戦士(ファイアーエムブレム)とは、パワーに定評がある元いらない子である。
便宜上、山賊・海賊など他の斧歩兵系についてもここに記述する。
斧を使って戦う「あらくれ」であり、力自慢のパワーファイター。
高いHPと力を持ち一撃必殺の威力を誇る反面、速さや守備に劣るクラスである。
ところがこのステータスの配分が大問題で、力があっても斧の命中率が低いせいで当たらず、速さが低いせいで2回攻撃ができないために攻撃力を生かせず、高いHPも守備が無いせいで攻撃により大きく削られ、速さがないせいで2回攻撃を食らった日にはかなり死にやすいと、かつては弱いクラスの代表と言ってもいい性能をしていた。
封印の剣以降に弱かったクラスがテコ入れされた際、バーサーカー(後述)は強くなったが戦士系は根本的には解決せず、蒼炎の軌跡や暁の女神でユニットの性能が整理され、ようやくクラスとしての立ち位置を確立するに至った。
後年における性能はHPと力が高く、技や速さが並程度、守備魔防が弱いというもので、技と速さの補強によってようやく長所である力やHPを活かせるようになった。
圧倒的な攻撃力で遅い敵になら2回攻撃が狙えるが命中に不安があるという攻撃性能と、HPが高く守備が低いため重い一撃に強く多数回攻撃に弱いという防御性能を持っている。
そのため、守備が高いが足が遅く3すくみで有利な槍を使ってくるドラゴンナイト、アーマーナイト、グレートナイトなどに対して強く、剣を使い回避・2回攻撃・必殺を備えた剣歩兵系はまさに天敵ということになる。
上級職はウォーリアで、弓が使えるようになる。射程2をカバーしやすくなり、アーチャーにはなかなかない高威力の射撃をお見舞いできる。
「戦士(Fighter)」と「ウォーリア(Warrior)」ってほぼ同じではというツッコミは禁句。
山賊・海賊・蛮族は戦士よりさらに技が低い分速さにも優れており、海賊は水上、山賊は山岳に侵入することができる。
ほとんどの作品に登場し、ザコ敵として敵専用クラスであることも多いが、たまに仲間になる者もいる。
高い地形効果を利用できる上、飛行ユニットと異なり弓で撃墜される心配もないのでちょっと便利。
上級職はバーサーカー(又は狂戦士)で、斧しか使えないが水上も山岳も走破でき、多くの作品で必殺率にボーナスがつく。物理職最強の単発火力で2回攻撃して必殺まで出すという紛うことなき前衛最強の火力と、戦闘してみないと当たるか外れるか必殺か解らないという安定性の悪さを誇る。
避けゲーか受けゲーかで使用感が異なり、避けゲー寄りの作品では攻撃が全く信用ならない反面、避ける上にHPもあるため回避と耐久に優れる壁にもなり、攻撃を外してもそれで自分が死ぬ危険は少ない。
受けゲー寄りの場合、攻撃面ではぶっちぎり最強の火力を安定して出せるが、こんどは防御面が信用ならず常にやっつけ負けの危険と隣り合わせとなる。
敵として登場した場合は、剣士や傭兵で迎え撃てば攻撃はまず当たらないため大した脅威ではないのだが、バーサーカーと対峙する際は確率が低くとも必殺を食らって死ぬ危険があるため怖くてしょうがない。
作品によっては山賊や海賊が村を襲撃し破壊する時があるので、そこも注意すること。
また、シリーズの伝統として、1章のボスは斧歩兵であることが多い。
加賀時代は大体弱かったが、作品を追うごとに徐々に強化されている。
| 下級 |
|---|
| せんし(斧) |
| かいぞく(斧) |
戦士としてはかの有名なサジマジバーツが仲間になる。バーツは弱くないが…
また、海賊のダロスも仲間になるが、技成長率0%というツワモノ。
敵専用ユニットといて「盗賊」が登場するのであるが、役割や性能はどう見ても山賊や海賊である。
基礎値はゾンビの次くらいに弱いがLv5あたりからは多少注意したい。
