プロ野球2020とは、2020年の日本プロ野球における動向である。
この年は2月下旬から流行した新型コロナウイルスにより、開幕が6月にずれ込み、試合数減(120試合)、無観客での開幕、パ・リーグでの移動回数減のための同一カード6連戦(8月23日まで)、セ・パ交流戦やオールスターゲームの開催中止、セ・リーグのクライマックスシリーズ開催中止(パは1位と2位のみで全4戦)など、例年とは大きく異なるシーズンとなった。
プロ野球2020 | ||
優勝球団 | ||
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セ・パ交流戦 | 開催なし | |
セ | 読売ジャイアンツ | |
パ | 福岡ソフトバンクホークス | |
クライマックスシリーズ | セ | 開催なし |
パ | 福岡ソフトバンクホークス | |
日本シリーズ | 福岡ソフトバンクホークス | |
プロ野球 ←2019 | 2021→ |
1月 | 15日 | 田淵幸一が野球殿堂入り。 |
2月 | 1日 | キャンプイン。 |
7日 | 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、中日と阪神はジェット風船の利用を禁止。 | |
15日 | 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ロッテと楽天はファンサービスの自粛を発表。 | |
20日 | ソフトバンクはファンサービスの自粛を発表。 | |
26日 | 臨時会議が行われ、オープン戦は無観客で行うことを発表した。 | |
3月 | 9日 | レギュラーシーズン開幕延期を発表。 |
26日 | 阪神の藤浪晋太郎、長坂拳弥、伊藤隼太の新型コロナウイルス感染が判明。 | |
4月 | 17日 | セ・パ交流戦の開催中止を発表。 |
5月 | 11日 | オールスターゲームとフレッシュオールスターゲームの開催中止を発表。 |
25日 | 緊急事態宣言解除を受け、レギュラーシーズンを6月19日に開催することを発表。試合数は120となる。 | |
6月 | 2日 | 開幕前の練習試合(無観客)が開始。14日まで。 |
3日 | 巨人の坂本勇人、大城卓三、球団スタッフ2名が新型コロナウイルスに感染していたことが判明。 | |
10日 | 以下の今季限定の特例ルールを発表。 |
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15日 | セ・リーグはクライマックスシリーズの開催中止を発表。 一方パ・リーグは1位と2位のチームのみで開催することを発表。 |
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19日 | 無観客でレギュラーシーズン開幕。 | |
25日 | 【移籍】楽天のゼラス・ウィーラーと巨人の池田駿が交換トレード。29日公示。 | |
7月 | 9日 | ロッテのジェイ・ジャクソンが自ら申し出て退団。翌日、大麻所持で広島県警に逮捕される。 |
10日 | 上限5000人での有観客開催を開始。 | |
14日 | 【移籍】楽天の高梨雄平と巨人の高田萌生が交換トレード。15日公示。 | |
30日 | 自律神経失調症のため契約保留選手のままになっていた西武の多和田真三郎が支配下契約。 | |
8月 | 1日 | ソフトバンク・長谷川勇也の新型コロナウイルス感染が判明。2日の西武戦は中止になり、二軍は5日まで活動休止。3日に一軍スタッフ1名がPCR検査陽性となったことを公表したが、濃厚接触者はいないということで一軍は活動継続とされ、4日の楽天戦は通常通り開催された。 |
5日 | ソフトバンク・佐藤直樹、柳町達、釜元豪、真砂勇介の4人が長谷川勇也の濃厚接触者と判定され8月14日まで自宅待機。7日にはリチャードが同じく濃厚接触者と判定された。 | |
6日 | 阪神vs巨人7回戦(甲子園球場)で、巨人の増田大輝(内野手)が投手として登板。野手の登板は2000年6月3日の五十嵐章人(オリックス)以来20年ぶり。 | |
15日 | ヤクルトの小川泰弘がDeNA戦でノーヒットノーランを達成。史上82人目、93回目。 | |
20日 | 西武・相内誠と佐藤龍世が、4月の球団からの自宅待機指示期間中に無断でゴルフ場へ外出、その際に大幅な法定速度超過を犯していたことで無期限の対外試合出場禁止・ユニフォーム着用禁止処分。佐藤は10月8日に懲役3ヶ月・執行猶予2年の有罪判決を受けた。 | |
オリックスが西村徳文監督の辞任を発表。残りのシーズンは二軍監督の中嶋聡が一軍監督代行を務める。 | ||
23日 | パ・リーグの同一カード6連戦が終了。25日からは従来通りの1カード3連戦となる。 | |
28日 | 【移籍】オリックスの小林慶祐と阪神の飯田優也が交換トレード。同日公示。 | |
