ソシアルナイト(ファイアーエムブレム)とは、ファイアーエムブレムにおける騎馬騎士である。略称はSナイト。
ファイアーエムブレムシリーズにおける騎馬騎士であり、攻守のバランスがよく移動力にも優れる。
目立った長所はないが汎用性が高いユニットである。
騎馬系に分類され、ナイトキラー、ポールアクス、長柄刀などが弱点となる。
このクラスなくしてFEは始まらない。ロードと共にFEを象徴するクラスであろう。
「ソシアルナイト」と呼ばれる時の武器は槍で、さらに剣も使える場合が多いが ソードナイト、ランスナイト、アクスナイト、ボウナイト等に兵種が分かれている時もある。
通例上級職はパラディンで、いろいろな種類の武器を使用できる。 他にも下級職同様デュークナイト・グレートナイト・ブレイドナイト・ゴールドナイト・シルバーナイトとかなりの兵種がある。
ステータス傾向が平均的であるため極端なユニットはほぼおらず、ひたすら安定性が高いクラスである。
「最初から仲間に居る(もしくは序盤に仲間になる)赤と緑のSナイト」というのがFEの伝統の一つになっている。
また、お助けユニットとして初期メンバーにパラディンの爺さんがいるのも伝統。→ジェイガン
安定した能力のため、ソシアルナイトが最強になった試しも最弱になった試しもないが 騎兵優遇だと若干強くなり、歩兵優遇だと若干弱くなる。また、騎兵系に攻撃後再移動があると有利。
敵としても非常に…というか他のクラスに比べて圧倒的に数が多く、増援などで大挙して出現する。
攻防にバランスの取れた性能と高い移動力から、高難度モードを積んだ作品では序盤の鬼門を担うことが多い。
当然、敵将としても数多く出現する。
余談ではあるが、ソシアルナイトのソシアルは"social"(社会的な・社交的な)と予想でき、つまり公的な騎士を意味する造語だと予想できる。立場としては基本的に王子や王女の側近であるため、理に適った表現であるかもしれない。
伝聞や主観が入っているため、加筆求む。
とはいえ、安定したユニットなのでそこまで激しい上下は無い。
| 下級 | CC | 上級 |
|---|---|---|
| ソシアルナイト(剣・槍) | ⇒ | パラディン(剣・槍) |
攻撃後再移動なし。
アーマーがクラスチェンジできないため使用武器が共通、かつクラスチェンジできる事からアーマーをいらない子扱いにできる。
また、クラスチェンジによってパラディンに昇格すると、ナイトキラーの特効を受けなくなるため強みを存分に発揮できる。ただしレイピアの特効は有効。
| Lv.3 | Lv.7 | Lv.10 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| むらびと | ⇒ | ナイト(槍) | ⇒ | パラディン(槍) | ⇒ | Gナイト(槍) |
攻撃後再移動なし。
この作品では「ナイト」という名称である。汎用下級職である村人からナイトになることもできる。
マップが狭く移動力を生かせる場面は多くないが、仲間になるキャラは初期値が高い者が多いため使いやすい。
| 下級 | CC | 上級 | 下馬 |
|---|---|---|---|
| ソシアルナイト(槍) | ⇒ | パラディン(槍) | ナイト(剣) |
攻撃後再移動なし。
室内MAPでは下馬してナイト(剣歩兵)になるというシステムを採用した結果、室内では傭兵と被ってしまうため使いづらい。
ただし、ナイトになることで武器を重たい槍から軽い剣に持ち替えるため、攻速が上昇することもある。ナイトキラーによる特攻を防ぐことができるという微妙なメリットもある。が、やはり傭兵と比べる下位互換となってしまう。
第1部ではカイン・アベル・ジェイガンが初期参加。第4章でハーディン・ロシェ・ビラク・マチス、第10章でミディア、第13章で二択の結果アランが加入する。
第2部ではロディ・ルーク・セシル・アランが初期参加。第3章でマチス、第4章でシリウス、第8章でカイン、第15章でアベル、第19章でロシェ、第20章でミディアが加入する。
| 下級 | CC | 上級 |
|---|---|---|