稀にレアアイテム「てんしのゆびわ」を落とす。
ボスとして山賊の長ガッハ、海賊の長ダッハがおり、共にギース(封印の剣の海賊とは無関係)の部下である。
尚、主人公アルムの初期クラスが「せんし」だが、この作品では剣使いであり扱いが異なる。
強いて言えば他のFEシリーズで言うところの傭兵に近いか。
| 下級 |
|---|
| 戦士(斧) |
| 敵専用 |
|---|
| 海賊(斧) |
| 山賊(斧) |
| 蛮賊(斧) |
第一部ではサジマジバーツが仲間になり、例によってバーツは結構強いがクラスチェンジできないため辛い。
加えて第二部では味方に斧使いがおらず、村の住民がぎんの斧を売って金にしろと奨めるなど酷い扱いを受けている。
| 下級 | CC | 上級 |
|---|---|---|
| アクスファイター(斧A) | ⇒ | ウォーリア(斧A・弓B) |
| 敵専用 |
|---|
| バーバリアン(斧B) |
| パイレーツ(斧B) |
| マウンテンシーフ(斧B) |
ストーリー的にもユニットとしても扱いが悪い。
当時は体格の概念がなく武器の重さを抑制する術がなかったことから、軽く十分な威力を持つ剣の絶頂期であったのだが、剣に弱い斧は非常に重く、欠点を補う破壊力も持ってはいなかったのである。
それでも再移動技能を持つアクスナイトやマスターナイトは斧を活用することができたのだが、斧歩兵には再移動による実用性も、剣士の持つ華々しい攻撃スキルも全くなかったのであった。
せめて守備を大幅に強化してくれる神器「聖斧スワンチカ」が使用可能だったら…いや、あれは重すぎて話にならない。
味方で唯一の戦士系であるアクスファイターのヨハルヴァ(斧戦士ネール傍系)は、シリーズで初めてクラスチェンジを成し遂げるものの、CCしたら斧よりも弓Bの武器レベルを生かしてキラーボウを持った方がいい。
余談だが、前半のジャムカは本来なら他の兄弟と共に斧戦士になるはずだったらしい。
(なんでも加賀の妄想が膨らむにつれてジャムカのキャラを気に入っちゃったとかどうとか)
この話からも「斧戦士=ダサい」というイメージが見てとれる。
| 下級 | CC | 上級 |
|---|---|---|
| アクスファイター(斧) | ⇒ | マーシナリー(剣・斧) |
| ソードファイター(剣) | ⇒ | |
| マウンテンシーフ(斧) | ⇒ | ウォーリア(斧・弓) |
| パイレーツ(斧) | ||
| バーサーカー(斧 スキル「怒り」) |
この作品を境にして斧ユニットの不遇が解消されてくる。
体格が導入された結果、今まで大きな弱点だった重量問題が是正され、大分扱いやすくなった。
仲間になる斧使いはアクスファイターのオーシンとハルヴァン、ウォーリアのダグダ、マウンテンシーフのマーティの4人。
マーシナリーも斧を使えるが、オーシン・ハルヴァン以外については傭兵(ファイアーエムブレム)を参照のこと。
| 下級 | CC | 上級 |
|---|---|---|
| 戦士(斧) | ⇒ | ウォーリア(斧・弓) |
| 山賊(斧、高い山に侵入可) 海賊(斧、海や湖に侵入可) |
⇒ | バーサーカー(斧 必殺+30) ※高い山、海、湖等に侵入可 |
開拓者と山賊海賊がひしめく西方三島という地方があり、そこでは山賊海賊はもちろん領主の正規兵や味方のレジスタンスに至るまで敵も味方も斧歩兵だらけで、味方の斧使いもほとんどがそこの出身である。神将器「天雷の斧」アルマーズも西方三島の洞窟に封印されている。
戦士系は暗黒竜と光の剣のオマージュのような感じでワードとロットが序盤に、中盤の西方三島で西ルートに行った場合、ウォーリアのバアトルが仲間になる。
