甲種勲章とは、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん~艦これ~」に存在する、勲章アイテムの一種である。
概要
Extra Operation海域のクリアで貰えて各種資材や改装設計図に交換できる「勲章」とは別に、季節ごとに行われる期間限定海域を最高難易度「甲」でクリアすることでのみ取得できる特別な勲章。
甲種勲章を所持していると、ランキング画面や演習画面の時に自分の名前の横に甲種勲章を所持しているマークが表示される。複数個所持している提督の場合は横に所持している数を表す数字もつく。
2022年7月現在、甲種勲章の所持数は最大で26個なので、甲26が最高値となる[1]。
現在までは、甲種勲章の獲得条件は「最終海域の難易度選択が甲である事」のみであり、それまでの海域の難易度は一切問われない。全海域を甲で制覇しても、甲で挑んだ海域が最終海域1つだけであっても同様に取得可能。
ちなみに通常の勲章と同じくアイテム扱いであり、「使う」事が可能。
ただし使い道は資材(燃料1万・開発資材10・改修資材10・家具箱大10)に交換することのみで、それ以外の特別な使い道は何も無い。また、先述の甲種勲章所持マークの数字は実際にアイテムとして持っている数を参照するので、使って消費すると数字も減る。全て使ってしまうと甲種勲章マーク自体が消える。
甲種勲章を手に入れるハードルは非常に高く、着任直後の初イベントでいきなり甲に挑戦!などと言ってもまず間違いなく無理。
まず甲難易度の選択に必要な前提条件『司令部レベル85以上』を満たせるまでいくらかかかるというのに加え、着任直後からあらゆる情報を詰め込み、攻略法を研究する超やる気勢でもない限り、最低でも半年は見た方が良いだろう。
イベントの規模によってはランカークラスの熟練提督でもクリアしきれない事もある。母港拡張による戦力の充実、ジュウコン、ネジ購入などの課金要素も必要になるかも知れない。
今までの甲種勲章
2015冬
「迎撃!トラック泊地強襲」
最初に難易度選択システムが実装されたイベントであり、最初の甲種勲章がもたらされたイベント。
トリプルダイソンと言えばここを指す。
難易度甲の最終海域のボス最終形態では、旗艦・戦艦水鬼を戦艦棲姫2隻が守るという凄まじい要塞。
その下も新型艦載機を搭載した空母ヲ級flagship、重巡ネ級eleteなどが固め隙が無い。
その凄まじい難度に途中で折れて難易度を変更した提督も多かったようである。
ちなみに、甲難易度のトリプルダイソンと凌ぎを削るレベルの提督の艦隊が丙に変更した場合、特に深く考えて無くてもだいたい蹴散らせてしまうほどにボスの強さの差がある。
2015春
「発令!第十一号作戦」
難易度変更システムが実装されて2回目のイベント。
今回より各海域において、クリア難易度に応じて次の海域で選択できる難易度に制限がかかるようになった。
丙を選択してクリアした場合、次の海域は2段階上げての甲を選択できなくなる。つまり、最終海域(このイベントではE6)で甲を選択する場合、E5は乙または甲でクリアする必要がある。
ボスは再び戦艦水鬼。
今回は最終形態でも駆逐が混じっていたりするなどトリプルダイソンと比べると見劣りし、実際総合的な難易度では15冬には劣るとする意見が多かったが、随伴艦の空母がなんと「空母棲姫」。こいつ単体でこちらの空母2人分くらいの制空力を誇り、それでいて火力は戦艦に全く劣っていない。ある意味戦艦棲姫よりも嫌がられる強敵である。
2015夏
「反撃!第二次SN作戦」
全7海域という長丁場のイベント。
途中には過去の難海域のリメイク版も登場している。
最終ボスは防空棲姫。
駆逐艦にあるまじき、と言うか全ての深海棲艦の中でも群を抜くほどのとんでもない装甲を誇り、考えられる最高の火力をぶつけても幸運に恵まれなければ手傷を負わせることすら難しい。
もちろん正攻法でクリアしろと言う海域ではなく、装甲破砕ギミックが仕込まれており、特定ポイントの敵艦隊を殲滅する事でその回数に応じてボスの装甲が弱体化する。
ちなみに今回のイベントは後半海域はイベント開始直後は解禁されておらず、ワンテンポおいてからの解放だった。加えて上述のギミックの存在が当初は伏せられており、後半海域解放から数時間経って運営Twitterで存在が仄めかされたのだが、それまでの間にごり押しでパーフェクト防空棲姫を殴り倒してクリアしてしまったツワモノが存在する。
全ての鯖の合計でたった7人だったこの廃人ツワモノは運営をして「ビッグセブン」と称えられた(艦これ用語辞典参照)
2015秋
「突入!海上輸送作戦」
イベント名の通り輸送作戦に比重が置かれたマップ構成で、水雷戦隊など駆逐艦を中心とした艦隊を多く使うイベント。
最終ボスは駆逐水鬼。
1つ前の海域はともかく最終海域は特別なギミックも無く、理不尽な硬さでもない。
加えて随伴艦は(最終形態では)全て駆逐艦になるなど、ボス艦隊の強さだけでは歴代でも最低クラスである。
しかしこの海域は水雷戦隊+αでのみ出撃可能という、難易度選択システムが実装されてからは初めて最終海域に出撃制限がかかるマップとなっており、こちらも満足な戦力を送る事ができない。水雷戦隊なので資源の消費は少ないが、十分な錬度の駆逐艦および軽巡の用意が無い場合、バケツや支援艦隊による負担は大きい。
また、海域に初めて進入した時点では敵戦力ゲージではなく輸送物資ゲージが表示され、一定以上のドラム缶や大発動艇などを積み込んだ編成で資材マスを通り、ボスにA勝利以上すると運んだ資材の量だけゲージが減らせる。
