BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣とは、コーエーテクモゲームスのガスト長野開発部(以下ガスト)よりPS4・PS VITAの二機種で2017年3月30日発売されたゲームソフトである。
略称は専ら「ブルリフ幻」、他のシリーズと並べて語られる時は「幻」と呼ばれている。
価格は、それぞれ税抜きでPS4版は通常版(パッケージ・ダウンロード共通)7800円、プレミアムボックス10800円、スペシャルコレクションボックス16800円。
PS VITA版は通常版(パッケージ・ダウンロード共通)6800円、プレミアムボックス9800円、スペシャルコレクションボックス15800円。
ただしダウンロード版は発売後二週間、10%OFFでの販売となる。クロスセーブ対応。
概要
ガストが贈る「よるのないくに」ぶりとなる完全新作。ジャンルは、「ヒロイックRPG」。
監修・キャラクターデザインに「アトリエ(アーランドシリーズ)」や「花咲くいろは」「神様のメモ帳」で知られる岸田メル氏を迎え、シリーズ構成には「キノの旅」「アリソン」シリーズで知られる時雨沢恵一氏、「乃木坂春香の秘密」シリーズで知られる五十嵐雄策氏、「なれる!SE」シリーズで知られる夏海公司氏の三人を迎えており、豪華スタッフでの新作となっている。
「フィリスのアトリエ 〜不思議な旅の錬金術士〜」「よるのないくに2 ~新月の花嫁~」と共にガスト美少女祭り対象ソフトに指定されている。
詳細は関連リンクから。
なお浅野隼人氏担当のBGMが収録されているサウンドトラックは限定版特典であったが、2021年10月20日、各配信サイトで配信、併せてCDも一般販売された。
また2021年2月12日にはテレビアニメ化を発表。「BLUE REFLECTION RAY/澪」のタイトルで4月より放送開始。詳細は個別記事へ。
2021年3月28日、同日開催の「AnimeJapan 2021」内イベントステージにてアニメが連続2クール放送であること、新たに新作ゲーム「BLUE REFLECTION TIE/帝」(PlayStation 4、Nintendo Switch、Steam対応)、「BLUE REFLECTION SUN/燦」(スマートフォン、PC対応)の2タイトルの制作決定が発表され総合ポータルサイトが開設された。TIE/帝、SUN/燦の詳細は個別記事へ。
ストーリー
1年前の怪我で、大好きなバレエが踊れなくなった日菜子。
彼女にとっては、踊れることが“日常”であり、踊れない今は“非日常”でしかなかった。
まるで抜け殻のように生きる彼女の願いは、足が治り、もう一度バレエを踊ることだった。退屈な日々を過ごす日菜子は、ある日ふたりの少女と出会い、不思議な力を授かる。
それは、魔法の力で「リフレクター」に変身し、戦う力だった。
それを手に入れたときから、踊れなかった彼女の“非日常”は、魔法で自由に体を動かせる“日常”へと変化する。リフレクターとして戦う限り、いつか足が治るかもしれない。
そんな身勝手な理由で戦い続ける日菜子。
しかし、やがて彼女は気づきはじめる。
自分が何と戦っているのか、その戦いの本当の意味は何か。
そして、戦いが世界を変えていくことに──。
登場人物
- 白井 日菜子 CV:高田憂希
本作の主人公。好きなものはクラシック。
将来を嘱望されたバレエダンサーだったが、1年前、足を怪我し、後遺症で踊れなくなってしまう。
現在は心を閉ざしているが、いつか足が治ってもう一度踊れると信じている。
- 司城 夕月 CV:高野麻里佳
日菜子に「リフレクター」になる能力を授けた少女の1人。好きなものはチョコレート。
日菜子の事を気にかけ、後に来夢と共に日菜子のいる星ノ宮女子高等学校に転校してくる。
明朗快活でユーモアもあり、誰からも好かれる。
来夢とは学年が同じ姉妹。
- 司城 来夢 CV:秦佐和子
日菜子に「リフレクター」になる能力を授けた少女の1人。好きなものはマシュマロ。
夕月とは逆に、冷静で効率主義。
他人の心情よりも自分の心情を優先することもあるが、日菜子の事は大事にしている。
星ノ宮女子高等学校に通う生徒たち
- 一之瀬 亜子 CV:花守ゆみり
普段からカメラを持ち歩く、将来はジャーナリストを志望している少女。好きなものはお金。
大金を稼ぐことを夢見ており利益やネタの為に周囲に迷惑をかけることも多いが、本人に悪気はない。
放送部に所属している。 - 井上 千紘 CV:諏訪彩花
心優しいが空回りしがちな少女。好きなものは花。
何を考えているのかわからない行動が多いが、それも他人の事を思ってのこと。
気が弱く、意志を伝えるのは苦手。 - 斎木 有理 CV:佐倉綾音
IQ300を誇るが普段はそれを隠している天才少女。好きなことは考える事。
