戦士(ファイアーエムブレム) 単語

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戦士(ファイアーエムブレム)とは、パワーに定評がある元いらない子である。
便宜上、山賊・海賊など他の斧歩兵系についてもここに記述する。

概要

斧を使って戦う「あらくれ」であり、力自慢のパワーファイター。
高いHPと力を持ち一撃必殺の威力を誇る反面、速さや守備に劣るクラスである。

ところがこのステータスの配分が大問題で、力があっても斧の命中率が低いせいで当たらず、速さが低いせいで2回攻撃ができないために攻撃力を生かせず、高いHPも守備が無いせいで攻撃により大きく削られ、速さがないせいで二回攻撃を食らった日にはかなり死にやすいと、かつては弱いクラスの代表と言ってもいい性能をしていた。
封印の剣以降に弱かったクラスがテコ入れされた際、バーサーカー(後述)は強くなったが戦士系は根本的には解決せず、蒼炎の軌跡や暁の女神でユニットの性能が整理されてようやくクラスとしての立ち位置を確立するに至った。
 
現在の性能はHPと力が高く、技や速さが並程度、守備魔防が弱いというもので、技と速さの補強によってようやく長所である力やHPを活かせるようになった。
圧倒的な攻撃力で遅い敵になら2回攻撃が狙えるが命中に不安があるという攻撃性能と、HPが高く守備が低いため重い一撃に強く多数回攻撃に弱いという防御性能を持っている。
そのため、守備が高いが足が遅く3すくみで有利な槍を使ってくるドラゴンナイト、アーマーナイト、グレートナイトなどに対して強く、剣を使い回避・2回攻撃・必殺を備えた剣歩兵系はまさに天敵ということになる。
上級職はウォーリアで弓が使え、他の弓職が軒並み素早さ寄りなのでその超威力が利点となり、守備に長けるドラゴンナイト系でも撃ち落とすことが可能である。

山賊、海賊、蛮族は戦士よりさらに技が低い分速さにも優れており、海賊は水上、山賊は山岳に侵入することができる。
ほとんどの作品に登場し、ザコ敵として敵専用クラスであることも多いが、たまに仲間になる者もいる。
高い地形効果を利用できる上、飛行ユニットと異なり弓で撃墜される心配もないのでちょっと便利。
 上級職はバーサーカー(又は狂戦士)で、斧しか使えないが水上も山岳も走破でき、大半の作品で必殺率にボーナスがつく。物理職最強の単発火力で2回攻撃して必殺まで出すという紛うことなき前衛最強の火力と、戦闘してみないと当たるか外れるか必殺か解らないという安定性の悪さを誇る。
避けゲーか受けゲーかで使用感が異なり、避けゲー寄りの作品では攻撃が全く信用ならない反面、避ける上にHPもあるため回避と耐久に優れる壁にもなり、攻撃を外してもそれで自分が死ぬ危険は少ない。
受けゲー寄りの場合、攻撃面ではぶっちぎり最強の火力を安定して出せるが、こんどは防御面が信用ならず常にやっつけ負けの危険と隣り合わせとなる。
 
敵として登場した場合は、剣士や傭兵で迎え撃てば攻撃はまず当たらないため大した脅威ではないのだが、バーサーカーと対峙する際は確率が低くとも必殺を食らって死ぬ危険があるため怖くてしょうがない。
作品によっては山賊や海賊が村を襲撃し破壊する時があるので、そこも注意すること。

また、シリーズの伝統として、1章のボスは斧歩兵であることが多い。

強さの変遷

加賀時代は大体弱かったが、作品を追うごとに徐々に強化されている。

 暗黒竜と光の剣

下級
せんし(斧)
かいぞく(斧)

