスにより、開幕が7月23日にずれ込み、試合数減（60試合）、無観客での開催、MLBオールスターゲームの開催中止、トレード期限を8月31日に変更、延長による長時間を避けるためタイブレーク制を採用など、例年とは大きく異なるシーズンとなった。

日本人メジャーリーガー

※太字は新人。

選手名	所属球団
大谷翔平	ロサンゼルス・エンゼルス
菊池雄星	シアトル・マリナーズ
田中将大	ニューヨーク・ヤンキース
ダルビッシュ有	シカゴ・カブス
平野佳寿	シアトル・マリナーズ
山口俊	トロント・ブルージェイズ
前田健太	ミネソタ・ツインズ
内野手
加藤豪将	マイアミ・マーリンズ傘下
外野手
秋山翔吾	シンシナティ・レッズ
筒香嘉智	タンパベイ・レイズ

出来事

3月	12日	新型コロナウイルス感染拡大を受けてスプリングトレーニング中止。
6月	10日	2020年MLBドラフト開催。
	23日	レギュラーシーズンの特別ルール発表。
7月	14日	MLBオールスターゲーム開催中止。
	23日	レギュラーシーズン開幕。
	24日	トロント・ブルージェイズは、暫定本拠地をセーレン・フィールドとしたことを発表。
9月	21日	【アメリカンリーグ西地区】オークランド・アスレチックスが7年ぶり17回目の地区優勝。
	22日	【ナショナルリーグ東地区】アトランタ・ブレーブスが3年連続20回目の地区優勝。
		【ナショナルリーグ西地区】ロサンゼルス・ドジャースが8年連続19回目の地区優勝。
	23日	【アメリカンリーグ東地区】タンパベイ・レイズが10年ぶり3回目の地区優勝。
	26日	【ナショナルリーグ中地区】シカゴ・カブスが3年ぶり8回目の地区優勝。
	27日	【アメリカンリーグ中地区】ミネソタ・ツインズが2年連続12回目の地区優勝。
	29日	ワイルドカードゲーム開幕。
	30日	【アメリカンリーグ】ヒューストン・アストロズがディビジョンシリーズ進出。
		【アメリカンリーグ】タンパベイ・レイズがディビジョンシリーズ進出。
		【アメリカンリーグ】ニューヨーク・ヤンキースがディビジョンシリーズ進出。
10月	1日	【アメリカンリーグ】オークランド・アスレチックスがディビジョンシリーズ進出。
		【ナショナルリーグ】ロサンゼルス・ドジャースがディビジョンシリーズ進出。
		【ナショナルリーグ】マイアミ・マーリンズがディビジョンシリーズ進出。
		【ナショナルリーグ】アトランタ・ブレーブスがディビジョンシリーズ進出。
	5日	アメリカンリーグディビジョンシリーズ開幕。
	6日	ナショナルリーグディビジョンシリーズ進出
	8日	【アメリカンリーグ】ヒューストン・アストロズがリーグチャンピオンシップシリーズ進出。
		【ナショナルリーグ】アトランタ・ブレーブスがリーグチャンピオンシップシリーズ進出。
		【ナショナルリーグ】ロサンゼルス・ドジャースがリーグチャンピオンシップシリーズ進出。
	9日	【アメリカンリーグ】タンパベイ・レイズがリーグチャンピオンシップシリーズ進出。
	11日	アメリカンリーグチャンピオンシップシリーズ開幕。
	12日	ナショナルリーグチャンピオンシップシリーズ開幕。
	17日	【アメリカンリーグ】 タンパベイ・レイズがワールドシリーズ進出。MVPはランディ・アロサレーナ。
	18日	【ナショナルリーグ】 ロサンゼルス・ドジャースがワールドシリーズ進出。MVPはコーリー・シーガー。
	20日	ワールドシリーズ（タンパベイ・レイズ対ロサンゼルス・ドジャース）開幕。
	27日	ロサンゼルス・ドジャースがタンパベイ・レイズに4勝2敗で勝利し、32年ぶり7回目の世界一。 MVPはコーリー・シーガー。