天才が故か感情を表すことも読み取ることも苦手である。
得意科目は物理と数学。 - 真田 凛 CV:伊藤はるか
テニス部に所属している優柔不断な少女。他校の男子に片思い中。好きなことは出かけること。
休日に出かけては食べ歩きをしているせいか、ある値が大きい。何とは言わないが。
テニスの実力はそこそこ。 - 菅本 しほり CV:小松未可子
スタイル抜群でオシャレ等にも詳しい少女。好きなものはアクセサリー。
友達感覚で男子と2人で出かけることもままあり、困ったときには男子が助けてくれることが多い。
思春期男子の心はボロボロだろう。 - 多谷(たや) 史緒 CV:白城なお
絶対音感を持ちピアノを専攻している少女。好きなものは音楽。
本音をポロッと言ってしまう癖があり、相手を怒らせてしまうことも。
制度は分からないが特待科に所属している。 - 鳴宮 圭 CV:徳井青空
悩んでいる人を放っておけない姉御肌な少女。好きなものはスポーツ。
直球で物事を話すが、どこかズレた事を言う事もしばしば。
一人称はアタイである。 - 西田 早苗 CV:千本木彩花
日菜子と中学生で同級生だった自分の意見を言うのが苦手な少女。好きなものは料理。
心優しく、日菜子の事を気にかけている。時折ラップを口ずさんでいるが…。
ちなみに料理部に所属しているが腕前はそこそこである。眼鏡。 - 蜷川(にながわ) 麻央 CV:内山夕実
天才子役として活躍していた有名な女優。好きなものはトレーニング。
人当たりもよく、グループの中心的存在になることが多い。現在でも活動は続けている。
演技のことならお任せあれ。 - 三井 香織 CV:清水彩香
髪を脱色している無気力な少女。好きなものは洋服。
見た目は不良だが根は真面目で、遅刻やサボりをするようなことはない。
中学校では梨佳と同じく陸上部に所属していた。まとめ民。 - 森川 更紗 CV:加隈亜衣
バレエで日菜子とトップ争いをしていた少女。好きなものはダンス。
突然バレエを辞めてしまった日菜子に不満を抱きキツく当たるが、本来は人当たりのよい性格。
バレエだけでなく踊りならなんでもできる。 - 芳村 梨佳 CV:茅野愛衣
陸上部に所属している普通の少女。好きなことは走ること。
自分が普通である事を自覚しており、普通だと言われると反応してしまう。
足は遅い。
ゲームシステム
パーティ
基本的なパーティは日菜子、夕月、来夢の3人となるが、生徒たちと交流を深める事によりサポートキャラクターとして最大12人参加させる事ができる。
1人に付きサポートキャラクターは4人までであるため、組み合わせも重要となる。
戦闘
戦闘は同じブランドのアトリエシリーズに近いコマンド式バトルである。
近い、とは言ったものの選んだ行動により次の行動までの待機時間が変わるコストターン制を踏襲はしているが大きく違う部分もある。
例えば今作のコストターン制は少々特殊である。
行動順が示されたタイムライン上のアイコンが移動し、規定の場所に到達したら行動が可能な点は変わらないが、アトリエシリーズにおいては次に行動するキャラ(敵含む)が行動できる時点までタイムラインをスキップされていた。
今作ではこの待ち時間スキップがなくタイムライン上のアイコンは一定速度で移動する。つまり、各キャラの行動間にラグがあるのである。
今作ではHPやMPといった基本的なステータスとは別に戦闘中に貯める事ができる感情の力「エーテル」が存在すし、エーテルチャージというコマンド等で貯めることができる。
貯めたエーテルを使って先程のラグ、つまり各キャラの行動待機時間の間にリアルタイムで専用コマンドを使うことができるのだ。
基本的なものとしてリフレクター3人のHP、MPを回復させる「リカバリー」、サポートキャラクターを回復させる「サポーター保護」、ダメージを軽減する「ガード」、敵のタイムライン上の速度を落とし、味方の速度を上げる「タイムライン操作」がある。
これらの行動には全てエーテルが必要とされ、エーテルがない状態ではどれも行う事ができない。
また、当然ながらスキルは1ターンに1度しか使用できないが、エーテルを使うことにより連続でスキルを使うことができ、スキルの威力も段階的に上げられる「オーバードライブ」も使用可能であるため、エーテルの管理や利用方法が重要視されるだろう。
レベルアップ
放課後に生徒との絆を深めることにより成長ポイントが得られ、これを使うことによって日菜子達は強くなていき、各能力を解放することができる。
その他
今作には天候の要素が搭載されており、時には雨がふることも。
雨の日でも屋外に移動することは可能ですが、制服が雨に濡れると…?
(全濡れと半濡れがあるらしい)
関連動画
関連項目
外部リンク
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