説明しよう。刀で斬られると人は死ぬのである。
人は死ぬとは、至極当然のことである。
説明しよう。
例えば日本刀で、脳天から斬り下ろされたらどうなるか。当然死にます。刀で斬られると人は死ぬ。
例えば拳銃で、脳天や胸といった急所を撃ち抜かれたらどうなるか。当然死にます。銃で撃たれると人は死ぬ。
古来、人類は戦いのために様々な武器を開発してきた。殺すための武器で思い切り攻撃されたら、やられた人間が死ぬのは当たり前のことである。
しかし昨今の、特にビデオゲーム界隈ではこの「当たり前」が忘れられがちである。刀で10回も20回も斬りつけていながら死なない奴、マシンガンで蜂の巣にされながらも死なない奴、あまつさえ戦車砲やミサイルの直撃を受けても死なない奴など、どう考えても人類の限界を超えた生存能力を備えた奴がごろごろと存在する。登場キャラクターが人間じゃないというのならまだ話は分かるが、多くの場合は普通の人間という設定で、下手すると実在の歴史上の人物だったりもする。ゲームとはいえ、いささか行きすぎた表現ではなかろうか。
そんな世の中だからこそ、その非現実的な風潮に一石を投じる者も少なくない。このタグ(および派生タグ)は、そんな死生観の混乱した世界に「人は死ぬ」という当たり前のことを再確認させるためのものである。これからの日本の未来を担う少年少女諸氏にも、これらの動画で人命の大切さを再確認してほしいですね。
説明しろよ。
というわけで本当の概要。
主にMUGENなどで、特殊仕様に改変されたことで普通の技が即死技になってしまったときなどによく使われるネタタグである。MUGENの改変元である格闘ゲームにも、即死コンボや一撃必殺技といった本当に即死する要素が盛り込まれているものがあるが、そちらで使われることはほとんどない。
恐らく初出はMr.師範シリーズの大会編であり、フィオナ(攻撃力大幅補正あり)が一刀のもとに相手を叩き斬ったり、壬生月斬紅郎(絶命奥義出し放題)が絶命させまくったりしているうちに「剣(刀)で斬られると人は死ぬ」というタグが定着、その後も派生タグを出した揚句に「人は死ぬ」「死ぬ」というタグまで付けられる有様であった。以降、主にMUGEN動画などを中心に、ゲーム関連の動画でよく使われるようになった。
ただし表記揺れが結構多く、「刀で斬られると人は死ぬ」を例にすると「刀で斬られれば人は死ぬ
」「刀で斬られたら人は死ぬ
」「刀で切られると人は死ぬ
」などの表記揺れが見受けられる。検索時は「人は死ぬ」でキーワード検索するといい。
ちなみに、例の動画の「説明しよう」は本当は「絶命勝利」というナレーションである。
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関連項目
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