| ソシアルナイト(剣・槍) | ⇒ | パラディン(剣・槍) |
| トルバトール(剣・杖) | ⇒ | パラディン(剣・槍・杖) |
| フリーナイト(剣) | ⇒ | フォレストナイト(剣) |
| ランスナイト(槍) | ⇒ | デュークナイト(槍) |
| アクスナイト(斧) | ⇒ | グレートナイト(斧) |
| アーチナイト(弓) | ⇒ | ボウナイト(弓) |
使う武器毎にクラス名称が分かれている。攻撃後再移動あり。
純粋なソシアルナイトは剣と槍を併用できるが、CC後でも武器レベルが低い仕様になっている。
物凄くマップが広いためひたすら騎兵ゲーであり、聖戦士の血などで優遇されたキャラは主力として猛烈に活躍する。
上記表には記していないが、主人公であるシグルドもロードナイトという専用クラスの騎兵であり、主人公としては珍しい事にとにかく強い。 職としてはロードの分類だが、下級職から騎兵なのは珍しく、またソシアルナイトに近しい感覚で運用する事になる。
第1部ではノイッシュ・アレクが初期参加。序章にてキュアン・エスリン・フィン・レックス・ミデェール、第2章にてベオウルフが加入する。
第2部では第6章にてオイフェ・デルムッド(トリスタン)・レスター(ディムナ)、二択でヨハン、第7章でフィンが復帰、ナンナ(ジャンヌ)・アレスが加入する。
子供ユニットはそれぞれの父親によって強さが大きく異なるため解説は省略する。
職分けは聖戦の系譜と同様。攻撃後再移動あり。
紋章の謎と同じく下馬システムがあり、ランスナイトやアクスナイトも城内では剣を使わなければならない。このゲームでは武器レベルは武器を使用した回数により成長するため、その点で騎乗時にも下馬時にも剣を使うフリーナイトやソシアルナイトが使用武器や武器レベルで有利。
また、魔力をプラスする武器が登場したため、トルバトールの回復力をあげることもできた。
多くのソシアルナイトが登場するので代表的なものだけを上げる。
| 下級 | CC | 上級 |
|---|---|---|
| ソシアルナイト(剣・槍) | ⇒ | パラディン(剣・槍・斧) |
攻撃後再移動なし。
沢山仲間になるがどれもそれなりに安定した強さである。
中でもアレン・ランスは久々に強い「赤緑」であり、登場時期・能力・支援速度・支援効果が良好とかなり恵まれている。ちなみにビラクのオマージュであるノア殿は言うまでもない。
本作から遊牧民という旧作のホースメンに当たるクラスが新登場した。
これは「剣士並の速さ・弓で遠距離攻撃・悪地形の影響をそれほど受けない・ 馬に乗っているがナイトキラーを完全無視・美少女がいる・クラスチェンジすれば剣で近接攻撃が出来る」など、 歴史上で猛威を振るったモンゴル騎兵を意識したらしい高性能を持っていたため、伝統的なソシアルナイトは若干霞んでしまった感もある。
もっとも、遊牧民の存在で最も不遇をかこったのは弓歩兵、というよりウォルトヲルトその人だったのだが。
職分けは封印の剣と同様。攻撃後再移動なし。
仲間になる人数はやや少ない。
封印より能力上限は低いが、相変わらず安定している。また、今回も遊牧民が登場。
余談だが、本作から特効武器が増えると共に「ナイトキラー」が「ホースキラー」となり遊牧民やトルバトールにも効くようになった。同じく騎馬特効の「ハルベルト」や「長柄刀」と比べて名前がダサいともっぱらの評判である。
主人公のエリウッドもクラスチェンジすることで騎馬ユニットとなる。
尚、今作品も遊牧民が登場するが、ラス1人だけで「登場が遅い・支援相手が少ない」等、若干のバランス調整がされている。
だがそんな者たちよりも記憶に残るだろう、外伝で海賊と共に敵として出てくるダミアン将軍が。
| 見習い | CC | 下級 |
|---|---|---|
| 新人兵士(槍) | ⇒ | ソシアルナイト(剣・槍) |
| ⇒ | アーマーナイト(槍) | |
| ⇒ | 新人兵士2(槍) |
| 下級 | CC | 上級 |
|---|---|---|
| ソシアルナイト(剣・槍) | ⇒ | パラディン(剣・槍) |