本作のハードモードはシリーズ中でも難しい部類に入るため、破壊力のある斧がありがたい局面も少なくないのだが、一部上級職が斧も使える上、斧歩兵としても海や高い山に侵入できる賊が割と強いため、終盤まで使うのはちょっと厳しい。
逆にウォーリアは弓が扱えるため、堅牢な守備を持つドラゴンナイトを、強烈な力から放たれる弓でトンボとりという戦法もあり。本作ではアーチャーの火力がぱっとしないため思わぬところで頼りになることも。
本作で特筆すべきは山賊・海賊の上級職としてバーサーカーが用意されたこと。
ウォーリアと異なり、斧しか使えない代わりに飛行系以外で侵入できない「高い山」の地形効果を利用でき、必殺+30という反則性能もあってなかなか強い。
味方としては海賊のギース、山賊のゴンザレス、上級のバーサーカーでガレットが加入する。
ちなみに今作ではじめて三竦みを逆転させるバスター武器が導入された。斧の場合「ソードバスター」となり、剣に対して有利になる…のだが、ソードバスターの命中が60と微妙な上、斧使いは前述のように技(命中)にやや難があるため、素で命中と回避が高い剣士系相手ではあまり恩恵を得られないことが多い。
| 下級 | CC | 上級 |
|---|---|---|
| 戦士(斧) | ⇒ | ウォーリア(斧・弓) |
| 海賊(斧) 山賊(斧) 湖賊(斧) |
⇒ |
狂戦士(斧 必殺+15) |
戦士はドルカス、バアトル、上級加入でガイツがおり、封印の剣の時よりは全体的にテコ入れされて強くなった。
敵では「黒い牙」首領ブレンダンがウォーリア。終章でモルフとして復活した際、最強の斧バシリコスを振るう。
賊の方はファーガス海賊団の一員ダーツと、上級クラスの狂戦士で、砂漠の守護者ホークアイがいる。
また、異常に強いNPCのファーガスは狂戦士、「黒い牙」のヤンおじさん(非戦闘員)はアイコン上は山賊である。狂戦士の必殺補正は封印の剣のバーサーカーの+30から+15(斧Sでさらに+5)へと引き下げられており、CCに必要とされる「覇者の証」も隠しアイテムのように扱われているが、それでも確かな強さを持っている。
今作では斧の命中が前回よりはある程度改善された他、三竦みの命中補正が10から15に上がったため、前作よりは当たるようになった。
また、前作では三竦みを反転させるバスター武器があっても依然として剣士に対して不利だったせいか、バスター武器使用時に限り三竦み補正を2倍にする効果(バスター武器同士での戦闘を除く)が追加された。そのため、前作と比べるとかなり剣士系に対して有利に立ち回れるようになった。
加えてソードバスターの強化版とも言える「ソードキラー」という斧が実装された。
これはソードバスター同様三竦み逆転&補正2倍の効果を持ち、剣士、傭兵及びその上級職+ブレイドロード(リン)に対して特効というとんでもない代物。ちなみに剣装備の該当兵種と戦う際、武器だけで攻撃39命中110という意味不明な性能になり、耐久面に難のある剣士系なら一撃爆散も十分ありうる。
作中最強の斧歩兵は主人公の一人ヘクトルだと思われるが、クラスはロードかつどっちかというとアーマー系なので割愛。
| 見習い | CC | 下級 | CC | 上級 |
|---|---|---|---|---|
| かけだし戦士(斧) | ⇒ | かけだし戦士2(斧) | ⇒ | かけだし戦士3(斧 必殺+15) |
| ⇒ | 勇者(剣・斧) | |||
| ⇒ | 戦士(斧) | ⇒ | ||
| ⇒ | ウォーリア(斧・弓) | |||
| ⇒ | 海賊(斧) | ⇒ | ||
| ⇒ | バーサーカー(斧 必殺+15) |
戦士系はガルシア、その息子でかけだし戦士のロス、上級加入でバーサーカーのドズラがいる。
