クーガーのTOMMYとは、ボーダーブレイクのプレイヤーである。
アバター名は「T0MMY」。
なお2文字目は、アルファベットの「オー」ではなく数字の「ゼロ」である。
便宜上ここでは「オー」で記述する。
概要
通称の「クーガー」とは、彼の愛機である全身を『COUGAR』で揃えたもののことである。
以下、彼の特徴を機体の変遷に沿って説明してゆく。
1節:クーガーⅡ
ゲーム上では、プレイヤーが最初に提供される機体『クーガーⅠ型』の改修型であり、最初期の人型機動兵器。
汎用性の高いⅠ型をベースに、より重量化したものの、銃器の反動の抑制・ブースト容量の拡大・歩行速度強化といった操作性を改善するような改修がなされているため、初心者は勿論、上級者でもそのバランスの良さから上位クラスでの戦場で活躍の場を作ることができるまさしく傑作機である。
大体No.30前後までは最近の動画のように強襲兵装の比重が多いというわけではなく、支援兵装を掛け持ちしている。
2節:旧式化の憂き目
しかし、バージョンが更新される度に発表される新型の身体パーツによって不安は募り、特に2010年4月にバージョンが1.5に更新された際の大幅新装備登場によって、クーガーの欠点である足回りの不十分さが明るみに出ることとなった。
- 環境が高速化。中量級の平均ダッシュ力がBランク(24.0)に対してクーガーはD+ランク(21.0)。
- 重量耐性が中量級最下級4550(平均5000)。加えてクーガー系パーツは重く、武器に割ける重量は僅か。
- 必殺級の重装を施すと重量は大幅にオーバー。全身クーガーⅡでは下記装備で13~14%も機動力が減少。
- 結果、元からある低速+重量オーバーで『最重量級と同程度のダッシュ力』しか持たない。
そういう理由から、クーガーⅡ型は名実ともに『旧型機』の名前を得てしまった。何をするにせよその重鈍さゆえに普通の立ち回りではまともに上位クラスのゲームでクラスを維持できるだけのポイントを稼げないと言われ、多くがクーガーを見限り、他の機体に流れる中、彼は、
「コア突できない強襲兵装なんて重火力兵装の弱体化版」「動画撮ってない時は支援兵装に乗ってセコくポイントを稼いでるチキン」「脚部を交換すればいいのに……」等とディスられつつも、
- 元の鈍足と重量超過14%の二重苦で“動く棺桶”と呼ばれるほどの機体で、主戦線に居座り続ける生存力
- タイマンではほぼ勝ちを掴むその武器の扱いの上手さ・エイミング
- 状況に応じた武器選択といった判断の良さ
- 最終リザルトではなんだかんだでクラス維持できるほどのポイント収入
そういったプレイヤーの腕が評価され始めたのはこのころからである。
この苦難はNo.48まで続くこととなった。
3節:クーガーの近代化
7月26日、多くにとって突然に、それは起こった
ごく限られた、雑誌掲載による、新型機の発表。
その殆どは成功し、ボーダー達は、拠って立つ話題を大きく揺るがされた
そして、SEGAの名で ごく短い声明が、世界に発信される
『新型クーガーシリーズ、 “S型” 実装。 イベントバトルにて試乗可能』
それは、全てのボーダーブレイクを愛する人々への、明確な宣戦であった
プレイヤーは、危険な全国対戦を放り出し、狂喜のイベントバトルに対することを余儀なくされ
人々は、覚束ない財布にはじめて気づいたかのように それを恐怖するしかなかった……
最新型『クーガーS型』が発表から翌日の7月26日に実装された。
そのスペックは上記『平均的な中量級』のスペックを満たすどころか、それを上回るまさしく理想の機体であった。勿論、一番に彼は喜んだだろう。
新型に身を窶したNo.49以後、今までの欠点が無くなった彼はどこまでゆけるのか。
新しく追加されたSSクラスも僅か数日で頂点であるSS1まで登りつめ、動画では既にCPがカンストしていた。
4節:そして新世紀へ
しかしその後、彼の足取りは八ヶ月近く動画においては途絶えることになる。
フル修羅で凸屋をやっていた、シュラゴンで遊んでいた、真っ先にEXランクへ昇格していた、などと断片的な情報はあったものの、実際にどのような戦いをしていたかは他プレイヤーの動画へごくわずかのみしか映っていなかった。
だが―――まさかの第四世代機『クーガーNX』及び『ツェーブラ48C』の実装、拡張チップシステム『イクシード』の実装、決戦兵器『サテライトバンカー』の登場と数々の新機種、新武装がロールアウトされた後の2012年05月09日、再びその姿を動画投稿という形で現した。
そのアセンブルは胴はバランスの取れたS型のまま、両手足をリロードと武器切替速度、ダッシュ性能を強化されたNXへと換装。これにより機動力と戦闘力が更に高められていたが、頭部はクーガーII型を保守。そのクーガーへの愛と、EXランクの最上位であるEX1にまで到達するほどの実力は健在であった。
しかし最近エンジョイ勢となったらしく、クラスはEXではなくなることも多くなり、クーガーにこだわることも少なくなった。
とはいえ立ち回りやエイミング、武器の扱いの上手さは相変わらずであるため、脅威であることには変わらない。
と思ったら、2013年7月14日に、ACEに到達。
ACEに到達した後もメインを挿し続け、トレードマークのクーガーアセンや、高速仕様のヤクシャキメラを駆ってエンジョイしているようだ。
今後どのような方向へスモイ突き進むのか、引き続き目が離せないプレイヤーである。
