とは、社会人としてのルールを守れなかった部下に対する上司の怒りの言葉である。元ネタは書籍版オーバーロード8巻にあるアインズ・ウール・ゴウンのセリフである。
概要!お前には失望したぞ!!
アインズ・ウール・ゴウンという魔法詠唱者が助けた村という評判を守るため、また薬師のンフィーレアとその関係者を護衛(監視)するため、アインズは戦闘メイドのルプスレギナ・ベータをカルネ村に派遣していた。しかし、派遣された当のルプスレギナはカルネ村のことをおもちゃが一杯あるとしか思っておらず、与えられた任務の重要性を理解していなかった。
そんなある日、エンリ達が助けた子供ゴブリンから「東の巨人、西の魔蛇」と呼ばれる大魔獣達とその勢力が村の近くの大森林に存在しているという情報を入手する。しかし、強者であるルプスレギナにとってたいしたことない情報だと思い込み、(エンリ達が独力でなんとかすると言ってたこともあり)主人であるアインズに報告しなかった(さらに言うとンフィーレアが開発した新ポーションも提出し忘れていた)。後日、別ルートから「東の巨人、西の魔蛇」の情報を知ったアインズに呼び出されて詰問され、報告を怠ったことが露見して冒頭のセリフに繋がったのである。
改めて失望の理由を話そう。理解せよ。
なぜアインズは報告を怠ったルプスレギナに失望したのか。それは「ホウレンソウ(報告、連絡、相談)」を守れなかった為である。
アインズはルプスレギナにカルネ村の状況が大きく動きかねない際は報告せよと命令していたにも関わらず、ルプスレギナは報告するまでもないと勝手に判断して報告しなかった。言うまでもなくこれは命令違反であり、これだけでも失望に値する。
さらにもしアインズが「東の巨人、西の魔蛇」の情報を入手していなかったら、アインズのあずかり知らぬまま事態が悪化し、最悪カルネ村が壊滅したりンフィーレアなどの重要人物を死亡させるなどの大惨事を引き起こしていた可能性もあった。
どのような組織であれ、その組織に属する一員であれば、何かあったら速やかに「ホウレンソウ」を行わなければならない。そうでないと状況を把握することができず、組織を運営することができないからである。
元社会人としてその重要性を理解していたアインズは上司として、部下のルプスレギナに失望し叱責したのである。
しかし、アインズの叱責で恐怖に囚われたルプスレギナを見て、自分もきちんと任務について説明してなかったのも悪いのではないかを思い直し、失望を撤回して改めて任務の重要性を説明したのである。
アインズ様に失望されるのは怖いっすよー。泣いちゃうっすよー。
なぜルプスレギナはアインズに失望されたことに恐怖したのか。それはアインズが失望して他の至高の御方々と同じようにナザリックから去られるのが怖いからである。
ルプスレギナに限ったことではないが、ナザリックに属する者はアインズがユグドラシルのサービス終了までログインしていたからこそ存在することが許されているのであって、それが高じてアインズはシモベ達にとって忠誠の対象、存在意義にまでなっている。
そんなアインズがシモベ達に失望し、見捨てられたらどうなるだろうか。シモベ達にとってそれは殺されることよりも恐ろしいことであり、そうならないためにもアインズに精一杯の忠誠を尽くしている。事実、ルプスレギナが失望の叱責を受けた時、本人だけでなく周囲にいたナーベラルやシクスス、エイトエッジ達までもが身を固くしている。アインズから失望されるというのはそれほどの恐怖であり、ルプスレギナが受けた恐怖は計り知れないものがある。
ちなみに叱責時のルプスレギナの様子を何人かの絵師がイラスト化してニコニコ静画に投稿しているので興味がある人は本記事の関連静画を見てみよう。
良い子の諸君!何かあったらすぐに上司に報告しような!
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