アズール(ファイアーエムブレム)とは、ニンテンドー3DS専用ソフト「ファイアーエムブレム 覚醒」の登場人物である。この記事では、「ファイアーエムブレムif」に登場するラズワルドについても解説する。
※ネタバレ要素を含むので観覧注意!※
外伝6章でクロムかオリヴィエで話し掛けると仲間になる。ルキナ達と同じく絶望の未来からやって来た子世代組で、彼はオリヴィエの息子。CVは木島隆一。誕生日は8月7日で、2008年のこの日にニンテンドーDSソフト「ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣」が発売された。初期職は傭兵。
明るく人当たりのいい性格だが、恥ずかしがり屋な一面もある(母親程ではないが)。また、人が良過ぎるところがあり、そのせいでトラブルに巻き込まれる事もしばしば。見た目は普通にかっこいい少年なのだが、普段の行動のせいで、もっぱら「残念なイケメン」となっている。
彼の最大の特徴はやはり「女好き」である事だろう。女と見たらすぐお茶に誘うナンパ師で、本人曰く女の子と仲良くしたいという気持ちは、理屈ではなく生まれついての本能らしい。但し、軽く見られてしまう為成功率は低い。ぶっちゃけブレディやジェロームの方がモテたりする。女好きと人の良さが祟って、賊の一味に騙されてボコボコにされたり、一服盛られて身ぐるみ剥がされた事もある。それでもめげずにナンパに勤しむ粘り強さはある意味尊敬に値する。女性に所構わず声を掛け、女の友人に追い駆け回されて弓を撃たれたりする姿は、さながらラブコメやギャルゲの主人公の様である。ちなみにロリコンではない様だ。
幼い頃のアズールは、母親に似てもの凄い恥ずかしがり屋であり、それを治したがっていた。その事をオリヴィエに相談したところ、「男性が度胸を付けるには、女性に声を掛けるのがいちばんです…!」と教えられた為、試しに声を掛けてみたら意外と上手くいってしまう。そして次第にそれが癖になり、最終的にはナンパそのものが目的となっていった。その結果が立派なナンパ男の誕生、という事である。
そしてこのオリヴィエの論理は、彼女の友人に教わったもの。つまり、その友人こそが最大の元凶である。犯人は誰であるかはオリヴィエの支援会話で判明する(ちなみにその友人は、とある本を見てその理論を提案した為、元凶の元凶はその本という事になる。著者は公開されていない為、誰が書いたのか少し気になる)。
そんな浮ついたイメージばかりあるアズールだが、実際はルキナと同じく相当な期待と覚悟を背負った戦士である。
普段ヘラヘラ笑って見せている彼だが、本当は後ろ向きで落ち込みやすく、すぐに泣いてしまう性格である。だが彼のいた絶望の未来では、皆から期待されていた為、弱いところを見せる事が出来なかった。皆の事を優先して考えるお人良しな性格の為、いつも悩みや不安のある本心を押し殺して笑顔を作り、父や母を亡くしても自分は平気だと周りに思わせながら戦い続けていた。暗い表情をしていては周りにも伝染してしまうと考えており、彼の明るい性格は意図的にそうしている部分もある。女好きである事には変わりないが。
「軍の中で一番、○○」は、「軍の中で一番、夜中に出歩いている」。実は彼の将来の夢はダンサーになる事。だが、まだまだ修行中らしく、練習風景を見られるのも恥ずかしいので、夜な夜な出歩いては一人で訓練をしている。振り付けはオリヴィエから色々教わっていたが、彼女が亡くなってしまってからは独学で振り付けを考えていた。ちなみに剣術も彼女から仕込まれていたらしい。ただ、今作では彼は踊り子になる事が出来ないので注意。男のダンサーってのもありっちゃあありだと思うが。 ただそのかわりに本作の強クラスの一つである傭兵になれる。
ちなみに彼は、クロムの子供になる可能性のある人物の一人で、そうなった場合ルキナと逆の目、つまり右目に聖痕が刻まれる事になる。
人気投票では男性総合で6位、子世代男性では2位(子世代男性の1位はウード。…確かに納得だわ…)。その結果なのか、『覚醒』の次の作品である『ファイアーエムブレムif』において、彼にそっくりなキャラクターである「ラズワルド」が登場する。彼については後述する。
"アズール"は青系統の色の名前から。
海外版ではInigo(イニゴ。バスク起源のスペイン語人名)と全然違う名前になっている。
オリヴィエの子供ではあるが、先述の様に踊り子ではなく傭兵となっている。
親のオリヴィエの兵職も剣士系、ペガサスナイト系と優秀な為、武器節約、太陽、流星、滅殺、親からの引き継ぎで疾風迅雷と、多くの強スキルを習得可能で、マーク、セレナと並ぶ子世代エースの筆頭。
元々母親のオリヴィエの成長限界値が物理系と魔法系で平均的なので、彼の最終的なクラスは父親が物理系か魔法系かで変わってくるだろう。
