ルーカス・ネメシスとは、「ガンダムビルドファイターズ」及び「ガンダムビルドファイターズトライ」の登場人物である。
声:三石琴乃(BF時代、イオリ・リン子と同じ)/朴璐美(BFT時代)
概要
かつてアイラ・ユルキアイネンが所属していたチーム・ネメシスのオーナーであるヨセフ・カンカーンシュルヤの孫。
そのため(親の姓が変わっていなければ)本名はルーカス・カンカーンシュルヤだと思われる。
7年前の子供時代はガンプラバトル世界選手権の優勝トロフィーを欲しがり、そのためだけに祖父が結成させたアイラの所属するチーム・ネメシスを無邪気に応援していたが、それが結果的にアイラを苦しめる事となっていた。
そしてレイジ達との戦いの末にヨセフらと手を切る事を決意したアイラに
「それからそこの子供も!そんなにガンプラバトルに勝ちたいならアンタ自身がやりなさい!」
と説教される羽目になったが、彼女の言葉を受け止めた彼はルーカス・ネメシスと名乗ってガンプラバトルを始めるようになり、それから7年後の現在においては自分の事を「重度のガンプラバカ」と称するほどファイターとしてもビルダーとしても極めて高い技術と実力を身に付け、3年連続でヨーロッパジュニアチャンピオンになるまで上り詰めた。
性格も朗らかで常に礼儀正しい態度で接する好漢であり、バトルにおいてもスタンドプレイを取りながら他のチームメンバーへの労いの念も忘れない。一方、己の実力に絶対的な自信を持っており、笑顔の裏でセカイをも戦慄させるほどの覇気を醸し出すなど、その内には計り知れない闘志を秘めている。
今期においては日本の徳島県代表であるグラナダ学園に短期留学の名目で転入し、そこのチームメンバーとなって日本全国大会への出場に臨んだ。当初は温存の目的でガンプラ学園戦までは補欠扱いの予定だったが、セカイとジュンヤのバトルに刺激されて我梅学園のホワイトウルフとのバトル参加を希望し急遽参戦、圧倒的な力でホワイトウルフに勝利し、一躍その名を日本に知らしめた。そして準決勝における待望のガンプラ学園とのバトルでは卓越したクロスボーンの性能とチームメイトのサポートによってほぼ単騎ながらキジマ兄妹およびアドウらと互角以上の戦いを繰り広げるも、サポート役を失って完全に追い詰められ、そしてウィルフリッドとの一騎打ちの末に惜しくも敗退した。
それでもたった一人で戦術的にも実力的にもガンプラ学園を圧倒して見せた事からキジマは「もしXBの粒子量が十分だったら負けていたのは自分の方だった」と彼の力が自分以上だった事を認め、アドウも「まるで勝った気がしない」とこぼすなど彼らに世界という厚い壁を見せつけたのも事実であり、その後またいつかキジマやセカイとの再戦を誓いつつ帰国の途に付いた。
クロスボーンガンダムX1改フルクロス
彼が劇中で使用するガンプラ。
ルーカスが自身の手で制作したガンプラで、同じクロスボーンベースだったクロスボーン魔王とは違って特にこれといった改造は施されておらず、ほぼ原点通りの仕様に留まっているが、その完成度はサカイはおろかキジマですら舌を巻くほどの域に達しているとされる。
原作マンガ版の装備を限りなく忠実に再現しており、ボウガン型9連装ビームガンのピーコックスマッシャー、まるで植物の葉のように多数のビームサーベルが展開するムラマサ・ブラスター、手甲から発生させるビームニードルのブランドマーカー、足裏に仕込まれたヒートダガー、腰部に搭載されたシザー・アンカー、そしてHGキットでは省かれていたコア・ファイターの分離機能も備えているなど、徹底的にクロスボーン本来の能力を活かしたガンプラに仕上がっている。
その反面、エネルギーとなるP粒子の消費が激しく、定期的に僚機を介してP粒子を補充しないと全力を出し切れないという欠点を抱えており、ガンプラ学園戦ではここを突かれた事が大きな敗因となっている。
関連動画
七年前
関連項目
- ガンダムビルドファイターズトライ
- ヨセフ・カンカーンシュルヤ(祖父)
- アイラ・ユルキアイネン(憧れの人)
- ロラン・セアック(朴氏が本家ガンダムシリーズで演じるキャラ)
- リジェネ・レジェッタ(同上)
- トニヤ・マーム(三石氏が本家ガンダムシリーズで演じるキャラ)
- マリュー・ラミアス(同上)
- 天才
- ガンダムシリーズの登場人物一覧
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