傭兵(ファイアーエムブレム) 単語


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ヨウヘイ

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傭兵(ファイアーエムブレム)とは、ファイアーエムブレムにおける戦闘のエキスパートである。
金で雇われて戦闘をする者と言う意味と、剣歩兵系クラスとしての「傭兵」が存在する。

概要

剣歩兵系クラスの一つであり、かなりの素早さを持ちながら十分な力と守備を持っているバランス型ユニット。
紋章までは剣歩兵=傭兵だったが、聖戦以降は技と速さに偏重したものを「剣士」として別クラスに分離された。

ステータスは安定して高めだが、守備より攻撃に秀でる者が多い。
ソシアルナイトに比べると歩兵故に足が遅いが、多くの作品で基本的に強い方のクラスであるため、余程騎兵に偏重した編成でなければ一人は使う事になるだろう。
序盤で仲間になる傭兵は初期値が高い上、十分成長する強ユニット(いわゆるオグマ)である事が多い。
通例、上級職は「勇者」でトラキアの「マーシナリー」以降は剣に加えて斧が使えるのが通例になっている。
技が高いため斧でも命中率を確保でき、手斧による間接攻撃が可能になる点が非常にありがたい。

敵として対峙する際は、原則としては槍使いであるナイト系を当てるのが有効であるが、封印の剣以降の勇者には斧をメインに装備しているものもかなりいるため、返り討ちにされない様に敵の武器を確認しておく事。
剣歩兵特効の「ソードキラー」という武器もあるが、作品によって剣だったり斧だったりする。
ゲーム中盤で、敵の下級職に混じって「勇者」が出てくる時もあり、プレイヤーにとっては脅威となる。

本来は金で雇われて戦闘をこなす者の総称であるのだが、システム上は剣歩兵系を「傭兵」としているため、FEでは本来の意味での「傭兵」とクラス「傭兵」の定義がやや錯綜しており、クラス上「傭兵」でも正規軍に正式に所属していたり、逆にナイトや遊牧民が「傭兵稼業」をしていたりする。
その他、別に戦士やAナイトのようにゴツイわけでもないのに女傭兵が登場する作品は少ない。

強さの変遷

初代より今日に至るまで、弱かった事はあまりない。
常にエース級か準エース級のキャラを擁している、ファイアーエムブレムにおける花形クラスの一つ。

暗黒竜と光の剣

下級 CC 上級
ようへい(剣) ゆうしゃ(剣)

なんでも、名声を得た傭兵が勇者になるらしい。

  • オグマ:技と速さが物足りないものの、早いうちから使えるので育てれば最後まで使える。
  • ナバール:攻撃面では職種内で最強を誇るが守備が不安。あと裸鎧のいかつい武士(もののふ)です。
  • シーザラディよりも守備は伸びる(20%)。ただ他は……。下級からなので使えない事はない。
  • ラディ:オグマとナバールの良さを併せ持った性能。ただ守備成長は難しくなっている(10%)。
  • アストリア:勇者の初期値の高さがあるのでそのまま使える。ただ、攻撃面に尖っており、守備面が不安。
  • サムソン:アストリアに同じく初期値が高く使いやすい。こちらはバランスよく伸びる。

外伝

Lv.3 Lv.7 Lv.10 Lv.10
むらびと(剣) ようへい(剣) けんし(剣) ませんし(剣) むらびと(剣)
(以下ループ)

村人からクラスチェンジするとなれる。
上級職に剣士、魔戦士がいる。(剣士という名ではあるが実質は勇者と変わりはない)
魔戦士になると魔法防御が格段に上がり、その他技・素早さ等が高水準で補填される。外見、戦闘アニメ共には忍者の様な雰囲気。
更に魔戦士からもう一度村人に戻る事が可能である。これを利用して半永久的に育成する方法を『村人ループ』と言う。
元から傭兵以上の職種の者でもループにより魔道師になれるので、意外な人物が強力な魔法を覚える事もある。

ゲーム中はアルム軍とセリカ軍でユニットの偏りがあるので、村人を介して手薄な兵種を埋めてみたり逆に偏りを強めたりとプレイヤーが選択することができる。残念ながら男性しかおらず、シスターやペガサスナイトになることはできない。