3人とも例に漏れず技と速さが低く、やはり使いづらい。
本作で最強の斧である双聖器「黒斧ガルム」は速さを強化するため、速さの伸びる者が持てば非常に強いのだが…
ただし、今作の仕様上いくらでも育成や補強は可能なので、高速化もできなくはない。
ちなみにかけだし戦士2・3は2周目以降限定で、かけだし戦士3には必殺率+15の補正が入る。
なお、バスター武器に続きソードキラーも継続しているが、終盤以降は敵に魔物しか出てこないため、前回より活躍の幅が狭くなっている。
敵としては個性的な容貌を持つけだものリグバルド要塞指揮官ゲブ、5000ゴールドのためにエイリーク達に敵対した傭兵隊長ビンクスがウォーリア。
また、帝国六将「虎目石」のケセルダは勇者だが生粋の斧使いである。クリア後のフリーマップで条件を満たせば使用可能になる。
| 下級 | CC | 上級 |
|---|---|---|
| 戦士(斧) | ⇒ | ウォーリア(斧・弓) |
| バンデット(斧) | バーサーカー(斧) |
斧歩兵が非常に少なく、斧歩兵が強いのかその人物が強いのか微妙なところ。
味方はグレイル傭兵団の一員ボーレと、女魔道士カリルと昔なじみのバーサーカーのラルゴ。
習得できる奥義「鳴動」は「敵よりも体格が高い時に技%で力/4をダメージに追加」というもの。一見有用そうに見えるが、敵よりも体格が高くないと発動しないのが問題で、ボーレは体格が11(上級時)のため発動できる対象がかなり少なく(一般兵上級職で大半が10以上、化身後のラグズは20以上なためラグズ相手では発動不可)、ラルゴは体格はボーレよりはマシ(15)だが、ただでさえ貴重な奥義の書を回すかと言われると…
余談だが、GBA作品にあったバスター武器及びソードキラーはさすがに強すぎたせいかオミットされた。
| 下級 | CC | 上級 | CC | 最上級 |
|---|---|---|---|---|
| ファイター 戦士(斧) |
⇒ |
ウォーリア 勇士(斧・弩) |
⇒ |
アクスブレイブ 斧雄士(斧・弩 必殺+5、奥義:鳴動) |
| 敵専用 |
|---|
| バンデット 強盗(斧) |
(大味だが)クラス間のバランスが良いゲームであるため、強さは平均的。奥義「鳴動」は力3倍と普通に強力。
味方では、暁の団の一員ノイスと、グレイル傭兵団の一員ボーレの2人が仲間になる。
特筆する点としては、今作のウォーリアは弓ではなく弩を装備することができる。
この弩はただの弓と違い隣接する相手に撃つことが可能で、一見するとかなり高い威力を持っているが、使い手の力がダメージに加算されないという特徴を持っている。
ウォーリアの高いパワーが活かせない欠点はあるが、弩自体の威力は非常に高く、特効の仕様上飛行系に対し武器威力が3倍になるため飛行系に対してとんでもないダメージを叩き出してくれる。
敵になった場合は、本来斧歩兵であるはずのウォーリアが弩を持っているということが問題で、突撃前に敵の装備を確認しておかないとないと味方飛行ユニットが撃墜される危険がある。当然鳥翼族も例外ではなく、ネサラどころかティバーンですら弩が直撃したらタダでは済まない。
今回は賊が仲間にならずクラスとしての「バーサーカー」が削除されたため、ラルゴは蒼炎の軌跡から唯一?自軍に再登場しないユニットとなってしまった。
| 下級 | CC | 上級 | 兵種タイプ |
|---|---|---|---|
| 戦士(斧) | ⇒ | ウォーリアー(斧・弓) | B |
| 海賊(斧) | ⇒ | バーサーカー(斧 必殺+10) ※海など踏破可能 |
本作から突然ウォーリアが長音の「ウォーリアー」となった。開発陣にどのような心境の変化があったのか、謎である。