戦士としてはかの有名なサジ、マジ、バーツが仲間になる。バーツは弱くないが…
また、海賊のダロスも仲間になるが、技成長率0%というツワモノである。

外伝

敵専用ユニットといて「盗賊」が登場するのであるが、役割や性能はどう見ても山賊や海賊である。
基礎値はゾンビの次くらいに弱いがLV5あたりからは多少注意したい。
稀にレアアイテム「てんしのゆびわ」を落とす。
ボスとしては山賊の長ガッハ、海賊の長ダッハがおり、共にギース(封印の剣とは無関係)の部下である。

尚、主人公アルムの初期クラスが「せんし」だが、この作品では剣使いであり扱いが異なる。
強いて言えば他のFEシリーズで言うところの傭兵に近いか。

紋章の謎

下級
戦士(斧)
敵専用
海賊(斧)
山賊(斧)
蛮賊(斧)

第一部ではサジ、マジ、バーツが仲間になり、バーツは結構強いがクラスチェンジできないため辛い。
加えて、第二部では味方に斧使いが誰もいない村の住民がぎんの斧を売って金にしようと奨めるなど酷い扱いを受けている。

聖戦の系譜

下級 CC 上級
アクスファイター(斧A) ウォーリア(斧A・弓B)
敵専用
バーバリアン(斧B)
パイレーツ(斧B)
マウンテンシーフ(斧B)

ストーリー的にもユニットとしても扱いが悪い。
当時は体格の概念がなく武器の重さを抑制する術がなかったことから、軽く十分な威力を持つ剣の絶頂期であったのだが、剣に弱い斧は非常に重く、欠点を補う破壊力も持ってはいなかったのである。
それでも再移動技能を持つアクスナイトやマスターナイトは斧を活用することができたのだが、斧歩兵には再移動による実用性も、剣士の持つ華々しい攻撃スキルも全くなかったのであった。
せめて守備を大幅に強化してくれる神器「聖斧スワンチカ」が使用可能だったら…いや、あれは重すぎて話にならない。

味方で唯一の戦士系であるアクスファイターのヨハルヴァ(斧戦士ネール傍系)は、シリーズで初めてクラスチェンジを成し遂げるものの、CCしたら斧よりも弓Bの武器レベルを生かしてキラーボウを持った方がいい。
余談だが、前半のジャムカは本来なら他の兄弟と共に斧戦士になるはずだったらしい。
(なんでも加賀の妄想が膨らむにつれてジャムカのキャラを気に入っちゃったとかどうとか)
この話からも「斧戦士=ダサい」というイメージが見てとれる。

トラキア776

下級 CC 上級
アクスファイター(斧)
マーシナリー(剣・斧)
ソードファイター(剣)
マウンテンシーフ(斧) ウォーリア(斧・弓)
パイレーツ(斧)
バーサーカー(斧 スキル「怒り」)

この作品を境にして斧ユニットの不遇が解消されてくる。
体格が導入された結果、今まで大きな弱点だった重量問題が是正され、大分扱いやすくなった。

仲間になる斧使いはアクスファイターのオーシンとハルヴァン、ウォーリアのダグダ、マウンテンシーフのマーティの4人。
マーシナリーも斧を使えるが、オーシン・ハルヴァン以外については傭兵(ファイアーエムブレム)を参照のこと。

仲間としては間接攻撃可能な専用武器「プージ」もあり、今作において強スキルとなっている「怒り」保持者のオーシンが最も使いやすい。
ハルヴァンも最初から仲間に加わる事もあって成長機会に恵まれているが、オーシンよりはステータスが偏る。
ダグダは序盤登場の上級職の例に倣って成長率は終わってるが、再行動☆1と心にくい味付け。
マーティは魔力・技・速さの初期値が0な上に成長率も低く、普通に育てたら攻撃が当たるとか言う以前の問題である。が、HP・守備・体格がバカみたいに伸びるのでリーフ強盗団育成に興味のある方は使ってみてはどうだろうか。

封印の剣

下級 CC 上級
戦士(斧) ウォーリア(斧・弓)
山賊(斧)
海賊(斧)
バーサーカー(斧 必殺+30)

