スコリッピとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』Parte5「黄金の風」の登場人物である。
概要
ジョルノが涙目のルカを倒した後の話であり、ブチャラティがジョルノに会う前の話である。
ブチャラティのもとに、脚が悪い一人の男性が訪ねてくる。彼は一人娘がいたのだがその娘が飛び降り自殺を行ってしまった事件の真相を解明してほしいという願いを抱えて来た。事件の解明をミスタが引き受けたのだが、この自殺はただの自殺ではなくスタンドが関与していた事件であった。
この娘と付き合っていた男がスコリッピであり、彼は歳と歴の若い彫刻家である。自分のスタンドが原因で彼女が自殺してしまったことも勿論知っている。
後記の死を知らせるスタンドにより、娘は父と同じ内臓の病になり死ぬという事を知り、娘は苦しんで死ぬよりは父のために臓器を提供して健康なうちに死ぬことを受け入れたのだった。
人間はすべてが「運命の奴隷」であるという学をもっており、「運命」から逃れる術もないということも知っている。しかし事件の調査にあたったミスタが(スタンドを破壊すれば死の運命から逃れることができると先走って)建物から自分もろとも飛び降りる行動を目の当たりにし、ブチャラティたちの無事を祈ることはしなかったが彼らが大きな道を切り開く存在であるということを認識した。
ローリング・ストーン(ズ)
【破壊力:なし / スピード:B / 射程距離:A / 持続力:A / 精密動作性:E / 成長性:なし】
スコリッピのスタンド。スタンド使いでない(だろう)彼女やその父親が見れたことから、実在する石に憑依して起動すスタンドであると推測ができる。自動操縦型のスタンドであると当人は言っていたが、彼が嫌がっていても解除することができなかったあたり、暴走状態に置かれているのかもしれない。
近い将来に死の運命をたどる人物の近くにひっそりと出現するスタンド。その時「石」はその人物そっくりの像に形を変える。また追跡の際には壁や床を通り抜けることもできる。そしてその像に照らされた人物がその石に振れた場合はその触れた人物が安楽死をとげる。
一度預言として表れてしまった以上は石を破壊しても死の運命から逃れる方法はない。逆にこの石が反応しなかった場合はまだその人物が死の運命を辿ることにはならないということの証でもある。
なお、この「石」に人物が掘られる前は丸い石に漢字の「凶」がデザインされているが、このエピソードのTVアニメ化の際に、これまで原作中で日本語表記だったものをイタリア語表記に直していたため、この「凶」の字はイタリア語でどういう意味の単語にすればいいか原作者の荒木飛呂彦に相談したところ、この「凶」は漢字ではなく、「凵(はこ)」の中に「×(ばつ)」があるデザインであるという回答を貰った。
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