ヴァデニ(Vadeni)とは、2019年生まれのフランスの競走馬である。
2022年: ジョッケクルブ賞(仏GI)、エクリプスステークス(英GI)、ギシュ賞(仏GIII)
父Churchill、母Vaderana、母父Monsunという血統。
父チャーチルは2歳時にナショナルS、デューハーストS、3歳時に英愛2000ギニーを優勝した馬で、ヴァデニが初年度産駒になる。母ヴァデラナは5戦1勝で重賞実績はなし。母父モンズーンはドイツのGIを3勝でドイツリーディングサイアーとなった。
ヴァデニはアガ・カーン4世殿下のフランスの牧場で生産され、フランスの名調教師ジャン=クロード・ルジェの元で訓練を受けた。
ヴァデニは7月26日のラ・テスト・ド・ビュック競馬場の未勝利戦(芝1400m)でデビューし、2馬身差で勝利した。
約1か月後のドーヴィル競馬場のエレパージュ賞(L・芝1600m)に出走、このレースからクリストフ・スミヨン騎手が鞍上を務めることとなり、このレースは2馬身差で勝利した。
約1か月後のシャンティイ競馬場のコンデ賞(GIII・芝1800m)では1着から1馬身3/4の3着に敗れた。
この年は4月17日のパリロンシャン競馬場のフォンテーヌブロー賞(GIII・芝1600m)から始動。しかしこのレースでは5着に敗れた。
5月10日のシャンティイ競馬場のギシュ賞(GIII・芝1800m)では2馬身半差で快勝した。
6月5日のシャンティイ競馬場でのフランスのダービーにあたるジョッケクルブ賞(GI・芝2100m)、ここでは現地ブックメーカーで3番人気に支持されていた。レースでは先行馬を見る5~6番手で進め、直線に入りスミヨンが軽くムチで合図を送ると外側から一気に先行馬を抜き去り、更に2着馬から5馬身引き離して圧勝した。
次走は追加登録で7月2日のサンダウン競馬場での古馬初挑戦のエクリプスステークス(GI・芝9F209y≒2002m)に。ここは6頭立てとなったが、おととしのジョッケクルブ賞優勝馬Mishriffやこの年のアイリッシュ2000ギニー優勝馬Native Trail、タタソールズゴールドカップ優勝Alenquerなど不足ない相手が揃った。レースでは道中後方に控えながら直線で一気に他の馬を抜き去り、さらに内で挟まれる形から立て直したMishriffの最後の追撃をかわしてゴールした。同レースでのフランス馬の勝利は1960年のJavelot以来、実に62年ぶりとなった。
しかしゴール後スミヨンの派手なガッツポーズにより体制が崩れ他の馬に危険を与えたとしてスミヨンに12日間の騎乗停止処分が下されることとなった。
次走は9月10日のアイリッシュチャンピオンステークス(GI・芝10ハロン≒2012m)となった。レースでは好スタートだったが道中は後方に下げた。直線に入って先団に取りついたがLuxembourgとOnestoを捉えきれず3着に敗れた。
以前から当馬は2000mの馬だとルジェ調教師が語っていたが、凱旋門賞への出走を決行。しかし9月30日のレースでスミヨン騎手が他の騎手に肘打ちし落馬させてしまった。スミヨンは10月2日の凱旋門賞には騎乗できたが、ヴァデニは思いがけぬ「悪役」にされてしまった。
レースでは日本のタイトルホルダーが逃げを打つ中でいつも通り後方で様子を伺い直線に入って馬群を割るように伸びを見せたが、ここまで7連勝中で先行していたAlpinistaを捉えきれず惜しくも2着となった。
4歳初戦はイスパーン賞(GI・芝2100m)となった。ここでは後方2番手からレースを進めて直線で仕掛けられたが、最後方から抜け出していったIresineに歯が立たず3馬身差の4着に終わった。続くタタソールズゴールドカップ(GI・芝10F110y≒2112m)でも逃げ切ったLuxembourgの影すら踏めず、9馬身半差で6頭中5着に敗れた。
このレース後に咳と鼻出血が確認され、この影響かは不明であるもののこのレース以降は出走が無く、同年8月16日に引退が発表された。今後はアガ・カーン殿下がフランスに所有するボンヌヴァル牧場で種牡馬入りする予定である。
| Churchill 2014 鹿毛 |
Galileo 1998 鹿毛 |
Sadler's Wells | Northern Dancer |
| Fairy Bridge | |||
| Urban Sea | Miswaki | ||
| Allegretta | |||
| Meow 2008 鹿毛 |
Storm Cat | Storm Bird | |
| Terlingua | |||
| Airwave | Air Express | ||
| Kangra Valley | |||
| Vaderana 2009 鹿毛 FNo.20-d |
Monsun 1990 黒鹿毛 |
Konigsstuhl | Dschingis Khan |
| Konigskronung | |||
| Mosella | Surumu | ||
| Monasia | |||
| Vadawina 2002 鹿毛 |
Unfuwain | Northern Dancer | |
| Height of Fashion | |||
| Vadaza | Zafonic | ||
| Vadlamixa |
クロス:Northern Dancer 4×4×5(15.63%)
掲示板
33 ななしのよっしん
2023/05/29(月) 07:14:55 ID: f0rducvIEc
>>32
そもそもシーズンが始まったばかりだし、ヴァデニが凡走するだけで決めつけるのは…
去年のハリケーンレーンもみたいなもんでしょ
そのハリケーンレーンも復調してるし、アダイヤーも復帰戦を勝利
同期のルクセンブルクも復帰戦こそムーアのせいでゴタゴタになったが、去年の愛チャンの勝ち馬としてしっかりG1歳は
34 ななしのよっしん
2023/05/31(水) 07:35:01 ID: f0rducvIEc
どうもヴァデニはレース直後に咳と鼻出血を起こしてたみたいだね
https://
35 ななしのよっしん
2023/08/16(水) 19:48:00 ID: f0rducvIEc
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最終更新:2025/12/24(水) 23:00
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