概要
「STRUCTURE DECK-ペガサス・J・クロフォード編-」(2002年3月21日発売)でOCGに登場。
デッキの同名カードを2枚まで墓地へ送る効果を持つ……わけがなく。
通常魔法
※「デュエリストパック-決闘都市編-」収録のカード(DP16-JP045)による
(1):デッキから「トゥーン」カード1枚を手札に加える。
あらゆる「トゥーン」カードをサーチ可能なので、【トゥーン】デッキではほぼ3枚投入確定の必須カード。
しかし、同名カードもサーチ可能なのがポイントで、トゥーンとは関係ないデッキでもデッキ圧縮の役目を果たしてくれる。特に魔力カウンターを利用するデッキでは一気に3つ分を稼げ、デッキ圧縮もできるため相性がいい。「王立魔法図書館」とこのカード1枚があれば、1枚ドロー(「魔法都市エンディミオン」を使えば2枚)まで持っていける。
最後にサーチする「トゥーン」カードは、魔法使い族ならば「トゥーン・ヂェミナイ・エルフ」、「トレード・イン」を併用するならば「ブルーアイズ・トゥーン・ドラゴン」か「トゥーン・アンティーク・ギアゴーレム」、魔力カウンターを少しでも稼ぎたいならば「トゥーン・ワールド」などをデッキに合わせて選ぶとよい。
デッキ圧縮用にする場合、手札に2枚以上来たり、サーチ先の「トゥーン」カードが手札に来て発動不能になる欠点があるが、この場合は「召喚僧サモンプリースト」などのコストにすると無駄がない。
魔法の発動数を稼ぎたいならば「無欲な壺」などで墓地のこのカードをデッキに戻すのも手。ただし、「無欲な壺」そのものにカード・アドバンテージ(手札やフィールドのカード枚数による優位性)を稼ぐ能力はない。
魔力カウンターをメインにする場合、「魔力掌握」も似たようなことができる。向こうは1枚で2つ以上の魔力カウンターを調達できる代わりに、1ターンに1枚しか発動できないため、1ターンの数ならばこちらのほうが多くなる。
後に同名カードをサーチする通常魔法として「精神統一」も登場したが、1ターンに1枚しか発動できない上に、どうやっても最後の1枚は発動できないため、こちらの下位互換になる。本来の用途とは異なる使われ方をされるこのカードが、元々同名カードサーチとして設計された「精神統一」より優れているというのも妙な話である。
後に登場した「グリモの魔導書」は、「魔導書」カードをサーチする効果を持つが、同名カードのサーチを封じることでこのカードと同じような使い方ができないようにしている。もっとも、魔導書は複数のカードがサーチ効果を持っているため、やろうと思えばグルグル回せてしまうのだが。
「魔導書の神判」が現役のころは、このカードで魔法の発動回数を稼ぐ用途もあった。
OCGでは、「トゥーン」(と名のついた)カードに関する効果を持つ初のカード。モンスターの能力名としてのトゥーンモンスター(テキスト欄に【○○族/トゥーン/効果】とあるもの。旧テキストでは【○○族・トゥーン】)を指定するものはいくらかあるが、カード名としての「トゥーン」カードを指定するのは珍しい(このカード以外には「トゥーン・ブラック・マジシャン」がある)。
トゥーンモンスターではない「トゥーン」モンスターには「トゥーン・アリゲーター」があるほか、モンスター以外の「トゥーン」カードもそれなりに存在するので、「トゥーン」と名のついたカードをサーチするという効果にも意義はある。
どうでもいい話だが、第9期以降「○○」と名のついたモンスターのことを「○○」モンスターと表記するようになったために、「トゥーンモンスターではない『トゥーン』モンスター」という表記が成り立つようになってしまった(前者は能力名、後者はカード名)。
ただし、今のところモンスターに限定して「トゥーン」(と名のついた)モンスターを指定するカードは存在しない。また、「『トゥーン』モンスターではないトゥーンモンスター」も存在しない。
目次の内容は以下の通り。ただし、左段は隠れているため読みとるのが難しい。
○○N・・・・7 | DRAGON・・372 |
○○R・・・42 | DEMON・・・418 |
○○X・・・87 | GOD・・・・492 |
○○AN・・130 | GODDESS・514 |
○○DS・・215 | MONSTER・629 |
○○LF・・・282 | BEAST・・・・666 |
○○RMAID・・338 |
このうち、右側はDRAGONが「ブルーアイズ・トゥーン・ドラゴン」、「トゥーン・ドラゴン・エッガー」、「レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン」(と「トゥーン・サイバー・ドラゴン」、「トゥーン・リボルバー・ドラゴン」)、DEMONが「トゥーン・デーモン」になるか。GOD(神)やGODDESS(女神)の名を持つトゥーンは今のところいない。また、MONSTERは何を指しているのか不明。イメージからすると「トゥーン・ゴブリン突撃部隊」あたりか。
BEASTに当てはまるトゥーンはOCGにはいないが、原作でトゥーン化した「ダーク・ラビット」などが該当するか。
左側は一番下がMERMAIDで「トゥーン・マーメイド」、下から2つ目がELFで「トゥーン・ヂェミナイ・エルフ」、下から4つ目がMAGICIANで「ブラック・マジシャン・ガール」、「トゥーン・仮面魔道士」か。
海外版ではGODがRATに、DEMONがGIANTに変更され、BEASTのページは721ページに変更されている。RATに当てはまるトゥーンは今のところいない。GIANTに当てはまるのは元のカード名に「巨人」が含まれる「トゥーン・アンティーク・ギアゴーレム」か。
その他の作品において
アニメDMドーマ編では、ペガサスに変装したアメルダが海馬とのデュエルで使用。
「トゥーン・ワールド」をサーチした。
映画「光のピラミッド」でのペガサスVS海馬戦では、ペガサスの手札の中にあったが、前後の手札枚数や内容を見るに、「コストダウン」を発動した際にコストとして手札から捨てられたらしい。
関連動画
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関連項目
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