マイルストーン

ナショナルリーグ西地区
ロサンゼルス・ドジャース		9月3日：クレイトン・カーショウが通算2500奪三振
アリゾナ・ダイヤモンドバックス		8月16日：ロビー・レイが通算1000奪三振
サンフランシスコ・ジャイアンツ		8月21日：エバン・ロンゴリアが通算300本塁打
コロラド・ロッキーズ
サンディエゴ・パドレス
ナショナルリーグ中地区
セントルイス・カージナルス		9月24日：ヤディアー・モリーナが通算2000本安打
ミルウォーキー・ブルワーズ		なし
シカゴ・カブス		9月13日：アレク・ミルズがノーヒットノーラン
シンシナティ・レッズ		なし
ピッツバーグ・パイレーツ		なし
ナショナルリーグ東地区
アトランタ・ブレーブス		8月10日：ニック・マーケイキスが通算500二塁打 8月30日：マーク・マランソンが通算200セーブ 9月11日：マーク・マランソンが通算600試合登板 9月13日：ダレン・オデイが通算600試合登板
ワシントン・ナショナルズ		なし
ニューヨーク・メッツ		8月5日：ビリー・ハミルトンが通算300盗塁 8月5日：リック・ポーセロが通算150勝
フィラデルフィア・フィリーズ		8月26日：ジョー・ジラルディが監督通算1000勝
マイアミ・マーリンズ		なし
アメリカンリーグ西地区
ヒューストン・アストロズ		なし
オークランド・アスレチックス		8月9日：ランス・リンが通算100勝
テキサス・レンジャーズ		なし
ロサンゼルス・エンゼルス		7月29日：ジャスティン・アップトンが通算300本塁打 9月5日：マイク・トラウトが通算300本塁打
シアトル・マリナーズ		8月5日：カイル・シーガーが通算200本塁打
アメリカンリーグ中地区
ミネソタ・ツインズ		8月12日：前田健太が通算50勝
クリーブランド・インディアンス		なし
シカゴ・ホワイトソックス		8月25日：ルーカス・ジオリトがノーヒットノーラン
カンザスシティ・ロイヤルズ		なし
デトロイト・タイガース		なし
アメリカンリーグ東地区
ニューヨーク・ヤンキース		9月16日：ゲリット・コールが通算100勝
タンパベイ・レイズ		なし
ボストン・レッドソックス		なし
トロント・ブルージェイズ		なし
ボルチモア・オリオールズ		なし

競技結果

順位

※ 太字はポストシーズン進出。

西地区
アメリカンリーグ						ナショナルリーグ
順位	チーム	勝	敗	勝率	ゲーム差	順位	チーム	勝	敗	勝率	ゲーム差
1	オークランド・アスレチックス	36	24	.600	-	1	ロサンゼルス・ドジャース	43	17	.717	-
2	ヒューストン・アストロズ	29	31	.483	7.0	2	サンディエゴ・パドレス	37	23	.617	6.0
3	シアトル・マリナーズ	27	33	.450	10.5	3	サンフランシスコ・ジャイアンツ	29	31	.483	14.0
4	ロサンゼルス・エンゼルス	26	34	.433	10.0	4	コロラド・ロッキーズ	26	34	.433	17.0
5	テキサス・レンジャーズ	22	38	.367	14.0	5	アリゾナ・ダイヤモンドバックス	25	35	.417	18.0
中地区
アメリカンリーグ						ナショナルリーグ
順位	チーム	勝	敗	勝率	ゲーム差	順位	チーム	勝	敗	勝率	ゲーム差
1	ミネソタ・ツインズ	36	24	.600	-	1	シカゴ・カブス	34	26	.567	-
2	クリーブランド・インディアンス	35	25	.583	1.0	2	セントルイス・カージナルス	30	28	.517	3.0
3	シカゴ・ホワイトソックス	35	25	.583	1.0	3	シンシナティ・レッズ	31	29	.517	3.0
4	カンザスシティ・ロイヤルズ	26	34	.433	10.0	4	ミルウォーキー・ブルワーズ	29	31	.483	5.0
5	デトロイト・タイガース	23	25	.397	12.0	5	ピッツバーグ・パイレーツ	19	41	.317	15.0
東地区
アメリカンリーグ						ナショナルリーグ
順位	チーム	勝	敗	勝率	ゲーム差	順位	チーム	勝	敗	勝率	ゲーム差
1	タンパベイ・レイズ	40	20	.667	-	1	アトランタ・ブレーブス	35	25	.583	-
2	ニューヨーク・ヤンキース	33	27	.550	7.0	2	マイアミ・マーリンズ	31	29	.517	4.0
3	トロント・ブルージェイズ	32	28	.533	8.0	3	フィラデルフィア・フィリーズ	28	32	.467	7.0
4	ボルチモア・オリオールズ	25	35	.417	15.0	4	ワシントン・ナショナルズ	26	34	.433	9.0
5	ボストン・レッドソックス	24	36	.400	16.0	5	ニューヨーク・メッツ	26	34	.433	9.0

タイトル

野手

タイトル	アメリカンリーグ			ナショナルリーグ
	選手名	球団	成績	選手名	球団	成績
首位打者	DJ・ルメイユ	NYY	.364	フアン・ソト	WSH	.351
最多本塁打	ルーク・ボイト	NYY	22	マーセル・オズナ	ATL	18
最多打点	ホセ・アブレイユ	CWS	60	マーセル・オズナ	ATL	56
最多盗塁	アダルベルト・モンデシー	KC	44	エリー・デラクルーズ	CIN	67

投手

タイトル	アメリカンリーグ			ナショナルリーグ
	選手名	球団	成績	選手名	球団	成績
最優秀防御率	シェーン・ビーバー	CLE	1.63	トレバー・バウアー	CIN	1.73
最多勝利	シェーン・ビーバー	CLE	8	ダルビッシュ有	CHC	8
最多奪三振	シェーン・ビーバー	DET	122	ジェイコブ・デグロム	NYM	104
最多セーブ投手	ブラッド・ハンド	CLE	16	ジョシュ・ヘイダー	MIL	13