なお、主人公の一人のアルムのCC先の名前は勇者。役目はロードとさして変わらないが、初期値も成長率も高い。
ちなみにCCした際に弓も装備可能になる。

デフォルトで傭兵系なのはセーバー、カムイ、ジェシー、ディーンの4人で、全てセリカ軍側である。
最初に加入するセーバーは元祖「固い傭兵」と言ってよく、傭兵系に不足しがちなHPや守備の成長に優れ、魔法防御も高めで使いやすいキャラクター。魔道士にした場合は男性で唯一「エンジェル」を使うことができる意外性を持つ。
カムイは初期値でやや劣るが速さがよく伸びるタイプ。
ジェシーは中盤加入だが成長率が高く初期値も高い。
ディーンはいわゆる初期上級キャラクターで成長率が低い。さらに女魔道士ソニアとの二者択一で加入も遅いので他の3人が育っていると使う理由がなくなってしまう。

紋章の謎

下級 CC 上級
傭兵(剣) 勇者(剣)

本作では屋内で騎乗ユニットは下馬(下馬をすると移動力をはじめとした能力が低下する)しなければならなくなり、相対的に強力なクラスになった。
第1部の序盤から仲間になるオグマ、ナバール両名の活躍振りはかなりのもので、これ以降の「傭兵」・「剣士」のイメージの元になった。
また、後の時代に剣歩兵系を恐怖に陥れたソードキラーは本作が初出であり、この時は剣であった。

第1部では2章でオグマ、3章でナバール、7章でシーザラディ、11章でアストリア、13章でサムソンが仲間になる。
アストリアとサムソンは上級職の勇者での加入となる。

  • オグマは初期値、成長率共に安定して高く、最初から2回攻撃をガンガン繰り出せるため常に最前線で戦っていける。特に下級ユニットとしては数少ない守備成長30%を持ち、いわゆる受けゲーである本作では非常に有利。総合的な期待値も全キャラで最も高く、星のオーブを使用せずとも魔防以外はほぼカンストする。さらにシーダから支援効果も受けられるなど優遇されており「傭兵=エース」のイメージを確立させたキャラだろう。
  • ナバールは3章でシーダの説得によって加入する。初期値はオグマと同等だが攻撃面の成長率は大きく上回っておりHP・力・技・速さ・幸運まではマルスと遜色ないレベル、20というステータス上限の低さと守備成長20%のため最終的な仕上がりはオグマに劣るが(ちなみに期待値総合はオグマに次いで2位)それでも他のユニットととは一線を画した強さを持ち、オグマと共にエースとして活躍できる。
    名前通り「ナバール系」の始祖であるキャラだが後のナバール系に見られる力・運の低さというものとは無縁だったりする(力成長50%、幸運成長60%)。何事も始祖は偉大であるということか。
  • シーザは初期値はまぁ普通なのだが、特に条件を入れていなければこの頃にはオグマ、ナバール両名が育ってきておりステータスでかなり差を付けられている場合が多い、加えて成長率は2人に大きく劣るのでそのまま2軍落ちしやすいキャラである。
  • ラディシーザと共に加入する。Lv1で初期値は傭兵の最低値とかなり低く、特に幸運1は色々と心臓に悪い。その分成長率は非常に高く、ナバールにも引けを取らないため育てれば強力なキャラになる……が初期値の幸運と守備の差により最終的に劣化ナバールになってしまうことが多い。(それでもかなり強いのは間違いないが…)
  • アストリアは11章でミディアの説得によって加入する。最初から勇者なのだが初期値はそれほど高くなく、オグマ、ナバールのどちからが勇者になっていれば明らかに見劣りするだろう。成長率自体は高めで特に力はかなり伸びていくため攻撃面は優秀なキャラに育つ。利用する機会は少ないだろうがミディアとの相互支援がある。
  • サムソンは13章でマルスが東の村に訪問することで加入する、西の村にいるアランとは二者択一。
    アストリアと同じ勇者Lv1だが初期値は全体的にアストリアより高く、その分成長率は控えめ。1部の敵はそれほど強くないため育てれば十分戦えるキャラではある。