31日 | 阪神・藤川球児が今シーズン限りでの現役引退を表明。 | |
9月 | 7日 | 【移籍】巨人の澤村拓一とロッテの香月一也が交換トレード。8日公示。 |
NPBの臨時代表者会議で、いわゆる「田澤ルール」の撤廃が決定。 | ||
12日 | 楽天・渡辺直人が今シーズン限りでの現役引退を表明。 | |
日本ハム・飯山裕志一軍コーチの新型コロナウイルス感染が判明。 | ||
15日 | 巨人がセ・リーグ史上最速の72試合目で優勝マジックナンバー点灯。 | |
21日 | 【移籍】広島のDJ.ジョンソンが金銭トレードで楽天に移籍。同日公示。 | |
23日 | オリックス・左澤優の新型コロナウイルス感染が判明。翌24日には竹安大知の感染も判明し、25日・26日の二軍広島戦が中止となった。 | |
25日 | 阪神・浜地真澄、岩貞祐太、陽川尚将、糸原健斗の5人とチームスタッフ2名の新型コロナウイルス感染が判明。19日に浜地と馬場は小川一平・岩崎優と個室で会食。岩貞・陽川・糸原は福留孝介・江越大賀・木浪聖也とともに小林慶祐の歓迎会に参加しており、後者は球団の内規(会食の人数制限)に反していた。もともと二軍だった浜地以外の全員が同日「感染拡大防止特例2020」の対象として登録抹消となり、9人を急遽一軍昇格させ同日のヤクルト戦は通常通り開催された。 | |
29日 | 【移籍】巨人の田中貴也が金銭トレードで楽天に移籍。30日公示。 | |
30日 | トレード、新外国人、育成選手の支配下登録などの新規支配下登録選手の獲得期限が終了。 | |
10月 | 4日 | ロッテ・岩下大輝と一軍チームスタッフ1名の新型コロナウイルス感染が判明。 |
5日 | NPB理事会にて、巨人が日本シリーズに進出した場合、開催球場が京セラドーム大阪となることが決定。東京ドームが都市対抗野球で使用できないため。 | |
6日 | ロッテ・荻野貴司、清田育宏、角中勝也、菅野剛士、鳥谷敬、三木亮、藤岡裕大、伊志嶺翔大コーチ、およびチームスタッフ3名の計11名の新型コロナウイルス感染が判明。また東妻勇輔、小野郁、山本大貴、和田康士朗の4人が4日の岩下の濃厚接触者と判定され、選手11名全員が同日「感染拡大防止特例2020」の対象として登録抹消。11名を急遽一軍昇格させ同日のオリックス戦は通常通り開催されたが、二軍戦は7日から11日までの5試合が中止に。翌日には濃厚接触者に岡大海と一軍スタッフ2名が追加され、岡は同様に抹消された。 | |
9日 | 巨人・三軍選手1名(氏名非公表)とファームスタッフ2名の新型コロナウイルス感染が判明。 | |
11日 | ヤクルト・五十嵐亮太が今シーズン限りでの現役引退を表明。25日に引退試合が行われた。 | |
12日 | 広島・石原慶幸が今シーズン限りでの現役引退を表明。 | |
ヤクルトはガブリエル・イノーアの退団を発表。 | ||
19日 | 巨人・岩隈久志が今シーズン限りでの現役引退を表明。 | |
20日 | 西武・高橋朋己が今シーズン限りでの現役引退を表明。 | |
24日 | DeNAのアレックス・ラミレス監督の今シーズン限りでの退任が発表。 | |
26日 | 2020年度新人選手選択会議が開催。支配下で73名、育成で49名が指名された。詳細は当該記事へ。 | |
27日 | 【パ・リーグ】ソフトバンクが3年ぶり19回目のリーグ優勝。 | |
30日 | 【セ・リーグ】巨人が2年連続38回目のリーグ優勝。 | |
11月 | 1日 | 中日・吉見一起が今シーズン限りでの現役引退を表明。 |
西武・平尾博司二軍打撃コーチが選手2人の私物を窃取したとして契約解除。 | ||
2日 | 戦力外通告期間開始。日本シリーズ終了翌日まで。 | |
7日 | 【ファーム日本選手権】楽天が6-4でソフトバンクを破り、初のファーム日本一。 | |
8日 | 巨人・坂本勇人が通算2000本安打。史上53人目。右打者では史上最年少記録。 | |
9日 | 【パ・リーグ】レギュラーシーズン全日程終了。 | |
14日 | 【セ・リーグ】レギュラーシーズン全日程終了。 | |
15日 | 【パ・リーグ】クライマックスシリーズ・ソフトバンクが3勝0敗(アドバンテージ1勝を含む)でロッテを破り4年連続の日本シリーズ進出。 | |
20日 | 【移籍】日本ハム・吉川光夫が西武へ金銭トレード。27日公示。 | |
25日 | 【日本シリーズ】ソフトバンクが4勝0敗で巨人を破り4年連続11度目の日本一。4連覇はパ・リーグ初、2年連続スイープは史上初、2018年から日本シリーズ12連勝。 | |
26日 | 日本ハムが有原航平のポスティングを申請。 | |
30日 | 【移籍】巨人・山本泰寛が阪神へ金銭トレード。12月10日公示。 | |
12月 | 3日 | 日本ハムが西川遥輝のポスティングを申請。 |
