ニコニコ大百科:導入部単語

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ニコニコ大百科における「導入部」とは、この部分のことである。

「冒頭文」「序文」「リード文」「イントロダクション」「アイキャッチ」などとも。公式呼称はない。
本記事では、ニコニコ大百科の記事における、序文を含む記事冒頭のあり方について解説する。

概要

ニコニコ大百科において記事の最も初めに記述されるのが、その記事が何について解説しているのかを簡潔に示す序文に始まり概要にかけて続く導入部である。

この一面はアクセス時に読者が目にするという点だけでなく、ニコニコ関連サイトや検索エンジンの検索結果、SNSへの共有など多くの場面で引用されるなど、読者が最初に目にするいわば記事の「顔」であり、記事全体の第一印象を決定づける極めて重要な要素である。

序文は、

○○とは、○○である。

……という構文を基本とし、必要に応じて補足情報を入れる。その特徴が伝わる画像などを載せる場合もある。良い序文とは、「記事の主題を正確に定義し、記事全体で何が語られているのかを要約したもの」であるといえる。専門的な内容を扱う記事であっても、その分野に詳しくない読者にも理解できるよう、平易な言葉で説明することが望ましい。

ただ、ニコニコ大百科における序文は、単なる堅苦しい定義に終始する必要はない。時にはユーモアを交えたり、その記事が持つ独特の空気感を表現したりすることで、読者の興味を引き本文を読み進めてもらうきっかけを作る役割も担っているからである。
例えば、この記事や「好事家」などの記事のようにメタ的要素を狙った序文や、「今週のクソ記事受賞のコツ」「ハウルの動かない城」のように説明を放棄するなどのネタに振った手法もある。

念頭に置きたいことは、内輪ネタや過度な表現に偏りすぎず、初見の読者を置き去りにしないためのバランス感覚もまた重要であるということである。あくまでも基本は正確性、簡潔性、分かりやすさである点を忘れないようにしたい。

引用される場面

具体的にどのような場面で導入部が使われているのであろうか。2025年 8月現在では、以下のようになっている。

ニコニコ内

ニコニコ大百科
- 記事検索において、導入部の本文が掲出される。
  PC版では100 文字、スマートフォン版では150 文字まで出る。
- 「今週のオススメ記事」に選出された記事は、その冒頭文がトップページに抜粋して掲載される。
ニコニコ動画タグ検索
- PC版・旧検索 UI（2026年 2月をもって廃止予定）では、タグに該当する記事がある場合、検索ページトップに記事導入部の抜粋（100 文字程度）と記事へのリンクが表示される。
- PC版・新検索 UI（2025年 8月18日より実験的実装）では、タグにカーソルをホバーすると、ニコニコ大百科の導入部抜粋（50文字程度）と記事へのリンクが表示される。関連タグに表示されるすべての要素でホバーが出来、表示量が旧検索より増える予定。
- スマホブラウザ版でも、記事がある場合冒頭に本文を取得し掲載する。文字数は画面幅依存で可変。
- スマホアプリ版では表示されない。
ニコニコ動画動画視聴ページ
- スマホ版（アプリ・ブラウザ両方）では、動画視聴ページの動画概要内にあるタグ一覧の部分に「タグを調べる」という項目が設けられている。これは、付いたタグを大百科へのリンク付きで一覧する機能で、大百科記事がある場合にはその導入部を100 文字程度表示する。
- なお、PC版では特に機能は設けられていない。
ニコニコニュースタグ検索
- 記事のあるタグがある場合、ニュース記事の一覧の上部に冒頭文が丁度100 文字で掲出される。

外部サイト

検索エンジン
- Google、Yahoo!、Bingなど主要な検索エンジンでは、検索結果で記事がある場合導入部から文章を参照していることが多い。大体80文字程度である。

SNS、ブログ等でのシェア（OGP）

Open Graph Protocolといい、URLを貼るとその概要をサムネイルとともに表示する仕組みがある。こういうやつである。↓

DIC.NICOVIDEO.JP
くぎゅとは [単語記事] - ニコニコ大百科
ニコニコ大百科　：　医学記事 ※ご自身の健康問題に関しては、専門の医療機関に相談してくぎゅうううううううううううううううううううううううううううううううううううう。くぎゅとは釘宮理...

取得される文字数は大体100 文字程度であることが多い。

調整

上に挙げたように、記事の冒頭部分は特に活用場面が多い。この引用での活用を前提に、調整が必要である。序文だけでなく概要以降も表示文字数の限りは参照されるので、それを念頭におく。また平文で引用されるため、装飾を前提とした特殊な記載は避けるなどの対策も考えられる。

記事の冒頭に仕掛けやセリフを仕込んだり、何らかのテンプレートボックスを貼付したいという場合には特に注意が必要となる。外部の記事本文プレビュー（次述）における冒頭文の表示を圧迫し、内容の把握を阻害してしまう場合があるためである。

回避策としてはいくつか挙げられる。

1.冒頭文を先にする: 他の要素をその次や、それ以降のどこかに配置することで、うまいこと序文を頭にもっていく。; シンプルな解決法なので、可能であればこれを採用するに越したことはない。
2.display: none;を使う: 複雑な仕掛けや凝った世界観の場合、冒頭文を表示しがたい場合もある。その場合には、<p style="display: none;"></p>の形式で文章を用意し、最初に配置する。; display: none;は見かけ上で要素を不可視に出来るCSS プロパティで、検索などでの取得時には表示されるので対応することが出来る。

こうした調整で、外部からの引用に対応することで利便性を向上させる事が可能である。適宜活用してアクセシビリティを確保したい。

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