敵として登場した場合は二回攻撃と必殺の一撃に注意。敵勇者は8章で初登場し、その時点ではなかなかの強敵である。ただし、力が低い分、攻撃力は高くないので低レベルの傭兵相手ならアーマーナイトやドラゴンナイトなど防御の強いユニットで完封できる。

第二部では、4章でオグマ、6章でサムトー、7章でナバール、16章でアストリア、17章でサムソンが仲間になる。
第一部と同じく、アストリアとサムソンは上級職の勇者での加入となる。

  • オグマは登場時に幼い女子供のユベロ、ユミナを護衛し、周りを海賊に包囲されている状態。さすがにオグマ一人では分が悪いので近くにいるシリウスを説得し共闘してもらおう。初期Lv、初期値共に1部より高くなっており成長率は据え置き、パオラ、カチュアが守備成長30→20%にダウンしている中でCC可能キャラでは2人しかいない守備成長30%の持ち主である(もう一人はエルレーン)。相変わらず星のかけらやオーブ無しで魔防以外の能力はほぼ伸び切るため自軍のエースとして活躍出来る。シーダからの支援効果も変わらず受けられ、それに対するストーリーも語られることになる。
    2部では奴隷剣闘士時代の過去や、シーダへの思い、ナバールとのライバル関係など個人的なストーリーが追加された。このあたりは新・紋章の謎で更に詳しく補完されている。
  • サムトーは6章でシーダかオグマの説得により加入する。見た目はナバールのフリをしているが実力は大きく劣り、初期値・成長率ともに低い。特に幸運が低いため、必殺を食らいやすい本作ではイマイチ扱いに困るキャラである。更にすぐ次の章に本物のナバールが登場するため、そのまま2軍落ちというパターンがほとんどだろう。
  • ナバールも登場時はオグマと似たような状況で、踊り子フィーナを護衛し、周囲を盗賊に包囲されている。盗賊は弱いので自軍の援護が無くともフィーナと2人で問題無く切り抜けられる。初期Lv8に対して恐ろしい初期値の高さで登場する。何故か幸運だけLvが上昇しているのに低下しているが成長率は1部と同様に極めて高いため誤差の範囲だろう。相変わらずオグマと双璧を成す強さで自軍のエースとして活躍できる。地味にフィーナへ支援効果を与えらる。ナバール自身は受けることができないが2人共レギュラーキャラなので恩恵を受ける機会は少なくはないだろう。
  • アストリアは登場自体は7・8・9章と度々あるが16章でジョルジュの説得によってようやく加入する。初期値は1部より上がっており、成長率も高めではあるが既にオグマ、ナバールが勇者として完成しているころなので、所持品のメリクルソードを没収されそのまま2軍行きというケースも珍しくない。ほとんど活かす機会もないがミディアとの相互支援も継続中である。味方としてよりも敵としての活躍のほうが印象に残る。
  • サムソンは17章でシーマの説得により加入する。初期値は1部より高く、成長率も控えめながらバランスが良いがやはりオグマとナバールの存在により2軍落ちというケースが多いだろう。シーマとの相互支援を持ち、EDでは結ばれている、二つ名は「シーマの勇者」。なかなかオイシイ役どころである。

敵としては7・8・9章で登場するアストリア率いる勇者隊が最大の恐怖。その時点では太刀打ちできない強さの上に、メリクルソード持ちのアストリアまで容赦なく追いかけて来るから尚更厄介。20章に登場する勇者はLv20に達しており、雑魚とは言い難いかなりの強敵で生半可なユニットでは返り討ちにされる危険もある。
また、11章では以降のシリーズでは斧使いとなるバーサーカーが勇者の色違いとして登場。レベル、ステータスが高く、必殺発生率の高いマスターソードを装備しているので厄介。ここは魔法の遠距離攻撃で仕留めるのがオススメである。このバーサーカー、緑色でマスターソードを持っている事からもしやリンクでは?と言う話があったりする。

聖戦の系譜

下級 CC 上級
ソードファイター(剣A スキル「追撃」) フォーレスト(剣A スキル「追撃」)
ソードマスター(剣A スキル「追撃」「連続」)