斧が比較的強くなり、今作が受けゲーなことも相まってその馬鹿力はなかなか役に立つ。
また、バーサーカーは能力上限に優れているが、兵種変更時のボーナスが少ないためそこまで上げるのは大変。
今作で味方になるのはサジマジバーツ、ダロスに加え、リメイクで新登場したユミル。
また、「兵種変更」のシステムが登場したことで、いろんなキャラが戦士や海賊になれるようになった。
戦士や海賊で育てると力やHPを補強できるので、ハンター、傭兵、アーマーナイトと合わせてBタイプ(傭兵、戦士、海賊、アーマー、ハンター、ダークマージ)は能力値の調整がしやすくなっている。
海賊は水上を移動できるのだが、海で隔てられた本来渡河前提でないマップも多いため、強いユニットを海賊に兵種変更し、海や川を渡って強襲というステージレイプ芸当も可能である。
| 下級 | CC | 上級 | 兵種タイプ |
|---|---|---|---|
| 戦士(斧) | ⇒ | ウォーリアー(斧・弓) | B |
| 海賊(斧) | ⇒ | バーサーカー(斧 必殺+10) ※海など踏破可能 |
| 特殊 | 兵種タイプ |
|---|---|
| 蛮族(斧 能力上限値30) | 敵専用 |
前回は戦士と海賊に成長率の差はなかったが、戦士は技が、海賊は速さが伸びるよう変更されている。
ウォーリアーは弓で飛竜の撃墜を狙うことができるため案外使い勝手は良い。
バーサーカーは必殺ボーナスこそ+10%だが力上限30速さ上限28という驚異の性能を誇り、超威力の二回攻撃で敵を粉々に粉砕できる強クラスとなっている。
紋章の謎第二部には斧使いはいなかったが、今回は第一部のみのキャラなどあらゆるキャラが登場するため、戦士のサジ・マジ・バーツが復活して序盤に仲間になるようになった。ダロスもバーサーカーとして復活。
また、アカネイア戦記より戦士ダイスが追加されている。そして、前作でシューターだったジェイクはウォーリアになっている。さらに終盤でウォーリアーのユミルが仲間になる。
また、今作でサジマジバーツ3人組によるトライアングルアタックが実装された。ウォーリアー、バーサーカーの破壊力と組み合わせるとルナティックのハーディンやメディウスにも普通に大ダメージが見込める。特に対メディウスではファルシオン以外でマトモにダメージを与えられる数少ない手段。
敵として登場していた蛮族の一部がバーサーカーになっており、追加要素である暗殺組織のモブにもバーサーカーが多いためかなりの数が登場する。意外とソードマスターでも避けづらいため事故に注意。
敵では、暗殺組織のローローは仮面を被った個々の自我の無い『人形』とでも言うべき存在で、本体を倒さない限りガトーレナのように同じものが無尽蔵に湧いて出てくるため話の上でも戦闘的にもかなり怖い。
| 下級 | CC | 上級 |
|---|---|---|
| 戦士(斧) | ⇒ | 勇者(剣・斧) |
| ⇒ | ウォーリアー(斧・弓) | |
| 蛮賊(斧) | ⇒ | |
| ⇒ | バーサーカー(斧) |
序盤に戦士として自警団のヴェイクが、終盤に上級のウォーリアーでバジーリオが加入する。
今回は敵が硬く、支援効果で命中を補えるため高威力である斧が比較的活躍しやすい環境であり、そのパワーは大いに役に立つが守備面の弱さが問題となる。
2回攻撃が可能かどうかは微妙なラインなので剣士や盗賊とのダブルを活用すると怒涛の攻めが可能。
習得スキルは以下の通り(カッコ内は習得レベル)。
今回は飛兵が多い割に味方アーチャーがヴィオールとノワールしかいないため、弓が活躍する機会は結構多い。
初期兵種で蛮族の味方はいないが、チェンジプルフを使うことで兵種変更可能なユニットがそこそこいる。
該当キャラはルフレ♂、ヴェイク、グレゴ、ヘンリー、バジーリオ、ギャンレル。子世代は親によって変わるので割愛。