5日 | FA宣言選手公示。熊代聖人(西武)、増田達至(西武)、松永昂大(ロッテ)、小川泰弘(ヤクルト)、井納翔一(DeNA)、梶谷隆幸(DeNA)が国内FA権を、澤村拓一(ロッテ)が海外FA権を行使。うち、熊代と増田は宣言残留(8日公示)。 | |
7日 | 12球団合同トライアウトが神宮球場で開催(一般非公開)。56選手が参加。 | |
8日 | 巨人が菅野智之のポスティングを申請。 | |
10日 | ナゴヤドームが2021年1月1日から興和株式会社のネーミングライツ取得により「バンテリンドーム ナゴヤ」になることが発表。 | |
14日 | 【移籍】巨人がFA宣言した井納翔一・梶谷隆幸の獲得を発表。同日公示。 |
※2019年の順位順。球団をクリックすると球団の枠に飛びます。
一軍 | 二軍 | 三軍 |
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投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
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山賊打線の1番を担ってきた秋山翔吾がメジャーに移籍し、コーリー・スパンジェンバーグを獲得。しかし8月に連敗を喫したことで優勝争いから脱落。森脇亮介、平良海馬、増田達至らリリーフ陣が活躍したが、山賊打線と称された打撃が軒並み低調で、2位のロッテを追うのが精一杯だった。
シーズン終盤でクライマックスシリーズ進出の可能性があったが、11月8日に2位のロッテとの直接対決では守備の乱れで敗れ、Aクラス入りはしたがクライマックスシリーズはならず、最終的に勝率5割でシーズンを終えた。
オフには増田達至と熊代聖人がFA宣言したが、いずれも西武に残留。珍しくFA宣言者が誰も西武から出なかった。
一軍 | 二軍 | 三軍 |
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投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
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ヤクルトからFA権を取得して日本人選手扱いとなったウラディミール・バレンティンを、MLBから先発としてマット・ムーアを獲得。キャンプから千賀滉大・高橋礼・中村晃らが出遅れるなどしたが、新型コロナウイルスの影響による開幕延期でその被害は最小限で済んだ。その一方、東京オリンピック予選のためにキューバに帰国していて来日できなくなってしまったアルフレド・デスパイネとジュリスベル・グラシアルを欠いたまま6月の開幕を迎えることに。
開幕当初はバレンティンの不振などもあり投打が噛み合わず、内川聖一を蹴落としてレギュラーに定着した栗原陵矢の活躍だけが癒しというもたつきぶりだったが、7月に入って千賀滉大と中村晃が復帰するとチームも上昇気流に乗る。先発陣はムーアが早々に離脱したものの、石川柊太の先発定着、東浜巨と和田毅の復活で、短縮シーズンゆえの過密日程のなか休養抹消を入れながら余裕をもって回せるローテーションを形成。リリーフも高橋礼がリリーフに回り、泉圭輔や嘉弥真新也らとともに、8回のリバン・モイネロ、抑えの森唯斗へ繋ぐ層の厚いリリーフ陣を形成した。打線も勝負強い栗原の定着や、前年は怪我と不調に苦しんだ柳田悠岐の完全復活、中村晃をプロ初の4番起用など前年までは見られなかった柔軟な打線の組み替えで、ここ2年のホームラン数に比しての得点効率の悪さをだいぶ改善することに成功した。
前年に続いてロッテに相性が悪く、9月まではロッテと一進一退の首位争いを繰り広げたが、8月にグラシアルが復帰し、7月からスタメン起用が増えた周東佑京が9月半ばから本格的に1番に定着すると、10月には1番周東・2番中村・3番柳田・4番グラシアル・5番栗原という非常に勝負強い上位打線が完成。周東が世界記録となる13試合連続盗塁をマークするなど走りまくり、NPB新記録となる月間22勝・貯金18を叩き出して、失速したロッテを一気に突き放してリーグの趨勢を決めた。最終的には2位ロッテに14ゲーム差をつける圧勝で、3年ぶりのリーグ優勝を果たした。千賀滉大が最優秀防御率・最多勝・最多奪三振の投手三冠、石川柊太が最多勝・最高勝率の二冠、モイネロが最優秀中継ぎ投手、周東佑京が盗塁王を獲得し、育成出身選手だけで6冠を獲得(ほか、柳田悠岐が最多安打)。
ロッテとのクライマックスシリーズは2試合とも逆転で突破。前年に続いて巨人との顔合わせになった日本シリーズは、4試合で僅か4失点と投手陣が巨人打線を完全に沈黙させ、4試合合計26-4と前年を上回る完勝で2年連続のスイープ(史上初)を達成。前年からのポストシーズン16連勝、2018年からの日本シリーズ12連勝を達成し、パ・リーグ初となる日本シリーズ4連覇に輝いた。
一軍 | 二軍・育成 |