この作品から傭兵系と剣士系が分かれる事になった。ただし、下級職はみなソードファイター。
ここで傭兵系の上級(フォーレスト)になるのはホリンとスカサハ、そして代替キャラのロドルバン、ラドネイ兄妹である。
フォーレストは技と速さがソードマスターよりも3低いのだが力の上限は同じで、しかも「連続」スキルが付かないとほぼ完全な下位互換となってしまっている。
一応魔力の上限は3高いが極めてどうでもいい。

前半唯一の傭兵系剣士であるホリンはHPがメキメキ成長する体力お化け(60前後は当たり前)。
ホリンだけが持つ個人スキル「月光剣」は、子供が剣を使用できる歩兵系ユニット(ソードファイター・シーフ・ダンサー)でしか引き継げないので、月光剣を最大限生かすならブリギッドとくっつけるのがベターか。
アイラとくっ付けた場合、子供が二人とも月光剣を使用できるものの、流星剣と月光剣はどちらか片方しか発動せず、しかも流星剣の方がかなり発動しやすい(戦闘突入→流星剣発動判定→攻撃当外判定→攻撃命中判定後月光剣発動判定。この判定の順番による)ため、宝の持ち腐れになりやすい(トラキアでは同時発動が可能)。無論月光剣も発動すれば強力な攻撃ではあるので攻撃能力の底上げとしては役に立つ。
なお、ホリンとアイラの組み合わせだと死神兄妹の血が濃くなりオードの系譜が直系と同じになるので、ゲームシステム上ではバルムンクを装備可能となる。だが、神器バルムンクは質(中古屋)に流せない。故に、期待値が二人より劣るシャナンは度々プレイヤーに「ラクチェにバルムンクを渡せ」と散々野次られる。
ブリギッドとくっ付けた場合、パティの初期剣LVがBになり月光剣を継承しているので育成しやすく、育てれば十分戦力に成り得る。
余談だが、ホリンとブリギッドのカップルから生まれるファバルはHP成長率175%という驚異的な成長率を持っていてHP80達成の可能性がある貴重なユニットである。

スカサハは上述したフォーレスト故の限界から、ソードマスターとなるラクチェと比較されダメンズと見られる事が多いが、「見切り」「流星剣」+αを引き継ぐ剣使いという時点で普通に強いのであまり卑下しない様に。決して能力はスカ(はずれ)ではない。

代替キャラのラドネイは個人スキルが無い上(兵種スキルで「追撃」はある)、比較対象が流星剣と見切り持ちかつ上級職がソードマスターのラクチェなので見劣り感はハンパない。が、魔法防御の成長率がやや高めな面もあり、また違った戦略が楽しめる。なお、女性フォーレストのタイトスカート及びアイコンに萌えてラドネイを選ぶ人がいるとかいないとか。ごめんよアイラ。
同じく代替キャラのロドルバンもラドネイと同じジレンマを抱えるが、上級職はスカサハと同じなのでラドネイとラクチェ程は差が着かない(それでもかなりの差があるが)。やはりこの2人は上級者向きである。

トラキア776

下級 CC 上級
ソードファイター(剣) ソードマスター(剣 スキル「連続」)
マーシナリー(剣・斧)
アクスファイター(斧)

下級職は聖戦の系譜と同じだが、上級職のマーシナリーは剣の他に斧も使える。
アクスファイターから転職するキャラに関しては戦士(ファイアーエムブレム)を参考にして欲しい。
当然(?)ではあるが、前作のフォーレストと同じく兵種スキルは無い。ただ今作は、聖戦では非常に使いにくかった斧のバランスが改善されており、重さが一桁の手斧(専用装備)や、 特攻が付いた斧、必殺値が付いた斧がある等、これまでの作品より優遇されている斧を使える利点は生かせる。
剣士系より体格が高かったり伸びやすかったりするユニットが多いのも特徴。

