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1 ななしのよっしん
2023/06/11(日) 08:29:20 ID: hf4DUlm0nE
記事作成乙です
自分も作ろうと思ってて「一言一話補遺と譚海に同じ文章があるっぽい」というところまでは把握してた
あと薩摩の昔の風習(とされるやつ)でニコニコ大百科に記事がないのはひえもんとりと肝練り
肝練りはpixiv百科事典に詳細がある
ひえもんとりについて今後の記事の参考にしてもらえればと思って載せとく 間違ってたらごめん
橘南谿の西遊記に「冷物取」というものがあるのがたぶん初出で、処刑後に若者たちが肝試しとして罪人の肝を取り出すという内容だったらしい(原典未確認)
鹿児島の現地だと涙橋の牢屋敷の話と一緒に似た話が語られることがあるみたい
その後、里見弴の短編小説「ひえもんとり」で父親の話を小説化したものとして登場
処刑直後に罪人の肝を誰が一番手にするか競うもので、民衆同士で傷つけあわないように手で取り出す形になってる
そして司馬遼太郎が刃物を使う形で記述し、
「薩摩義士伝」で罪人を馬に乗せて東西両軍に分かれて争奪する競技として掲載
「衛府の七忍」では里見弴寄りに戻った描写となる(生虜だけど)
2 ななしのよっしん
2023/06/11(日) 10:48:53 ID: hf4DUlm0nE
取り急ぎ近くの図書館で西遊記の原典確認してきた
西遊記の補遺として掲載された「義烈」の最後に「冷物取」が載ってた
ただ読んだ感じ死体の試し斬りのような記述で、後の里見の小説のひえもんとりにある「肝を取り出す」とか「薬の材料になった」とかは特に書いてなかったと思う(>>1は間違いかも)
ちなみに冷物取以外にも
・この記事にあるように、犬追物が風習として後の時代まで残ってたことが書いてある
・割と切腹してる話が多い
・肝練りにあたると思われる記述も載ってる(甲子夜話とどっちが先かはわからない)
という今の胡乱薩摩と大して変わらない内容も結構あったので古文読める人は読んでみるといいかも
他の話だと生きたまま牛の皮を剥いで売ろうとする話(牛の生皮)があったけどさすがに解体した人が処刑されてる
あとは謎の豆腐道端大量投棄事件(豆腐の怪)とかが載ってた
3 ななしのよっしん
2023/06/15(木) 01:06:09 ID: VXMNdKbfNz
チャウチャウなんて元は食用犬の品種だったらしいし
やろうと思えば今でも似たようなことはできそう
やらないけど
4 ななしのよっしん
2023/07/01(土) 00:10:44 ID: t8RFRY8WIs
「動物の腹に詰め物をして丸ごと加熱し、詰め物を食う料理」自体は世界各地にあるからなあ
豚の丸焼きとか、サムゲタンとか、いかめしとか
5 ななしのよっしん
2023/08/15(火) 18:09:34 ID: nEFW/H9MpQ
北方謙三氏の「三国志」で、これの豚版を張飛が作っていて、すごく美味しそうだと思った。
犬は脂肪が少ないだろうから向いてない気もするけど、食の西洋化まではあまり動物性の脂が好まれなかったらしいし、手軽なサイズかつ手に入りやすいのもあって最適だったのだろうか。
6 ななしのよっしん
2023/08/26(土) 15:35:45 ID: jpD3U/kEOY
「えのこ」って子犬って意味もあるんだって。
エノコログサやえのころ飯って単語もあったね。
7 ななしのよっしん
2023/08/26(土) 15:37:53 ID: jpD3U/kEOY
8 ななしのよっしん
2023/09/02(土) 09:25:44 ID: j5iln/Oaum
えのころ飯はともかく、すき焼きとかは
濃い味が好きな織田信長も気に入りそうではある
9 ななしのよっしん
2023/09/07(木) 05:26:59 ID: t0VCyP55Yo
>>5
江戸時代の日本で主に食されていた肉って犬、狸、兎、猿、鼠、猫、川獺などの小動物だったらしいから、その中では体も大きい方だし詰め物しやすかったんだろうね
10 ななしのよっしん
2023/09/30(土) 19:49:08 ID: zFfBxEvvIu
えのころ飯では無いがたしか沖田が差し入れで犬持ってこられて鍋にしてみんなで食べてたし、カクゴとタケルも野良犬焼いてうまそうに食ってたから当時は普通に食われてたみたいだな
11 ななしのよっしん
2023/10/01(日) 12:20:21 ID: 2iPFx1+M67
幕末だとゴロウニンの日記にも幕府から来た役人が自分で犬を捌いて食べてるシーンがあるな
12 ななしのよっしん
2023/11/15(水) 16:36:23 ID: CyV+LG9/SI
詳しくて良い記事だナァ…
まあ良く考えれば、家畜を飼って食肉とするのが忌避されてただけで狩猟で捕った鳥獣の肉とか普通に食べてたんだから、野犬の肉だって食べててもそんなにおかしくは無いんだよな…
猫はどうなんだろう
13 ななしのよっしん
2023/11/20(月) 09:56:25 ID: dNZXLjAkHV
最後のレギュレーション違反で吹いた
14 削除しました
削除しました ID: 0dX/6OiCo5
削除しました
15 ななしのよっしん
2024/01/10(水) 02:38:49 ID: Anql+xqCG6
犬肉はともかく、肉の中に飯詰めて蒸し焼きにするのは普通に旨そうなので、
鶏モモ肉に米はさんで焼き豚用の糸で縛って、米が炊けるまで蒸して食ったことあるけど、
米が肉汁吸い込んで普通に美味かったな。
丸鶏つかってキャンプ飯とかで本格的なの作ればもっと美味そう。
16 ななしのよっしん
2024/10/09(水) 20:09:11 ID: zWvFFzOtsf
「米をかしぎて」、かしぐと言うのは米を炊くと訳すのが普通みたいだけども
子連れ狼の描写だと米をとぐことを「かしぐ」と言ってるように思えるし
えのころ飯の話だとその方が自然だと思うんだよな
17 ななしのよっしん
2024/11/12(火) 01:10:22 ID: nJa8SgokPJ
当時は人間の食事において動物性たんぱく質は貴重で、人間の残飯で育てられるような当時の犬はほぼ草食で肉の臭味は少なかったと思われる
18 ななしのよっしん
2025/01/16(木) 15:46:59 ID: 3zqcwsM5TP
19 ななしのよっしん
2025/01/27(月) 02:43:21 ID: Z2hYr5g4a4
20 ななしのよっしん
2025/09/18(木) 18:37:40 ID: HW+9WCG1jd
動物の腹の中に詰め物入れて焼いたり煮たりする料理は世界中にいくらでもあるし、
身近な家畜である犬でやらない道理はないわな
21 ななしのよっしん
2025/09/18(木) 19:17:33 ID: JDP9p3y1Wx
もしかして薩摩の奇習何かじゃなくて日本全土で裏メニューみたいな扱いされてた料理なんじゃないんスか?
22 ななしのよっしん
2025/09/18(木) 19:25:55 ID: HkJtt6fpk3
戦中戦後では他所の飼犬捕まえて皮は売り肉は以下略が横行していたそうだし、薩摩以外で名前が文献に残ってないだけで普通にあったことだろうね
23 ななしのよっしん
2025/09/18(木) 20:47:00 ID: t0VCyP55Yo
犬肉自体は江戸でも食べられてたわけだし「腹に米を詰めて焼く」ってところが「えのころ飯」の独自性なんだろうね
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