この輸送物資ゲージ(このゲージ破壊にはボス旗艦撃沈は必要ではない)を0にしてようやく、いつもの敵戦力ゲージが出現するという2段構え。戦力ゲージは最後のトドメにボス旗艦撃沈は必要である。
2016冬
「出撃!礼号作戦」
全3海域(E3は2段階だがそれを加味しても実質4海域)のやや小規模なイベント。
連合艦隊は最終海域であるE3のみである。
前半部分は駆逐棲姫がボスを務める。
ただし輸送ゲージである都合上、物資を運んでA勝利以上ができればゲージを削る事ができ、そしてゲージ破壊の際にもボス旗艦撃沈は必須ではない。
最終ボスは重巡棲姫。
前半の輸送ゲージエリアを輸送護衛部隊で制覇すると、水上打撃部隊または空母機動部隊の連合艦隊を編成して後半部分に挑む。編成によってルートではなくスタート地点自体が変わるというシステムがある。
重巡棲姫自体はHP350と姫クラスとしては並以下ではあるが、装甲が難易度によって露骨に変わり、甲作戦だと前哨戦の段階でもう既に戦艦水鬼に匹敵する装甲を持つ。
しかも随伴艦に戦艦棲姫×2、空母棲姫×1というまさかの姫4体編成という、初見では目を疑うこと間違いなしのとんでもない陣容。丙だと最終形態で戦艦棲姫が1体出てくるのみ、乙でも前哨戦で1体、最終形態で戦艦棲姫が2体出てくるだけでいずれにせよ空母棲姫は出てこない。しかし甲は前哨戦の時点で1/2の確率で空母棲姫入りの姫4体編成を相手にし、最終形態では確定で姫4体である。
ちなみに最終形態では重巡棲姫がさらにパワーアップし、装甲が戦艦水鬼を超えてしまう上、先制雷撃までしてくる。HPも増える。
ここまでだととんでもない地獄絵図に見えるかも知れないが、今回このマップは編成の制限がほぼ無い[2]ので、連合艦隊そのものの編成条件を満たす限りは大和型でも雷巡でも入れ放題。しかも水上打撃部隊で尚且つルートを選べば弾薬消耗の火力低下ペナルティが無い状態でボスに辿り着けるので、正真正銘の総力戦をもってこの姫4体編成を粉砕できる。
とは言え楽勝と言う事は決して無く、パワーアップする上に旗艦撃沈を必要とするラストダンスでは決戦支援を入れないと全力のガチ艦隊でもハマる人はハマる。逆に言えば戦力を惜しまずに戦えばこんなんでも全部叩き潰してS勝利する事は十分可能。
余談だがこのE3の最大の目玉は重巡棲姫がとんでもなくうるさいことである。
作戦終了後、運営によるツイートで最終海域突破率は約70%、甲作戦選択提督比率は約40%
と発表された。単純に考えれば0.7×0.4=0.28なので、約3割の提督が甲種勲章を得た計算になる。実際には甲作戦の難度にハマる提督の数は乙丙よりも多いと予想されるので、実数はもう少し下であろう。
2016春
「開設!基地航空隊」
全7海域で艦これイベント最大級の規模を誇るイベント。
新たなシステム「基地航空隊」が実装され、これが利用できる海域では過去最多の攻撃回数で敵を殲滅していける。ただし道中はともかく、ボスはそれに応じた高耐久力となっており、特にE6ボスの「中枢棲姫」のHPはなんと900(もっともE6に限っては爆装が特効になっていたため、うまく集中して当たれば夜戦どころか基地航空隊+本隊空母の爆撃+支援艦隊爆撃の開幕攻撃3段だけでボス旗艦が沈んでしまう事さえままあった)。
E7は数値だけで言えばボス旗艦「中枢棲姫-壊-」のHPは850と若干ダウンしているものの、爆装の特効が殆ど無くなったことに加え、甲難易度だと随伴艦も全て姫クラスで埋まるというとてつもない編成。
出撃制限札の枚数も15夏に匹敵する4枚で、しかも連合艦隊で出撃するマップが7海域中5海域もあるなど、資源備蓄と陣容の厚さ両方を高いレベルで求められた。
連合艦隊での出撃が多い上に基地航空隊という部隊が増えた事により資材の消費の激しさも過去最高であり、特に本隊の入渠&補給、支援艦隊の補給、基地航空隊の補充・補給全てで使う燃料が物凄い勢いで減った。
このイベントでも「だから…各資材二万で十分なのよ」教の教えを遵守してイベントALL甲クリア達成した提督はいたようだが、大多数の提督は後半だと1つの海域で万単位の燃料を溶かしていたようだ。
イベント開始直後の、特に上記の中枢棲姫関連の情報が出回った直後はその圧倒的な数値から騒がれもしたが、イベントの難易度および最終的なクリア達成者の割合としては、過去のイベントと比べて同じかむしろ若干高いくらいで収まった。
しかしバグによる不備が今までにない程多く見られ、「基地航空隊の熟練度が全く上がらない」「基地航空隊の空襲の効果が殆どない(同時に本来あったはずの敵からの空襲も無い)」「爆装の特効がある敵への特効が無い」など、イベント開始直後に最速攻略を目指す層の提督はこのバグによってE5またはE6辺りで詰んでしまうケースが多発した。ビッグセブンの時と違って、バグ修正前にごり押しで突破した提督は今回は一人もいなかったようだ。
この修正のために臨時メンテも複数回行われ、イベントの終了日は3回も延長されている。
2016夏
全4海域の中規模イベント。
連合艦隊は4海域中後半2海域のみだが、前回から引き続きの基地航空隊があるため、後半海域の資材消耗はかなり激しい。
最終海域E4のボスは重巡棲姫・・・の夏バカンスverである「重巡夏姫」。
コイツ以外にも各種姫クラスは爽やかなドリンクを手に持っていたり、際どい水着でケツを晒していたり、クーラーボックスとパラソルを抱えて拡げる気満々だったりでガチバカンスモードだったようで、そこに艦娘がカチコミをかけた構図のようだ。ブスイナヤツラメ・・・!
