『敵泊地に突入せよ!!』は、ゲーム「艦隊これくしょん~艦これ~」で行われたイベントである。
2013年5月17日~6月5日開催。
概要
今となっては懐かしいほどだが、当時は「7月10日」以前、横須賀も呉もなかった1サーバ時代。
サービス開始一ヶ月経たない時期のイベント海域とあって、プレイヤーも運営側も手探りの状況での開始となった。
E-1『前哨戦』
水上機母艦1隻、駆逐艦2隻を含む全6隻の艦隊を編成し、敵泊地海域付近の偵察を実施せよ!
最初の海域。
マップそのものは一直線に一本だけ脇道があるシンプルなものだが、第一にマップ右端にある謎のゲージが諸提督を困惑させた。1回で突破できないマップが来るなど、ほとんどの提督が考えていなかったのである。しかもまさか回復するなんて……あとうずしおが無慈悲。
また、敵に潜水艦、味方に対潜装備が初実装。ただし、対潜能力がそれなりにあればさほどの脅威ではなかった。
そしてなにより、上記にある「水上機母艦1隻、駆逐艦2隻」という条件設定が問題となった。
なにしろ開幕雷撃も実装前であり、高レベル提督はとっくに軽空母に改造してしまっており使えない、いっぽう低レベル提督は水上機母艦を持っていないという微妙な状況を発生させてしまったのである。サービス開始ひと月に満たないこの時期、建造レシピもまだ揃っていないこともあって、突破以前に突入できないという状況も多かった。
突破報酬は「応急修理女神」。揺るぎない魂の輝きを持つ無課金提督には嬉しい報酬となった。
E-2『警戒線突破』
重巡洋艦2隻、軽巡洋艦1隻を基幹とした全6隻の「高速」艦隊をもって敵泊地警戒線を突破せよ!
高速艦限定、潜水艦部隊登場、空母1隻軽空母3隻からなるボス艦隊ということで面倒な点はあったものの、無慈悲なうずしおを抜けられれば突破できるマップではあった。
突破報酬は大和に先行して投入された報酬専用装備「46cm三連装主砲」。
その圧倒的破壊力に、多くの提督が感嘆した。
E-3『湾内突入!』
航空戦艦2隻を中核とした全6隻の突入艦隊を編成し、敵泊地湾内へ突入せよ!
三番目の海域。
ご多分に漏れず一本道に近い海域だが、うずしおが平然と無慈悲。
再び条件設定が厄介だった海域。 航空戦艦2隻ということは伊勢、日向、扶桑、山城のいずれかを有し、かつ航空戦艦に改造可能な状態にあり、しかも空母ヲ級elite、同Flagship、戦艦ル級elite、そして泊地棲鬼を突破できるレベルでなければならないということである。何度も言うように当時はサービス開始1ヶ月であり、狙った戦艦を簡単に建造できる状況ではなかったため、航空戦艦を二隻用意できずに突破を断念する提督も存在したと思われる。
突破報酬は「航空母艦 翔鶴」。ドロップ投入された瑞鶴ともども建造に先行した実装となったが、建造が解禁されて暫く経ってもなかなか手に入らない提督が多かったようである。
E-4『敵泊地強襲!』
決戦用主力艦隊を全6隻で編成し、敵泊地を強襲、その中枢戦力を撃滅せよ!
最終海域。
ついに脇道が消え、ボスまで一直線(マップ上では180度ほど回っているが)となった。うずしおはない。
最終海域らしく、eliteを含む潜水艦多数による二重の防御ライン、ボス戦前なのに突如大挙登場する浮遊要塞や戦艦ル級fragship、そしてelite雷巡。ボス戦では浮遊要塞5隻(……隻?)を従えた泊地棲姫が待つという、なかなかに恐ろしいマップであった。ボスドロップは初実装の瑞鶴。
突破報酬は「震電改」。ジェット化ではなく、艦上機化したもの。烈風の1.5倍、+15もの対空値を誇るが、2016年12月現在も開発に降りてこない、まさに幻の装備である。所有率は大和以下と見て間違いないだろう。
『撤退』
イベント開始から一週間、運営側もプレイヤーの苦境を見て「やり過ぎた」ことを察したのか、5月24日アップデートで一部の限定海域の敵が撤退を開始、一部条件も緩和という、弱体化の処置がとられた。その内容は以下のとおり。
- E-1では水上機母艦のほか軽空母でも突入できることになった他、敵戦力ゲージの回復が停止、「無慈悲なうずしお」(さんざん使ってきたが、公式の表現である)が減衰。さらに敵艦隊の大幅減少。
- E-2ではE-1同様に戦力ゲージの回復停止、無慈悲なうずしおの減衰、敵艦隊の減少。
- E-3では戦力ゲージ回復速度が低下、無慈悲なうずしおが若干減衰、敵艦隊がやや減少。
- E-4はそのまま変わらず。
さらに、情勢を鑑みて5日間のイベント期間延長が成された。
関連動画
関連項目
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