こちら葛飾区亀有公園前派出所とは、秋本治による、週刊少年ジャンプに連載中の漫画作品である。
警視庁新葛飾署管内、亀有公園前派出所に勤務する警察官・両津勘吉巡査長とその周囲の様子を描いたギャグ漫画作品。
ゴルゴ13、ドカベン、パタリロなどと並ぶ長寿連載漫画。略称・こち亀。1976年に連載を開始し、2012年11月現在、単行本は182巻以下続刊中。30年以上も連載しているにも関わらず、1度も休載していないため、「少年誌の最長連載記録」のギネス記録の保持しており、現在も更新中(1972年連載開始のドカベンは途中7年間の中断期間がある)。1996年から2004年までフジテレビ系にてアニメも放映され、インド、台湾などでの人気も高い。
2006年に連載30周年を迎え、『週刊少年ジャンプ』誌上で「こち亀30周年企画」が行われた。
また、同年には「超こち亀」という30周年記念書籍が発売された。
2009年8月1日午後8時からTBSでドラマ版が放送。両津勘吉役は香取慎吾。
ちなみに亀有公園は葛飾区に実在するものの、公園前派出所は架空の存在である。作者はモデル説を否定しているが、亀有駅北口にある交番は亀有公園前派出所にそっくりの形をしている。
こち亀の初期は、「山止たつひこ」というペンネームで活躍しており、これは当時週刊少年チャンピオンで「がきデカ」を連載していた「山上たつひこ」をパクっている。やたらと長いタイトルとこのペンネームは新人賞で編集者の目にとまるように考えた策であった。
連載当初、長期連載を予測しておらず、すぐ終わるだろうと言うことで、こち亀が終わったら本名に戻そうと考えていたのだが、これほどの人気が出るとは思わず、また、山上たつひこ氏からのクレームもあったということで、100話を記念に本名に戻している。(クレームについては、かなり反省していたそうです)
単行本の作者名も本名に戻っているので、「山止たつひこ」と書いてある単行本(6巻まで、1979年までの版)は、割りと貴重である。
2006年に週刊少年ジャンプで行われた特別企画。
42号では『両さんを探せ!』というタイトルで、この刊に連載された全ての作品に両津が登場した。
46号では「亀祭り第2部」というタイトルで、42号に連載された作品から全83種の人物・アイテムがこち亀に登場した。
参加作品は以下の通り。
そのほか、漫画家の大暮維人は自身が週刊少年マガジンで連載している「エア・ギア」内で両津を堂々と登場させており、その後ジャンプの巻末作者コメントにて秋本氏から感謝のコメントが送られていた。
詳しくは個別記事を参照。また、以下のキャラの家族については、そのキャラの記事に記載している。
早乙女リカ | 交通課勤務。両津を毛嫌いする婦警達のリーダー格。 |
乙姫菜々 | 交通課勤務。実は売れっ子少女漫画家であり、ペンネームは「愛野 神女」。 現在は本田と交際している。 |
恵比須海老茶 | 一時期公園前派出所に勤務していた警官。 笑い上戸で何でもないことですぐに笑ってしまうが、怒ると狼男のようになる。 |
忘田 | あれ?どんな人物だったっけ? |
悪魔田死神 | 葛飾署結婚したくない男2位。 |
根画手部不吉 | 何でもネガティブな方向に考えてしまう警官。 一時期は両津によってポジティブ思考に変えられたが、また戻ってしまった。 |
次長 | 新葛飾署の次長。かなり初期から登場しているが、未だに名前がない不憫な人。 昔は不真面目な警官だったようだ。 |
坊那須課長 | 葛飾署課長。署員の給料を管理しており、ボーナスの時期になると登場する。 |
丸出ダメ太郎 | 警視庁が開発したロボット警官4号。別名綾小路ダ・ヴィンチ。 |
度怒り炎の介 | 警視庁が開発したロボット警官5号。怒るとショートして全身が発火する。 |
電極スパーク | 「スーパー電子」社長。息子をも新製品のモニターにする仕事の鬼。 |
電極冷 | スパークの妻。常識人。 夫が子供たちをモニターにすることに強く反発している。 |
電極+ | スパークの息子。クールな性格で、最新の電子機器を自在に使いこなすスーパー小学生。 檸檬に恋心を抱いており、檸檬の前では打って変わって別人のようになる。 |
白鳥麗次 | スーパー金持ち。麗子に恋をしている。 |
絵崎コロ助 | 中川の大学時代の教授。発明家でもあり、たびたび変な発明をしてまわりをパニックにする。 アニメではトンデモ教授と呼ばれる。 |
白浜カトリーヌ | ニコニコ寮の寮母さん。優しい性格のため寮のみんなから慕われている。 昔は吉原トメという名前だったが、後に設定が変更された。 |
寮長 | 原作初期にいたニコニコ寮の寮長。 両津すらも恐れる存在だったが、いつの間にかいなくなっていた。 |
花山理香 | 天国に住む魔法使いの爺さん。 素行の悪い両津を懲らしめるために天国からやってきて、両津に天罰を与える。 実はかなりのスケベで、マリアを本当の女にした張本人でもある。 |
犬 | 原作初期のキャラ。派出所の近くに住む犬。 派出所で飼われていたこともあったが、いつの間にか消えていた。 |
フータロー | 原作初期のキャラ。公園に住むホームレス。 |
チャーリー小林 | 原作初期のキャラ。現在でもごくごく稀に登場することがある。 元売れっ子芸能人だったが、一発屋どまりで人気が急落してしまう。 |
羽生土地郎 | 紹介する物件という物件が欠陥住宅な、インチキ不動産屋。 |
千田珍吉 | 両津の少年時代の悪友その1。 |
戸田豚平 | 両津の少年時代の悪友その2。 |
村瀬賢治 | 両津の元同級生。弁護士を目指していたが、何の因果かヤクザになってしまった。 両津の説得でヤクザから足を洗って、刑期を終えた後は孤児院を建てるべく奮闘している。 |
神 | 全宇宙を統括する神・・・だが、両津には叶わずにひどい目にあわされる。実はカツラ。 |
閻魔大王 | 地獄を統括する恐怖の大王・・・だが、やっぱり両津にはかなわなかった。 |
ニコニコ動画では「こち亀」タグが使われることが多い。
→「こち亀 or こちら葛飾区亀有公園前派出所」でタグ検索する
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最終更新:2024/05/04(土) 04:00
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