バカンスモードなので弱いかと思いきやそんな事はなく、HPは何故か490にアップしている。とは言え、火力や装甲・雷装などの各種スペックは真面目モードだった時よりも若干弱い(ギミック解除でさらに装甲が下がる)ので、総合的な体感としては重巡夏姫自体はそこまで強い訳では無い。
ただ問題なのが、道中がとっても長いことと、真面目モードの時よりも強いケツ戦艦夏姫がいっぱい出てくること。
戦艦夏姫はケツを出しているだけあって装甲は通常時よりも低くなっているのだが、HPが上昇しており無力化しやすさにおいてはあまり変わっておらず、火力は何故か上昇しているのでお邪魔役としてはむしろ厳しくなっている。
道中で出てくるのは夜戦マスであり、あれ以上火力が高くても変わらないのだが、キツい事には変わりない。ボスマスでも甲作戦なら削り段階から確定でダブル随伴である。
そして最大の問題が、長い道中によってボスマスにたどり着く頃には第一艦隊の燃料はゼロになる[3]と言うこと。つまり上述のケツからの砲撃を含めたボス艦隊の攻撃をほとんど回避できずに棒立ちで食らわなければならない。ゲージを削るたびに大型艦が多く含まれる第一艦隊の半分以上が大破するという修理コストの増大はもとより、そもそも先に大破させられてロクに削れない事も多い。大破しなかったとしても弾薬も相当消耗しているため満足に火力が出ず中々削れない。
速吸を入れて補給するという手はもちろんあるが、今回は上述のように第一艦隊はメタメタになるのが半ば前提で、かつボス艦隊に陸上艦が含まれない=雷装の高い艦での夜戦頼みになる関係で、速吸を第二艦隊旗艦に据えて保護するという手が使いにくい。
最終海域なので基地航空隊が3部隊使えるので、前回の爆撃作戦よろしく開幕狙いでいいんじゃね?とも思うかも知れないが、航空隊をボスに集中してしまうと途中の港湾夏姫(と集積地棲姫)のマスでの大破率が跳ね上がる。ラストダンスの段になってもここに航空隊を2部隊以上割いていた提督も多々いたくらいなので、航空隊頼みの作戦も使いにくい。
よしんばやったとしても、前回のような陸上に対する爆装特効のような極端な効果は無い。
ついでに、今まで殆どの海域において第二艦隊の夜戦の星だったビスマルクが名指しでルート逸れ要員にされているため使いづらく、夜戦での決定打を確保しづらい。
総評すると、ボスに至るまでの環境をどう潜り抜けるかが極めて重要な海域であった。
乙以下にするとボスの強さもさることながら道中殆どのポイントでの負担が減るため劇的に楽になる。
しかも、今回の最終海域突破報酬は甲と乙では本当に甲種勲章の有無しか差が無かったため、無理だと悟ったらさっさと乙以下に切り替えた提督も多かったようだ。
2016秋
「発令!「艦隊作戦第三法」 」
全5海域の中規模イベント。
先立って6-5などでも実装されていた「深海棲艦側の連合艦隊」も登場し、画面がとても狭いイベントでもある。
今回のイベントは出撃制限札もやや変則的になっており、今までは「どの難易度でも制限のある海域に出ると札が貼られるが、丙のみ無視して出撃できる」と言うものだったところ、今回のE5に限り、「甲で出撃した場合のみ札が貼られ、札が貼られている艦は甲で出撃する場合のみ制限を受ける」というもの。
要するに、丙に加え乙でも最終海域は今まで使った艦を全て使える総力戦になるが、甲で挑む場合のみ、AL/MI作戦のように今まで使った艦が全て使用不可能な状態で挑む必要がある。
またギミック解除後の難易度切り替えも甲だけ特別扱いになっており、甲で解除して乙以下へ、と言う変更だとギミックは解除されたままだが、その後甲に変更するとギミックがリセットされる。つまり、甲での攻略をする場合、ギミックの解除も必ず甲で行わなければならない。
そして肝心のE5海域。初めて足を踏み入れた時に思う事は、恐らく「ボスまで遠すぎね?」だろう。
事実、初期状態のまま直接ボスを目指そうとすると、考えられる最短ルートを通っても潜水マス2回、空襲マス3回、通常戦闘マス3回の道中8戦ルートとなる。燃料は途中でスッカラカンになり、弾薬も最低でも72%消耗した状態でボス戦となるため火力もロクに出ない。と言うかボス前の時点で燃料0なので非常に高い確率で道中大破が出るので、女神フル搭載でもない限り、ボスに辿り着くこと自体が非現実的。
当然ながらこの状況を変更するためのギミックが存在し、まず1つ目のギミックを解除するとスタート地点が変わる。これにより、最短なら道中3戦(通常1戦+潜水1戦+空襲1戦)か道中4戦(通常2戦+空襲2戦)に短縮する事ができ、ボス到達&撃破が大幅に楽になる。
2つ目のギミックとして、ボスの装甲を低下させる恒例のギミックもある。
丙だとこちらは無視してごり押ししても十分いけるが、甲だとボス艦隊旗艦「深海海月姫」のHPは800にも上るため、両ギミックを解除して挑んだ提督が多かったようだ。
