エルシー・ゾラとは『追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する。~俺は武器だけじゃなく、あらゆるものに『強化ポイント』を付与できるし、俺の意思でいつでも効果を解除できるけど、残った人たち大丈夫?』の登場キャラクターである。
概要
さっき連盟から連絡があったんだ。最近の実績が目覚ましいということで、『青の水晶』のギルドランクが上がったぞ。みんなの――特にレインとバーナードさんの頑張りのおかげだ
正確な名前はエルシーで、ゾラ姓がついているのはコミカライズ版のみ。レインからその外見を「30歳前後くらいで赤い髪を肩のところで切り揃えた、気が強そうな印象を与える美女」と表現されている。
弱小ギルド『水晶の青』のギルドマスターで、財政難の中なんとかギルドをやりくりしている。ギルドに設置されている食堂のおばちゃんの腕はS級だが、金欠のせいで設備はガタがきていた。一方、自分の趣味で街に一つしかない高級魔法具の『魔道通信』をギルドに設置するなどの懐具合も見せる。
「やったな、レイン!」など男っぽい口調の姉御肌で、レインに恋するニーナの肩を押してあげる一面も持つ。レインが加入するまでギルドのエースだったバーナード・ゾラ(コミカライズ版のエルシーと姓が一致しているがそこに意味があるかは今のところ不明)と、新エースのレインには強い信頼を置いていおり、レインがギルド初のA級冒険者になった時には祝賀会を開催してくれている。
コミカライズ版
「エルシーさんはきみのそうだんをなんでもきいてあげるぞ!」
「きみはすごい冒険者になれるよ!」
青の水晶のギルドマスターであることと外見は原作と一緒であるが、その他の点で大きな設定改変が見られる。
元S級冒険者の肩書きを隠しており、コンディションを整えた(電子機器から離れた)時には極めて高い戦闘力を持つ。三方に突き出たペンダントを巨大化させ、雷状の「術」を操って戦う。ここでいう「術」とはファンタジー作品の魔術とは違い、それぞれの冒険者が持つ固有能力のことで、ジョジョのスタンド、ハンターの発、呪術廻戦の術式と同じ意味合い。戦術眼、戦略眼共に秀でており、その強さは上級冒険者が束になっても敵わないほどで、暗殺の母はS級冒険者のリリィ・フラムベルを「2」と評価した指でエルシーを「6」としている。
若い頃は熟練冒険者の師匠について3年修行し、独立後の6年間の中で順風満帆な冒険者生活を送っていたが、落ちぶれた師匠の姿を見て一度失敗するとまともな社会復帰ができない冒険者稼業に疑問を感じ、挫折した冒険者が立ち直るための手助けをするギルド『青の水晶』を立ち上げた。青の水晶ではリリィも含め20人以上の冒険者を救済してきたが、ギルドは原作以上に困窮しており従業員は受付嬢ニーナ1人きりで一話時点での登録冒険者はリリィのみであった。
主人公レイン・ガーランドの師匠的存在であり、彼が強化付与能力に振舞わされる人生を送らないために能力を掌握する修行を課した。ギルドメンバーを守るためなら身を危険に晒すことも厭わず、また頭が回り権謀術数に長ける上に本人がとびきりの武闘派ときているのでギルドマスターとしては卓越しているはずだが、いかんせん金銭感覚は悪く経営者としての才覚はほとんどない。大手ギルド『皇帝の盾』のCEOに多額の借金を負っており、返済できない場合は冒険者として皇帝の盾に移籍することになっている。
関連リンク
関連項目
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