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投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
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ロッテからFA移籍した鈴木大地、オリックスを自由契約となったステフェン・ロメロを獲得。投手陣は牧田和久、ロッテとのトレードで涌井秀章を獲得。
序盤は4番に浅村栄斗を据え、ロメロ、鈴木、新人の小深田大翔と言った新主力がマッチし、涌井秀章も開幕から8連勝を挙げ、ソフトバンク、ロッテと優勝争いを繰り広げる。しかしエースの則本昂大、先発に転向した松井裕樹が不振、抑えを務めていた森原康平も結果を残せず、徐々に優勝争いから離脱。松井を先発に戻しても時すでに遅し。32試合も逆転負けを喫し、補強をしていながら前年より悪化の4位に終わった。
オフに三木肇監督が二軍監督に降格し、石井一久がGMを兼ねながら一軍監督を務めることになった。
一軍 | 二軍 |
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投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
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楽天へ鈴木大地をFAで、酒居知史を人的補償で持って行かれ、涌井秀章を金銭トレードで放出したが、その楽天から美馬学をFAで、小野郁を人的補償で、また自由契約になったフランク・ハーマンと西巻賢二を獲得。またソフトバンクからFAで福田秀平を獲得、阪神を自由契約になった鳥谷敬も獲得と、ロッテらしからぬ積極的な補強で迎えた2020年。
西野勇士、種市篤暉、福田秀平、荻野貴司、ブランドン・レアードなど期待された選手が早々に故障で姿を消し、レアードの離脱や井上晴哉の不振もあって安田尚憲を4番に抜擢するというよりせざるを得ないなど、打線はシーズンを通して低調だったものの、主に投手陣の奮闘で上位争いに加わる。先発陣は美馬や小島和哉が離脱者の穴を埋め、リリーフ陣もジェイ・ジャクソンの大麻所持逮捕なんてこともあったが唐川侑己の覚醒やハーマン・小野といった新戦力がハマり、貧打をカバー。育成出身の和田康士朗の快足も話題を呼んだ。8月に16勝8敗と波に乗り、9月にはトレードで獲得した澤村拓一がセットアッパーに定着。前年同様ソフトバンクから貯金を稼ぎ、失速した楽天を尻目にソフトバンクと首位争いを繰り広げた。
ところが10月に入ると、4日に岩下大輝の新型コロナウイルス感染が判明、さらに6日には荻野、清田育宏、角中勝也、菅野剛士、鳥谷、三木亮、藤岡裕大と主力のコロナ集団感染に発展し、和田や小野まで濃厚接触者となって一気に抹消という非常事態に陥る。抹消者は2週間ほどでほぼ戻ってきたが、その間の10月9日から11日のソフトバンク3連戦に負け越したのをきっかけにずるずると失速。MLBから獲得したチェン・ウェインを先発陣に投入したが時すでに遅く、最大13あった貯金を最終的に3まで減らし、下から追い上げてきた西武に危うく抜かれそうになったが、なんとか踏みとどまって2位を確保、CS出場を果たした。なお、集団感染で失速したのは事実だが、その影響で昇格してきた藤原恭大の活躍という思わぬ副産物もあったことは付記しておきたい。
クライマックスシリーズは2試合とも逆転で敗れあっさり敗退。負けたら敗退の2戦目にソフトバンクに相性の良かった二木康太ではなくチェンを起用したことが議論を呼んだ。
オフ、澤村拓一がMLB挑戦を目指してFA宣言。チェンは退団して阪神に移籍した。
一軍 | 二軍 |
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投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
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元巨人のクリスチャン・ビヤヌエバ、ドリュー・バーヘイゲンを獲得した。
チーム本塁打89本、リーグワーストの75失策、13捕逸、チーム防御率4.02といいところがチーム打率が2位だった事と最下位にならなかった事ぐらいしかなく、優勝したソフトバンクに20ゲーム差をつけられた。
一軍 | 二軍 | 育成 |
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一軍 | 二軍 | 育成 |
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投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
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メジャーの大砲アダム・ジョーンズ、アデルリン・ロドリゲスを獲得した。