ここでソードファイター上がり(もしくはそう思われるキャラ)はマチュアとラルフ、ガルザス。
マチュアは「待ち伏せ」を持っているが、それ故に後半のバーサーカー集団を相手にするのは非常に危険。
その反面ラルフの方が安心ではあるが、上級加入故に成長率が物足りない上スキルを持たないので魅力に欠ける。
一番強いのは間違い無く「月光剣」と「流星剣」を持ち、25%の確率で1ターンに2回行動できるガルザスであろうが、既に上級Lv20のため育成は不可能。とりあえず6章で敵として登場する彼に絶望を抱いて欲しい。こっちくんな。
元々強い上に、娘のマリータを近くに待機させる事で必殺率・回避率に20%の補正がかかり、近づいて来た敵を1ターンで殲滅してくれる。とは言え耐久力に不安があるため無茶な突撃は行わない様にすること。

なお、マチュアの低速飛び上がりの必殺が見たい為にスタメン起用を5周行った紳士が日本に(ry。

封印の剣

下級 CC 上級
傭兵(剣) 勇者(剣・斧)

GBAシリーズに入り、トラキアのマーシナリーを踏襲し使用武器に斧が加えられ、クラス上限値が設定された。
序盤から加入するキャラがおり使い勝手は良いのだが、本作において最強クラスと名高いソードマスターとCCアイテム(英雄の証)で競合している。また同じバランスタイプのパラディンは屋内で下馬をする必要がなくなり、三種の武器を扱い騎兵の利点を持ちつつもクラス上限値もそれほど勇者と差がない。更にキャラ性能でもアレン、ランス、パーシバルはディークオージェと比べても遜色のない能力を持つなど、本作以前に比べると少し微妙なポジションにある。

2章で3人の部下を率いて登場すると言う正にオグマポジションである傭兵ディークと、8章でオスティア所属の傭兵オージェが、ルート分岐によっては西方三島のレジスタンスの首領である女勇者エキドナが仲間になる。

  • ディークは正統派オグマ系キャラで初期値は高めで使用感もオグマに近いのだが、成長率では守備がオグマほど伸びなかったり他の成長率も上限25~30の本作では微妙に物足りなかったりする。とは言え育てれば速さ以外は満足のいく値になることが多く、CC後で14と体格が高いため重量級の剣や斧との相性も良いなどやはり安定して使いやすい。エース候補筆頭のルトガー、クラリーネと三角支援を組めるのも地味にポイントが高い。
  • オージェは登場章のわりに初期値は低いがディーク以上の成長率を持ついわゆるラディポジション。速さを中心に満遍なく伸び、総合的にはディークを超える能力を持つがCC後で体格9というのがネック。勇者は斧が使えるのが大きなアドバンテージなので、鉄の斧ですら攻速が下がるのは痛い。本作の英雄の証争奪戦はかなり熾烈なものなので1軍定着は意外と大変な道のりだったりする。
  • エキドナはマーシナリーのマチュアを別とすれば初の女性勇者。守備以外の初期値はそこそこ高く、成長率は低いがこの頃の上級職としてはマシなほうだろう。初期状態では剣Lvより斧Lvのほうが高く、初期装備も斧なのだが体格はオージェと同じ9なので剣使いにシフトさせるかボディリングによるドーピングを行った方がいい。

力上限25(女は24)・速さ上限26と上限値には難があるが、後半のドラゴンナイト軍団に対する斧のアドバンテージは大きいのでユニットとしては使いやすい。

烈火の剣

下級 CC 上級
傭兵(剣) 勇者(剣・斧)

クラス自体の基本性能は前作と同様だが、多くの剣の命中が5、槍・斧の命中が10上昇、三すくみ補正が10→15に上昇、剣士系クラス、騎兵系クラスの弱体化などのゲームバランス調整が入り、更にレイヴァン、ハーケン両名のキャラ性能が非常に高いためエースユニットの座に返り咲いた。特に斧の性能向上は大きく、勇者にCCしたら基本的に斧を使用する場面のほうが多くなる。
また特効武器のソードキラーが斧として復活し、その凶悪極まりない性能から剣歩兵系・・・というか剣士系に対して猛威を奮った。

エリウッド編16章(ヘクトル編17章)で傭兵レイヴァンが、エリウッド編25章(ヘクトル編27章)で勇者ハーケンがどちらも説得により仲間になる。両者ともヘクトル編ハードではハードブーストが掛かり初期能力が強化される。

