レジェンドバトルとは、主に以下を表す。
略称には「レジェバト」「LB」などが使われる。ここでは 3. について取り扱う。
概要
ポケモンマスターズEX(以下、ポケマス)におけるレジェンドバトル(英:Legendary Arena)は、簡潔に言えば「伝説のポケモンに挑むバトル」である。元々は期間限定のイベントのような形式だったが2022年9月8日に常設化され、いつでも挑戦できるようになった。
ポケマスのバトルは基本的に、味方のバディーズ3組と相手のバディーズ3組、要は3対3で行われる。しかしレジェンドバトルでは相手が1体だけのことが多く、さらに一度の挑戦で味方のバディーズを合計30組まで使うことができる(一度に出発できるのは通常通り3組まで)。途中で全滅した場合は後続のバディーズを再度出発させることになり、全滅直後の状態から(相手のステータス変化などを全て引き継いで)再開される。
このモードの特徴として、相手がHPゲージを3本持っていることが挙げられる。1本目のHPゲージを削り切ることで2本目、その2本目を削り切ることで3本目と移行し、3本目を削り切ることでようやくクリアとなる。
また「そのHPゲージが何本目か」や、それぞれのHPゲージが初めて半分以下になることで、相手の行動パターンやパッシブスキル、弱点などが変化する(例えば、HPゲージが半分以上の間は特殊技しか使わないが、HPゲージが半分以下になった後は物理技しか使わない・・・といった感じ)。
相手によっては、特殊ルールが適用されることもある(例えば「お互いに攻撃を急所に食らうと防御ステータスが下がる」「天気の変化が時間経過で解除されない」など)。
それぞれの相手にはNORMAL、HARD、VERY HARDの3段階の難易度が用意されており、難易度が上がれば相手のステータスが強化されるだけでなく、新たなパッシブスキルを持つこともある。
総じて、相手の特徴を理解したうえで、適切なバディーズを数多く育てなければ勝利することができない、難易度の高いゲームモードである・・・はずだった。
1回の出発でクリアするのが最も簡単!?
ポケマスには、本編シリーズと同様のステータス変化(攻撃、防御、特攻、特防、素早さ、命中率、回避率と、急所率)に加え、独自のバトル中のステータス変化として「ボルテージ」が存在する。
ボルテージはバディーズわざを発動することで蓄積し、上がれば上がるほど攻撃によって相手に与えるダメージを増やすことができる。
一度上がったボルテージはバトルが終了するまでそのままになるのだが、レジェンドバトルでは味方のバディーズが全滅すると消滅し、次に出発したバディーズは再度ゼロからボルテージを積むことになる。一方、相手のボルテージはそのまま引き継がれる(HPゲージを削り切るたびにリセットすることは可能)。
つまり自分は全滅でボルテージがゼロになることで与えるダメージが減るのに、相手はボルテージそのままに高いダメージを叩き出す・・・これにより、再び全滅するおそれが高くなるのである。
前述のように、相手のボルテージはHPゲージを削り切ればリセットされるため、HPゲージ1本ごとに1回出発するつもりで挑めば、対等に渡り合うことが可能。実際、ゲーム内のヒントでもそれが(各ゲージのおすすめ編成を提示する形で)推奨されている。
しかし、1回の出発でHPゲージ3本を全て削り切ることができるとどうなるだろう。こちらはボルテージを積み続けることで与えるダメージが上がり続け、逆に相手はHPゲージが削り切られるたびにボルテージがゼロに戻る・・・つまり、形勢逆転できるのである。
1回の出発・・・要は3組のバディーズでHPゲージ3本を全て削り切るには、相応に育成したバディーズが必要にはなるが、2回以上出発するより結果として有利になる。1回の出発でクリアできないから厄介なのではなく、1回の出発でクリアするからこそ厄介ではなくなるのだ。
そんなレジェンドバトルの環境は2022年1月20日、さらなる進化を遂げる。
レジェンドアドベンチャー
2022年1月20日、ゲーム内イベントとして「レジェンドアドベンチャー(英:Legendary Gauntlet)」が初めて開催される。このイベントは、レジェンドバトルの中から選定された3種類の相手(難易度はVERY HARD固定)に対して、何回勝利できるか(「連勝」と呼ばれる)を腕試しするものである。