開拓者と山賊海賊がひしめく西方三島という地方があり、そこでは山賊海賊はもちろん領主の正規兵や味方のレジスタンスに至るまで敵も味方も斧歩兵だらけで、味方の斧使いもほとんどがそこの出身である。神将器「天雷の斧アルマーズ」も西方三島の洞窟に封印されている。

戦士系は暗黒竜と光の剣のオマージュのような感じでワードとロットが序盤で仲間になる。
斧自体の命中率が低いことと、ワードは足が遅すぎ、ロットは火力不足でやや使いづらい。
本作のハードモードはシリーズ中でも難しい部類に入るため、破壊力のある斧がありがたい局面も少なくないのだが、一部上級職が斧も使える上、斧歩兵としても賊が割と強いため、終盤まで使うのはちょっと厳しい。
なお、上級のウォーリアで加入するバアトルは烈火の剣で再登場する。

むしろ特筆すべきは、賊の上級職としてバーサーカーが用意されたことで、斧しか使えない代わりに、飛行系以外で侵入できない「高い山」の高い地形効果を利用でき、「必殺率+30%」という反則性能もあってなかなか強かった。
味方としては弱点である技と速さが補強され高い破壊力かつバランスよく成長する海賊のギースと、技が低すぎて攻撃がサッパリ当たらないが圧倒的な火力とかなりの速さ・高い耐久力を持つFE史上唯一の味方になる「山賊」のゴンザレス、上級のバーサーカーで加入するガレットがいる。
このゴンザレス、北ルートと西ルートで強さが変化する(初期能力が一緒なのに北はLv5、西はLv10で登場)、イケメンでないのに強い、ヒロインであるリリーナとの支援があるなど何かと特殊な点が多いキャラである。

ちなみに今作ではじめて三竦みを逆転させるバスター武器が導入された。斧の場合「ソードバスター」となり、剣に対して有利になる……のだが、ソードバスター自身の命中が60と微妙なこと、斧使いは前述のように技(命中)にやや難があるため、素で命中と回避が高い剣士系相手ではあまり恩恵を得られないことが多い。

烈火の剣

下級 CC 上級
戦士(斧) ウォーリア(斧・弓)
海賊(斧)
山賊(斧)
湖賊(斧)


狂戦士(斧 必殺+15)

戦士系としては旧来の戦士タイプであるドルカスと、速さが伸びやすいバアトル、弓も得意な上級加入のガイツがおり、まだ強いとは言えないが封印の剣の時よりは強くなった。
育てることで隠しユニットのカアラを仲間にできるバアトル、顔がよく上級職にしては中々に成長するガイツはともかく、ドルカスは非常に性能が悪かった。烈火の剣に登場するユニットでは最ものろまな部類に入るのである。あまりの悪環境からアスキーアートなども作られ、半ばネタキャラとして愛されているという点では幸福と言えるかもしれない。
敵としては「黒い牙」の首領であるブレンダンがウォーリアで、終章でモルフとして復活した際には最強の斧バシリコスを振るう。

賊の方は、前作のギースに似た成長率で安定している海賊のダーツと、クラスこそ狂戦士だが砂漠の守護者という変わった経歴の上級加入ホークアイがいる。
また、異常に強いNPCのファーガスは狂戦士、「黒い牙」のヤンおじさん(非戦闘員)はアイコン上は山賊である。
狂戦士の必殺補正は封印の剣のバーサーカーの+30から+15へと引き下げられており、CCに必要とされる「覇者の証」も隠しアイテムのように扱われているが、それでも確かな強さを持っている。

今作では斧の命中が前回よりはある程度改善された他、三竦みの命中補正が10から15に上がったため、前作よりは当たるようになった。
また、前作では三竦みを反転させるバスター武器があっても依然として剣士に対して不利だったせいか、バスター武器使用時に限り三竦み補正を2倍にする効果(バスター武器同士での戦闘を除く)が追加された。そのため、前作と比べるとかなり剣士系に対して有利に立ち回れるようになった。
それに加えてソードバスターの強化版とも言える「ソードキラー」という斧が実装された。これはソードバスター同様三竦みを逆転させ、剣士、傭兵及びその上級職+ブレイドロード(リン)に対して特効というとんでもない代物。ちなみに剣装備の該当兵種と戦う際、武器だけで攻撃39命中110というわけのわからない事態になり、耐久面に難のある剣士系なら一撃爆散も十分ありうる。