元々傭兵・剣士の適性を持っていることから、各所で引っ張りだこになるドニやグレゴはあまり父親として適さない。特にグレゴ父の場合、なれる職種が全然増えないので全く持って損。もっとも、グレゴが一回り強くなってそれで疾風迅雷使えるだけで相当やばいのだが…
そんな彼が最大の真価を発揮するのはクロムが父親の時。クロムの息子は必ず王の器を引き継ぐ。天空が無いのは残念だが、そんな事が吹き飛ぶ位に王の器を有効活用出来るのが彼。
王の器は%で発動するスキル全てが+10%されるというもの。一撃必殺の滅殺も例外ではない。DLCスキル『限界突破』やダブル、各叫びや武器等で最大級に技をドーピングしても、滅殺は王の器無しでは最大約22%の確率でしか発動出来ない為、この+10%は恐ろしく大きい。また、武器節約にも王の器が乗る。武器節約の発動確率は幸運値の2倍で、クロムが父親の場合の幸運最大値は47なので、47×2+10>100(%)なので、武器節約が必ず発動する。
つまり、練成で強化した勇者の剣を武器節約で消費する事無く連続で叩き込めるのだ。アズール単体でも平均約24%で発動する滅殺を乗せて。さらに疾風迅雷で再行動可能。かつての死神兄妹も真っ青な死神の誕生である。
(なおこの場合、限界突破/武器節約/王の器/滅殺で4つスキル枠が埋まってしまう。最後のスキルとして生命力を吸い取る太陽と疾風迅雷のどちらをつけるかで悩んでしまう)
さらに、マイユニ女と結婚してマー坊に王の器を継承させたら…。
最大の欠点は、母親オリヴィエの加入が11章の最初である事。クロムは11章終了時点で結婚してしまう為、10章までクロムの他の結婚相手候補(スミア、ソワレ、マリアベル、マイユニ女)を出来るだけ遠ざけるか、彼女らのカップルを成立させておき、クロムを"売れ残り"にするかをした上で、11章で支援レベルを頑張って上げる必要がある。
幸いオリヴィエは踊り子なので、ダブルしていないクロムを30ターン位延々と再行動させ続けるか、クロムが十分育っていればダブルを組み、絆の種を使った上で初期配置の敵に対して無双すれば良い。
(と簡単に書いているが、ノーマルならともかくルナティックでこれをやるのは相当きつい)
余談だが、ナンパの成功確率に王の器の効果は乗らない様だ。「ナンパの成功確率を上げるスキルなんてないよ」と言われたらおしまいだろうが…
…ナンパって難しいね。うん。
ここからは、「ファイアーエムブレムif」に登場するラズワルドについて解説する。
CV、誕生日共にアズールと同じ。
暗夜王国第一王子マークスに仕えているが、経歴などは不明。女の子が好きでナンパが日課となっている。が、成功率は低く、主君であるマークスからは「軍の風紀を乱す」とされ外出禁止令を出されたこともある。臣下として大丈夫なのかと疑問に思えるが、実力は確かなようである。レオンの臣下であるオーディン、カミラの臣下であるルーナとは知人同士であり、特にオーディンとは数々の修羅場を乗り越えてきた相棒ともいえる存在だそうだ。
軍の中で一番、夜中に出歩いており、ダンサーを志しているためいつも踊りの練習をしている。昼間にやればいいのではあるが、実はとても恥ずかしがり屋なため、夜中に練習している。
結婚することで生まれる「娘」は、父親と同じく女の子が好きな「ソレイユ」。ちなみに彼女は踊りも下手で、軍の中で一番、歌がへたくそ。オリヴィエは泣いていい。
そしてファイアーエムブレムヒーローズでも実装、シナリオでは美女が実装されたら父親やガトリーら歴代ナンパ師と共に駆け付けるナンパ軍団の紅一点という唯一無二の役割を担っている。
"ラズワルド"はラピスラズリのペルシア語から取られたと考えられる。
海外版ではLaslowとラズワルドの語感を残した名前になっている。
初期兵種は「マーシナリー」。同じく経歴不明のマーシナリー、ルーナと比べると、力・技・幸運が伸びて、防御面で弱い。固有スキルは「青の踊り」。周囲2マスの味方の力・技を+1する踊りを踊れる上昇量は低いが、能力上昇は他と被らない固有の「青の踊り」としてカウントされる。叫びや薬での強化と重ねがけができる。
もう一つの資質は、「忍」。なぜか他二人とは違い、あまり前作のイメージがない職業ではあるが、恐らく「アサシン」に該当するもので考えた場合にこれになるのではないかと思われる。上級職の「絡繰師」で覚えられる「現し身人形」は強力なスキルなので、覚えさせたいところではある。
このページに書いてある以上モロバレであるが、彼の正体は、「覚醒」に登場したアズールである。オーディンとの支援会話、もしくはマイルームでのふれあいを重ねると本当の名前を明かす。「if」の追加DLC「見えざる史実」では、どのようにして彼らが「if」の世界にやってきたのかが明かされる。