敵としては、たった1章の登場ながらプレイヤーに強い印象を与えたムスタファーがバーサーカーである。習得スキルは以下の通り。
今作品では過去作の神器からオートクレール、アルマーズ、スワンチカが再録されている。
聖戦の系譜では神器(笑)扱いであったスワンチカが守備補正、超威力、射程1-2、しかも重さの概念がないため攻速が落ちないとかなりの高性能になっている。
| 下級 | CC | 上級 |
|---|---|---|
| 鬼人(斧) | ⇒ | 修羅(斧・魔法) |
| ⇒ | 鍛冶(斧・剣) | |
| アクスファイター(斧) | ⇒ | ブレイブヒーロー(剣・斧) |
| ⇒ | バーサーカー(斧 必殺+20、必殺回避-5) |
| 敵専用 |
|---|
| ダークロード(斧) ※ガロン専用 水の眷属(斧) |
シリーズ25年目にしてついに女斧歩兵が登場し、これによりクラス継承時の男女差がほぼなくなった。
白夜に新兵種、暗夜で旧兵種2つをまとめた結果、初登場から皆勤賞だったウォーリア(ウォーリアー)がリストラされた。
今作は封印以来となる命中率の低さから攻撃が当たらないことも多々あるが、その一方で硬い敵は本当に刃が立たないほど固いため、破壊力のある斧がないとやってられないことも多い。また、他のクラスより悪路の走破性にやや優れている。
また、聖魔以来11年ぶりに三竦みを逆転させるバスター武器(今作では逆○○)が復活。烈火・聖魔同様三竦みの補正効果が2倍になるため、これと殺し系スキルなどをうまく活用したい。
白夜王国の斧使い。斧も使えるが金棒をメインに戦う。斧と金棒の違いは、金棒のほうが命中が低い代わりに必殺があるという点。
とにかく固く攻撃力が高い。そして斧使いのお決まりで命中が低め。
上級職は斧と魔法を用いる修羅と、斧と剣を操る鍛冶。習得スキルは以下の通り。
鬼人で仲間になるのが炎の部族のリンカ一人のため、パラレルプルフ等を使わない限り彼女専用の兵種となる。鬼人のスキルを他人に遺伝できるのもカムイを除けば彼女のみ。
暗夜編では修羅の敵将クマゲラを捕獲して味方に引き込むことができる。
暗夜の斧使い。速さ・守備共に並程度で、キャラによってどちらが高いか分かれる。なお、アクスファイターは男女とも裸の上に防具&すね当て直付けのため、防具が前に集中しており後ろから見るとかなり貧相。
今作では計算式の関係で全武器とも命中率が低くなりやすい。特に斧は命中率を武器レベルに大きく依存しているため序盤は命中に不安要素が大きい。一方で本作ではHPがデフレ気味のためHPが伸びるということは大きな利点。
習得スキルは以下の通り。
暗夜王国では序盤に第二王女エリーゼの臣下ハロルド、中盤開始前に国境の警備兵シャーロッテが仲間になる。
また、カンナ外伝でウィリアムとホルモン、シノノメ外伝でバンバ、フォレオ外伝でガザックを捕獲することで仲間にできる。
リメイク元の外伝と同様敵専用ユニットの「盗賊」が他作品における戦士的な役割を持つ。
また、主人公アルムの初期兵種の名前が「戦士」ではあるがこれまたリメイク元の外伝と同じく剣使いである。→ロード(ファイアーエムブレム)
| 初期 | Lv.5 | 初級 | Lv.10 | 中級 | Lv.20 | 上級 | Lv.30 指導C以上 |
最上級 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 平民/貴族 最大HP+5 |
⇒ | 戦士 (斧・弓・ 格闘 どれかD) 力+2 体当たり |
⇒ | ブリガンド (斧C) 鬼神の一撃 |
⇒ | ウォーリアー (斧A) 斧の達人 斧必殺+10 怒り |