開幕カードの楽天戦では1勝2敗と負け越し、その次のロッテとの6連戦ではプロ野球史上初の同一カード6連敗を喫し、下位に留まった。8月20日に成績不振を理由に西村徳文が監督を辞任し、二軍監督をしていた中嶋聡が監督代行を務める。しかし流れを変えられず、10月29日に最下位が確定した。
得点力不足解消ならず、3割打者は吉田正尚のみ、先発投手が結果を残せないなどの課題が山積みのまま、2年連続の最下位に沈んだが、太田椋、大下誠一郎、宮城大弥といった若手が台頭した。
一軍 | 二軍 | 三軍・巡回 |
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投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
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リーグ最少421失点と防御率3.34でリーグ優勝チームにふさわしい投手力を見せた。リーグ開幕から13連勝を達成した菅野智之に次ぐ2桁勝利達成者は出なかったが、戸郷翔征が9勝と健闘した。
打撃陣においてはシーズン開幕後に楽天からゼラス・ウィーラーをトレードで獲得。様々な選手との併用が可能になる。骨折を押して出場していた丸佳浩、新型コロナウイルスに感染していた坂本勇人が打撃不振に陥っていたが、両者は夏場に調子をあげる。最終的には3番坂本勇人、4番岡本和真、5番丸のクリーンアップだけで233打点を記録した。守備においてはこれまで故障が多かった吉川尚輝が二塁に固定できたのが大きく、規定打席にも到達。3割打者が一人も出なかったが、リーグトップの532得点を記録した。
リーグの規定でクライマックスシリーズがないまま、2年連続で日本シリーズの対戦相手が福岡ソフトバンクホークスとなる。日本シリーズでは福岡ソフトバンクホークスに2年連続で4連敗を喫した。
一軍 | 二軍・育成 |
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投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
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筒香嘉智がメジャーに移籍し、タイラー・オースティンを獲得。
先発の今永昇太、平良拳太郎が怪我で離脱して以降は先発投手の駒不足に悩まされることになり、最初は優勝争いに加わっていたが徐々に後退。規定投球回に到達した投手は一人も出ず、逆転負け25試合はヤクルトに次いで多かった。
リーグ1位の打率.266を記録したが、バントをしないという方針が足を引っ張る形となり、犠打と盗塁はリーグ最少。得点数は3位に留まった。そんな中で佐野恵太がレギュラーに定着し、首位打者のタイトルを獲得した。
10月25日にはアレックス・ラミレス監督の退任が発表され、11月17日からは三浦大輔が監督を務めることが発表された。
一軍 | 二軍 |
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投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
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無償トレードで中田賢一、ソフトバンクを自由契約となっていたロベルト・スアレス、新外国人としてジョー・ガンケル、ジョン・エドワーズ、ジャスティン・ボーア、ジェリー・サンズを獲得した。
6月を2勝8敗と低調なスタートとなったが、7月にはボーア、サンズ、大山悠輔ら打撃陣が奮起。抑えを務めていた藤川球児からスアレスに配置転換したことで借金を返済。馬場皐輔と藤浪晋太郎を勝利の方程式に入れたことで中継ぎは安定した。
しかし10月に新型コロナウイルスの感染者が相次ぎ、浜地真澄、糸原健斗、陽川尚将、馬場、岩貞祐太、小川一平、岩崎優、福留孝介、江越大賀、木浪聖也、小林慶祐と出場選手登録抹消が10名以上にも及び、一時は3位に転落したが、10月に6連勝したことで2位に戻った。
一軍 | 二軍 | 三軍 | |
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投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
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前年同様投手陣に安定感がなく、開幕からBクラスに低迷。一時期は最下位に転落した。その後は好転することなく、8年ぶりの5位に終わり、巨人に対しては6年ぶりの負け越しを喫した。
