カーナビとは、便利な地図である。
概要
正式名称は「カーナビゲーションシステム」。車に搭載して行き先を入力すればGPSなどを利用して道案内をしてくれる便利な機械。これがあれば例え地図を読めなくても大丈夫!
が、現実には地図は常に新しく更新される。なので古いカーナビだと水中を走ったりトンネルのない山の中を走ったりと面白い事になる。そのせいで余計に時間が掛かったりすることもある。
現在、盗難被害に遭いやすかった「オンダッシュ型」・モニターを1DINスペースに収めた「インダッシュ型」・現在主流の「AV一体型」・携帯性に優れる「ポータブル型」・記憶媒体にメモリーカードを利用した「簡易型」や「オートバイ搭載型」「携帯電話」がある。なお、カーナビ製品の8~9割は日本メーカー製であるようだ。
現在、主流である「AV一体型」のカーナビでは、テレビチューナーを内蔵するなどして、テレビの視聴が可能な物が多い。また、走行中にカーナビの操作をしようとして気を取られるという事故が多発した為に、道路交通法が改定され走行中のカーナビ等の画面の注視が法律によって禁止された。そのため、主に新車購入時の純正ナビやメーカーオプションのカーナビなどから、走行中はセンサーによりモニタ画面にテレビを映せなくなる等の措置が採られた製品が増えてきた。
走行中は、運転者以外もテレビ画面が見えなくなるため、次第にカー用品店などで「走行中にテレビを見る為のセンサー解除」のキットが売られるようになり、購入して取り付ける人が続出した結果、メーカー側も更なる対策をせねばならなくなった。液晶モニタの前面に縦に細かなスリットを入れる事により左右で違う映像を見れるようにした世界初のデュアルディスプレイ機能「DUAL AVN」がトヨタ・アルファードの特別仕様車の純正ナビとして採用されるなどしたが結局のところ、交通に危険を及ぼさない限り取り締まり対象ではないため、更にはセンサー解除のキットが幅広く認知されている等の影響からか、その後新たな対策を施したカーナビは、発売されていない(センサーによる走行中のテレビ視聴が不可の製品は、継続販売中)。
最近では、ワンセグチューナーや、フルセグチューナー内蔵の「AV一体型」のナビも多く登場し、移動中のテレビの映像の良さを売りにするなど、メーカーの取り組みの方向性が変化している事をうかがわせる。
安全対策の面では、オプションでバックビューカメラやサイドビューカメラの映像を液晶モニタに映し出せるようにした製品(メーカー純正およびオプション、並びに社外製品カーナビともに)もあり、危険回避に一役買っているとも言える。
現在では、ほとんどのカーナビに道路交通情報通信システム(VICS)を搭載し、交通監視カメラやNシステム等の情報の他、他のカーナビ搭載車のビーコンによる移動情報を基に、渋滞情報や事故や工事等の規制情報等が得られるようになっている。
その他、初期のカーナビで散見された現在位置の見失いはGPS衛星からの電波だけでなく、車両側に取り付けたジャイロセンサ等のデータと、カーナビの地図上の道路のデータ、自車の走行経路等を照らし合わせる事より少なくなっている。(ハイブリット方式マップマッチング)この為、トンネル内等GPS衛星からの電波の届き難い場所でも、方位を見失ったりすることが減っている。
ただし、新しく開通した道路等は、カーナビの地図にデータが無い場合、上記システムの影響で道路外の走行と判断され、カーナビが混乱したり実際に走行してない道へワープしたりする場合がある。
スマートフォン向けナビアプリとしては「docomo 地図アプリ」や「au助手席ナビ」、iPhone向けアプリは「MapFan for iPhone」や「NAVIelite」がある。
なお、日本のどこかに980円で買える(しかもカーナビとお話できる)カーナビがあるらしい。
また、アイドルや声優が声を担当しているカーナビもある。詳しくは、MAPLUSの項を参照。
関連動画
関連商品
関連項目
- 3
- 0pt