しっかりギミックを解除すると上記のように道中がかなり楽になるというのに加え、今回はクロスロード組(酒匂、長門、プリンツ・オイゲン、サラトガ[4])の面々がボス艦隊へ特効をもっていたため、これらの艦を育成してある提督はさらに劇的に楽になる。
その効果たるやキャップ後火力に2.5倍という凄まじいもので、装甲低下ギミックまで解除した上で、装備の整った無傷のプリンツ・オイゲンが夜戦連撃を直撃させた場合、2発合わせて1500近いダメージを叩き出す事も平気であるほど。
しかもこれはボス旗艦のみではなく、ボス艦隊全員に対して発揮される効果なので、クロスロード組を複数使えれば、随伴艦を蹴散らす事もたやすい。
この凄まじい特効効果により長門はゴリラ呼ばわりされるハメに
総じて、ギミック解除のための下準備に時間はかかるものの、準備さえできてしまえば比較的サクサククリアできる海域であった。
1つ前のE4が(甲だと)歴代最高難度に名を連ねてもいいのではないかと言われるほどに難しかったせいで、余計に簡単に見えてしまうというのもあるかも知れないが・・・。
同じく1つ前のE4は報酬の差が陸攻の違いと言うのもあるが、何故か今頃「試製甲板カタパルト」が甲のみ報酬で入っていたため、血を吐きつつも甲を選択して頑張った提督が少なからずいたようだが、E5の報酬の差は貰える艦載機がF4F-3かF4F-4かの違い(どちらもサラトガが持ってくる)と改修資材の数のみだった。
ただ、1つ前のE4を甲でクリアできた提督ならばあえて乙以下に下げる理由も特に無かったのではなかろうか。
2017冬
全3マップの小規模作戦。潜水艦による輸送作戦が主眼に置かれたこれまでにないイベントとなった。今回も全マップで基地航空隊が使用可能であり、陸上基地からの支援がなくては攻略はかなり難しいものとなる。
肝心のE-3は輸送ゲージと戦力ゲージの二段構えのマップ。最初は通常艦隊で出撃し、輸送ゲージを破壊すると、戦力ゲージが出現し、出撃のスタートマスが移動して、連合艦隊での出撃が可能になる。
輸送ゲージ時のボスは重巡棲姫。こちらが通常艦隊なのに対して、深海棲艦側は連合艦隊でお出迎えしてくれる。ただし、輸送マップなので、無理に重巡棲姫を撃破せずともA勝利を得られればゲージ破壊は可能。決戦支援艦隊もしっかり活用したい。
輸送ゲージ時に輸送するのは「彩雲(輸送用分解済)」。E-3に出撃可能になると同時に出現する任務で零式水上偵察機を廃棄、開発資材と彩雲を消費して「彩雲(輸送用分解済)」を入手したうえで、これを2機運べば輸送ゲージを破壊できる。ただし、揚陸地点通過後にボスマスからそれたり、ボスにA勝利以上出来なかったりした場合、輸送は失敗となり彩雲(輸送用分解済)を喪失してしまう。そうなると、また彩雲(輸送用分解済)入手任務からやり直しとなるため、情報が出そろっていない時期には困惑が広がった。もちろん、難易度を変えてもまた分解済彩雲を手に入れるところからやり直しである。
輸送ゲージ時には潜水艦のみで艦隊を構成する潜水艦隊が非常に有効(道中に潜水艦に攻撃できない大型艦が多い、空襲マスをスルー出来るなど)だが、索敵値が足りないとボスマスからそれるため紫雲などの高性能な偵察機を複数搭載する事が要求された。
戦力ゲージ時でのボスは「深海双子棲姫」。HPはまたしても800という大台に乗った。随伴にも空母棲姫2隻、戦艦タ級フラグシップ2隻を含む連合艦隊という容赦のない布陣となっている。
これに対して味方側は高速艦のみの水上部隊編成で道中2戦空襲戦1の最短ルートを通ることができ、弾薬・燃料ペナルティなどを気にせず戦う事が出来る。だが、深海双子棲姫+空母棲姫2隻による制空値はかなり高く、水上部隊に編入可能な軽空母2隻をほぼ烈風キャリア状態にしないと航空優勢が取れないのには注意。
空母機動部隊であれば制空権は楽になるが、高速統一、空母+戦艦6以下、第二艦隊の戦艦1以下の条件を満たすことで道中2戦潜水1戦空襲戦2の最短ルートを通ることができる。そのため弾薬ペナルティは受けないが、燃料ペナルティは受ける上に道中の潜水マスは潜水ソ級フラグシップ×2を含むので事故が多い。
また、深海双子棲姫は戦力ゲージ破壊可能な状態になると「深海双子棲姫-壊」に変化するが、この状態で戦闘し撃破に失敗すると通常の深海双子棲姫に戻ってしまう。通常状態を再度撃破すると再び「壊」になるが、ゲージ破壊には「壊」の状態の時に撃破する事が求められるため、二度手間三度手間となってしまう。「壊」になったらなんとしても一度で撃破したい。
戦力ゲージ時には定番となったギミックや、2016秋イベントと同じくボス戦限定の特攻が存在する。