  • レイヴァンはプリシラの説得によって加入する。幸運以外の初期値は優秀でハードブースト時はインチキじみた高さを誇る。成長率はHP~速さに特化しており(俗にいうコンウォル成長)、攻撃面では烈火最強と言っても過言ではないが幸運、守備、魔防は低めで防御面に不安を抱える。加入時から前線で戦える強さを持ち、勇者にCCして斧が使えるようになれば無双も容易。有り余る速さで補えるが体格9という低さはネックなのでボディリングでのドーピングも検討したいところ。
    支援関係も成立速度、効果ともに恵まれているので弱点の補強も簡単で、特にプリシラ、ルセアとの三角関係三角支援は非常に使いやすく、強力である。
  • ハーケンはカレルとの二者択一で特殊な条件を満たすことにより出現し、フェレ家関係者、もしくはヘクトル、オズインの説得により加入する。勇者Lv8だけあり初期値は非常に高く力技は20を超え、他の能力も高水準、ハードブースト時は力23技22を筆頭に叩き上げのレイヴァンと比べても遜色ない恐ろしい能力で登場する。初期装備で強力な勇者の剣を持ち、武器Lvも剣B・斧B、体格11と攻速落ちもしにくいため即1軍として起用できる。成長率も地味ながら必要な能力はしっかり伸びてくれるため最後まで使い通すことも可能で、特に評価プレイの時はエースとして強敵相手の切り札になってくれるだろう。

敵としては、黒い牙の「四牙」の一人としてリーダス兄弟の弟である『狂犬』ライナス(勇者)が登場し、とんでもなく強いためかなりの脅威。
さらに終章でモルフとして復活した際には、兄ロイドと支援Aを組んでプレイヤーの前に立ちはだかる。

聖魔の光石

下級 CC 上級
傭兵(剣) フォレストナイト(剣・弓)
勇者(剣・斧)
戦士(斧)
ウォーリア(斧・弓)
見習い CC 下級 CC 上級
かけだし戦士(斧) かけだし戦士2(斧) かけだし戦士3(斧)
勇者(剣・斧)
戦士(斧)
ウォーリア(斧・弓)
海賊(斧)
バーサーカー(斧 必殺+15)

本作では基本的なクラス性能に変更はないが新たに戦士からもクラスチェンジできるようになり、傭兵には勇者の他に騎乗ユニットで剣・弓が使え、速さに優れる前2作における遊牧騎兵に近いフォレストナイトがCC先に加わった。純粋な傭兵はジストのみで他二人は戦士となっている。

戦士ガルシアとセンシガルシアノムスコロス見習い戦士のロスは2章で、傭兵ジストはエフラム編13章・エイリーク編10章で仲間になる。

  • ジストは傭兵Lv10にしては異常に高い初期値と十分な成長率を持つ。守備成長が高いあたりGBAシリーズでは一番濃くオグマの系譜を受け継いでいると言える。全ての能力が高く、何をやらせても強いエースユニットとして活躍できるだろう。成長傾向や期待値、ストーリーを進める上では手斧が使える勇者が使いやすく、おまけ要素も含めると上限の高いフォレストナイトが良いだろう。
    支援関係は傭兵隊の部下達が多く、特に踊り子のテティスは成立が非常に早く、ユニットの特性上一軍に残りやすいので使いでが多い。
  • ガルシアは圧倒的なHPと力を持つが速さは絶望的に低い。勇者にするとあっという間に力がカンストして有り余る力が無駄になってしまう。新暗黒竜以降の戦士系→傭兵系にCCした時の技・速に対する強烈な補正もないため素直にウォーリアで使用したほうが良い。
  • ロスはガルシアと同様の特徴があるため勇者にすると力が高いだけで他が中途半端になってしまう。ドーピングを前提にしてもバーサーカーやかけだし戦士3という上限が高く必殺補正もある強力なクラスがあるため勇者を選ぶメリットはほぼない。

敵としては帝国六将の一人として「砂漠の傭兵上がり」である『虎目石』ケセルダが登場する。彼はクラスは勇者だが設定上もユニット性能上も剣より斧の方が得意である事から、下級時代は戦士だったのかもしれない。

蒼炎の軌跡

下級 CC 上級
レンジャー(剣) ロード(剣)
勇者(剣・斧)

