『太平洋の嵐』シリーズは日本が経験した最大の戦争である太平洋戦争を舞台とした戦史シミュレーションゲームで、長年に亘り多くの戦史ファンに好評を博している人気シリーズです。
太平洋の嵐(たいへいようのあらし)とは、1987年に発売された太平洋戦争を舞台とした戦略シミュレーションゲーム、およびその続編シリーズである。現在の最新作は2016年発売の『太平洋の嵐6 ~史上最大の激戦 ノルマンディー攻防戦!~』。
概要
元祖『太平洋の嵐』は1987年12月8日に発売されたPCゲームで、当初の開発・発売元はG.A.M.という会社であった。その後同作の権利が旧システムソフトに譲渡され、現在ではシステムソフト・アルファーが開発・販売をしている。初期作はPC-9800シリーズ用ソフトとして発売され、現在はWindowsおよび各種家庭用ゲーム機で無駄に手広く販売されている。
同作は軍事において重要なのに軽視されることで有名な「兵站」を突き詰めたゲームであり、一般的な戦略シミュレーションよりもさらにリアル志向になっている。太平洋戦争ゲーなので戦艦使いたいのは山々だが、その戦艦を動かすための燃料、さらにその原料となる原油を生産できる油田、そしてそれを運んでくる輸送船、その輸送船が敵軍に襲われずに届けるために護衛艦を随伴させて…などと、たかだか石油を送るだけでもすごい手間がかかっていることを実感できる作りになっている。
また、一般的な戦略SLGはすべての敵国を潰してナンボのゲームであるが、このゲームは敵対国家から講和を引き出すことを勝利目標にしている。
このシリーズに関する詳しい説明は、おそらくアンサイクロペディアの記述が一番実感できるのではなかろうか。読んでるだけで、勝ち目のない戦争の悲しさを実感できる素敵な記事です。アンサイクロペディアのくせに嘘八百じゃない記事を書くとかどうなってるんだ。
ネット上においては、据置版KOTY2012に輝いたPS3版『太平洋の嵐~戦艦大和、暁に出撃す!~』が悪い意味で有名。元祖からして人を選ぶゲーム性だったが、それが時代を重ねるごとに煩雑さが増し、さらに操作性の悪さと、バグなのか仕様なのかわからないものが増すようになり、こんなことになってしまったようである。「何をやっていいのか、何をやっているのかわからない」という煩雑なゲーム性から、霧の中に迷い込んだかのようだと表現され、転じて「ゲー霧」の通り名で知られるようになってしまった。
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太平洋の嵐に関するニコニコミュニティを霧の中にでも見掛けたら紹介してください。
関連項目
外部リンク
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