ギミックの一つ目は任務として可視化された。深海双子棲姫-壊が登場すると新しい任務として「敵大規模泊地の後方兵站線を分断せよ!」が現れる。この任務はJマスの離島棲姫率いる連合艦隊相手にA勝利以上を2回達成するとクリアとなる。達成すると深海双子棲姫が「壊」の状態で固定される。[5]
ギミックの二つ目はIマスとJマスでS勝利を取ることにより深海双子棲姫-壊の装甲が低下するという御馴染みの装甲破砕ギミック。だが、Jマスはともかく、IマスでS勝利を取るのは相応に難しい。
ボス戦限定の特攻は「試製晴嵐」と「ソナー」「爆雷」の装備で発生する。どちらも2016秋ほどの効果は無いが、あと一押しがほしい時には有効だろう。計算上、駆逐艦では魚雷3積みするよりも魚雷2+ソナーの方がダメージは高くなる。
2017春
全5海域の中規模イベント。連合艦隊は前段、後段それぞれの最終海域であるE3とE5のみ。
最終海域のE5は初のダブル戦力ゲージ、最初の戦力ゲージを破壊することでマスが追加され、本来のボスまでたどり着くことが可能になる。
第1ゲージのボスは戦艦棲姫。スタート地点の関係からこちらの編成は空母機動部隊となるのが普通。索敵値制限があるくらいで編成の自由度は高いので、そこまで苦戦することはないはずである。3回でストレートで破壊できることも。どちらかと言えばボス前に門番として登場する空母棲姫のほうが厄介であろう。
第2ゲージのボスは「北方水姫」。随伴に戦艦棲姫1隻、戦艦ル級flagship2隻、軽母ヌ級flagship1隻、駆逐古姫1隻を含む連合艦隊である。ゲージ破壊可能になると北方水姫が北方水姫 -壊になり装甲が上昇するほか、戦艦棲姫が2隻に増え、ル級がいなくなる。水上、機動どちらでも向かうことができるが、水上は弾薬ペナがない一方で初戦が潜水マスとなり、機動はペナがあるものの潜水回避が可能となる。幸い艦種制限も速度制限もないので大和型や雷巡も自由に編成できる。
恒例の装甲破砕ギミックがあり、スタート地点から2マス目のC、D、Eマス(うちEマスは空襲戦)でのS勝利と基地空襲からの完全防空が条件となっている。そのため、装甲破砕のためには水上、機動の両方の連合艦隊で出撃する必要がある。
また、今回は第五艦隊所属艦(那智、多摩、木曽、霞、不知火、潮、曙、初春、初霜、若葉、朝雲、山雲)に特効がある。さすがにクロスロード特効ほどではないが、キャップ後1.2倍の補正がかかる。特に重巡で夜戦が強い那智、雷巡である木曽、運が高くカットインが狙える霞、初霜は使いやすいといえるだろう。それに加えてロシア帝国・ソ連海軍所属艦(ヴェールヌイ、ガングート[6])にも特効があり、こちらはさらに効果が高いキャップ後1.5倍の補正がかかる。
装備特効もあり、艦爆と噴式機がボス戦で有効となっている。この2つの特効は重複するため、両方を装備した五航戦の攻撃力は絶大となる。
難易度という点からいえばさほど難しくないと評価されており、また甲でクリアすれば出撃時の対空があの震電改をも上回る一式戦 隼II型(64戦隊)という非常に強力な陸戦が入手できるため、甲で挑戦する人も多いようである。
2017夏
全7海域の大規模イベント。
連合艦隊は全7海域中4海域で、基地航空隊が使用可能なのはE4以降。
出撃制限札の枚数は史上最多の5枚となり、資源備蓄と陣容の厚さ両方を高いレベルで求められた。
最終海域E7のボスは「欧州棲姫」。
夏バカンス中ということで、2016夏と同じく過去に登場していた鬼・姫クラスはバカンスモードとなっていたものも多い。
欧州棲姫は火力が300に到達しており、夜戦キャップに到達している。耐久も880と非常に高い。それに加えて随伴艦に戦艦夏姫×2がおり、また最終形態では空母夏姫も加わる。
なお、初期状態のマップを見るとボスマスへの距離が長いことに気付くだろう。最短ルートを通ったとしても、ボスマスまでに通常戦5+空襲戦1となり、ボスマスは7戦目。間に潜水マスが1~2戦あるので弾薬は残るものの、燃料は当然すっからかんになってしまう。
そのため、まずはマップ中央にショートカットを追加するギミック解除を目指すこととなる。その条件は「H・J・KでS勝利、P・RでA勝利以上」。ルート固定はできるが、J・Kはランダムの羅針盤でどちらに向かうかが決まるため、ここで手間取った人も少なくない。
ショートカット出現直後はルート条件が厳しく軽い編成でしか通過できないが、「ショートカット出現後にP・RでA勝利以上」の条件を満たすことで攻撃力増加ギミックが発動すると同時にショートカットを通過できる編成制限が緩和されるようになる。これがいわゆる「HなJKをPRPR」である。
なお、このギミックにより攻撃力が増加するのはOマスの能動分岐以降、ボス前2戦とボスの計3戦となる。