作中最強の斧歩兵は主人公の一人ヘクトルだと思われるが、クラスはロードかつどっちかというとアーマー系なので割愛。

聖魔の光石

見習い CC 下級 CC 上級
かけだし戦士(斧) かけだし戦士2(斧) かけだし戦士3(斧 必殺+15)
勇者(剣・斧)
戦士(斧)
ウォーリア(斧・弓)
海賊(斧)
バーサーカー(斧 必殺+15)

戦士系はガルシア、その息子でかけだし戦士のロス、上級加入でバーサーカーのドズラがいる。
従来の戦士系同様、技と速さが低いためやっぱり使いづらい。
本作で最強の斧である双聖器「黒斧ガルム」は速さを強化するため、速さの伸びる者が持てば非常に強いのだが……
ただし、今作の仕様上いくらでも育成や補強は可能なので、高速化もできなくはない。
ちなみにかけだし戦士2・3は2周目以降限定で、かけだし戦士3には必殺率+15の補正が入る。
なお、バスター武器に続きソードキラーも継続しているが、終盤以降は敵に魔物しか出てこないため、前回より活躍の幅が狭くなっている。

敵としては個性的な容貌を持つリグバルド要塞指揮官ゲブ、5000ゴールドのためにエイリーク達に敵対した傭兵隊長ビンクスがウォーリア。
また、帝国六将「虎目石」のケセルダは勇者だが生粋の斧使いである。クリア後のフリーマップで条件を満たせば使用可能になる。

蒼炎の軌跡

下級 CC 上級
戦士(斧) ウォーリア(斧・弓)
バンデット(斧) バーサーカー(斧)

斧歩兵が非常に少なく、斧歩兵が強いのかその人物が強いのか微妙なところ。
素早さが補強され高威力の二回攻撃をぶちかませるが、守備が低いことから「豆腐」と言われるボーレと、一応必殺補正がある上級加入のバーサーカーのラルゴがいる。
ラルゴは参戦が遅すぎ、鍛えられてきたユニットの中に中々割り込めないのが欠点。
また、ボーレにはランスナイトのオスカー、弓使いのヨファという兄弟がおり、特定の条件を満たすことで弓によるトライアングルアタックを仕掛けることができる。
戦士のトライアングルアタック、それもばらばらの兵種でというのは当然シリーズ初である。
このトライアングルアタックを持つという点と、防御面の貧弱さ、力の高さから、ボーレは弓を使う方が強いということも多かった。
また、習得できる奥義は「鳴動」で、これは「敵よりも体格が高い時に技%で力/4をダメージに追加」というもの。一見有用そうに見えるが、敵よりも体格が高くないと発動しないというのが問題で、ボーレは体格が11(上級時)のため発動できる対象がかなり少なく(一般兵上級職で大半が10以上、化身後のラグズは20以上なためラグズ相手では発動不可)、ラルゴは体格はボーレよりはマシ(15)だが、ただでさえ貴重な奥義の書を回すかと言われると…

余談だが、GBA作品にあったバスター武器及びソードキラーはさすがに強すぎたせいかオミットされた。

暁の女神

下級 CC 上級 CC 最上級
ファイター
戦士(斧)

ウォーリア
勇士(斧・弩)

アクスブレイブ
斧雄士(斧・弩 必殺+5、奥義:鳴動)
敵専用
バンデット
強盗(斧)

(一部大味だが)クラス間のバランスが良いゲームであるため、強さは平均的。
奥義「鳴動」は力3倍+αのダメージと普通に強力。
防御はマシになったが代わりに魔防がダメになったため「麻婆豆腐」と言われるボーレと、斧使いのくせに力がない反面、技と速さが高く、属性のお陰で回避が凄いノイスがいる。

