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SCP Foundation > SCPの関連項目一覧 > SCP解説 > ゆっくりSCP

それは世界的なインターネットとそのサーバーに存在しているため、（それがサーバー上でホストされていると仮定して）本体を見つけることは不可能と考えられているので、オペレーション"スカーレット・ローズ"が発令されました。

SCP-101-FR - SCP財団より,2022/08/27閲覧

ゆっくりSCPとは、AquesTalk、またはこれをベースとしたテキスト読み上げソフトを使用して、シェアード・ワールド『SCP Foundation』を解説する試みであり、そのような動画である。

本記事では、派生タグである『ゆっくりSCP解説』『ゆっくりSCP紹介』『ゆっくりSCP朗読』『ゆっくりSCP動画』を含めて解説する。

概要

ゆっくりSCPとは、上述の通り、AquesTalkないしそれをベースとしたテキスト読み上げソフトを使用したSCP 動画であり、これがゆっくりと称される背景にはAquesTalk ベースのテキスト読み上げを『ゆっくりボイス』と呼ぶ文化があったことがあげられる。

基本的には『ゆっくり解説』に該当するSCP解説動画 (ゆっくりSCP解説・ゆっくりSCP紹介) と『ゆっくり朗読』に該当する動画 (ゆっくりSCP朗読) に大別されるが、その両方に使用されている『ゆっくりSCP』というタグも使用数は非常に多い。『ゆっくりSCP動画』のみ使用例は2022/08/27時点でも7例と少ない。

なお『ゆっくりSCP』タグがつけられた最古の動画は2022/08/27時点では『T督が艦娘達にゆっくり教えるSCP その8 - ニコニコ動画』となっている。タイトルの通りこの動画はシリーズ物の8作目であり、ゆっくりSCPとして定義されうる動画そのものの最古とは呼べないものである。

ゆっくりSCP解説 / ゆっくりSCP紹介

ゆっくりSCP解説 / ゆっくりSCP紹介は基礎的なゆっくり解説フォーマットとしてメジャーな「2名以上のキャラクターによる掛け合い」を軸として進行するものと、解説者ひとりでSCPを紹介・解説していく動画の2パターンが見られる。

この他に、隣接ジャンルである『ピクトグラムSCP解説』にこちらのタグもつけられているものがある。ピクトグラムとゆっくりボイスの両方を使用した動画においてどちらをつけるかはルーリングがなされていない。このため、以下のように一定していない。

漁猫氏やななしぃ氏のフォロワーと呼べる構成――Biimシステムフォーマットによるオーソドックスな『ピクトグラムSCP解説』動画に『ゆっくりSCP解説』がついているケース (よゆうで解説氏など)
loop ゆっくりチャンネル氏の『SCP解説とはSCPを解説することであるシリーズ』のように (Biimシステムこそ採用しているとは言え) 霊夢と魔理沙の掛け合いを軸としながらも『ピクトグラムSCP解説』のみついており『ゆっくりSCP解説』がついていないケース
ネオンテトラ氏や404 studio氏のようにピクトグラムを採用しながらも『ゆっくりSCP解説』のみがついているケース
riora氏のように古典的なゆっくり解説の形式を取りつつ、『ゆっくり解説』と『東方SCP』はついていても『ゆっくりSCP解説』はついていないケース

加えて解説と称しながらも実際には解説要素の少ない、または存在しない動画 (後述のゆっくりSCP朗読と交換しても問題のないであろう動画)、逆に解説要素がありながらも『ゆっくりSCP紹介』タグをつけられている動画もあるなど関連タグの使用には混乱が生じてしまっている。

以下、ピクトグラムでのみ画面構成がなされている動画は『ピクトグラムSCP解説』に解説を譲ることとし、別キャラクターが登場する作品を紹介していく (敬称略) 。

zunda

2015年頃からSCP解説を行っている古参投稿者。『「魅ん魔の」SCP解説動画「リクエストお待ちしております」』シリーズが代表作で、めずらしく解説役が魅魔、聞き手が鈴仙・優曇華院・イナバという組み合わせになっている。

riora

2014年頃からSCP解説を行っている投稿者。SCP-999がお気に入り。SCP-1137-JPなどのオブジェクトの作者でもある。

なお本記事にて紹介したものの、riora氏の動画で『ゆっくりSCP解説』がついているのはわずか1動画のみである。

総たいしょー

2017年頃解説開始。『ウィズダム英和SCP辞典』シリーズにて未翻訳オブジェクトを中心とした解説を行っている。基本的にひとりのキャラクターが最後まで解説し切る (あえて言うなら聞き手は視聴者ということになる) スタイルを取る。

ネオンテトラ

『秘封が暴くSCP』でおなじみの投稿者で、オブジェクトの紹介にピクトグラムを併用したスタイルは、後発のゆっくりSCP解説にもおそらく影響を強く与えていると思われる。蓮子とメリーの仲睦まじい姿も必見。

Actadust

『SCP財団幻想郷支部が行く！』シリーズを投稿している投稿者で、個人サークル「星屑みぞれ」を主催している。解説に際して主流な解釈を避ける傾向があり、異なる解釈同士の議論というSCPにおける楽しみ方を教えてくれる名シリーズである。

404studio

YouTubeで頭角を示しているゆっくりSCP解説投稿者のひとり (一部動画はニコニコ動画にもアップロードしている) 。ネオンテトラ氏同様にゆっくり解説のサブとしてピクトグラムを併用しており、後発のやくや氏などにも影響を大きく与えている。LV-Zero : 捲られたヴェールシナリオを目指しているらしい。

今となっては聞くのも恥ずかしい初期オブジェクトについて、昨今の創作と絡めて懇切丁寧に解説してくれる。一方でスシブレードを「必修科目」と言い切ったりもする。

新・404studio_ゆっくりSCP解説 - YouTube
旧・404studio_ゆっくりSCP解説 - YouTube - 旧チャンネル。収益剥奪のため上述のチャンネルに移行。

鮭しゃぶ

404 studio同様にYoutubeで動画を上げている解説者。ただし収益化停止に伴う事情からニコニコのほうが動画数は多い。001提言や依談などを中心に取り上げたりなどかゆいところに手が届く取扱範囲が特徴的か。

ゆっくりSCP朗読

いわゆる朗読動画の形式をとり、解説がされない形式の動画。こちらもタグが上手く使われているかというと微妙な点があり、現在は殆どを帝国妖異対策局氏が使用している。ゆっくり朗読タグがついているSCP 朗読でいえば、Post氏も投稿数が多い。

Post

タグは付いていないが実質的にゆっくりSCP朗読動画であるため記述。ゆっくりボイスと、SCPの雰囲気にマッチする音楽・画像・効果音をつけた朗読動画は多くの視聴者から好評を得ている。

帝国妖異対策局

先述の通り実質的にこのタグを独占している投稿者。ただし『帝国妖異対策局』という世界観上に『SCP Foundation』『RPC Authority』『花街』『The Chaos Insurgency』『The Wayward Society』といったContainment Fiction (何がしかの機関が異常物を収容する創作)を組み込んでいるというていで投稿されていることに留意されたい。