この海域の一番の問題は、上記ギミック解除後の最短ルートにおいて、全てのマスで姫級が登場するという点である。初戦の駆逐棲姫は楽なマスだが、万が一砲撃戦までで中破以上に追い込めないと雷撃で大破のリスクがある。2戦目は潜水新棲姫が高確率で雷撃を当ててくる。ボスマスを考えると対潜装備は多くとも2隻にしか積めないため、中破にして開幕雷撃を防ぐのも困難。3戦目は空母夏姫率いる連合艦隊なのだが、これが癒しと呼ばれているのが何かおかしい。そして問題はボス前の戦艦夏姫マス。最終形態では高確率で戦艦夏姫×3+PT小鬼群×3が待ち構え、ケツベロスと呼ばれた。
このように道中・ボスともに非常に厳しいことや、最短ルートの条件が「空母機動部隊で第1艦隊に駆逐艦or軽巡洋艦1隻&高速統一」であったことから、水戦ガン積みの由良改二をルート固定要員として、空母には可能な限り艦攻を積んで開幕航空戦で削れるようにするのが定番だった。道中大破リスクが非常に高いので、ダメコン進軍する人も多かった。
乙にすればボス前のケツベロスがなくなる上に、ボスマスでの随伴の姫級は最終形態のみ戦艦夏姫×1と大幅に楽になっていた。また、甲限定の最終海域突破報酬の「Swordfish Mk.III(熟練)」は対潜が非常に高いものの航空戦・砲撃戦はそこまで火力が上がるわけではないことや、資源を10万以上使っても突破できないというケースも見られたため、諦めて乙以下に切り替えた提督も少なくなかったようだ。
2017秋
全4海域の中規模イベント。連合艦隊はE3とE4。ただしE4の連合艦隊はギミック解除用で、ボスには到達不可能。また、E2とE4ではイベント限定の7隻編成である遊撃部隊で出撃可能。
出撃地点が3ヶ所あり、左は連合艦隊、上は第3艦隊以外または志摩艦隊札付きのみでの出撃(志摩艦隊ルート)、左下は志摩艦隊札が付いていない艦を含む第3艦隊からの出撃(西村艦隊ルート)となる。左下スタートの場合に限り、西村艦隊札が付与される。
最終海域E4はダブル戦力ゲージ。多くのマスが開幕夜戦マスとなっており、志摩艦隊ルートや西村艦隊ルートの終点は夜戦から昼戦に移行する払暁戦となっている。
第1ゲージのボスは「海峡夜棲姫」。ゲージ破壊可能になると第2ゲージのボスでもある防空埋護姫が出現するが、それ以外は駆逐艦、重巡、戦艦、PT小鬼群なので命中さえすれば連撃で倒すことが可能。防空埋護姫は第2艦隊で昼戦には登場しないため、どれだけ防空埋護姫に攻撃を吸われず第1艦隊の随伴艦を撃沈できるかが鍵となる。また、海峡夜棲姫-壊の装甲は271と非常に高く、基本的に昼戦でとどめを刺すことになるので、戦艦が小破以下で耐えられるかというのもポイント。弾着観測射撃でボスを攻撃しないと有効なダメージを与えにくいので、基地航空隊や水戦で航空優勢を狙う必要がある。
第2ゲージのボスは「防空埋護姫」。こちらはゲージ破壊可能になっても編成が変化せず、厄介な随伴艦がいるわけでもない。さらに耐久と装甲も海峡夜棲姫-壊より低く、制空値が0で水戦さえあれば確実に制空権確保が可能なので、第1ゲージと比べれば難易度は低い。
E4は当初ボスマスが存在せず、2段階のギミックを解除して追加のマスを出現させる必要がある。
第1段階は連合艦隊でUマスA勝利以上、志摩艦隊ルートでXマス通過、Vマス航空優勢以上、西村艦隊ルートでNマス航空優勢以上、志摩艦隊ルートか西村艦隊ルートでYマスA勝利以上、ルートは問わず基地空襲でノーダメージが必要となる。第1段階は容易であるため、甲に挑戦する人なら詰まることはないはず。
第2段階では連合艦隊でZ1・Z2マス航空優勢以上、Z4マスA勝利以上、Z6マスS勝利、西村艦隊ルートでZ9マスS勝利、志摩艦隊ルートか西村艦隊ルートでZ8マスA勝利以上、ルートは問わず基地空襲でノーダメージが必要となる。問題となるのがZ6マスでのS勝利で、ここに辿りつくまでの道中も大変な上に、ダブルダイソンが待ち構えているのである。
このギミックによってようやくボスマスが出現。志摩艦隊ルートか西村艦隊ルートでボスマスを目指す。最短ルートのためには志摩艦隊ルートの場合は空母0戦艦2以下駆逐2以上、西村艦隊ルートの場合は西村艦隊所属艦6隻以上、正規空母0戦艦2以下駆逐4以上の編成が必要。また、西村艦隊ルートの場合は一定の索敵値も必要となる。道中が非常に長く事故が発生しやすいため、開幕夜戦マスで駆逐艦やPT小鬼群のカットインを防ぐための潜水デコイを活用する人も多かった。
なお、装甲破砕ギミックは存在せず、西村艦隊所属艦にキャップ後1.44倍の攻撃力補正がかかるという特効がある。そのため、西村艦隊所属艦に志摩艦隊札を付けて志摩艦隊ルートを通る通称しまむら艦隊も人気が高かった。
潜水デコイと特効を利用した上で最短経路を通る場合、志摩艦隊ルートでは駆逐艦1隻を、西村艦隊ルートでは最上を潜水艦と入れ替えることになる。水戦装備可能な潜水空母と入れ替え、制空権を獲得するというのが定番である。
