pixivリクエストとは、イラスト投稿コミュニティサイト『pixiv』に紐付いたコミッション支援機能である。
2020年9月30日に開始されたウェブサービスで、クリエイター(創作者)にクライアント(依頼者)が作品制作を有償で依頼する「コミッション」を支援する機能である。
現在はイラスト/うごイラ(pixivのイラスト動画機能)/マンガ/小説の4種類の作品に対応している。
先発のコミッションサービスである「Skeb」と大まかなコミッションの手順自体は共通しており、初回のリクエスト以外に「打合せ」「リテイク」は一切行えない仕様となっている。支払いの手順や、納品された作品への権利関係等もほぼ同様で、お互いにほぼ同じ感覚で利用することができる。
こちらはSkebと異なり、イラスト投稿サイトであるpixiv内の機能となるため、利用にはpixivへのログインが必要となる。一方で、Twitterのような外部サービスとの連携は不要であり、クリエイター側、クライアント側ともに元からpixivを利用していればそのまま利用ができるというところが利点である。
また、pixiv内の機能であることから、納品したイラストや小説はそのままpixiv内で公開することができる。pixivが国内最大手のイラスト・小説投稿サイトであることもあり、コミッション利用者に元からpixivを利用しているユーザーも多いことから、投稿や閲覧の手間が省けることも長所となっている。
日本語・英語への自動翻訳機能も備えているため、海外のユーザーからのコミッションを受けることも可能。
クライアントの操作は概ね以下の4ステップのみ。
この操作で、相手のクリエイターにリクエストが飛ぶ。リクエストが飛ぶと、クリエイターが通知設定をしていればpixivの通知欄表示やメール通知が行われる。リクエストの進捗が進んだ場合は、クライアント側の通知欄にも表示される。
あとはクリエイター側の納品まで待つだけ。期限は依頼送信から60日後。期限切れなどで納品されなかった場合、その時点で依頼料は返金される。
納品された後の依頼料追加は不可だが、リクエスト完了から1週間のみ「ファンレター」機能で感謝のコメントをすることができる。
なお、納品された作品について修正を要求することはできない。作品はクリエイター自身に帰属するため、クリエイター側は公開自由であるのに対し、クライアントでの公開は「クリエイターの権利表記をした上で、自分のSNSに投稿する」ことのみ認められている。
まずはリクエストを受け付けるための「プラン」を登録する。現在は「イラスト」「うごイラ」「マンガ」「小説」の4通りの「作品の種類」を設定してプラン登録できる(複数登録も可)。
プランにはタイトルや内容を設定でき、こういったジャンルのみ受けたいという指定や、得意な分野のアピールが可能。プランは4つまで作成できるため、高額プランと低額プランを分ける、小説リクエストとイラストリクエストを分けるといった使い分けも可能。
クリエイターは飛んできたリクエストを見て、「このリクエスト内容/金額ならば受けたい」と思ったならばリクエストを承認する。承認が行われた時点で、クレジットカードが決済される。承認されないままのリクエストは7日で期限切れとなり、消滅する。
承認してから、クリエイターはリクエストを受信してから60日以内を期限としてpixivに投稿する(Skebと異なり、現在期限は固定)。pixivへの投稿が納品を兼ねており、手数料差し引き済みの金額が翌月下旬に振り込まれる。納品が行われずに期限が過ぎてしまった場合には、キャンセル扱いとなって決済金額もクライアントへ返金される。
イラストをpsd形式で納品したい場合など、pixivへの投稿以外の納品を行いたい場合は、pixivの「ギフトファイル」機能を使ってクライアントに個別でファイルを送ることができる。
また、リクエストでの作品投稿に限り、「URL限定公開」という方式での投稿ができる。この方式で公開した場合はURLへの直リンクでしか開けなくなるため、納品する作品の非公開を求められた場合はこの方式で公開することで事実上の非公開とすることができる。
メインとなるのは「プラットフォーム手数料」であり、クライアントが支払った依頼料から、pixivへ手数料が一定比率で差し引かれる。
pixivリクエストのプラットフォーム手数料は売上の10%で固定。
その他、振込手数料として、振込を銀行振込にしている場合は少額の手数料が掛かる(PayPalにしている場合は不要)。
pixivリクエストにおける、他コミッションサービスにない機能がこの「相乗り」である。
これは公開されているリクエストに、リクエストしたクライアント以外の第三者が追加で出資するシステムであり、第三者は元々のリクエストの依頼額と同額を積み増しすることができる。
要するに他の誰かがリクエスト金額を倍プッシュすることができる、ということである。
相乗りした第三者は元々のクライアントと同格のクライアントとなるため、ギフトファイルでの納品を受けたり、事実上の非公開であるURL限定公開のものを見られるというメリットがある。
同じく大手コミッションサイトである「Skeb」との違いをざっくりまとめると以下のようなものがある。
中立的な観点で記載するため順不同とする。
掲示板
76 ななしのよっしん
2025/06/17(火) 21:46:20 ID: TFVNi2B4kn
skebだとクリエイターが過去の依頼作でどういうジャンルを主体にしているか、R18イラストはダメとかしか分からないから、「エロはオッケーだけどグロはダメ」、「凌辱とか性交はダメだけど、裸くらいまでならいい」とかプランで説明してる、または進行中のリクエストの文章で依頼の参考になりやすくて助かるな。
(他にもあっちだとイラストか漫画形式のみ選択だけど、イラストでも人よっては人数や背景なしとかで料金が選べるのも助かる)
77 ななしのよっしん
2025/08/20(水) 20:31:30 ID: TFVNi2B4kn
リクエスト文の下書きが保存できる機能は素直にありがたい。後で修正や追記とか、やっぱり別の内容とか思いついた時に役に立つから。
78 ななしのよっしん
2025/11/25(火) 00:22:00 ID: VMg0yjEYzG
受けておいて期限切れキャンセルは1回でもイラっと来るが、期限切れさせた奴をわざわざ忘れた頃に再送依頼してきたうえで、それをまた期限切れさせるのは流石にカス過ぎる。そいつXで最近アンチが湧いてきて困ってるだとかほざいてたが、そりゃこんなことやってたらアンチも湧くだろうなと納得しかないわ。
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最終更新:2025/12/20(土) 05:00
最終更新:2025/12/20(土) 05:00
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