| ⇒ | グレートナイト(剣・槍・斧) |
攻撃後再移動なし。パラディンの使用武器から斧が無くなった。
アーマーナイトからもCCできるグレートナイトは移動力と上限値が歩兵系準拠となっている、こちらは武器が3種類使えるが馬と重騎士の特効を持ってしまうので注意。
新人兵士のアメリアはソシアルナイトかアーマーナイトになることができる。
例によって赤と緑の騎士、ついでに新人騎士と新人兵士(ソシアルorアーマー)が仲間になる。他にも所謂ロレンスににあたるグレートナイトのデュッセル将軍や、味方を裏切るパラディンのオルソンもいる。
特筆すべきは初期メンバーのパラディンであるゼトで、所謂ジェイガンであるにも拘らず20後半程度の見た目で、 成長率は下級職を凌ぎ、極めつけに主人公エイリークとの結婚エンドもあるというツワモノである。 (しかも、エイリークは成長の良い異性の支援相手が少ないため、十分実用的。)
主人公二人もクラスチェンジ後は騎兵であるが、エフラムは成長率は良いが上限が低く(もったいなく) エイリークは成長率は普通だが上限値が高い(割り振りが良い)となっている。
尚、グレートナイト(女)は能力上限の合計値が他の歩兵系に比べて2低いという設定ミスらしき物があるため 「新人兵士」アメリアをこれにするのはお勧めできない。
| 下級 | CC | 上級 |
|---|---|---|
| ソードナイト(剣) ランスナイト(槍) アクスナイト(斧) ボウナイト(弓) |
⇒ | パラディン(2種類) |
攻撃後再移動あり。上級職のパラディンにCCした時、元々使っている武器に加え、もう1種類好きな武器を選んで使えるようになる。
今回の赤緑は少し変化球になっていて、最初に緑のオスカーが加入してからしばらく後にマップでの会話イベントで赤のケビンを仲間に加えることが出来る。他には旧作のマチスを思い出させる馬鹿兄貴のマカロフ、エリートを所持するお嬢様のステラが加入する。今回のジェイガン、ティアマトは初の女性で、斧の強さと相まって終盤まで戦い抜くことが出来る。伸びる上級、ジョフレ将軍は加入が遅すぎる。
個々人で差はあるが、本作は特効武器の弱体化と再移動の強さ、騎馬の上限が高めなことなどからどのユニットも非常に強い。その無類の強さから蒼炎は聖戦とは違う意味で騎馬ゲーと評されることもある。
| 下級 | CC | 上級 | CC | 最上級 |
|---|---|---|---|---|
| ソードナイト(剣) | ⇒ | ブレイドナイト(剣・斧) | ⇒ | ゴールドナイト(剣・斧) |
| アクスナイト(斧) | ⇒ | グレートナイト(剣・斧) | ⇒ | |
| ランスナイト(槍) | ⇒ | グローリーナイト(槍・弓) | ⇒ | シルバーナイト(槍・弓) |
| ボウナイト(弓) | ⇒ | アローナイト(槍・弓) | ⇒ |
攻撃後再移動あり。
前作のキャラに加え、初期スキルが凄いが貧弱なフリーダ、後半お助けユニットのレ二ングが仲間になる。
ドラゴンマスターが強すぎることと、殆どが2部で固まって出てくることや能力上限が低め等の理由で あまり強くはないが、再移動を生かして戦う。敵として出てくる場合、再移動による波状攻撃が脅威であるが 今作で敵として大挙してくるのはアーマーナイト系であるため、珍しく存在感が薄い。
| 下級 | 上級 | 兵種タイプ |
|---|---|---|
| ソシアルナイト(剣・槍) | パラディン(剣・槍) | A・C(上級から)・D(上級から) |
最近低迷中であった能力上限の合計が他ユニットと同じになった上、 幸運25、守備30という「あれ、逆じゃね?」という上限値の割り振りのお蔭で対戦でも強い。
また、「兵種変更」のシステムが登場したことで、いろんなキャラがソシアルナイトになれるようになった。
この際、ソシアルナイトを含む兵種群(通称Aタイプ:Sナイト、剣士、アーチャー、魔道士、僧侶)で 一番攻守の伸びがいいため育成用にも使われる。紋章の謎を現役でプレイした人にとっては、まさかナバールがソシアルナイトになる日が来るとは夢に思わなかったことだろう。