表彰

ゴールドグラブ賞

ポジション	アメリカンリーグ		ナショナルリーグ
	選手名	球団	選手名	球団
投手	グリフィン・カニング	LAA	マックス・フリード	ATL
捕手	ロベルト・ペレス	CLE	タッカー・バーンハート	CIN
一塁手	エバン・ホワイト	SEA	アンソニー・リゾ	CHC
二塁手	シーザー・ヘルナンデス	CLE	コルテス・ウォン	STL
三塁手	アイザイア・カイナーファレファ	TEX	ノーラン・アレナド	COL
遊撃手	J.P.クロフォード	SEA	ハビアー・バエズ	CHC
左翼手	アレックス・ゴードン	KC	タイラー・オニール	STL
中堅手	ルイス・ロベルト・ジュニア	CWS	トレント・グリシャム	SD
右翼手	ジョーイ・ギャロ	TES	ムーキー・ベッツ	LAD

シルバースラッガー賞

ポジション	アメリカンリーグ		ナショナルリーグ
	選手名	球団	選手名	球団
捕手	サルバドール・ペレス	KC	トラビス・ダーノー	ATL
一塁手	ホセ・アブレイユ	CWS	フレディ・フリーマン	ATL
二塁手	DJ・ルメイユ	NYY	ドノバン・ソラーノ	SF
三塁手	ホセ・ラミレス	CLE	マニー・マチャド	SD
遊撃手	ティム・アンダーソン	CWS	フェルナンド・タティス・ジュニア	SD
外野手	マイク・トラウト	LAA	フアン・ソト	WSH
	テオスカー・ヘルナンデス	TOR	ムーキー・ベッツ	LAD
	エロイ・ヒメネス	CWS	ロナルド・アクーニャ・ジュニア	ATL
指名打者	ネルソン・クルーズ	MIN	マーセル・オズナ	ATL

オールMLBチーム

年度	ファーストチーム		セカンドチーム
	選手名	球団	選手名	球団
先発投手	シェーン・ビーバー	CLE	ディネルソン・ラメット	SD
	トレバー・バウアー	CIN	ゲリット・コール	NYY
	ダルビッシュ有	CHC	クレイトン・カーショウ	LAD
	マックス・フリード	ATL	前田健太	MIN
	ジェイコブ・デグロム	NYM	柳賢振	TOR
救援投手	リアム・ヘンドリックス	STL	ブラッド・ハンド	CLE
	ニック・アンダーソン	TB	デビン・ウィリアムズ	MIL
捕手	サルバドール・ペレス	KC	J.T.リアルミュート	PHI
一塁手	フレディ・フリーマン	ATL	ホセ・アブレイユ	CWS
二塁手	DJ・ルメイユ	NYY	ブランドン・ロウ	TB
三塁手	マニー・マチャド	SD	ホセ・ラミレス	CLE
遊撃手	フェルナンド・タティス・ジュニア	SD	コーリー・シーガー	LAD
外野手	ムーキー・ベッツ	LAD	ロナルド・アクーニャ・ジュニア	ATL
	マイク・トラウト	LAA	マイク・ヤストレムスキー	SF
	フアン・ソト	WSH	マイケル・コンフォルト	NYM
指名打者	マーセル・オズナ	ATL	ネルソン・クルーズ	MIN

月間MVP

プレイヤー・オブ・ザ・マンス
月	アメリカンリーグ		ナショナルリーグ
	選手名	球団	選手名	球団
7月・8月	ホセ・アブレイユ	CWS	フェルナンド・タティス・ジュニア	SD
9月	ホセ・ラミレス	CLE	フレディ・フリーマン	ATL
ピッチャー・オブ・ザ・マンス
月	アメリカンリーグ		ナショナルリーグ
	選手名	球団	選手名	球団
7月・8月	シェーン・ビーバー	CLE	ダルビッシュ有	CHC
9月	クリス・バシット	OAK	トレバー・バウアー	CIN
リリーバー・オブ・ザ・マンス
月	アメリカンリーグ		ナショナルリーグ
	選手名	球団	選手名	球団
7月・8月	リアム・ヘンドリックス	OAK	ケンリー・ジャンセン	LAD
9月	マイク・メイヤーズ	LAA	デビン・ウィリアムズ	MIL
ルーキー・オブ・ザ・マンス
月	アメリカンリーグ		ナショナルリーグ
	選手名	球団	選手名	球団
7月・8月	ルイス・ロベルト・ジュニア	CWS	ジェイク・クロネンワース	SD
9月	ジャレッド・ウォルシュ	LAA	ケブライアン・ヘイズ	PIT

全米野球記者協会表彰

項目	アメリカンリーグ		ナショナルリーグ
	選手名	球団	選手名	球団
MVP	ホセ・アブレイユ	CWS	フレディ・フリーマン	ATL
サイ・ヤング賞	シェーン・ビーバー	CLE	トレバー・バウアー	CIN
ルーキー・オブ・ザ・イヤー	カイル・ルイス	SEA	デビン・ウィリアムズ	MIL

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関連項目

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