また、今作のウォーリアは弓ではなく弩を装備することができる。
この弩はただの弓と違い隣接する相手に撃つことが可能で、一見するとかなり高い威力を持っているが使い手の力がダメージに加算されないという特徴を持っている。
ウォーリアの高いパワーが活かせないという欠点はあるが、弩自体の威力は非常に高いうえに特効の仕様上武器威力が3倍になるため飛行系に対してとんでもないダメージを叩き出してくれる。
敵になった場合は、本来斧歩兵であるはずのウォーリアが弩を持っているということが問題で、突撃前に敵の装備を確認しておかないとないと味方飛行ユニットが撃墜される危険がある。鳥翼族も例外ではなく、ネサラどころかティバーンですら弩が直撃したらタダでは済まない。

今回は賊が仲間にならずクラスとしての「バーサーカー」が削除されたため、ラルゴは蒼炎の軌跡から唯一?自軍に再登場しないユニットとなってしまった。

新・暗黒竜と光の剣

下級 上級 兵種タイプ
戦士(斧) ウォーリア(斧・弓) B
海賊(斧) バーサーカー(斧 必殺+10)

斧が比較的強くなり、今作が受けゲーなことも相まってその馬鹿力はなかなか役に立つ。
また、バーサーカーは能力上限に優れているが、兵種変更時のボーナスが少ないためそこまで上げるのは大変。
戦士系は今まで弱かったユニットの強さが補強されたため、速さに優れるマジは普通に、技に優れるサジも一応使えるようになり、バーツに至ってははオグマ隊長以上に強くなった。
また、外伝でウォーリアのユミルが仲間になるが、外伝の出現条件が厳しいため見たことがない人も多いだろう。
復活した海賊のダロスは何故が守備が高い。

また、「兵種変更」のシステムが登場したことで、いろんなキャラが戦士や海賊になれるようになった。
戦士や海賊で育てると力やHPを補強できるので、ハンター、傭兵、アーマーナイトと合わせてBタイプ(傭兵、戦士、海賊、アーマー、ハンター、ダークマージ)は能力値の調整がしやすくなっている。
海賊は水上を移動できるのだが、リメイクの都合上海で隔てられた本来渡河前提でないマップも多いため、強いユニットを海賊に兵種変更し、海や川を渡って強襲ということも可能である。

新・紋章の謎

下級 上級 兵種タイプ
戦士(斧) ウォーリア(斧・弓) B
海賊(斧) バーサーカー(斧 必殺+10)
特殊 兵種タイプ
蛮族(斧 能力上限値30) 敵専用

前回は戦士と海賊に差はなかったが、戦士は技が、海賊は速さが伸びるように変更されている。
ウォーリアは弓による飛竜の撃墜を狙うことができるため案外使い勝手は良い。バーサーカーは必殺ボーナスこそ+10%だが力上限30速さ上限28という驚異の性能を誇り、超威力の二回攻撃で敵を粉々に粉砕できる強クラスとなっている。

紋章の謎第二部には斧使いはいなかったが、今回は第一部のみのキャラなどあらゆるキャラが登場するため、戦士のサジ・マジ・バーツが復活して序盤に仲間になるようになった。ダロスもバーサーカーとして復活している。
また、アカネイア戦記より戦士ダイスが追加されている。そして、前作でシューターだったジェイクはウォーリアになっている。さらに終盤でウォーリアのユミルが仲間になる。