サイファでは下級職数枚と勇者3種・ボウナイト1種の職種でカードが用意されている。特によく使われるのがこの勇者3種のうち2種のカードであろう。そのカードのテキストを引用すると…
花の似合う男 アズール
出撃コスト3/クラスチェンジコスト2
自動型スキル/太陽:このユニットの攻撃で敵を撃破した時、次の相手のターン終了まで、このユニットの戦闘力は+20される。
自動型スキル/[CCS]運命の出会い:このユニットを支援しているカードが<女>の場合、このユニットの戦闘力は+10される。([CCS]はこのユニットがクラスチェンジしていなければ発動しない)
元々の戦闘力は60だがクラスチェンジボーナスにより女性が支援している場合戦闘力+10となりハーレムデッキとすれば基本的に戦闘力は最高クラスの70相当となる。そして、何よりも強いのが敵を撃破したとき次の敵のターンが終了するまで戦闘力+20という恐るべき「太陽」のスキルを持つ。敵を撃破すれば次のターンは高コストカードによる戦闘力強化や必殺がないと突破は困難になり、そしてそれがなくとも女性統一デッキで支援が決まれば撃破困難な壁となる。何よりも速攻系デッキに対しては周囲の敵を撃破しつつ守りを固め、デッキコンセプトを瓦解させうるだろう。
後に暗夜王国で産んだ自分の娘であるソレイユも全く同じ性能のカードを持つ。ただし、ソレイユはソレイユ自身も女であること、また覚醒のカードと暗夜のカードでは性能も全く異なるので、細部の運用は必然的に変わってくるだろう。
芳花のダンシング・ソード アズール
出撃コスト4/クラスチェンジコスト3
起動型スキル/君に花束を:【[アクション]】<女>の味方を1体選ぶ。ターン終了まで、その味方の戦闘力は+20され、その味方の攻撃は主人公以外の敵に神速回避されない。
自動型スキル/そして僕に笑顔を:このターンにこのユニットの『君に花束を』で選ばれた味方の攻撃で敵を撃破するたび、このユニットを未行動にする。
上記のカードとは異なり自分を強化する方法は無くなったが、こっちは女の子に戦闘力強化をばらまき、その女の子が無事に敵を撃破すれば(しかも主人公以外は回避ができない)再行動して更に別の女の子に戦闘力強化をばらまくひたすら女の子サポートのカード。主に上記のカードと役割を食い合わず同時採用ができるところがベスト。
余談だが、上記で紹介した上級職カード2種+ボウナイトの1種のカード(加工ありカード)については、全て担当イラストレーターがワダサチコ氏となっている。ワダサチコ氏はGBAのファイアーエムブレム三部作のイラストレーターであり、サイファでも高レアリティでおなじみの方である。
最初期からラズワルドのほうが実装。超英雄としてアズールも遅れて登場。
アルフォンスやクロム同様攻撃に全力で振ったステータスで、HP守備はそこそこで速さ魔防は低い、かなり尖ったステータス。特に武器は特殊効果のない「銀の剣」であるにもかかわらず専用武器持ちに匹敵する勢い。速さが微妙な値なので、あえて「勇者の剣」を持たせると持ち前の火力を最大限発揮できる。
与ダメージの割合でHPを回復できる「夕陽」を持つためそこそこ継戦能力が高く、HPが半分以上で斧相手なら絶対追撃かつ相手の追撃を防ぐ「斧殺し」を持つので斧相手には非常に強い。
アズール。兵種は緑魔歩兵(二つ名に蒼って書いてあるけど)。母オリヴィエ同様踊り子として登場。
踊り子のため戦闘力は控えめだが、武器「舞踏祭の輪」は自分から攻撃した時、戦闘後隣接する味方を回復する効果を持ち、「踊る」を使うことで対象の速さを上げる「疾風の舞い」、ターン開始時に隣接する味方の攻撃を上げる「攻撃の鼓舞」を持つため支援能力が高い。
掲示板
73 ななしのよっしん
2020/02/10(月) 10:44:23 ID: EZaV6EdD2Q
FEHで固有武器追加と錬成効果の追加によってかなり面白いキャラになったな。特にオーディンとの相性は抜群に良い。
74 ななしのよっしん
2020/06/16(火) 22:21:21 ID: P7oG/d/C/X
大豆畑の収穫の時に「白夜には豆を投げつける行事がある、凄いなぁ」って言ってたけどこれ暗夜だけじゃなくてイーリス、フェリア、ペレジアも節分という文化が無かったのかな、ソンシンは白夜と似てる=日本と似てるからソンシンには節分もあるのかな?ヴァルムはシラネ
75 ななしのよっしん
2023/12/11(月) 21:58:55 ID: mQ/CfH28Nv
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最終更新:2024/04/20(土) 07:00
最終更新:2024/04/20(土) 07:00
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