今イベントの甲限定報酬は甲種勲章を除けば戦闘詳報のみであり、新装備の紫電改四は乙でも獲得できたことや、その紫電改四自体が対空+10しかないこと、Z6で詰まってしまったという人も少なくなかったことから、丙でクリアした人が多かったようである。
2018冬
全7海域の大規模イベント。
連合艦隊は全7海域中4海域だが、そのうち前段の3海域はギミック解除用として通常艦隊での出撃も可能。
また、通常艦隊で出撃可能な海域は遊撃部隊でも出撃可能となっている。
最終海域E7はダブル戦力ゲージ。水上打撃部隊と空母機動部隊の2つの連合艦隊で進めていくことになる。
第1ゲージのボスは「戦艦水鬼改」。当初は鬼・姫級はいないが、ゲージ破壊可能になると戦艦棲姫2隻が追加される。何より厄介なのは戦艦水鬼改-壊の305という装甲。夜戦キャップを超えているため、どれだけ攻撃力が高くても5割以上の確率でカスダメになってしまう。防御力が上振れした場合はクリティカルが発生しないと装甲を抜くことができない。いかに特効艦が無傷でいられるかがポイントとなる。
第2ゲージのボスは「深海鶴棲姫」。こちらもゲージ破壊可能になった後の深海鶴棲姫-壊の装甲が303と非常に高いのだが、一番の問題は随伴艦。第1艦隊は空母棲姫×2、戦艦棲姫改、戦艦棲姫×2と姫級勢ぞろいなのである。そのため、ギミック解除せずクリアするのは無理ゲーと言っていい。
どちらのボスマスにも夜戦の最初に友軍艦隊が登場する。第1ゲージの友軍艦隊は3月2日に追加されたので、それ以前は明らかに難易度が高かった。
ここには3段階のギミックがある。
最初のギミックは第1ゲージボスマスの出現で、基地空襲を航空優勢2回と空母機動部隊でQマスA勝利以上が必要になる。Qマスには空母棲姫2隻が待ち構えている連合艦隊だが、A勝利でいいので到達できればまず達成できるはず。
2つ目のギミックは第1ゲージ破壊後。B→D、K→Hのショートカットが追加される。水上打撃部隊でH・LマスA勝利以上、空母機動部隊でGマスA勝利以上、Iマスで航空優勢が必要になる。G・Lマスはそこまで敵が強くないのでまず問題なく勝利できる。Hマスは潜水新棲姫旗艦の潜水艦隊なので、東海を飛ばせばいい。
3つ目のギミックは上記ギミック解除後。特効が強化される。MマスA勝利以上、水上打撃部隊でQ・WマスA勝利以上。問題となるのはWマスで敵が警戒陣をとってきた場合ぐらいしかないだろう。特効ギミック解除後はキャップ後火力が翔鶴は2.4倍、武蔵・瑞鶴・瑞鳳は1.8倍、その他のレイテ沖海戦参加艦は1.6倍になるというもの。これを解除しないと随伴が姫級だらけという状況では随伴艦を倒すことすらままならない。
なお、3つ目のギミックについては何かあるだろうと推測はされていたものの解明されることはなく、甲はおろか乙ですらクリア報告が現れないという事態になった。その結果を受けてのものかはわからないが、2月23日にギミックのヒントが出された。要約すると、大淀の台詞にヒントがあるというもの。なお、その内容は以下の通り。
「我が「連合艦隊」全水上部隊及び機動部隊本体の戦力を以て、敵機動部隊空母群、同護衛艦艇群、そして主力旗艦艦隊を撃滅せよ!」
これにより水上打撃部隊と空母機動部隊の双方で特定のマスで勝利する必要があるのではないかと推測され、ギミックが解明されることとなった。
このギミックの判明後は第2ゲージは第1ゲージより難易度が明らかに低いと評価されるようになり、第1ゲージが本番だと言われている。
甲限定の報酬は紫電改(三四三空) 戦闘301。菅野隊長率いる紫電改ということもあって、甲クリアを目指したいという人も多い模様。
2018初秋
全5海域の中規模イベント。
連合艦隊は全5海域中3海域だが、そのうち2海域は通常艦隊での出撃も可能。
最終海域E5はトリプル戦力ゲージ。水上打撃部隊と空母機動部隊で別の出撃制限札が付与されるため、2つの連合艦隊を用意して進めていくことになる。最短経路のためには欧州艦の数が重要となるため、いかに温存できるかどうかがポイント。
第1ゲージのボスは戦艦夏姫。はっきり言ってここは前哨戦であり、最短経路を通れなくても弱い空襲が増えるだけなので編成が自由、ボスの艦隊もはっきり言って強くないといったところで、ここで苦戦するようなら甲は諦めた方がいいと言ってもいいレベルである。
第2ゲージのボスは戦艦仏棲姫 バカンスmode。壊では装備込みで装甲312とそれ単体で見ても非常に堅いのだが、さらに厄介なのは随伴艦に港湾夏姫、飛行場姫、砲台小鬼といった陸上型の深海棲艦がいるという点。おまけにPT小鬼群が第一、第二双方の艦隊にいる。基地航空隊や支援艦隊がどれだけPT小鬼群を落としてくれるかがポイントとなる。本イベントの最難関はギミックなしで正攻法で突破しなければならない子のボスだと評価されることも多い。
