メロディック妹メタル~妹ライン10/10~ 動画

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メロディック妹メタルとは、karimono氏が作詞作曲編曲を手掛けた、ニコニコに現存する最古のVOCALOIDを使った楽曲である。
ちなみにYOUTUBEに存在する同曲の動画exitも、YOUTUBEに存在する最古のVOCALOID動画である。

概要

いまや一大ジャンルとなったVOCALOIDの記念すべき第一曲であり、かつオリジナル曲でもある。

SMILEVIDEOサービス開始初日である、2007年3月6日投稿された動画の一つであり、現在視聴できるVOCALOIDを使用した動画ではこれが最も古いものとなっている。(VOCALOIDよりも歴史の古い、YAMAHAPLG100-SGではないかと以前は言われていたが、PLG100-SGでは再現できない質なので、現在MEIKO制作された楽曲と周知されている)
また、「演奏してみたカテゴリでも元祖の動画のひとつにあてはまる。

元々は、個人ホームページ『音づれない』を運営ネットギタリストとして活動していたkarimono氏が2005年12月30日冬コミにて頒布されたDVDお前パンツを使う』に収録されていた映像で、演奏した映像や特徴的な歌詞表記も含めてkarimono制作動画である。

7/4という変拍子で7分をえるプログレッシブ・ロックなのだが、クオリティが高く二の独特の世界観に、VOCALOIDという尺をえて魅せられる人が多い。

2019年4月30日に、再生回数100,000回を突破。平成最後の日にVOCALOID殿堂入りとなった。


この曲を巡っては、大きく分けて二つの解釈がされている。

初音ミクの登場を予言

この楽曲の歌詞には、
40FF42(エメラルドグリーン)の眼差しで」 「ツインテール」 「『まってて、お◎◎ちゃーwヘレvwヘレv―』」 「"最初の歌"(新しい音)が 時法を統べる」
等のモチーフが登場する。
またタイトルの「」も含めて、この楽曲が発表された一年半後に発売され、VOCALOIDを代表する存在となって新しい楽曲世界を作り出す、歌っているMEIKOにとっては分に当たる「初音ミク」を思い起こさせるキーワードのようで、彼女の存在を予言しているものではないかと話題になった。

この楽曲が発表された2005年末は日本語男性VOCALOID(後のKAITO)の名称募集が始まった頃で、当然ミク名前はおろかデザインすら決まっていない。これらはただの偶然なのかもしれないが、いまや数万曲とあるミクを初めとするVOCALOIDの楽曲のうちこれが最初に存在することによって、作者ミクミステリアス性も相まって、楽曲をさらに特殊な存在として高めている。
(こじつけに近いものの、動画内には鏡」像や「タコ」足配線という単語も登場する)

実際は『月は東に日は西に』(通称はにはに)という、18禁恋愛アドベンチャーゲームに登場する金髪ツインテールキャラクター「渋垣理」をイメージして制作したという(歌詞の表記がアドベンチャーゲームの会話シーンと似ていることもこれに起因するかもしれない)。
しかし、彼女の眼はサファイアのような青色であって、エメラルドのような緑色ではないのである。

自殺を暗示

他にも歌詞には
「やりなおせるんだ この高台から」→「両手披露(ひろ)げ 大地に離つ」 僕は延長コー(ネックレス)を 束ねた」 「混濁した意識」 「もう震えな声帯で」 「痛ーーーい。 」
等の死を匂わせる要素も含まれている。また首吊りの縄を連想させるような「は延長コードネックレス)を 束ねた」以降、「混濁した意識」からの歌詞表示の背景緑色から赤色に変化する演出から、まるで自殺を連想させるかのような構成になっている。

しかも、karimono氏はこの楽曲を発表して以降サイト閉鎖ネットギタリストとしての活動を休止したことから、この曲を最後に氏は自殺したのではないかと噂されたことも、自殺ソングとされた要因に拍をかけている。

余談だが、karimono氏はその後2011年ごろから活動を再開しているようだ。

歌詞

[ ]は動画歌詞に振られているルビ、斜体動画内に表示されている文章である。

10月10日
火曜日

の木々 両手に眺めて
あの場所し のぼっていく
ほほを切るが 環境[おと]を遮断する
崩れそうに持つ 延長コー
]の細工

40FF42[エメラルドグリーン]の眼差しで
「またタコ足配線しようね」と言[行]って
いつの日にか見た 髪を
ねる画
やりなおせるんだ この高台から

聴覚を澄ます にわの夕
足を速めて きこえる揺ら
記憶の中にない歌
は視界に映[移]す 少女の姿―――

ツインテールが大気をすくう
揺[き]らめいて舞 空中の対位法
両手披露[ひろ]げ 大地に離つ
絵に欠いたような 景を衍して

中をえがく 瞳の交際
中をえぐる 
tape hiss[ノイズ]に曇って 言葉がよぎる
「まってて、お◎◎ちゃーw√レ~w√レ~―」

あの日の遠い眼は、
今、この時に向けられていたんだろうか

今なら気づいてる? 今なら気づいてる。
今さら傷ついてる? 今さら傷ついてる。
今なら気づけてる?
今さら傷つけて―――――――――

ツインテールが地表をさらう
古く錆び尽いたレールを 解り裂って
“最初の歌”[新しい音]が 時法を統べる
世界を分かつ って

    の間の装    
    の間の拘    
    の間の収    
    の間の約    
これっきりの贈与
とびっきりの憎悪
の結末は
ない手つきで
は延長コードネックレス]を 
ねた


混濁した意識 高邁な
困惑した式辞 酷薄な告
でもはっきりと 

  わ や か  に
  や か さ  に
  か さ わ  に
  さ わ や か に

もう震えない帯で 音節[シラブル]を“リンケージ[つな]”ぐ

やおら浮沈する 瞳の交際
に芽[眼]吹く 緋色の

脆[ほそ]い腕を接地して 君はわらって
痛ーーーい。

(非対称な像 間歇的な時法 遮断するための紐帯 散逸するだけのジグソーパズルピース

自己暗示、自己教示、自己強化、自己経験、自己概念
自己原因、自己言及、自己循環、自己準拠、自己再帰
自己成就、自己産出、自己制作、自己生産、自己組織、
自己複製、自己保存、自己解凍、自己解決、        
じこしゅうふく

木々の
く染まって、 世界は4つめ[眼]のを擬制した
melody[memory] 妹[スタト]ラインに立つ
…んっ。…ぅんっ……)

錯視錯覚・変色 Karimono
『メロディック妹メタル』

[うた]って―――

D.C.  

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