サジ・マジ・バーツの強さと能力傾向は新暗黒竜の時と同様だが、今回はマジ・サジ・バーツの順でバラバラに仲間になる。例によってマジは普通に、サジは一応使える強さになっており、バーツはオグマ隊長に負けない強さを誇る。また、今作でこの3人によるトライアングルアタックが実装された。ウォーリアー、バーサーカーの破壊力と組み合わせるとルナティックのハーディンやメディウスにも普通に大ダメージが見込めるという恐ろしい事に。
アカネイア戦記より登場したダイスはバクチ好きなオヤジで娘のマリスと共に仲間になるが、成長率は高いとは言い難い。が、意外なことに魔防が伸びる。
ダロスは行き場が無かったためフレイムバレルで賊の仲間をやっており、初期値も成長もあるにはある。
ジェイクはシューターを失ったためウォーリアになっており、アンナに逢うために砂漠に来ていた。全ユニット中でも指折りの高成長率だが初期値がかなり低いため、使うなら育成を。
ユミルは終盤で助っ人として加入するが、そこまで高い能力ではない事、さらに登場マップ以降の敵がえらく強いため、ドーピングを全てつぎ込むくらいの事をしないと活用は厳しい。

敵として登場していた蛮族の一部がバーサーカーになっており、追加要素である暗殺組織のモブにもバーサーカーが多いためかなりの数が登場する。意外とソードマスターでも避けづらいため事故に注意。
敵では、暗殺組織のローローは仮面を被った個々の自我の無い『人形』とでも言うべき存在で、本体を倒さない限りガトーレナのように同じものが無尽蔵に湧いて出てくるため話の上でも戦闘的にもかなり怖い。

覚醒

下級 CC 上級
戦士(斧) 勇者(剣・斧)
ウォーリア(斧・弓)
蛮賊(斧)
バーサーカー(斧)

序盤に戦士として自警団のヴェイクが、終盤に上級のウォーリアでバジーリオが加入する。
今回は敵が硬く、支援効果で命中を補えるため高威力である斧が比較的活躍しやすい環境であり、そのパワーは大いに役に立つが守備面の弱さが問題となる。
二回攻撃が可能かどうかは微妙なラインなので剣士や盗賊とのダブルを活用すると怒涛の攻めが可能。
戦士は従来の高いHPに加え、さらに最大HPを底上げする「HP+5」としてスキル化され、必殺率+5%の「熱い心」も習得できる。
上級職のウォーリアは周囲のユニットの力を上げる「力の叫び」と、直接攻撃ダメージを相手にも与える「カウンター」を習得可能。この「カウンター」、隣接した敵から攻撃を受けた後生き残っているとデュアルアタックを除くあらゆる直接攻撃ダメージをそのままやり返すため、「カウンター」持ちの敵が攻撃を仕掛けてきたら味方ユニットが自分の反撃で自滅した、などの恐ろしい事態が発生する。
今回は飛兵がけっこう多い割に味方アーチャーが一人しかいないため、弓が活躍する機会も多い。

蛮族はチェンジプルフを使わないとなれず、なれるキャラはルフレ♂、ヴェイク、グレゴ、ヘンリー、バジーリオ、ギャンレル。
自分から攻撃して敵を倒すと幸運%で金塊(小)が手に入る「強奪」は金策に大活躍し、命中-5%必殺+10%の「一発屋」もデメリットはあまり気にならないためチェンジプルフを使う価値はある。
上級職のバーサーカーはHP半分で必殺率が+20される「怒り」、斧装備時に力が+5される「斧の達人」とバーサーカーらしいスキルが揃っている。
敵としては、たった1章の登場ながらプレイヤーに強い印象を与えたムスタファーがバーサーカーである。

今作品では過去作の神器からオートクレール、アルマーズ、スワンチカが再録されているが、聖戦の系譜ではいらない子っぷりに定評があったスワンチカが守備補正に超威力に射程1-2、しかも重さの概念がないため攻速が落ちないとかなりの高性能になっている。

if

下級 CC 上級
鬼人(斧) 修羅(斧・魔法)
鍛冶(斧・剣)
アクスファイター(斧) ブレイブヒーロー(剣・斧)
バーサーカー(斧 必殺+20、必殺回避-5)
敵専用
ダークロード(斧) ※ガロン専用

