「北斗有情破顔拳」とは、北斗の拳において北斗四兄弟の二男「トキ」が使用する奥義である。
概要
北斗四兄弟の中で最も美しい拳の使い手であり、他の3人(ラオウ、ジャギ、ケンシロウ)もその実力を認める、病さえなければ最強であったと思われる北斗の次兄、トキが作中で初めて使用した奥義であり、彼の戦闘スタイルである「北斗有情拳」「柔の拳」を端的に表した技である。通常、北斗神拳を食らったものは苦痛に悶えながら爆死するのであるが、トキの有情の拳を受けたものは痛みを感じず、寧ろ快楽と共に安らかに死んでいくとされる。
この奥義が原作で最初に使用された時は、トキはカサンドラの獄中で鎖に繋がれ座ったままの姿勢であったが、ケンシロウが目の前に到達すると笑みを浮かべ、最後の悪あがきとしてトキの首を取ろうと剣をかざす拳王親衛隊に放たれた。胡坐の上に置かれていた両手を両側にいる拳王親衛隊それぞれに向かって軽く振り上げると、闘気のようなものが拳王親衛隊の体を貫通しながら縦一直線に後ろの床と壁に亀裂を入れ、一寸遅れて親衛隊はお互いを見て体の関節があらぬ方向に捻じ曲がっているのに気づく。親衛隊は崩れてゆくお互いの体に恐怖を覚えつつも、遥かに大きな快楽に顔を歪めながら死んでいった。http://www.youtube.com/watch?v=GF3dUsE2R6k←ここ参照
しかし、物凄いアへ顔で死んでいく様子に「これなら普通に殺したほうがよいのでは?」と思う人も多いとか。
後にケンシロウも北斗有情猛翔破という技を使用しているが、これを食らったサウザーは、別にヘブン状態になることなく安らかに死んでいる。単にトキとケンシロウの(或いは食らった獄卒とサウザーの)技量の違いであるのか
この「北斗有情破顔拳」という技の持つ固有の性質によるものなのかは不明である。
(有情『破顔』とあるのでこの技の特性だと思われるが……)
※その他のメディアでの北斗有情破顔拳
北斗の拳(アーケード)では
その後、北斗の拳の格闘ゲームがアーケードとして登場した。このゲームでは全員が実用的な一撃必殺技を持っていることを特徴としており、トキの一撃必殺技として実装されている。
AC版では胡坐の姿勢から両手を横に振り上げるモーションは原作の通りであるが、原作で胡坐の姿勢から放ったのは鎖でつながれており元々座っていたからである。
だがAC版のトキは元気に立って縦横無尽に走り回っているのに、奥義を発動するたびにいちいち座る。その後は両手からビームが出る。原作よりもはっきり見えるビームである。このビームに当たるとロックされ、その後両手をクロスさせてから一気に両側に向けて振り下ろして二撃目の闘気の刃を放ち、これが当たると相手が死ぬ。
この技を使うトキ自体がバグといわれるほど強く、その一撃必殺技である「北斗有情破顔拳」も上記の一段階目のビームが一瞬で画面端まで届く射程無限大の攻撃、ダウン追い討ちでもヒットする、1ヒット目でロックする、左右両方にビームが出るので裏周りにも対応などの極悪な性能。
一説では北斗の拳(アーケード)における死因の半分がこれとも言われ、ある意味原作通りのトキの強さ、恐ろしさと共にこの技もトキを代表する技の一つとして広まることになった。
詳しくは「ジョインジョイントキィ」「テーレッテー」等を参照のこと。
▼「紅の豚さんありがとう」が定着した動画
北斗無双では
北斗無双では、同じく胡坐をかいて腕から闘気を放つのだが、胡坐の姿勢で空中浮遊しながら放つ。
病人?仙人の間違いだろ?
更に上位の技として、立った姿勢で空中浮遊し、闘気を放ちながら回転する「北斗有情鴻翔波」が存在する。お前のような病人がいるか。
詳細は→「北斗有情ローリングバスターライフル」
北斗が如くでは
北斗が如くでは、トキではなくトキから極意を教わったケンシロウが放つ。そして、初めて胡坐をかかずに闘気を放つようになった。普通に考えれば戦闘中なら立って使うのは当たり前の話なのだが、非常に新鮮に感じられる。
ただ、気になるのは北斗有情破顔拳をくらった敵がどう考えても痛みを感じているとしか思えない反応を示している点である。もしかしたらアミバ病のトキから教わったのだろうか。
▼9分頃に北斗有情破顔拳
パロディネタ
その後、MUGENに北斗の拳(アーケード)版トキに登場し、北斗の拳(アーケード)同様、動画内でも何度も北斗有情破顔拳を使用し多くの者に世紀末の厳しさを教授した。
ただでさえ性能が高いことに加え、MUGENの仕様と相まって
などの地獄絵図を展開した。
それらの光景がカッコよく且つ最早笑うしかなかったこと、この技自体が「座り姿勢からビームを放つ」という作りやすいものであったことから、アレンジキャラに北斗七星ゲージを搭載したり北斗有情破顔拳のパロディ技を搭載したキャラも多い。
- トキ
本家なので当然使える。AC版での彼が余りにこの技を使いすぎたため、一子相伝の筈の北斗の奥儀がやたら広まってしまった。 - アミバ
完全にトキに化けているのであるから、当然彼も使用できる。
「ん? 間違ったかな……? 死ねぇっ!」 - 霊夢戦車(「博麗有情破顔光線」)
萃香の夫氏が作成したキャラ。たぶん北斗神拳とは何の関係も無いビームを放つ。相手は死ぬ。
「博麗有情破顔光線↑ぷぁー↓」 - ハクレイム(「博麗有情破顔拳」)
元々東方Mugenの人が動画だけで公開していた霊夢を再現したもので中身もトキっぽい。
本家ほど性能は良くない? - たふれいむ(「北斗無常苦悶拳」)
あのメガマリの人製作の霊夢で、本来は南斗聖拳の使い手だが裏モードとして実装されている。
演出はAC版ではなくアニメ版に準拠しておりなかなかの再現度。ただし、北斗無常苦悶拳。
「せめて底知れぬ苦痛を味わって死ぬがよい」 - ダルシムズ(「ヨガエヴォリュージョン」)
通称「ヨガ有情破顔拳」といわれる技、ヨガテレポートのような姿勢からビームを放ち、
命中した相手をダルシムにしてしまう恐ろしい技である - Mr.師範(「百八式有情破顔流影陣」)
本来飛び道具を跳ね返す技である「流影陣」で飛び道具を吸収してエネルギーを貯め
108発分チャージした所で一気に発射する師範オリジナルの全く新しい奥義である。相手は死ぬ。
有情破顔拳MAD
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
- 15
- 0pt