出禁とは、施設の管理者が何らかの団体に属する人、属性のある人、個人をその施設に入れないようにすること。
概要
読みは「できん」「しゅっきん」「でっきん」などある。「出入り禁止」の略。
民法では「契約自由の原則」があり、誰と契約するか取引するかは自由に決められるため、客であっても施設の管理者に害をなすような人物や能力の足りない者とは契約しない(施設を使わせない)ことができる。
「ディズニーランドに於いてミッキーマウスを池に突き落としたから自分の中学校がディズニーランドを出禁になり、修学旅行の行き先が変わった」という都市伝説があるが(愛知県の中学校や岐阜県の中学校であるとされるが、事実かは不明)、このように「〇〇中学は今後はディズニーランドに入場することを禁止します」とするのは一番想像しやすい出禁の例である。
出禁の対象になるモノは個人の場合も何らかの属性や性質によるものもある。
例えば、暴力団関係者は都道府県条例によってホテルやゴルフ場などに入ることを禁じられていたり、契約の相手方としてはならないと定められている例や、刺青を入れた人を海水浴場や銭湯は入場を断ったり、Fラン(Fランじゃなくても低学歴とされる大学しか出ていない者)卒者を企業が採用しない、特定の国籍者や新興宗教の信者には賃貸や不動産売買をお断りする、といったことが属性や性質として挙げられる。
スーパーやコンビニで無断で動画を撮影する人だとか、悪質なクレーマーだとかをスーパーやコンビニが出禁にする例や、メイド喫茶のメイドやキャバ嬢にストーカーしたり、私的に会おうとしたり、本番行為を強いた者を店側が出禁にするなどが特定の個人を出禁にする例として挙げられる。
・・・このように、出禁になるような条件には、暴力団関係者だとか悪質なクレーマー、ストーカーや学力や大学のランクが低い等される側に非がある場合が一般的だが、される側に特に非がない物もある。例えば、京都の料亭が一見さんお断りと言って初めて訪れた人を断ることがあるが、まぁ慣習であり仕方がないことであるとはいえ特にされる側が何か悪さをしたわけでもないのに出禁になる例である。また、ペットを連れた人が「動物を店に入れるのは不衛生」ということで入店を断られることが多いのだが、盲導犬を連れた障害者も同じ理由で拒否すべきかは度々議論になっている。バリアフリー法や身体障碍者補助犬法の規定から拒否できないという解釈が一般的になっているが、「著しく業務に支障をきたす場合は出禁とすることができる」とも定められているため、稀にトラブルになることもある。
広く一般的に立ち入ってはいけない場合は「立ち入り禁止」となる。
関連動画
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関連静画
関連項目
- 垢ban / アカウント停止
- セルフ兵糧攻め
- 不正行為 / イカサマ / ペテン / チート
- ギャンブル
- 詐欺 / 犯罪
- クレーマー
- ストーカー
- 反社会的勢力
- 圧力団体
- DQN
- モンスターペアレント
- 修学旅行の出禁についての噂
- ノリスケ出入り禁止
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