シリーズ25年目にしてついに女斧歩兵が登場し、これによりクラス継承時の男女差がほぼなくなった。
白夜に新兵種、暗夜で旧兵種2つをまとめた結果、初登場から皆勤賞だったウォーリアがリストラされた。
今作は封印以来となる命中率の低さから攻撃が当たらないことも多々あるが、その一方で硬い敵は本当に刃が立たないほど固いため、破壊力のある斧がないとやってられないことも多い。また、他のクラスより悪路の走破性にやや優れている。
また、聖魔以来11年ぶりに三竦みを逆転させるバスター武器(今作では逆○○)が復活。烈火・聖魔同様三竦みの補正効果が2倍になるため、これと殺しスキルなどをうまく活用したい。

鬼人は白夜王国の新しく登場した兵種。斧というか金棒で戦う。特徴としてはとにかく固く攻撃力が高い。そして斧使いのお決まりで命中率が低い。
スキルは相手の魔防を下げる「魔防封じ」と隣接した味方を1マス移動させる「体当たり」。ただ「魔防封じ」は物理攻撃力が高い鬼人とはあまりかみ合っていない。
上級職は斧と魔法という対照的な武器を同時に使用する修羅と、技に優れ剣と斧が使える鍛冶。
修羅は速さ上限と守備上限が同時にあり特効も受けないため壁としても優秀でスキルは自分から攻撃した時必殺率が+20される「鬼神の一撃」と、覚醒のウォーリアと同じく「カウンター」を覚える。
一方鍛冶は修羅に比べて技が高く、自分から攻撃して敵を倒した時、幸運%で鉄の白夜武器を拾ってくる「匠の技」、槍相手に強くなる「槍殺し」を覚える。

白夜王国では鬼人で仲間になるのがリンカ一人のため、パラレルプルフ等を使わない限り彼女専用の兵種となる。鬼人のスキルを他人に遺伝できるのも彼女のみ。なお暗夜編では修羅の敵将、クマゲラを捕獲して味方に引き込むことができる。

リンカは炎の部族出身の女の子で、そのボディビルダー並に割れまくった腹筋からわかる通りバリバリの肉弾系。スキルは体力が満タンでないときに攻撃力が上がる「炎の血」である。力よりも守備の高さが目立ち、手数と回避重視の白夜においては珍しい斧使いかつ守備重視のキャラなので壁役として運用することになる。ただし、兵種の割にHPと力が伸びず、武器の命中率もかなり悪いため主力として運用するには支援を上げたり他のキャラのスキルで補ったりしよう。もう一つの資質は忍。

クマゲラは前述の通り、暗夜編で捕獲スキルを持つユニット(ゼロor魔符オロチ)で捕獲し、牢屋にブチ込んだ後説得or素材を支払うかで仲間にできる。
個人スキルがないのと、捕獲ユニットであるため誰とも支援が組めない欠点があるが、高いHP、力、守備に加え、自分から攻撃した時に命中+40の「凶鳥の一撃」、高難易度ではこれに加え、自分から攻撃時に攻速+5の「飛燕の一撃」と直接間接問わず受けた魔法ダメージをそのまま返す「魔法カウンター」といった本来鬼人で習得できないスキルを習得し、弱点をカバーしているため意外と使える。ただし幸運が低いので事故には注意。

アクスファイターは暗夜の兵種で、中速中守備でキャラによってどちらが高いか分かれる。なお、今作のアクスファイターは男女とも裸の上に防具とすね当てを直付けしたスタイルのため、防具が前に集中しており後ろから見るとかなり貧相になっている。
今作では命中率の計算式の関係で全武器とも命中率が低くなりやすく、特に斧は命中率を武器レベルに大きく依存しているため特に序盤は命中率に不安要素が大きい。その一方で本作ではHPがデフレ気味のためHPが伸びるということが大きな利点になっている。スキルは「最大HP+5」と、命中-10必殺+10の「大振り」。
今回はアクスファイターの上級職がブレイブヒーロー(過去作でいう勇者)とバーサーカーになった。バーサーカーは斧しか使えないものの必殺+20という大きなボーナスがあり、封印の剣のバーサーカーに近い使用感になる。ただし必殺回避-5という地味なデメリットがあるため、必殺の高い敵と戦う際には気をつけたい(特にハロルド)。スキルは「力の叫び」と、斧装備時与ダメージ+5の「斧の達人」。
ブレイブヒーローに関しては傭兵(ファイアーエムブレム)の項目を参照。

