色白とは、肌が白いこと、あるいは肌が白い人のことである。伝統的な萌え要素のひとつ。もしくは活動がインドアメインな人を表して使われる言葉。
対義語として褐色肌などがある。
曖昧さ回避
ニコニコ動画で「演奏してみた」を投稿している演奏者の色白については色白(演奏者)参照。
概要
黄色人種あるいは白人向けの萌え要素。色素が薄く、きめが細かい肌を持つことが要点。
「黒人で色白」は明らかに矛盾している。ただし、黒人と白人のハーフなどでは肌の色が薄れるため、この場合は「色白の黒人」と表現されることがある。しかし、萌え要素に含まれることは少ない。
「白人で色白」も二重表現にも取れるが、それでも白人の間で色白という概念は存在している模様。それでなくては『白雪姫』という物語が成立しない。白雪姫の名前の由来は『雪のように白い肌』である。
萌え要素の中でも特に古くから発見されていたため、一般的な認知度は世界中で非常に高く、また、萌え文化を解さない層にも簡単に受け入れられる段階にまで発展している。
他の萌え要素との組み合わせと発展性
色白という属性は肌を日に当てないことである程度意図的に作り出すことができるため、そのような状態を長年作り出せることができる=「深窓の令嬢」=『お嬢様』という属性に繋がる。
また、色白の上に『黒髪ロング』あるいは『おかっぱ』が重なるとコンボボーナスが与えられ、『日本人形』となる。これに前髪パッツンが加わると完璧。逆に色白の上に『金髪』『縦ロール』が重なると、『フランス人形』となる。つまり、『色白』という属性は神秘性・超自然的なものであるため「意図的に作られた存在」=『人形』という新たな属性に発展することがあると考えられる。これをさらに発展させると彫像のような美しさ、芸術家が作ったような美しさとなる。
さらに、血の気がなく白い顔をしている場合でも、傍目から見れば色白に見えてしまうことがあるため、『病弱』にも繋がる。この場合、白という色のイメージと重なって、非常に儚いイメージを与えることができる。
つまり、色白で黒髪ロングで病弱なお嬢様って最高だということだ。
実際、お嬢様のテンプレパターンとしてこのような類型は良くあった。ただし、近年は活動的なお嬢様が増えているためこのパターンを見かけることは減ってしまった。
歴史上の色白
先にも上げたが、色白であることは伝統的にそれだけで優れた容姿であるとされている。
中国の唐の時代の『傾国の美女』と呼ばれた楊貴妃は『色白』のぽっちゃり美人だったといわれているし、日本では平安時代から顔に白粉を塗り、擬似的な『色白』を表現することが美人に近づく化粧とされてきた。
現代でも色白は一般的に好ましいものとされているし、それを実現するための化粧品その他も広く普及している。
二次元上の色白
しかし、肝心の二次元世界では『色白』を表現することは非常に難しい。
『絵』である以上、漫画・イラストの場合、モノクロ原稿であるならば色黒はトーン・ベタなどで表現することはできても色白は何も塗らないことでしか表現できない。しかしそれでは色白という属性を持たないキャラクターと同一であり、色白を表現しているということにならない。カラー原稿でなら表現することは可能であるが、しかしそれでも限界はある。
アニメの場合、他のキャラクターよりも白目の肌色を指定することで表現することは可能。しかし、やはり完全に表現することは難しく、アルビノレベルにならないと確実に判断することは難しい。それならば、別の萌え要素を際立たせた方がキャラクターとしては確立しやすい。例として上げるなら『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波レイがいる。色白であるが、彼女を表現する場合、『無口』『無表情』などがどうしても先に上げられてしまう。
これらは二次元上における色白という萌え要素の直接的画像・映像表現の限界を示している。ゆえに、『色白』という属性を際立たせるには他のキャラクター達に『彼女は色白だ』と言わせたり、煽りの文章で色白と書いたりするなど、文章的な表現をするしかない。
悪い意味での色白
概要の部分で書いたように、色白とは一定期間肌を日に当てないことで作り出すことが可能である。逆にいえば、『日の光の当たらない場所にいる』状態が長く続くと、色白になる。
つまり、太陽の当たる場所で活動しない人を指して色白ということが可能であり、そういう人を言い換えるなら『オタク』『引きこもり』となってしまう場合がある。
色白の人たち
関連項目
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