刹那の見斬りとは、SFCソフト『星のカービィ スーパーデラックス』(以下『SDX』)に収録されているサブゲームのひとつ。
なお、「刹那の見切り」は誤った表記。
概要
ルールは単純。画面上に「!」が表示されたら素早くボタンを押して相手に斬りかかるだけ。ボタン一つで遊べる。
画面上に「!」が表示されるタイミングはランダム。
相手より早く反応できたら勝利となる、勘反射神経がカギとなるゲームである。
画面右下の看板には反応したタイムも表示される(単位はフレーム)。反射神経でなく、勘で押せば「00」を出すことも。
「!」が表示される前にボタンを押してしまうとお手つきで仕切なおし、2回連続でお手つきすると負けになってしまう。
相手と同タイムの場合も仕切なおしになるが、お手つき回数はそのままで再戦となる。
1人プレイ時は、易・中・難の3つの難易度から選択。CPが相手になり、全5ステージ。
ワドルドゥ、ウィリー、コックカワサキ、デデデ大王、メタナイトの順で相手をする。(ゲーム中ではそれぞれ平仮名表記)
CPは難易度及びキャラごとに決まった早さで反応し、後のキャラになるほど早く反応する。
以下は各キャラ・各難易度の反応速度。勝利にはこれ未満のタイムが求められる。
易 | 中 | 難 | |
ワドルドゥ | 82 | 63 | 18 |
ウィリー | 50 | 41 | 14 |
コックカワサキ | 21 | 17 | 12 |
デデデ大王 | 16 | 13 | 10 |
メタナイト | 11 | 10 | 08 |
2人プレイは、何回戦うかを最初に決めての対人戦。偶数を含めた1~99番勝負から選択できる。
1P側のキャラはカービィ固定で、2Pはランダムで上記5キャラのいずれかになる。
単純に反射神経のよさを問われる対戦となるが、これがなぜか白熱する。
「!」が表示される前に、リアルで相手を驚かしたり、相手のコントローラを奪ってお手つきさせようとしたり、かといって相手への邪魔ばかりに気を取られていると、肝腎の「!」が表示されたときに反応が遅れたり……。
なお、タイムが99になっても両者ボタンを押さなかった場合と、両者同時にお手つきした場合はお手つき回数はそのままで仕切なおしとなる。
カービィや相手キャラたちは時代劇風にコスプレをしている。かわいい。
各キャラ、斬りかかり方が異なり、カービィ側も相手キャラによって斬りかかり方を変えるのも見物。
……というか、実際に「斬」っているのはメタナイトと対メタナイト時のカービィだけだったりする。
SDX以外のゲームでも、単純な反射神経を問われるミニゲームがあると、たとえとして刹那の見斬りが挙げられることが多い。ちなみに、FCソフト『星のカービィ 夢の泉の物語』では、同様の反射神経ゲーム『早撃ちカービィ』が収録されており、こちらをたとえに挙げる人も偶にいる。
他の作品では
GBAソフト『星のカービィ 夢の泉デラックス』では、このサブゲームがリメイクされ、「刹那の見斬り改」として収録されている。GBAの通信機能を活かし、最大4人対戦が可能となった。また、CPの強さも調整されている。
グラフィックがパワーアップしている…と見せかけて、各キャラに動きがなくなったり、カービィがどのキャラに対しても一様にハリセンでしか戦わなかったり、演出面に関しては一部劣化している点も。
なお、公式サイトではFlashで動作する体験版が公開されている。
DSソフト『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』でも、このサブゲームが忠実に移植されている。
が、前述の白熱の2人対戦だけは再現されていないのが非常に惜しい。
Switchソフト『星のカービィ Wii デラックス』では、3Dグラフィックでリニューアルされた。1Pで対戦する場合はオリジナル版、複数人対戦の場合は「刹那の見斬り改」の再現になっている。
他のカービィシリーズにも、「刹那の~」というタイトルになっているサブゲームがいくつか存在し、どれも反射神経がカギとなるゲームになっている。
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上記にあるようにシンプルなゲームであるため、二次創作も存在する。
関連項目
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