チラシの裏
余談だが、愛用カラーリングである「頭:青/白ツートン 胴体:赤 腕:青/黄ツートン」はどことなく某トランスフォーマーを彷彿とさせると視聴者から指摘されている。
プライベートのことを語ることは少ないが、中東の肉料理であるケバブが大の好物らしい。ケバブに向ける愛はクーガーに向けるそれに勝るとも劣らず、「ケバブは自分のブラストの燃料……ですかね」とは彼自身の言葉である。
使用武器一覧
彼が主に駆る強襲兵装の装備は、Ver.1.5以降は基本的に「ヴォルペ・スコーピオ」「強化型Gランチャー」「SW-ティアダウナー」「AC-マルチウェイ」で固定されているが、たまに「電磁加速砲・紫電」や「LM-ジリオス」、「AC-ディスタンス」などを使っている姿が見られる。
どれも基本的にはプレイヤーの腕によって戦果が変わるという所以「ジャジャ馬」的な存在だが、それらがプレイヤースキルによって手なずけられており、「俺の持ってる○○と違う」というコメントが付くことも多い。
- ヴォルペ・スコーピオ
主武器・アサルトライフル。動画No.1から採用。
普通ならば競合の最高品質のサブマシンガンと同等程度とされるその性能を“正確な0.2秒刻みの目押し”によってフルオートモード(FAM)級の連射速度とし、そしてそのAIM力によって狙撃銃並みの有効射程を併せ持つことから「38式ヴォルペ狙撃銃スコーピオFAM」と呼ばれる。 - STAR-10C
主武器・アサルトライフル。動画No.63から採用。
セミオート式ながらスペック上はスコーピオを超える瞬間火力とM99サーペント並みのマガジン火力を併せ持った新兵器。その高性能と扱いやすさにより、今や強襲の新たなスタンダード装備として認知された。強い反動と中遠距離の精度の悪さにより射程距離ではスコーピオに譲るが、超高速連射と高いAIM力によりフルスペックを引き出すことで接近戦では重火力のガトリングガンを凌ぐ程の火力を発揮。早くも「GAX-エンジェル」という異名を視聴者からつけられている。 - STAR-05
主武器・アサルトライフル。動画No.66から採用。バージョン3.0に更新してから採用。
大体の性能は10Cと同じだが、こちらは単発火力が高くなり、マガジン弾数が減っており、反動が大きくなっているいる。ver3.0にバージョンアップされた際に10Cが火力低下の修正がされたため、こちらに乗り換えた模様。しかし連射速度は10Cと同じであるため、かえって瞬間火力は増している。 - 強化型Gランチャー
副武器・グレネードランチャー。動画No.34から採用。
基本的には設置物や敵に対して爆風による牽制をするための武器。飛翔せず、放物線軌道を描くため着弾軌道の調整は手動。安全装置で至近では爆発しないといったさまざまなデメリットがある本品だが、彼の場合は照準器の距離計と目測により、“牽制ではなく有効射”ともいうべき正確な着弾をする、まるでホーミングしているかのような命中の仕方をするため、この武器を操る彼は「魔弾の射手」「グレランスナイパー」などの異名で呼ばれることもある。 - SW-ティアダウナー
補助装備・ソード。動画No.1から採用。
通称魔剣と呼称される両手剣。胡散臭いと言われる上下への判定の分厚さと、即死級の攻撃力を持つ重装備。物陰や背後から奇襲して確実に斬り伏せる様はまさにNINJAのそれ。それに加えて2.7からはチップシステムにより近接攻撃の威力強化が可能となったことで、更に殺傷力を増しているようだ。手動クイックターンからの死に際の特殊斬りで返り討ちにすることも多々。 - LE-ライゲル
補助装備・ソード。動画No.66から採用。バージョン3.0に更新してから採用。
チャージすることで威力と光波が飛び出すブリッツァー系の三段階目装備。チャージに2.5秒の時間がかかるが、剣と光波両方を当てることで威力はティアダウナーを越える。ティアダウナーのような手動クイックターンからの特殊斬りはできないが、フルロージーもニュードを噴かせるほどのダメージを与えることができる。 - AC-マルチウェイ
特別装備・アサルトチャージャー。動画No.39から採用。バージョン1.5に更新してから採用。
クーガーⅡ型搭乗時には重要な意味を持ち、重量級の鈍足とそれに見合わない装甲により、生存性能が限りなく低い状況を、これを用いてメリハリのある動きによって打開している。
S型に移って以後は、ストレイト・クーガーあたりに叱られそうな鈍足から解放され、戦闘機のドッグファイトと言わんばかりの滑らかな軌道を描く動力となっている。 - AC-マルチウェイII
特別装備・アサルトチャージャー。動画No.63。バージョン2.7に更新してから採用。
加速能力は最低ながら全方位へ自在に移動可能かつ、継続使用時間はディスタンスを凌ぐ、マルチウェイの純強化型である。これにダッシュ性能を強化されたNXの足が加わることで戦場を縦横無尽に飛び回れるようになり、複雑な機動で地形をすり抜け、目にも留まらぬ早業で敵を振り切れるようになった他、コア攻撃や接近戦での足さばきにも磨きがかかっている。
関連動画
関連商品
関連項目
- ボーダーブレイク
- ボーダーブレイク外部出力
- ボーダーブレイクプレイヤーの一覧
- 38式ヴォルペ狙撃銃スコーピオFAM
- ケバブ
- 速さが足りない!!
- 6
- 0pt