パイルドライヴァー(Pyledriver)とは、2017年生まれのイギリスの競走馬である。
父Harbour Watch、母La Pyle、母の父Le Havreという血統。
7月13日ソールズベリー競馬場の条件戦でマーティン・ドワイヤー騎手を背にデビューして勝利を挙げる。続いてデンフォードステークス(L)4着を挟んで、パトリック・ジョセフ・マクドナルド騎手を背にアセンダントステークス(L)を勝利した。その後はドワイヤー騎手に戻ってロイヤルロッジステークス(G2)を7着と大敗して、2歳シーズンを終えた。
3歳初戦はクラシックトライアル(G3)は人気薄ながら2着に好走。続いてロイヤルアスコット開催のキングエドワード7世ステークスG2)では6頭立ての5番人気の評価だったが、レースでは馬群の中を抜け際して2着に2馬身は差を付けて快勝した。その後は、ダービーステークス(G1)に出走するもSerpentineの大逃げ独走からかなり後方の11着と惨敗した。
休養を挟んでセントレジャーステークスの前哨戦であるグレートヴォルティジュールステークス(G2)では2着に3馬身半差を付ける快勝を果たす。しかし、本番のセントレジャーステークス(G1)は最内を通るもGalileo Chromeの3着に敗れた。その後はチャンピオンステークス(G1)に出走するも7着と大敗した。
始動戦のジョッキークラブステークス(G2)は2着。続いて出走したコロネーションカップ(G1)では3着以下に7馬身以上突き放す壮絶な叩き合いの上に競り勝ちG1初制覇を果たした。その後はキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスを目標としていたがトモの筋肉を傷めたため回避し、休養に入った。
復帰戦は11月13日のチャーチルステークス(L)で、太目残りであったが番手追走から逃げ馬を捉えて押し切る横綱競馬で完勝した。
その後は香港ヴァーズ(G1)に出走。3番手に付けて最終コーナーから前の馬を捉えて押し切りを図るも後方から追い込んできた沙田巧者グローリーヴェイズに差し切られて2着に敗れた。
サウジカップデーの前座競走ネオムターフカップ(G3)に出走するが、普段よりも短めの距離や大外14番枠だったこともあり、逃げ切ったオーソリティから離された11着と大敗した。
続いてドバイシーマクラシック(G1)に出走。主戦騎手のドワイヤーが負傷したため、ドワイヤーの推薦により世界的名手ランフランコ・デットーリが騎乗することとなった。レースでは前走とは真逆の1番枠からの発馬となるが、前が壁になって間を割れず、先に抜け出したシャフリヤールらを捉え切れず4着に敗れた。
欧州帰国後は連覇の懸かるコロンネーションカップ(G1)に参戦。逃げ馬が出遅れしまい押し出されるように先頭に立ってしまい、2着は死守したもHukumから4馬身差という完敗だった。
その後は欧州上半期中長距離最強馬決定戦であるキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(G1)に出走するも最低人気という制評価だった。というものの6頭中5頭がG1馬で勢いのある馬や実績馬が多かった。
さらにデットーリ騎手はEmily Upjohnを選択し、2歳時アセンダントステークス以来の騎乗となるマクドナルド騎手はG1を4勝しているが全てLaurens1頭によるものだった。
レースはWestoverがかがり気味に先頭に立ってBroomeそれに続き、本馬が3番手に付けた。前々でBroomeが進出しWestoverは後退し、その動きに合わせてパイルドライヴァーも手ごたえ良く進出を開始。らつきながらも残り2ハロンから一気に先頭に立ち、末脚を伸ばして食い下がるTorquator Tassoを振り切って2度目のG1制覇を果たした。
この勝利により凱旋門賞での上位人気も確実視されていたが、9月に入り軽微な故障を発生し、万全の状態で出走できなくなったとして回避した。予備登録を済ませていたジャパンカップも回避し、年内は休養に入った。
2023年はドバイシーマクラシックから始動する予定だったが、またもや故障により回避し、6月のG2ハードウィックステークスから始動することになった。長期休養明けかつ故障続きが嫌われたのか2番人気に留まったが、道中3番手から最後の直線で抜け出し、2着に1馬身1/4差をつけて優勝した。
続けてキングジョージVI世&クイーンエリザベスステークスに進んで連覇を目指すも、先行から伸び負けて5着に終わった。その後右前脚の故障が再発し、9月5日に引退が発表された。通算20戦8勝(G1・2勝)。
| Harbour Watch 2009 鹿毛 |
Acclamation 1999 鹿毛 |
Royal Applause | Waajib |
| Flying Melody | |||
| Princess Athena | Ahonoora | ||
| Shopping Wise | |||
| Gorband 1999 栗毛 |
Woodman | Mr Prospector | |
| Playmate | |||
| Sheroog | Shareef Dancer | ||
| Fall Aspen | |||
| La Pyle 2011 鹿毛 FNo.13-c |
Le Havre 2006 黒鹿毛 |
Noverre | Rahy |
| Danseur Fabuleux | |||
| Marie Rheinberg | Surako | ||
| Marie d'Argonne | |||
| Lidana 2005 鹿毛 |
King's Best | Kingmambo | |
| Allegretta | |||
| Lidakiya | Kahyasi | ||
| Lilissa | |||
| 競走馬の4代血統表 | |||
クロス:Mr. Prospector 4×5(9.38%)、Northern Dancer 5×5(6.25%)
掲示板
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最終更新:2025/12/27(土) 18:00
最終更新:2025/12/27(土) 17:00
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