第3ゲージのボスは欧州水姫。中枢棲姫以来となる耐久900で、壊では装備込みで装甲345ととんでもなく高くなる。そして随伴は空母夏姫×2、戦艦夏姫×2、重巡夏姫ともはや恒例となった姫級勢ぞろい。しかし、ギミックを解除できれば大幅に楽になる。
ここには3段階のギミックがある。
最初のギミックは第3ゲージボスマスの出現で、第2ゲージ破壊後にHマスとSマスでS勝利が必要となる。どちらも通常艦隊が相手なので、こちらが連合艦隊であることもあって特に苦戦はしない。Sマスは潜水夏姫なので東海を飛ばせばいい。
2つ目のギミックは上記ギミック達成後。Z3マスが出現するのとM→Xのショートカットが追加される。基地空襲での制空優勢以上とKマスでの航空優勢以上を2回ずつ達成する必要がある。
3つ目のギミックは第3ゲージ破壊可能になってから。火力ボーナスが加わり、目に見えてダメージが増加する。ボスマスで水上打撃部隊、空母機動部隊の双方でA勝利。このギミックを解除できればクリアの難易度が大幅に低下するため、ウイニングランとまで呼ばれている。
甲限定の報酬はJu87C改二(KMX搭載機/熟練)。艦上爆撃機としては初の対潜+10であり、さらに射程・長もつく。しかし、第二ゲージのあまりのきつさにギブアップしたという人も少なくないようだ。
2019冬
全3海域の小規模イベント。
連合艦隊は全3海域中2海域だが、どちらの海域においても通常艦隊での出撃も必要となる。
出撃制限札は4枚。
最終海域E3は輸送と戦力のダブルゲージ。通常艦隊で輸送した後に新たなボスマスが出現するため、連合艦隊でゲージ破壊することとなる。
輸送ゲージのボスは「南方棲戦姫」。多少強化されているとはいえ所詮は通常海域にも登場しているボスなので、そこまで苦労はしないだろう。そもそも輸送ゲージなのでボスにダメージを与えられなくてもゲージは減る。
戦力ゲージのボスは「深海日棲姫」。耐久888、壊では装甲は装備込みで292。随伴艦には戦艦棲姫×2、ゲージ破壊可能時は空母棲姫も追加される。本イベントに装甲破砕ギミックは存在しないので、特効艦で装甲を打ち破るのが基本となる。特効が特に強いのは磯風、嵐、萩風。
ここのギミックは1種類。輸送ゲージ破壊後にSマス(輸送ボス)でS勝利、FIKNTUで基地航空隊を出撃させつつ制空権確保、基地空襲で制空権確保2回。これを達成するとZZマスが出現しT→ZZ→Zのルートを通ることができるようになるほか、特効が強化される。
甲限定報酬は甲種勲章を除けば甲標的 丙型が☆4に改修済みのものになるくらい。ただ、本イベントの難易度はどちらかと言えば低いため、甲に初挑戦したという人もいるようだ。
関連項目
- 艦隊これくしょん~艦これ~
- 迎撃!トラック泊地強襲
- 発令!第十一号作戦
- 反撃!第二次SN作戦
- 突入!海上輸送作戦
- 出撃!礼号作戦
- 開設!基地航空隊
- 迎撃!第二次マレー沖海戦
- 発令!「艦隊作戦第三法」
- 偵察戦力緊急展開!「光」作戦
- 出撃!北東方面 第五艦隊
- 西方再打通!欧州救援作戦
- 捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(前篇)
- 捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(後篇)
- 抜錨!連合艦隊、西へ!
- 邀撃!ブイン防衛作戦
脚注
- *唯一の例外は柱島泊地で、甲種勲章実装後に2回イベントが開催されてから開放されたサーバーなので、他のサーバーと比べて最大数が2個少ない。ただし、2018年夏の第二期以降に伴って抽選で希望サーバーへの移転が可能となったため、それ以降は柱島でも最大数は他のサーバーと同じになる(柱島に移転したいというもの好きが甲種勲章コンプ勢にいればの話だが)。
- *選択したルートによっては高速統一や空母の数などに調整を必要とする場合があるが、それだけ
- *電探を3つ以上積んで渦潮の被害を最低まで抑えれば4%だけ残るが、焼け石に水。
- *サラトガはクリア報酬なので、特効を持つが攻略には使えない。クリア後の掘りでのみ効果を見られる。
- *ただし、この任務を達成せずとも「壊」で固定されたという報告もある。詳細は不明。
- *ただし、ガングートはE5クリア報酬なので、攻略には使えない。掘りで使用することは可能。
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https://dic.nicovideo.jp/t/a/%E7%94%B2%E7%A8%AE%E5%8B%B2%E7%AB%A0