⇒ | ウォーマスター (斧A・格闘A) 格闘の達人 斧の達人 必殺+20 切り返し 戦鬼の一撃※ |
| 拳闘士 (格闘C) 素手格闘 素手格闘 |
グラップラー (格闘A) 格闘の達人 素手格闘 魔殺し 猛烈鉄拳※ |
括弧内は資格試験に推奨される技能レベル
斜字…兵種マスターで習得できるスキル 太字…兵種スキル ※…兵種固有戦技
今作の兵種としての「戦士」は戦士系、アーチャー系、今作から新設された拳闘士系の初級職が統合されたものであるために斧、弓、これまた新設された武器種である格闘の3種の武器が得意なユニットとして設定されている。
ifでリストラされたウォーリアーが復活……したものの、弓が得意ではない、兵種スキルが斧の達人(斧装備時与ダメージ+5)、マスタースキルは怒り(HP50%以下で被攻撃時必殺+50%)、敵に回すと必殺が怖いなどどちらかというと従来作のバーサーカーに近い性質を持つ。
拳闘士及びグラップラーは威力は低いが勇者武器のように2回攻撃が行える「籠手」を用い戦う兵種で、どちらかというと盗賊系に似た成長率を持つ。また、「外伝」よろしく武器を装備せずに戦う素手格闘のスキルを持つ。
戦士系は何より、ブリガンドの兵種マスタースキル「鬼神の一撃」が(ヒーローズ版の同名スキルを思わせる「自分からの攻撃時に力+6」であるため)超優秀であり、斧術得意ならとりあえずブリガンドから、という選択すらありえる。中級職には有用な兵種マスタースキルが色々あるので状況次第ではあるが。
本作の斧使いにはドラゴンナイト系という優秀な選択肢があり(それとアーマーナイト系)、ドラゴンナイトは対応する中級職がないので自然とブリガンドを経由しがちなのもあり、何かとお世話になること間違い無しの存在。
反面、ウォーリアーはそのドラゴンナイトと競合するためいささか影が薄い。ドラゴンナイト使用率の高いプレイヤーだと初期兵種のアロイスしかお目にかからない可能性も……
拳闘士は、マスターが「鬼神の一撃」と「素手格闘」では雲泥の差、しかも「鬼神の一撃」はむしろ格闘にとって最適のスキルなので格闘メインだとしてもブリガンドの経験を積むべきとすら言えるが、成長傾向が変わるのでそこは考慮してもいい。グラップラーは(騎乗兵種では格闘できないので)ウォーリアーほどドラゴンナイトと競合しなくて済む点では有利。また、アサシン同様移動力が普通の歩兵より1高くなる長所がある。
ウォーマスターは問答無用で必殺+20したり反撃で確定追撃したりと強烈なスキルを持ち、一定の魅力がある。格闘術と斧術の両方が得意なキャラは4人もいたり、ブリガンド・拳闘士の頃はもう片方の武器にも技能経験値ボーナスがあったりと、目指しやすいようなデザインがされているのも特徴。
| 下級 | CC | 上級 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 戦士(斧) | ⇒ | ウォーリア(斧) | |
| 鬼人(斧) | ⇒ | 修羅(斧) | 白夜兵専用 |
| アクスファイター(斧) | ⇒ | バーサーカー(斧) | 暗夜兵専用 |
取り立てて特徴がない斧使いとして登場。振りは遅いもののリーチの長さには気を付けたい。剣士、ソルジャーと違って名有りキャラクターが存在しない。一応斧歩兵としてはリズ(シスター→バトルシスター)がいるものの使う技やステータス傾向は全くの別物。
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最終更新:2025/12/12(金) 08:00
最終更新:2025/12/12(金) 07:00
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