「バルゴン」とは、1966年に公開された大映の特撮映画「大怪獣決闘ガメラ対バルゴン」に登場する敵怪獣であり、零下100度の冷凍液や殺人虹光線でガメラを苦しめた昭和ガメラシリーズ最初にして最強の敵キャラである。
熱帯のニューギニア出身だが、冷凍液を吐くところから通称は「冷凍怪獣」である。
冷凍怪獣:バルゴン | |
登場作品 | 大怪獣決闘ガメラ対バルゴン |
公開年 | 1966 |
体長/全長 | 80メートル |
体重 | 70トン |
出身地 | ニューギニア”虹の谷” |
概要
シリーズ二作目とあって、後の子供をターゲットにした作品と異なり、ハードな内容や残虐描写が描かれており、中でも敵怪獣であるバルゴンは、寒さに弱いガメラに対抗する手段として長い舌先から零下100度の冷凍液を吐く能力をもち、背中から発する虹色の破壊光線で防衛軍を蹴散らす強力な怪獣に設定された。
また外見も、立ち上がる事があるガメラに対して四脚歩行型に徹し、ガメラに無い角や長い尻尾、長い舌を備える等、シルエット面でガメラとかぶらないようにし、怪獣造形の鬼才・高山良策とエキスプロにより着ぐるみが制作された。
作中では、ニューギニアの秘境「虹の谷」に眠っていた巨大なオパール状の卵が、谷から運び出されて水虫治療用の赤外線を浴びたことでバルゴンが誕生し、神戸に上陸してポートタワーや通天閣、大阪城を凍結・破壊した。
防衛軍との戦いでバルゴンが使用した殺人虹光線に引き寄せられて出現したガメラも凍らせたバルゴンに対して、
から、ニューギニアの秘境の人々が封印に使用していた巨大なダイヤモンドを使って、水のある場所へと誘導しようとしたが、本来の成長に10年かかるところを赤外線で急激な成長を遂げた為、バルゴンはダイヤモンドに目もくれずに東進した。
その後、凍結状態から回復したガメラと琵琶湖で戦ったバルゴンは、火炎に強い皮膚やかみつき攻撃でガメラに対して優勢だったものの、最期は琵琶湖に引きずりこまれて、弱点の水により溶けて消滅した。
※近藤和久によるコミカライズ版では、ガメラと同じ超古代文明の人工生物とされ、不完全体の状態でガメラを圧倒する程の力を見せた。
※昭和ガメラの敵怪獣と言うとギャオスやギロンが有名だが、最初にガメラと戦った敵怪獣はバルゴンである(重要)
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