| 下級 | 上級 | 兵種タイプ |
|---|---|---|
| ソシアルナイト(剣・槍) | パラディン(剣・槍) | A・C・D |
紋章の謎よりルーク、ロディ、セシル、マチス、カイン、上級はアラン、シリウス、アベル、ロシェ、ミディア
そこに新暗黒竜からフレイ、アカネイア戦記からベルフとライデン、さらに今回はビラクも仲間になる。
多い、多すぎる。
ルークとロディは所謂赤緑の成長をし、セシルは脆いのが弱点だが魔力成長率があるので魔道士もアリ、カインやフレイも成長は良く乗り替えもアリ、マチス、ベルフ、ライデンもそれなりに伸びる。上級加入のアランはジェイガンポジションで伸びない、すまぬ仮面ことシリウスは序盤で仲間になりかなりの成長率を持つのでルナティックでは極めて重要、アベルは所謂伸びる上級、ビラクとロシェは終盤すぎて使いにくいが追加された会話は必見、ミディアも終盤すぎて使いにくい。
今回、セシルがいることで「兵種変更」の兵種Cにソシアルナイトが追加されたが、これによって下級のうちから女性に不足しがちな力や守備を補えるようになった。また、ペガサスナイトが飛ぶ必要が無い場合ソシアルナイトにしておくとよい。
| 下級 | CC | 上級 |
|---|---|---|
| ソシアルナイト(剣・槍) | ⇒ | パラディン(剣・槍) |
| ⇒ | グレートナイト(剣・槍・斧) | |
| アーマーナイト(槍) | ⇒ |
| 特殊 |
|---|
| オーバーロード(剣・槍・斧) ※ヴァルハルト専用 |
攻撃後再移動なし。
今回も緑のソールと赤のソワレ、ジェイガン枠でグレートナイトのフレデリクが仲間になるが、他のクラスより飛びぬけて多いというわけではない。
ソシアルナイトは武器経験値が2倍貰える「練磨」と、屋外で強くなる「屋外戦闘」のスキルが手に入る。
上級職のパラディンは魔法防御が高く、ダブルで全能力が+1される「守り手」と、矢や魔法のダメージを半減する「聖盾」と聖騎士としての面が強調されている。
そのため、寧ろグレートナイトのほうがこれまでのパラディンに近いステータスで、敵の守備魔防を半分無視する奥義「月光」、デュアルガードが発動しやすい「デュアルガード+」などを持っている。聖魔では歩兵と同じだった移動力は下級騎馬と同じ7に改善したものの、馬とアーマー系の両弱点なことに注意。
緑のソールはパワータイプで赤のソワレはスピードタイプと今まで通りの赤緑であるが、赤のソワレのほうは女性であり長年言われ続けてきた「もし赤緑の片方が女だったら」というネタが22年目にしてついに実現することになった。
当然結婚もできるが、兵種が被りまくるため子供がなれるクラスが激減するという問題がある。
ジェイガン枠のフレデリクはジェイガンとゼトの性質を半分ずつ持っており、初期値が殆ど兵種分しかないのでそのままだと中盤から使えなくなってくるが、成長率は人並みのためチェンジプルフで下級に戻してやれば最後まで使える強さにできる。それ以上に、今作ではユニット同士で「ダブル」するとクラスとステータスに応じた補正がかかるため、序盤はフレデリクをダブルすることで育てたいユニットを大きく強化でき、ユニット育成に直接的に貢献してくれる。
また、敵として登場するヴァルム皇帝ヴァルハルトは性能的にはほぼグレートナイトであるが、個人スキル「覇王」によって騎馬特効とアーマー特攻を無効化しているため特効を受け付けない。専用武器ヴォルフベルグは直間両用武器。
余談だが、Sナイト特効武器「ナイトキラー」は初代以来効果範囲を着々と拡大していたが、遂に本作で「ビーストキラー」になり、馬だけでなく天馬で兎でもグリフォンでも特効という恐ろしい効果範囲を持つようになった。
なので、ソシアルナイト系以外も十分に注意を払う必要がある。
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最終更新:2025/12/14(日) 18:00
最終更新:2025/12/14(日) 17:00
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