暗夜王国では序盤に正義のヒーローなハロルド、中盤開始前にぶりっ子なシャーロッテが仲間になる。
また、カンナ外伝でウィリアムとホルモン、シノノメ外伝でバンバ、フォレオ外伝でガザックを捕獲することで仲間にできる。

ハロルドはエリーゼの部下で正義のヒーローを名乗るアメコミ風のオッサン(本人曰く青年)。力・技・守備が高いため安定して戦えそうに見えるが、極端に運が無いという設定がありそれに伴って幸運が初期値成長ともに異常なまでに低いため常に事故の危険が付きまとう。
固有スキルは自分の必殺回避を-5する代わりに周囲2マスの敵の必殺回避も-15する「不幸の塊」。もう一つの資質はソシアルナイト。

シャーロッテはガサツで打算的なぶりっ子だが、人によく見られたいと願う努力家でもある。
封印のゴンザレス以来となる極端な性能のユニットで、高いHP・力・速さを併せ持ち、冗談抜きであらゆる敵を一撃で粉砕する。しかし、やはり命中に不安があるため外した時のフォローは必要となる。反面、守備は低めで魔防は全く伸びないため防御面はHP頼りとなる。この傾向から「カウンター」のスキルが活きる。
固有スキルは女性に与えるダメージ+4必殺+20となる「女の本性」で、一般兵では巫女、ロッドナイト系、天馬武者系が該当するが、これらは総じて守備が低いため恩恵は薄い。ただし一部敵将やマイキャッスルでの戦闘など刺さる相手には刺さる。
もう一つの資質はロッドナイト。一見合わなそうだがメイドの場合、暗器が高命中直間両用の大火力になりダメージソースとして十分活用できる他、「魔殺し」も習得できる。

ウィリアムとホルモンは封印のマギー&ローズのような謎の双子?の賊。ただ、過去に出てきたのと比べるとオネェ成分が凄く強い。いつも一緒だからか登場マップでは防陣を組んで登場している。また、シリーズ常連のアンナさん同様他にも顔の同じ兄弟が多数いることが判明している(名前は全員肉の部位)。
初期能力は同じだが、ウィリアムはパワー寄りで、ホルモンは防御寄りの成長をする。

バンバは秘境の近くで道行く人に追い剥ぎを働く悪党。物語終盤では登場マップが外伝マップでもトップクラスの難易度になるため、早めにひっ捕らえておくのがベター。能力はHPが群を抜いて高い他、捕獲バーサーカーの中では技と速さに特化した成長をするため、バーサーカーよりブレイブヒーロー向き。
なお、白夜編では数少ないバランスのとれた斧使い。

ガザックは秘境近くの小さな町に巣食う悪党。あるマップではハロルドがこいつと間違えられているがちっとも似ていない。むしろどこをどう見間違えたらそうなるのか。
ちなみに暗黒竜と光の剣でも同名のボスが登場しており、そっちでは記念すべき(?)シリーズ最初のボス。
レオン加入直後あたりではアクスファイターだが、物語が進むとバーサーカーになる。スタッフから愛されているのかは不明だが、スキルが異様に充実しており、幸運%でHPを少し回復する「しぶとい心」の他、高難易度では「凶鳥の一撃」と技%で剣・槍・斧などによるダメージを半減する「大盾」といずれもアクスファイターでは習得できないスキルを習得している。
成長でも守備がかなり伸びるため、斧使いとしては普通に強い部類に入る。

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関連項目

  • ファイアーエムブレム
  • 傭兵(ファイアーエムブレム)
  • 盗賊(ファイアーエムブレム)
  • 豆腐
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