ガンバレ☆プロレスとはDDTプロレスリングの別ブランドであるプロレス団体である。
リングアナは当初、頑固プロレスのリングアナやアマチュアプロレス団体RAWを主宰しているワンダーマンが担当していたが、2015年現在は、ユニオンプロレスの代表やDDTプロレスリングの音響などをやっていた会場敏(あいば びん)が担当。
レフェリーは当初、西口プロレスのポーク林だったが、今は元・草プロレス団体nkwのコミッショナー兼レフェリーで現在はプロレスリングBASARA所属レフェリーの岡田裕也(旧名:スキンズ岡田)が主に担当している。
概要
団体の目標は「プロレスをもう一度、メジャースポーツにすること」である。
プレ旗揚げ戦は2013年3月6日、東京都新宿区の市ヶ谷南海記念診療所にて行われ、それを受けて正式な旗揚げ戦が同年4月17日に新木場1stRINGにて行われた。
2015年9月23日には新宿FACE大会を満員にしたが、基本的には王子Basement MON☆STARや蕨アイスリボン道場、新木場1stRINGといった小規模な会場を中心に興行を打っている。
出場しているレスラーはメジャー団体はもちろん、DDTを含む他のインディー団体よりも知名度の低い選手(本来はアマチュアの選手もいる)が大半だが、90年代インディープロレスが持っていた怪しい雰囲気、そして大家健を筆頭に「くすぶっている落ちこぼれしかいない団体」だからこそ見せられる、必死に輝こうともがく人間ドラマが特徴的。
そんなガンプロの雰囲気に魅せられた、数こそ多くないが非常に熱狂的なファンは「ガンプロユニバース」と呼ばれている。団体のファンが「ユニバース」と呼ばれているのは、今のところWWEとガンバレ☆プロレスだけである。
2016年10月2日の昼、団体初の後楽園ホール大会が行なわれた。もし、満員にならなかったら大家が引退すると宣言した中、観客数1091人(超満員)という大成功をおさめた。
狂乱と集会
メインイベントが終了し、主に大家健が締めのあいさつをしたあと、彼の入場曲でもあるB'z「BAD COMMUNICATION -ULTRA Pleasure Style-」に合わせてレスラーたちが踊り狂い、リングに群がったユニバースもそれに合わせてリングの縁をドラミングのように叩くのが恒例となっている。さらに興行終了後、控え室から戻った大家たちによる「集会」が行われ、そこでさらなるアピールとユニバースとの結束が叫ばれている。
チケット即売会(ガンバレ☆劇場)
ガンバレ☆プロレスの特徴的なところに、チケット即売会がある。文字通り、ガンプロの試合チケットをファンに売るのが目的だが、必ずと言っていいほど、対戦相手が売り場に殴り込んできて大家健や今成夢人に暴行を加えたり対戦アピールをしたりする。公式HPでも「ガンバレ☆劇場」と呼ばれているこのやりとり、ユニバースたちも口では「茶番」と言いつつも興行の煽りとして、とても楽しみにしている。
かつてはDDTプロレスリングやユニオンプロレスの興行終了後、売店スペースの一角で行われていたが、諸般の事情で現在は水道橋のプロレスショップ「チャンピオン」で行われることが多い。また、即売会以外でも記者会見で劇場が展開されることも多い。
参戦選手
ガンプロファミリー
敵対勢力/シン・ガンバレ☆プロレス
無所属
- サバイバル飛田
- 丸山敦
- 那須晃太郞(OTK48)
- 間下隼人(リアルジャパン、OTK48)
- 勝村周一朗(花鳥風月)
- 3代目J-Soulパンディータ(何回か死んで、現在は四代目)
- マーズ・スペクター
- バイパー
- 趙雲子龍
- バンビ(元トモダチ軍、K-DOJO)
- 円華(元トモダチ軍)
- 伊藤崇文(パンクラスism)
かつての参戦選手
- ブライアン・キャノン
- 剛力鋼(JWP、本来はライディーン鋼のリングネーム)
- ガンバレ玉川(BT TAMAGAWA、ばってん多摩川、現在は九州プロレスのばってん×ぶらぶら)
- メガネ
- 尾谷友洋(nkw)
- クラッシャー高橋
- 木藤裕次
- 洞口義浩(K-DOJO)
- 高岩竜一
- 石川修司(ユニオンプロレス→フリー)
- 諸橋晴也
- チェリー(ユニオンプロレス→DDT)
- ジ・シューター
- ドクター・キリコ
- ミスター柔道
- 石原軍団マン
- 香港国際警察マン
- 銀行強盗マン
- 楽屋泥棒マン(以上、ジ・シューター~楽屋泥棒マンまで正体は丸山敦)
- 吉野コータロー(K-DOJO)
- 神田愛美(元世界プロレス協会で現在はフリー、ガンプロでは倖田愛美、アンジェラ愛美と名乗っていたことも)
- Hi69(元トモダチ軍)
- 藤田ミノル(トモダチ軍)
- 加藤悠(元炎上軍)
- 河村知哉(元炎上軍。一時期、レインボー・カワムラを名乗る。DNAからBASARAに移籍。ケガで休業中)
- ミスター・NO
- タイガー・ベッドシーン(いたばしプロレス。ガンプロ以外では鈴木心として活動)
敵対勢力
旗揚げ当初は自称・獣神サンダーライガーファンで、ユニオンプロレス時代に大家健がライガーと戦ったことが許せないと挑戦アピールしてきたブライアン・キャノン、そしてチケット即売会に乱入して今成夢人をボコった浪口修がガンプロの敵となった。
その後、元々大家とはユニオン時代から因縁深かった浪口が大きな壁として立ちはだかり、ガンプロファミリーだったガンバレ玉川も浪口側について「BT TAMAGAWA」(BTはBAD TENSIONの略語)としてヒールターンした。
浪口軍との決着が着くと、翌年にはガンプロ側から古巣のユニオンプロレスにケンカを売って強引に対抗戦に持ち込む。そこからの流れでユニオンの三富や河村(当初はユニオン、後にDNAに移籍)がシバターと結託して「炎上軍」を結成。
さらに大家の助っ人としてやってきたはずの藤田ミノルが自身の結婚と離婚(娘との別居)、さらに整体師の専門学校で留年するというどす黒い過去をカミングアウトしてガンプロへの敵対を表明。かつて彼が在籍していたKAIENTAI-DOJO関係者(+ベジータ化していた浪口修)と「トモダチ軍」を結成し、2015年はずっとガンプロを半ば制圧していたが、2016年6月12日のハキダメ★プロレスプレ・旗揚げ第二戦でガンプロ軍との対抗戦に敗れて、トモダチ軍は解散した。
2016年下半期からは、浪口修が結成したシン・ガンバレ☆プロレスが敵対勢力として登場。
関連動画
関連項目
外部リンク
- Facebookアカウント
- ガンバレ☆プロレスと「ガクセイプロレスラー」(ガンプロユニバースである格闘技ライター、橋本宗洋によるブログ記事)
- ガンバレ☆プロレスを報道する数少ないメディア、バトルニュースのタグ
- DDT公式HPのアーカイブ
- mixi公式コミュニティ
- くすぶる者たちが輝ける場「ガンバレ☆プロレス」とは何か(元週刊プロレス記者で、DDT系団体を長年取材している鈴木健.txtによる、初期ガンプロの紹介記事)
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