夏のギャグ回とは、アギト~キバまでの平成仮面ライダーシリーズの夏の放送に見られるギャグ回のことである。
概要
アギトからキバまでの平成仮面ライダーには本放送が夏である29,30話辺りに本筋とあまり関係ないギャグ回がはさまれることが定番となっていた(無い作品もある)。真偽は定かではないが、これは夏の時期に甲子園の放送のため仮面ライダーの放送が無くなる関西地方に配慮して、本編があまり進まない話を挟んでいたのではないかと言われている。本編と関係の薄い単発回であるためか筆が早いと言われる井上敏樹がこれらの回の脚本を担当することが多かった。
このギャグ回として有名なネタには、鯛焼き名人アルティメットフォームや味噌汁昇天(豚の餌ああああああああああ)といったものがある。
ちなみに、本編があまり進まないと前述したが剣のギャグ回はギャレンのジャックフォームが初めて登場した回でもある。
ディケイド以降は大人の事情により夏に放送されるのが最終回付近のため、シナリオ構成上このようなギャグ回を入れることができず、夏のギャグ回と呼ばれる回は無い。よって関西の大きいお友達は最終回直前の重要な回を最速で見ることができない(詳しくは「甲子園の世界」でggろう)。
この様な状況が数年間続いた事により、夏の文化はすっかり消滅したと思われていたのだが…
事実上の復活へ…
だが、「テレビ本編の本筋とは関係の無い独立エピソード」という点に着目されたのか、エグゼイド以降にリリースされた超バトルDVDやセイバーの合体スペシャルといったように、近年の仮面ライダーシリーズでは実質的な「夏のギャグ回」に相当する作品が最終回前後のタイミングで制作される様になった。
この流れはゼロワンが放送された2020年を除いて、元号が令和になった現在でも続いていて、かつての夏の恒例行事が、平成末期になってから復活したと言っても良いだろうか。
ちなみに、夏の超バトルDVDは初期(ドライブ-ゴースト間)の頃はテレビ本編や劇場版の内容の補完を目的としてシリアス調の物を発表する流れになっていたのだが、エグゼイド以降は一転して冬及び春と同様に主にギャグ調の物を発表している。初期の挑戦的な流れは結局定着しなかったようだ。
なお、エグゼイド以降で夏のハイパーバトルビデオの方針が変わった理由として考えられるのは「劇場版やテレビシリーズの設定面に関わる重要な内容をてれびくんの応募者全員サービスに回してしまうのは、視聴できる者が限られる点から非常にマズい」とファンから指摘されてしまったからと思われる。
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関連項目
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