死ぬがよいとは、シューティングゲーム『怒首領蜂(どどんぱち)』の最終ボス登場時のメッセージの一部である。
ニコニコ動画では同ゲームの関連動画のタグとしてつけられるのが主であるが、その他に「理不尽なまでに圧倒的な暴力」や、「息苦しいほどの重厚なプレッシャー」を感じられる動画につけられることも稀にある。
概要
『怒首領蜂(どどんぱち)』は、1997年にCAVEから発売されたシューティングゲーム。 「膨大な敵弾の隙間を微少な当たり判定の自機ですり抜けていく」というスタイルを確立し、 いわゆる弾幕系シューティングゲームブームの火付け役となった。
全6ステージ×2周+1面の構成で(2周目突入には条件あり)、 2周目最終面のボス登場時に 現れるメッセージにこの言葉が使われている。
メッセージの全文は次の通り。
よくもここまで来たものだ。
貴様等は私の全てを奪ってしまった。
これは許されざる反逆行為といえよう。
この最終鬼畜兵器をもって貴様等の罪に私自らが処罰を与える。
死ぬがよい。
この言葉は最終ボス「最終鬼畜兵器 蜂」と真ボス「火蜂」の画面を埋め尽くす圧倒的な弾幕量とともに、 シューター達の間で伝説として今なお語り継がれている。
続編における「死ぬがよい」
続編『怒首領蜂大往生(どどんぱちだいおうじょう)』の プレイステーション2版(2003年発売)でも、 高難易度のボスラッシュモード「デスレーベル」の1周目をクリアすると、 2周目開始前に「死ぬがよい」を含む以下のメッセージが現れる。
ご苦労だった・・・と言いたいところだが、君等には消えてもらう。
貴様等は知らんだろうが我が1000年の闘争はここで勝利と言う終焉を迎える。
これから貴様等はなんの手助けも受けず、ただひたすら、死ぬだけだ。
どこまで もがき苦しむか見せてもらおう。
死ぬがよい。
また、このPS2版『怒首領蜂大往生』のパッケージや広告では、 「死ぬがよい」が正式なキャッチコピーとして採用されている。
こうして「死ぬがよい」は(怒首領蜂以降の)首領蜂シリーズの代名詞となり、2008年稼働の『怒首領蜂大復活』でももちろん採用された。
果たしてここまで来たか。
腹立たしいまでに優秀である。
だがもっとも望ましい形に進んできているのはとても愉快だ。
我が未来改竄素敵計画は
君らの強い命を以って
ついに完遂されることとなる。いよいよもって死ぬがよい。
そしてさようなら。
続く2012年稼働の『怒首領蜂最大往生』では真ボス『陰蜂』の発狂時ボイスとして採用されている。
終わりだ。死ぬがよい……ッ!!
また、家庭用移植版であるXBOX360モードでは、エレメントドール桜夜がボンバー投下時にこのセリフをしゃべる。
死ぬがよい!……ふふん♪
これは彼女が首領蜂隊の指導者「大佐」の口癖を真似ている、とのことらしい。
CAVE語としての「死ぬがよい」
首領蜂シリーズを制作したCAVEは、ファンの間では「常人の斜め上を行く、独特な言い回し」を好むメーカーであるとも知られており、それらは「CAVE語」として纏められている。本用語はその代表格でもある。
応用として、“(動詞)+~がよい” の形でよく使われる。
例:
“散るがよい” (「怒首領蜂大復活」イメージソング『怒首領蜂大音頭』の歌詞より)
“萌えるがよい” (XBOX360版「怒首領蜂大往生」新キャラPVより)
“呑むがよい” (オンラインケイブ祭りスペシャル商品“最終鬼畜焼酎専用大佐グラス”より)
“斬るがよい” (オンラインケイブ祭りスペシャル商品“最終鬼畜まな板「ロンゲーナ大佐」”より)
このようにネタとしてもよく使われる言葉だが、あくまでも内輪ネタであるため、CAVEと関係のない動画においては注意して使うがよい。
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関連項目
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