今回は主人公アイクが傭兵団の団長であるため、言ってしまえば「主人公が傭兵」という事になる。
その姿はシーザやオージェ型の傭兵のそれであり、能力値の配分も従来の傭兵を踏襲したものに加え主人公補正がかかっているため非常に強い。
親父のグレイルも強かったらしい(クラスは勇者で内部データではロードと上限値が一緒)。
なお、主人公が傭兵系であるため、汎用剣歩兵は剣士のみである。

暁の女神

上級 CC 最上級
ブレイブ
勇者(剣)

ヴァンガード
神将(剣・斧 奥義:天空)

前作に引き続き、アイクが第三部の主人公として登場する。蒼炎でのシーザ系から親父似のマッチョになり、若干魔防は下がったがその強さと猛烈な主人公ぶりは健在で、第一部の主人公が涙目になる程。
ほとんどのユニットが自分が得意な武器しか武器レベルを最大のSSにできない中、例外的に剣・斧の武器レベルを共にSSにできるため、親父の形見の斧「ウルヴァン」で戦う事もできる。

新・暗黒竜と光の剣

下級 上級 兵種タイプ
傭兵(剣) 勇者(剣・斧) B

今回からナバールラディは剣士になったため、傭兵はオグマとシーザのみとなったがどちらも強い。
なお、オグマの服装がFC版準拠の皮鎧になっており、SFC版に比べると大分マッチョになった。
上級はアストリアとサムソンが仲間になるが、サムソンは大幅に弱くなった。(初期値がそのままにもかかわらず初期レベルがLV1からLV10に上がっている)

「兵種変更」のシステムが登場した事で、いろんなキャラが傭兵になれるようになった。
傭兵はクラス補正が大きいため、Bタイプ(傭兵、戦士、海賊、アーマー、ハンター、ダークマージ)のユニット、特に戦士と海賊はとりあえず傭兵にすれば戦いやすくなり、速さの成長率もUPする。
しかし、結果的に初期傭兵であるオグマの初期能力値の個人分が大分減る事になってしまった。
Bタイプは能力調整がしやすく、傭兵と戦士は行き来させて育成するとお互いの成長率を補い合う上、上級職の勇者は(剣・斧)であるため下級で上げた武器レベルは大いに役立つ。そのため、オグマを戦士、バーツを傭兵にして運用するという事態が多々発生する。

新・紋章の謎

下級 上級 兵種タイプ
傭兵(剣) 勇者(剣・斧) B

紋章の謎のオグマに加え、以前は第一部だけだったシーザも仲間になる。
オグマは第二部になっても相変わらず皮鎧のままとなっているが貫禄の強さで、今回は個人初期値も高い。
サジマジバーツ・ユミナユベロ・サムトー・ナバールと支援を与える相手が多いのも大きい。
シーザも弱くはないのだが、成長率はオグマにやや劣り加入がやや遅いため育てるのに苦労する。
上級はアストリアとサムソンが仲間になる。
サムソンは剣より斧の方が得意になった。強さはそれなり。
アストリアは紋章の謎同様敵として7,8,9章で突っ込んで来るのだが、5章にあった闘技場が無くなったため9章の闘技場を使いたいプレイヤーが多く、どうやって殺さずに何とかするかという事を思案する羽目になった。なお、7,8,9章でアストリアが持っているメリクルは使いきらせてしまっても次の章でちゃんと持っている。

前作同様いろんなキャラが傭兵になれる。
今回は前回ほど補正は大きくないため、傭兵になるだけで能力底上げとはいかないが、能力のバランスが良いためやはりBタイプのユニットを傭兵にすれば戦いやすくなり、速さの成長率もUPする。

覚醒

下級 CC 上級
傭兵(剣) ボウナイト(剣・弓)
勇者(剣・斧)
戦士(斧)

人生経験豊富なオヤジ傭兵のグレゴと、上級加入でフェリア王フラヴィアが仲間になる。
子世代ではキツめのツンデレのセレナとアイドル系男子のアズールが仲間になる。
またクリア後の配信マップで、『蒼炎の勇者』の末裔パリスを仲間にできる。

