概要
やおろちの巫女さんとは、ヤングマガジンにて連載中の漫画作品である。作者は武月睦。
ニコニコ静画のヤンマガ一家にも掲載中(→作品リンク)。
今からずっと昔の話――巨大な『王』の率いる怪物の軍団と、人間との間に激しい戦いがあった。苛烈な闘争の中、体に邪神『八岐大蛇』を体に宿した一人の巫女が王を討ち果たし、その心臓を奪い取る。
「命までは取りません。心臓を諦め人と共に平穏に暮らすのです」
王の心臓は小さな勾玉の中へと封じられ、巫女の言葉により戦いの幕は降りた。
しかし怪物たちがそのような結末に納得する筈もなく、王の復活と人間への復讐を誓う。以降、やおろちの巫女と怪物との間には、王の心臓を巡っての戦いが繰り広げられる様になった。
……そうして千年以上の時が経った現代。やおろちの巫女と怪物たちによる心臓の奪い合いはなんやかんやと続いている、というお話。
人外との交流を描いた“異”日常ファンタジーであり、日常に溶け込んだ異形の怪物たちと、巫女さんを始めとした人々とのほのぼのとしたやりとりが見どころである。
登場人物・怪物
- ユキ
王を封じた巫女の末裔であり、自身もやおろちの巫女を務めている女の子。フルネームは穂ノ村ユキ。和菓子が大好物。
白髪・色白・クマ目・病弱・貧乳華奢・包帯・巫女・女子高生という属性の過積載。その愛らしくも弱々しい見た目とは裏腹に感情表現は豊かであり、いい性格をしている(色んな意味で)。
その身に宿したやおろちの力は「本気を出せば世界を滅ぼせる」ほど絶大であり、超人的な力を持つ怪物たちをいとも容易く一蹴できる実力を持つ。一方で、その力は呪いとして体を蝕み続けており、状況次第では暴走する可能性も秘めているなど非情に危ういものでもある。また、呪いによる負担は寿命をも縮め、長くは生きられない体である事が示唆されており……
- 魏炎(ぎえん)
ユキに絡む三馬鹿怪物の一体。仮面を被った様な顔に、丸太のような太い腕を持った、見た目からして怪物らしい怪物である。王の心臓を取り戻そうと仲間と共にユキに挑んでいるが、毎度毎度コテンパンにされており戦果らしい戦果を上げたことは殆ど無い。
実際のところ、こうした争いを千年以上も続けてきたおかげで人間たちとの距離がすっかり近くなってしまっており、今では巫女のお守役のような存在と化している。
- 我負(がふ)
どーもくんの顔をした怪物。口は常に半開き。他の二体と比べると穏やかで子供っぽい性格をしている。
一見すると無害そうな奴だが、真面目に戦えばかなりの強さを誇り、本人に自覚は無いが頭の方も切れる(覚えたてのオセロで完封勝ちする等)ため潜在能力はかなり高め。
- 一片ナギサ
セクシーな大人のおねえさん。やおろちを封じる包帯の作成者であり、親を早くに亡くしたユキの親代わりでもあった女性である。ユキからの愛称はナギさん。
しかしてその正体は、魏炎らと同じく心臓を狙う怪物の一体。尤も、彼女もまた長い年月の上ですっかり心変わりした者であり、現在はそれなりに人の世を満喫している。人間と怪物との橋渡し役を担ったり、体の弱いユキや粗暴な怪物共の世話を焼いたりとわりと苦労人。
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関連項目
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