わかさ生活とは、京都市下京区に本社を置く健康食品メーカーのことである。
概要
1998年4月創業と言うかなり若い会社ながら、ブルーベリーを原材料とした目の健康維持サプリメント「ブルーベリーアイ」と積極的な販売戦術で一躍全国に知られるようになった。
代表取締役社長である角谷建耀知氏は、若くして脳腫瘍を患い、大手術を経て九死に一生を得るものの、腫瘍部分に視覚を司る部分の一部が含まれていた事から、視野の半分を失うと言う後遺症を負ってしまう。
その後、健康食品会社での勤務を経て、会社の前身となる自然食品・健康食品の店を京都に設け、「ブルーベリーアイ」の開発と併せて通販部門を担う会社としてわかさ生活を設立し、現在に至る。
角谷氏自身が若くして大変な苦労をされた事やスポーツ(特に野球)に大変理解が深いから、社会貢献やスポーツ振興に注力している企業としても有名で、盲導犬の育成活動への協力や京都市西京極総合運動公園野球場のネーミングライツを取得したり、日本女子プロ野球機構の設立に当たってスポンサーを務めている。
又、角谷氏自身も、無報酬で学校法人成美学苑(野球の強豪校である福知山成美高校が有名)の理事長に就任して学校再建に務めたり、自著の印税を視覚障害者施設や児童養護施設等への支援金として全て寄付している。
更に、日本とフィンランドとの文化交流にも積極的で、京都市内にフィンランド文化と物品を紹介する情報発信拠点「北欧館」をオープンしている。
マスコットキャラクター「ブルブルくん」
わかさ生活のマスコットキャラクターは、ブルーベリーの形をした妖精青鬼ブルブルくん(特徴:眼が大きい)である。
このキャラクターの声は、ドラゴンボールの主人公である孫悟空)の声を担当した野沢雅子がCMスタート当時より一貫して担当している。
ちなみに、現在のわかさ生活のCMには、アニメーションが多く使われており、中でも北欧をイメージさせる光景をバックに、大量に増殖しながら独特のブルブルくんダンスを踊っているCMは、深夜に見ると(いろいろな意味で)とても印象に残る。
2023年9月には観光中のジャスティン・ビーバーが、何故かわかさ生活に併設されているポップアップストアへ来店。ブルブルくん特大ぬいぐるみなど数点を購入し、後に自身のインスタでブルブルくん達とくつろぐ写真をアップしたことで聖地化したとかなんとか。 →参考HP
アニメとニコニコ動画とわかさ生活の関わり
一見すると、何のかかわりもないように見えるこの両者だが、実は意外な接点が存在する。
TOKYO MXテレビで放映されている全てのアニメの前に、「TVを見るときは部屋を明るくしてはなれて見よう」というわかさ生活の啓発CM(15秒間)が入る為に、アップロードした動画のCMカットが完璧でなかったりすると、その最初の部分でわかさ生活の啓発CMが含まれているケースが存在する。
そのためTOKYO MXテレビで放映されているアニメ(主にファイアボール)の識別タグとして、しばしば「わかさ生活」が使われている。
一時期、アニメの神様枠での『ドラゴンボールZ』再放送の直前にこのCMが流れたこともあり、たびたび声が悟空や悟飯だとコメントされる。
又、あだち充原作の「クロスゲーム」がアニメ化される際、「野球をする女子高生」と言うもうひとつの主題に共感したわかさ生活が製作に協力、社長の角谷氏がエンディングクレジットに名前を連ね、提供スポンサーにもなっている。
(ちなみに、わかさ生活の企業CM「女子高校野球編」は、福知山成美高校がCM製作に協力し、「クロスゲーム」のヒロインである月島 青葉が画像合成で出演している)
又、夏の高校野球の決勝戦で朝日放送が全国ネットで放映を行う場合、4:3のハーフサイズの画面を使って宣伝を行っている。(昔は、住友グループが長期に渡って提供を行った来た。わかさ生活が提供をはじめたのはここ2~3年ではないかと思われる)
関連動画
関連項目
関連リンク
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