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この記事にはあんなことやこんなことが書かれています。 |
概要
夜遅くの寝静まった時間帯に、性交を目的に男が女の寝床を訪れること。
日本各地に存在した風習で、本来は男が女の寝所へ行くことで求婚の呼びかけを行う意味があった。
異性に対して結婚を呼びかけることを『呼ばう』と称したのが語源とされ、夜に行うことから『夜』の字も当てられるようになった。時代が移り変わり嫁入り婚が主流となっていくにつれ夜這いの風習は非道徳的なイメージが付いて周るようになり、やがて求婚にまつわる意味合いは無くなって単純に寝ている誰かの元を訪れる事を指すようになった。
基本的には男性が女性の元を訪れるものであったが、後述するような男女が立場逆（または同性同士で）の夜這いも割合は少ないが存在した。
恋愛模様にまつわる風習ではあるが、男性が女性に対して性を求めて夜這いをする以上、夜這い対象の同意が無い一方的な行為やレイプ同然の夜這いも少なくなかったとされる。
フィクション作品でも、萌えシチュやエロシチュの1つとして定着しており、様々な作品で見られることと思われる。
主に女性が男性に対して夜這いを行うケースが多く、本来の意味である「男性が女性に対して」夜這いを行う描写は倫理的・道徳的に問題があるためか近年では滅多に見られない。或いは同性（男同士or女同士）の組み合わせで夜這いを行う場合も少なからず存在。
夜這いの模様もまた様々で、一例を挙げると
- 同じ屋根の下に住まう男女（兄妹・姉弟）が、生活を共にする家族を恋愛の対象として意識するあまり想いを抑えきれなくなって夜這いと共に思いの丈を打ち明ける
- 相手の住まいや旅行先などで、付き合ってからいつまでたっても恋人（恋愛の対象）と思ってくれない相手に対して意を決して夜這いを敢行、そして・・・
- 好きでたまらない相手の寝床へ、真夜中に窓から侵入
- 集団で眠っているところで、一人布団を抜け出して周りにバレないように同じ部屋の誰かと・・・
- 夜中に寝入ったところへ幽霊がやってくる（牡丹灯篭、サキュバス（インキュバス）、etc...）
などといったもの。
「寝ている相手を起こして」まぐわう以外にも、夜這いの事実を公にされたくない場合は相手を起こさないまま行為に興じるケースもあり、眠ったままの相手を見ながら（または服を脱がせたり局部だけ露出させて）オナニーしたり、寝ている相手の体を動かして自分の体を触らせたり上に跨ったりする事で擬似的なセックスに興じる。こちらの場合は「相手を出し抜いてやった」優越感や「もし途中で相手が起きてしまったら・・・」という緊張感が更なる性的興奮やスリルを提供するのである。一方で寝ていた方も行為に関する一切の記憶が無いものの「疲れが溜まってる感じがする」「よく眠れた感じがしない」「匂いやキスマークなど、身に覚えの無い痕跡があった」などの事例から段々真相が判明していくケースがある。
他にも男性に対して女性が夜這いを行う場合、相手を起こす前に予め寝ている男性の両腕（または両手両足）を拘束して身動きを取れなくする事例も時折見られる。（縛りプレーなどの事例を除けば）力で抵抗できない場合が多い事を考えれば無理も無いかもしれないがヤンデレの場合はその傾向がより顕著で、相手の男性に抵抗させない以上に選択肢は『はい』か『YES』しか許さないという意思表示を表す意味合いもある。
また性的な意味での夜這いではない時は、寝ている相手や身の回りにイタズラしたり写真（動画）を撮影したり誰にも言えない人生相談を行う、といったエロ以外の行為が目的である事もあるが、ここでは触れない。
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関連項目
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