一方で打撃陣では堂林翔太が覚醒を果たす。他には坂倉将吾、大盛穂といった若手が台頭。新人の森下暢仁に至っては10勝を挙げ新人王を獲得した。
菊池涼介は二塁手史上初の守備率10割を達成した。ところがチーム全体ではリーグ2位の73失策を喫した。
一軍 | 二軍 |
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投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
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開幕戦では18安打を記録したことで2016年以来4年ぶりに開幕戦勝利となり、開幕カードを勝ち越す。8月に一時は最下位に転落したが、大島洋平を1番、京田陽太を2番に置いてからは打撃陣に安定感が出てくる。大野雄大の初勝利は7月31日と時間がかかったが、そこから11連勝でチームの浮上に貢献。中継ぎでは祖父江大輔、福敬登が50試合以上登板、抑えのライデル・マルティネスと勝利の方程式が安定したのも大きかった。11月4日のDeNA戦でシーズン勝ち越しを決めると、11月5日には8年ぶりのAクラスを確定させた。
一軍 | 二軍 |
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投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
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序盤は上位にいたが、先発投手が結果を残せなくなってから下位に低迷する。
20歳の村上宗隆は全試合4番として出場し、最高出塁率のタイトルを獲得。3番青木宣親も打率.317、18本塁打と結果を残したが、5番打者が固定できなかったため、青木、村上との勝負を避けられるとなかなか得点を挙げることができなかった。2番を務めた山田哲人も打撃不振に陥ったため、チーム打率.242(5位)、468得点(5位)に低迷した。
8月15日のDeNA戦では小川泰弘がノーヒットノーランを達成したが、チームの完投はこの試合のみ。規定投球回に到達した投手は一人もいなかった。
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クライマックスシリーズ | 日本シリーズ |
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開催なし | 巨人(4敗) |
ロッテ(2敗) | ソフトバンク(4勝) |
ソフトバンク(4勝) |
機構 / 月 |
セントラル・リーグ | パシフィック・リーグ | ||||||
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投手 | 球団 | 野手 | 球団 | 投手 | 球団 | 野手 | 球団 | |
6・7月 | 菅野智之 | 巨人 | 村上宗隆 | ヤクルト | 涌井秀章 | 楽天 | 柳田悠岐 | ソフトバンク |
8月 | 菅野智之 | 巨人 | 佐野恵太 | DeNA | 石川歩 | ロッテ | 吉田正尚 | オリックス |
9月 | 大野雄大 | 中日 | 梶谷隆幸 | DeNA | 山本由伸 | オリックス | 浅村栄斗 | 楽天 |
10月 | 森下暢仁 | 阪神 | T.オースティン | DeNA | 岸孝之 | 楽天 | 柳田悠岐 | ソフトバンク |
太字は権利を行使した選手。
セントラル・リーグ | パシフィック・リーグ | ||||
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球団 | 国内FA権 | 海外FA権 | 球団 | 国内FA権 | 海外FA権 |
巨人 | 西武 | ||||
DeNA | ソフトバンク | ||||
阪神 | 楽天 | ||||
広島 | ロッテ | ||||
中日 | 日本ハム | ||||
ヤクルト | オリックス |
2010年代 | プロ野球2010 | プロ野球2011 | プロ野球2012 | プロ野球2013 | プロ野球2014 |
---|---|---|---|---|---|
プロ野球2015 | プロ野球2016 | プロ野球2017 | プロ野球2018 | プロ野球2019 | |
2020年代 | プロ野球2020 | プロ野球2021 | プロ野球2022 | プロ野球2023 | プロ野球2024 |
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最終更新:2025/02/16(日) 20:00
最終更新:2025/02/16(日) 19:00
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