通算7回目の開催時(2023年1月19日~2023年2月9日)からは、連勝数を基にしたランキングがゲーム内で集計されるようになった。
通算14回目の開催時(2024年4月3日~2024年4月24日)からは、ランキング報酬としてイベント称号が設定された(それまでランキング報酬は一切存在しなかった)。それに伴い、この通算14回目の開催を第1回とするナンバリングが行われた。また地味な変更点として、公式表記がレジェンド(半角スペース)アドベンチャーになったことも挙げられる。
このモードの特徴は、一度使ったバディーズをもう一度は使えないこと。通常のレジェンドバトルは一度クリアすれば、バディーズの使用状況がリセットされるので、他の相手にも使うことができる。レジェンドアドベンチャーでは、それができないのである。一応「リセット」の機能を使えばバディーズの使用状況をリセットできるが、その場合は同時に連勝もリセット、つまりゼロから再スタートである。
自身の最大連勝数を更新するたびに報酬をもらうことができるため、どれだけ長い間「リセット」を行わないで勝利し続けることができるかが重要。すなわち数多くのバディーズを育成していることが、多くの報酬をもらうための鍵となる。
とは言っても、報酬が特に豪華なのは10連勝までで、11連勝以降は1勝あたりの報酬量が少量で固定(ドロップ報酬を除く)となる。つまり、まずは10連勝を目指すと良いと言える。また地味な点だが、レジェンドバトルと違って1勝するまでに30組を超えてバディーズを使うこともできる。
一方、レジェンドアドベンチャーの上級者は当然のように、1回の出発で1勝をもぎ取る。しかし恐ろしいのは、連勝数を伸ばすために、さらなる修羅の道を歩んでいることであった・・・
単騎
それこそが、1回の出発に1組だけバディーズを使う・・・所謂「単騎」である。2組だけ使う「2枠」と呼ばれる傾向にある使い方や、レジェンドバトル以外で行う単騎もあるが、ここではレジェンドバトルにおける単騎についてのみ解説する。
ポケマスでは、一度に編成できるバディーズは3組まで。「まで」と言うことは2組で出発することも、極論1組で出発することもできる。
レジェンドアドベンチャーは、一度使ったバディーズはリセットするまで使えない。裏を返せば、バディーズを温存すればするほど、何度も出発できる。ここに目を付け、一度に1組だけバディーズを編成して出発、そしてクリアするのである。
自身の最大連勝数を更新する度に報酬がもらえる仕様と噛み合ってはいるのだが、そもそもレジェンドバトルは1回の挑戦に最大30組バディーズを使える・・・逆に、それ前提の難しさとなっている。それを1組のバディーズだけでクリアするとなると、求められるスペックは計り知れない。
単純な育成状況だけではなく、驚異の耐久力、やられる前にやれるだけの火力、相手の行動を阻止する妨害力・・・方向はさまざまである。他にも自身の回避率を上げたり相手の命中率を下げたりして技を失敗させる、回数が限定されている技について確率で回数を増やすスキルを取得して何度も使う、果てには相手の特殊ルールや行動パターン、パッシブスキルすら逆利用するなんてこともある。
極めつけに、単騎の台頭そのものはレジェンドアドベンチャーの開催を機に始まったものだが、単騎自体はそれ以前から、やり込みプレイとして存在していた。もっとも当時はNORMALが主流ではあったが。
なお、レジェンドバトルにおける常設ミッションは最も難しいものでも「VERY HARDを合計12組以下でクリア」であること、レジェンドアドベンチャーのランキング報酬がゲームの有利・不利に直結しない称号だけであることから、単騎は自己満足のやり込みプレイとなっている。
とりあえず何が何でもクリアしたい、レジェンドアドベンチャーの連勝を素早く稼ぎたい等の理由があるなら、無理せず編成バディーズを増やすことを推奨する。
実装済みレジェンドバトル
2023年10月10日現在、以下の伝説のポケモンがレジェンドバトルの相手として実装されている(並びは上から実装順)。
関連動画
レジェンドバトルに関するニコニコ動画の動画を紹介してください。
関連静画
レジェンドバトルに関するニコニコ静画のイラストやマンガを紹介してください。
関連項目
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