今作の傭兵も安定した能力で性能は高く、(幸運×2)%の高い確率で武器の摩耗を防ぐ「武器節約」、反撃時に命中・回避率に10%の補正がかかる「後の先」と習得スキルも有用。
上級職の勇者は技の数値と同じ確率で与えたダメージの半分を吸収できる「太陽」と斧相手に命中・回避に+50%の補正がかかる「斧殺し」を習得できる。デュアルによってやっつけ負けが発生しがちな今作では前者はありがたい存在だが、後者はどちらかと言うと槍を使うクラスに転職した時に役立つスキルである。

グレゴはオグマポジと言っていいのか怪しいが、ステータスは魔力と魔防以外満遍なく伸び、剣士や蛮族になれるため戦闘に有用なスキルを一通り習得できる。
フラヴィアはステータスや成長率は高いが、支援相手等が少ない今作の上級加入枠である。
セレナは優秀な母親と比べられた事がコンプレックスだったらしいが、その母親の成長率やクラスも遺伝するため母親を超える自軍最強レベルの性能が期待できる。
アズールは母親最大の特徴(踊り子)こそ遺伝できないものの母親分だけでグレゴと同じクラスになるため、近接戦に有用なスキルを大体自力で用意でき、誰が父親でも問題なく高性能となる。
パリスは「天空」こそ習得できないが、傭兵・勇者のスキルに加え「月光」を初期習得している。クリア後追加キャラの常として支援が乏しいのが欠点。

珍しい点としては、今までなぜかほとんどいなかった女傭兵が普通に登場し、異伝でちょこっと登場するマリスもBSアカネイア戦記準拠で傭兵になっている。スキルが強いのでなれるユニットは是非なっておきたい。遺伝を含めると以下のキャラが傭兵にクラスチェンジできる。

  • グレゴ、セレナアズール、フラヴィア、パリス(初期クラスが傭兵または勇者)
  • ルフレ、ティアモ、ドニ(チェンジプルフで傭兵になれる)
  • 上記ユニットの子供及びヴェイクの(遺伝による、ヴェイクは娘の場合のみなれるクラスが変化して傭兵になる)

if

下級 CC 上級
マーシナリー(剣) ボウナイト(弓・剣)
ブレイブヒーロー(剣・斧)
アクスファイター(斧)

白夜側が剣士系の侍、暗夜側が傭兵系という区分けになった。また暗夜側になるにあたってクラス名が直訳され、トラキアで上級職だったマーシナリーが下級職になった。
今作でも安定した能力で性能は高いがスキルが変更され、反撃時に与えるダメージ+3の「後手不敗」と、ターン開始時に幸運%でHPが最大値の20%回復する「負けない心」となった。
上級職はブレイブヒーロー。『勇者』を二重翻訳している。こちらのスキルは変更されておらず、技の数値と同じ確率で与えたダメージの半分を吸収できる「太陽」と斧相手に命中・回避に+50%の補正がかかる「斧殺し」を習得できる。今作では敵の攻撃が激しすぎるためどちらのスキルも前作同様極めて有用である。

初期マーシナリーは前作のセレナにそっくりなルーナと、アズールにそっくりなラズワルドが仲間になる。なぜそっくりなのかは支援会話や有料DLCなどで判明する。また子世代でラズワルドの娘のソレイユが加入する。

ルーナは若干非力だが速さと守備が伸びやすく、戦場に安定して立たせておくことができる。個人スキル「負けん気」は攻陣の後衛時に前衛が必殺を出せば自分も必ず必殺を出すというもの。もう一つの資質は天馬武者。暗夜で使える白夜の兵種なので貴重かも。
ラズワルドルーナより力と技があり魔力以外の全能力が平均的に伸びる。個人スキル「青の踊り」は、使用すると周囲2マスの味方の力・速さを1ターンの間1上昇させる。他の叫び系と組み合わせるのも手か。もう一つの資質は忍。前作のアサシン(剣士)+蛮族ということなのだろうか。
ソレイユはラズワルドより力が伸びるがHPは控えめ。個人スキル「女の子好き」は女性キャラが後衛だと与ダメ+2・被ダメ-2と発動しやすく強力。

今作のモブのマーシナリー/ブレイブヒーローは従来と異なり、きらびやかな鎧をまとった騎士風の姿をしている。また、速さよりも力のほうが高かったりする。

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